
最終更新日:2025.06.26
ITエンジニアの将来性は?AIに市場価値を奪われるのか?今後の需要動向と転職への展望

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ITエンジニアの将来性ってどうなの?
- エンジニアって安定している職業なの?
- 需要の高いエンジニア職種は?
ITエンジニアの将来性は将来性が高いと思って転職を希望される方はかなり多いです。
事実として、IT業界の需要は依然として高く、エンジニア不足は深刻化しているため転職者にとってかなり好調です。
また、エンジニアは「AIに仕事が奪われる」という声も聞こえる一方で、「AIを活用できる人材になるために転職したい」という声も上がっています。
ITエンジニアとして転職して成功するためには一定、リテラシーが必要な段階に入ってきたと私は感じていますので、この記事で詳しく紹介していこうと思います。
記事の要約
本記事では、最新の求人データや市場動向を基に、ITエンジニアのリアルな将来性を徹底解説します。AI時代に求められるスキルや、今後の需要が高まる職種、未経験から市場価値の高いエンジニアへと成長する転職戦略をお伝えします。

1.ITエンジニアの将来性は依然として高い

ITエンジニアの将来性は、結論から言うと依然として非常に高いです。
一部で「AIに仕事を奪われる」といった懸念の声もありますが、社会全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の流れは加速しており、それを支えるIT人材の需要はむしろ拡大しています。
- 求人媒体から見て高い需要をキープ
- DX需要とIT人材不足に好条向上
- AI台頭におけるビジネス展開の拡張
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1-1.求人媒体から見て高い需要をキープ
ITエンジニアの需要は、実際の求人データにも明確に表れています。大手転職サービスdodaが発表したデータによると、2025年5月のIT・通信(エンジニア)全体の転職求人倍率は10.51倍と、全職種の中でも極めて高い水準を維持しています。

これは、1人の転職希望者に対して約10件の求人があるという計算になり、完全な「売り手市場」であることを示しています。

特にITエンジニア職の求人数は堅調に増加しており、企業の採用意欲が依然として非常に高いことがわかります。このように、客観的なデータを見てもITエンジニアが多くの企業から求められている事実は明らかです。
今はまさに、エンジニアとしてのキャリアをスタートさせたり、ステップアップさせたりする絶好の機会です。

1-2.DX需要とIT人材不足に好条向上
ITエンジニアの将来性が明るい大きな要因として、国内の旺盛なDX需要と、それに伴う深刻なIT人材不足が挙げられます。
経済産業省の調査では、日本のIT人材は2030年には最大で約79万人不足すると予測されています。
多くの企業が競争力を維持・強化するために業務のデジタル化や新しいITサービスの導入を急いでいますが、それを実現するためのエンジニアが全く足りていないのが現状です。
この需給ギャップは、エンジニアにとって有利な状況を生み出しています。
つまり、スキルさえ身につければ、より良い条件の仕事を選べる立場になりやすいということです。
企業側は人材を確保するために、高い報酬や良好な労働環境を提示せざるを得ません。この傾向は今後も続くと考えられ、ITエンジニアの市場価値はますます高まっていく可能性が高いです。
1-3.AI台頭におけるビジネス展開の拡張
「AIがエンジニアの仕事を奪う」という見方もありますが、「AIはエンジニアの可能性を拡張するツール」という見方もあります。
特に生成AIの登場によって、これまで人間が行っていた単純な「コーディング」や「テスト」といった作業を効率化できるようになりました。
エンジニアはより創造的で付加価値の高い業務、例えば新しいサービスの企画や要件定義、複雑なシステム設計などに集中できるようになります。また、AIを活用した新しいビジネスやサービスが次々と生まれており、それに伴って新たなエンジニアの役割も登場しています。
AIを使いこなし、ビジネスに活かすことができるエンジニアの需要は、今後爆発的に増加する可能性が高いです。
AIを脅威と捉えるのではなく、自身のスキルセットに組み込むことで、他のエンジニアとの差別化を図り、市場価値を飛躍的に高めることが可能です。
2.ITエンジニアはAIに仕事を奪われるのか?

AIの進化、特に生成AIの能力向上には目を見張るものがあり、「エンジニアの仕事はなくなるのでは?」という不安を感じる方も多いですよね。確かに、AIによって一部の作業が代替され、仕事内容が変化していくことは避けられません。
しかし、全ての仕事が奪われるわけではなく、むしろAIを使いこなすことで新たな価値を生み出すチャンスも生まれています。
- コーディングなどの単純作業は大幅減少
- リサーチ・データ分析分野はAI化の波
- 物理世界における需要は依然として好調
- CAIOといった新たな職種ジャンルの登場
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2-1.コーディングなどの単純作業は大幅減少
まず間違いなく言えるのは、CopilotやChatGPTに代表される生成AIの活用によって、単純なコーディング作業は大幅に減少するということです。実際にアメリカのとある企業では7割をAIが書いているという報告もあります。
簡単な関数や定型的なコードであれば、AIが一瞬で生成可能です。
これにより、タイピングに費やしていた時間は大幅に削減されます。しかし、これはエンジニアの仕事がなくなることを意味するわけではありません。
むしろ、AIが生成したコードが本当に要件を満たしているかレビューするスキルや、AIに的確な指示(プロンプト)を与える能力の重要性が増してきます。
また、AIはあくまで指示された範囲のコードしか書けません。
どの部分をAIに任せ、どの部分を人間が責任を持って設計・実装するのかを判断する能力が、これからのエンジニアには不可欠です。単純作業から解放され、より本質的な業務に集中できる時代が来ると言えます。
2-2.リサーチ・データ分析分野はAI化の波
これまでエンジニアが多くの時間を費やしてきた、技術的なリサーチやエラーの調査、大量のデータ分析といった分野にもAI化の波が押し寄せています。
不明なエラーコードが出た際に、これまではドキュメントやフォーラムを長時間探し回る必要がありましたが、今ではAIに聞けば解決策の候補を提示してくれることも珍しくありません。
また、膨大なログデータから異常の予兆を検知したり、ユーザーの行動データを分析してサービスの改善点を抽出したりといった作業も、AIが得意とするところです。
これにより、データ分析の専門家でなくても、ある程度のインサイトを得られるようになります。
ここで重要になるのは、AIが提示した分析結果を鵜呑みにせず、その結果がビジネス上のどのような意味を持つのかを解釈し、次のアクションにつなげる思考力です。

2-3.物理世界における需要は依然として好調
AIはソフトウェアの世界で大きな力を発揮しますが、物理的なインフラを構築・運用する領域では、依然として人間の役割が重要です。
例えば、データセンターでサーバーラックを設置したり、ネットワークケーブルを配線したり、故障したハードウェアを交換したりといった作業は、AIやロボットが完全に代替するにはまだ時間がかかります。
また、工場の生産ラインを制御するOT(OperationalTechnology)システムや、社会インフラを支えるネットワークなど、物理的な機器と密接に連携するシステムでは、現場での対応が欠かせません。
こうしたインフラ領域は、社会のデジタル化が進めば進むほどその重要性を増していきます。
AI時代においても、物理的なITインフラを支えるエンジニアの需要は、安定して高い水準を維持し続ける可能性が高いです。
2-4.CAIOといった新たな職種ジャンルの登場
AIの進化は、既存の仕事を変化させるだけでなく、全く新しい職種も生み出しています。
その代表例が「CAIO(ChiefAIOfficer:最高AI責任者)」です。これは、企業におけるAI戦略の策定から実行まで、その全てに責任を持つ役職です。
CAIOの登場は、AIが単なる技術ツールではなく、企業の経営戦略を左右する重要な要素になったことの象徴です。
CAIOやその配下で働くAI専門のチームには、AI技術に関する深い知識はもちろんのこと、いかに自社のビジネスに結びつけ、競争優位性を確立するかを考える戦略的視点が求められます。
エンジニアとしての技術力をベースに、AIとビジネスの両方を理解する人材は、今後CAIO候補として極めて高い市場価値を持つことになります。
3.ITエンジニアの今後の需要動向を予想

AIの台頭やDXの進展を踏まえ、ITエンジニアに求められる役割は変化していきます。これからの時代、ただコードが書ける、あるいはサーバーが構築できるだけでは、高い評価を得続けるのは難しくなる可能性があります。
では、具体的にどのようなスキルや経験を持つエンジニアの需要が高まっていくのでしょうか?
- 現場の声が聴けるエンジニアの市場価値が向上
- 専門性の高い技術を持つエンジニアの奪い合い
- PM・ITコンサルタントの市場価値はさらに向上
- インフラ領域における需要の大幅に高騰
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3-1.現場の声が聴けるエンジニアの市場価値が向上
これからのエンジニアにとって、技術力と同じくらい重要になるのが「コミュニケーション能力」と「課題発見能力」です。
特に、顧客やユーザーといった「現場」の生の声を聞き、その中から本質的な課題を見つけ出し、技術でどう解決できるかを提案できるエンジニアの価値は飛躍的に向上します。
AIは仕様書通りのものを作るのは得意ですが、仕様書に書かれていない”行間”や、ユーザー自身も気づいていない潜在的なニーズを汲み取ることはできません。
現場に足を運び、ユーザーとの対話を通じて、「本当に解決すべき問題は何か?」を探求できるエンジニアは、単なる作業者ではなく、ビジネスを成功に導くパートナーとして重宝されるようになります。
技術一辺倒になるのではなく、ビジネスサイドや顧客との対話を重視する姿勢が、市場価値を高める鍵です。

3-2.専門性の高い技術を持つエンジニアの奪い合い
AIによって多くの作業が自動化・効率化される一方で、特定の分野における深い専門性を持つエンジニアの需要は、むしろ高まっていきます。
なぜなら、AIを活用するにしても、その基盤となる高度な技術や、AIでは代替できない複雑な領域が存在するからです。
例えば、クラウドネイティブ技術(Kubernetes、コンテナなど)、サイバーセキュリティ、大規模なデータベースの設計・最適化、特定のプログラミング言語(Go、Rustなど)のエキスパートなどが挙げられます。
こうした分野は技術の進化が速く、常に学び続ける姿勢が求められますが、その分、高い専門性を確立できれば、企業間で「奪い合い」になるほどの人材になれます。
一つの技術を極める「スペシャリスト」としてのキャリアパスは、AI時代においても非常に有効な戦略です。
3-3.PM・ITコンサルタントの市場価値はさらに向上
プロジェクト全体を俯瞰し、エンジニアチームを率いて開発を成功に導くプロジェクトマネージャー(PM)や企業の経営課題に対してITを用いた解決策を提案するITコンサルタントの市場価値は、今後さらに向上していく可能性が高いです。
AIが個々のタスクをこなせるようになっても、プロジェクト全体の進捗管理、予算管理、リスク管理、そして多様なステークホルダーとの調整といった複雑な役割を担うことはできません。
特に、技術的なバックグラウンドを持ち、エンジニアの言葉を理解できるPMやITコンサルタントは極めて貴重な存在です。
エンジニアとしての現場経験を活かし、より上流工程であるマネジメントやコンサルティング領域へキャリアアップしていくことは、年収やキャリアの可能性を大きく広げる王道のキャリアパスと言えます。
3-4.インフラ領域における需要の大幅に高騰
全てのITサービスの基盤となるインフラ領域の重要性は、今後ますます高まります。
クラウドサービスの普及はもちろん、AI、IoT、ビッグデータといった技術は、全て堅牢で高性能なITインフラの上で成り立っています。
サービスの応答速度が遅かったり、システムが頻繁に停止したりすれば、ユーザー体験は著しく損なわれ、ビジネスに大きな打撃を与えかねません。
そのため、サーバー、ネットワーク、データベース、クラウドといったインフラを設計、構築、運用できるエンジニアの需要は、今後も高騰し続けると予測されます。
特に、従来のオンプレミス環境とクラウド環境の両方に精通したエンジニアや、InfrastructureasCode(IaC)を用いてインフラ構築を自動化できるスキルを持つエンジニアは、引く手あまたとなる可能性が高いです。
4.将来性と需要の高いITエンジニアの職種パターン

ITエンジニアと一口に言っても、その職種は多岐にわたります。今後の将来性や需要の動向を踏まえたとき、どの職種を目指すべきか悩む方も多いのではないでしょうか?
ここでは、特に将来性が高く、今後も高い需要が見込まれるエンジニアの職種を5つのパターンで紹介します。自身の興味や適性と照らし合わせながら、目指すべきキャリアの方向性を考えてみてください。
- 将来性・需要の高いインフラ系の職種
- 将来性・需要の高い開発系の職種
- 将来性・需要の高いAIエンジニア系の職種
- 将来性・需要の高いフルスタック系の職種
- 将来性・需要の高いマネジメント系の職種
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4-1.将来性・需要の高いインフラ系の職種
インフラ系エンジニアは、ITシステムの土台を支える重要な役割を担っており、その需要は安定して高いです。
職種名 | 概要 |
---|---|
クラウドエンジニア | クラウド基盤の設計・構築・運用を担う |
SRE | サイトの信頼性向上に特化したエンジニア |
セキュリティエンジニア | サイバー攻撃からシステムを守る専門家 |
クラウドエンジニアは、AWS、Azure、GCPといったパブリッククラウドを専門に扱い、企業のシステムをクラウドへ移行したり、クラウドのメリットを最大限に活かしたシステムを構築したりします。
今やほとんどの企業がクラウドを利用しており、その需要は圧倒的です。
SRE(SiteReliabilityEngineer)は、サービスの信頼性向上をミッションに、インフラのコード化による自動化やパフォーマンスの監視・改善、障害対応などを行います。高い技術力が求められる分、非常に高い市場価値を持つ職種です。
そしてセキュリティエンジニアは、巧妙化・悪質化するサイバー攻撃から企業のシステムやデータを守る専門家です。情報漏洩は企業の信用を失墜させる重大なインシデントに繋がるため、重要性はますます高まっています。
4-2.将来性・需要の高い開発系の職種
アプリケーションやソフトウェアを開発するエンジニアです。AIの活用が進む中でも、新たな価値創造の中心であり続けるのは変わりません。
職種名 | 概要 |
---|---|
Webアプリケーションエンジニア | Webサービスや業務システムの開発を担う |
スマートフォンアプリエンジニア | iOS/Androidアプリを開発する |
組み込み/IoTエンジニア | モノに組み込むソフトウェアを開発する |
Webアプリケーションエンジニアは、Webサービスや業務システムの開発を担い、特にビジネスロジックの中核を担うサーバーサイドのスキルを持つ人材は需要が高いです。
GoやRustといったモダンな言語を扱えるとさらに価値が高まります。スマートフォンアプリエンジニアは、iOS/Androidアプリの開発を担当します。多くのBtoCサービスでアプリの存在は不可欠であり、UI/UXを考慮した開発ができるエンジニアが求められます。
組み込み/IoTエンジニアは、家電や自動車、産業機械などに組み込まれるソフトウェアを開発します。あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT時代において、活躍の場は無限に広がっています。
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4-3.将来性・需要の高いAIエンジニア系の職種
AI技術の社会実装が本格化する中で、その開発と活用を担うAIエンジニアの需要は爆発的に高まっています。単にデータを分析するだけでなく、AIモデルそのものを構築したり、ビジネス課題をAIで解決したりする専門家は、DXや新規事業創出の核となる存在です。
職種名 | 概要 |
---|---|
データサイエンティスト | データ分析からビジネス価値を創出する |
データエンジニア | データ分析基盤の構築・運用を担う |
機械学習エンジニア | AIモデルを開発しサービスに組み込む |
データサイエンティストは、統計学やAI・機械学習の知識を駆使してデータを分析し、ビジネス課題の解決や未来予測モデルを構築します。専門性が非常に高く、トップクラスの人材は高額な報酬で迎えられます。
データエンジニアは、AI開発やデータ分析に不可欠なデータ基盤(データパイプライン)を構築・運用します。機械学習モデルに投入するデータを整備・管理する、AI活用の裏側を支える重要な存在です。
機械学習エンジニアは、AI、特に機械学習モデルを開発し、それをサービスに組み込む(デプロイする)役割を担います。AIサービスの開発競争が激化する中で、需要は急増しています。

4-4.将来性・需要の高いフルスタック系の職種
特定の領域に特化するのではなく、フロントエンドからバックエンド、インフラまで幅広く対応できるエンジニアです。
職種名 | 概要 |
---|---|
フルスタックエンジニア | 開発プロセス全体を幅広く担当する |
DevOpsエンジニア | 開発と運用の連携を円滑にする |
フルスタックエンジニアは、開発プロセス全体を見渡せるため、特にスタートアップや新規事業開発の現場で重宝されます。一人でプロトタイプを開発できるスキルは大きな強みです。
DevOpsエンジニアは、開発(Dev)と運用(Ops)の橋渡し役となり、CI/CDパイプラインの構築などを通じて開発のスピードと品質を向上させます。開発プロセス全体の効率化に貢献できる価値の高い職種です。

4-5.将来性・需要の高いマネジメント系の職種
技術的なバックグラウンドを活かし、チームやプロジェクト全体を率いて事業の成功に貢献する、マネジメント系の職種も極めて高い需要があります。
職種名 | 概要 |
---|---|
ITコンサルタント | ITを用いて経営課題を解決する |
プロジェクトマネージャー(PM) | 開発プロジェクトの責任者 |
ITコンサルタントは、企業の経営課題をヒアリングし、IT戦略の立案からシステム導入の支援までを行います。高いコミュニケーション能力と論理的思考力が求められます。
プロジェクトマネージャー(PM)は、開発プロジェクトの責任者として、予算・品質・納期の全てを管理し、プロジェクトを成功に導きます。エンジニアのキャリアパスの王道の一つであり、高い年収が期待できます。
5.ITエンジニアは職種選択と仕事内容が転職のカギになる

ITエンジニアとして市場価値を高め、満足のいくキャリアを築くためには、最初の「転職」が極めて重要です。
特に未経験や経験が浅い段階では、どの職種を選び、どのような仕事内容を経験するかが、その後のキャリアパスを大きく左右します。ここでは、後悔しない転職を実現するために、絶対に押さえておくべき3つのポイントを解説します。
- 失敗できない職種選択と業界理解
- スキルが身に付く業務内容の厳選
- 次の転職を見据えた現場配属の重要性
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5-1.失敗できない職種選択と業界理解
ITエンジニアと一口に言っても、前述の通りインフラ、開発、データ系など様々な職種があります。
そして、職種によって求められるスキルセットや将来のキャリアパスは全く異なります。
例えば、インフラエンジニアとしてキャリアを始めた人が、いきなりデータサイエンティストになるのは非常に困難です。まずは自己分析を行い、自分が何に興味があり、どのような働き方をしたいのかを明確にすることが重要です。
その上で、各職種の仕事内容や将来性、必要なスキルを徹底的にリサーチし、自分の目標に合った職種を選択する必要があります。
業界や職種に対する解像度を上げることが、失敗しない転職の第一歩です。ここを疎かにすると、入社後のミスマッチに苦しむことになります。
5-2.スキルが身に付く業務内容の厳選
転職先を選ぶ際に、会社の知名度や給与だけで判断するのは危険です。最も重要なのは、「市場価値の高いスキルが身につく業務を経験できるか」という視点です。
例えば、同じ「インフラ運用」の求人でも、A社ではマニュアル通りの定型的な監視業務がメインであるのに対し、B社では障害対応の根本原因の調査や、運用の自動化(IaC)に挑戦できる環境かもしれません。
どちらがエンジニアとして成長できるかは明白です。
求人票の表面的な情報だけでなく、面接の場で具体的な業務内容や、チームの技術スタック、スキルアップのための支援制度などを詳しく質問し、本当に成長できる環境かどうかを見極める必要があります。
5-3.次の転職を見据えた現場配属の重要性
SES(システムエンジニアリングサービス)やSIerといった形態で働く場合、どのプロジェクト(現場)に配属されるかがキャリアを大きく左右します。
自社の研修制度がどれだけ充実していても、配属先がレガシーな技術しか使っていない現場であれば、最新のスキルは身につきません。
重要なのは、その会社が「本人のキャリアプランを考慮して配属先を決めてくれるか」という点です。
当社のようなIT専門の転職エージェントは、企業の内部情報、つまり「どのようなプロジェクト案件を持っていて、若手はどのような現場に配属されることが多いか」といったリアルな情報に精通しています。
こうした情報を活用し、1社目、2社目の経験が、その先のキャリアアップに繋がるような戦略的な転職を行うことが、成功への最短ルートです。
6.市場価値を高めるAI時代のITエンジニアの転職軸の展望

AIが進化し、単純作業が自動化されていくこれからの時代。ITエンジニアとして生き残り、市場価値を高め続けるためには、戦略的なキャリア構築が不可欠です。
言われたことをこなすだけの「作業者」から脱却し、AIを使いこなし、ビジネスに価値を提供できる「思考するエンジニア」へとシフトしていく必要があります。
- 未経験から転職するならインフラ領域から
- インフラ領域+AIコーディングのフルスタック化
- 指揮官としてのPMとしてのスキルアップ
- 高度なビジネス思考とシステム開発の掛け合わせ
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6-1.未経験から転職するならインフラ領域から
もしあなたがIT業界未経験でエンジニアを目指すのであれば、「インフラ領域」からキャリアをスタートさせることを強くおすすめします。
なぜなら、全てのITサービスの基盤であるインフラは、需要が安定しており、システム全体の構造を理解する上で最適な領域だからです。
アプリケーションがどのようにネットワークを通じてサーバーと通信し、データを保存しているのか。こうした基礎を肌で学ぶことは、将来どの分野に進むにしても必ず役立ちます。
まずは監視・運用といった業務からスタートし、インフラの基礎知識と障害対応能力を身につけ、そこからクラウド技術(AWSなど)を学んでいきます。
このように、インフラの設計・構築へとステップアップしていくのが、未経験から市場価値の高いエンジニアになるための王道パターンです。
6-2.インフラ領域+AIコーディングのフルスタック化
インフラエンジニアとしての基盤を築いた後のキャリアとして非常に有望なのが、「AIコーディング」のスキルを掛け合わせるフルスタック化です。
Pythonなどの言語を学び、インフラ運用の自動化スクリプトを書いたり、AIを活用して障害の予兆検知システムを開発したりといったスキルです。
インフラの知識を持つエンジニアがコードも書けるようになると、その価値は飛躍的に高まります。例えば、煩雑な手作業をAIとスクリプトで自動化し、チーム全体の生産性を劇的に向上させることができます。
インフラという土台を理解した上で、AIという最先端の武器も使いこなせる。このような人材は極めて希少であり、企業から引く手あまたになることは間違いありません。
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6-3.指揮官としてのPMとしてのスキルアップ
技術を突き詰めるスペシャリストの道とは別に、チームを率いる「指揮官」としてのキャリアパスも非常に魅力的です。
エンジニアとしての現場経験を数年積んだ後、プロジェクトマネージャー(PM)を目指すキャリアです。
PMには、技術的な知識はもちろん、進捗管理、予算管理、品質管理、そして何よりチームメンバーや顧客と円滑にコミュニケーションをとる能力が求められます。
AIには決して代替できない、人間ならではの調整力やリーダーシップが活きる領域です。
エンジニアの気持ちがわかるPMは、現場からの信頼も厚く、プロジェクトを成功に導くことができます。年収も大幅なアップが期待でき、キャリアの安定性も非常に高いです。
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6-4.高度なビジネス思考とシステム開発の掛け合わせ
最終的にエンジニアとして最も高い価値を発揮できるのが、この領域かもしれません。
それは、ITコンサルタントのように、企業のビジネス課題そのものを深く理解し、「技術を使ってどのようにその課題を解決できるか」を提案・実行できる人材です。
単に「こういうシステムを作ってください」という要求に応えるのではなく、「御社の課題は〇〇なので、それを解決するためには△△というシステムを□□という技術で構築するのが最適です。なぜなら〜」と、経営層に対してロジカルに説明し、納得させられる能力です。
これには、技術力に加えて、会計、マーケティング、業界動向といった幅広いビジネス知識が求められますが、技術とビジネスを繋ぐことができる人材は、企業の未来を創造する核となり、最高の評価を得ることが可能です。
7.IT専門のエンジニア転職はユニゾンキャリア
ITエンジニアとしてのキャリアを成功させるためには、自分一人の力だけでなく、信頼できるパートナーの存在が不可欠です。
ぜひ、当社ユニゾンキャリアをご利用いただければ幸いです。未経験からの転職とキャリアアップの転職と2点紹介します。
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7-1.未経験からのエンジニア転職成功体験談

成功者インタビューより
ー転職しようと思ったきっかけを教えてください!
今まではバイトとフルートの仕事を両立していて、このままでも良いかなとは思っていたんですが、正社員経験が無くて苦労した経験もあり、社会的信用がある社員になろう思ったのがきっかけです。ただ、自分で転職の準備するのが難しくて…最終面接までは行けたんですけど、すごい圧迫面接でイライラして思わず「は?」と言ってしまい、落ちちゃいました…(笑)バイト先に居続けてもなんの資格も取れないし、なんのキャリアにもならなくて、人生80年まで現役でいなきゃいけないって考えたときに、家でもできるパソコン系の仕事の方が肉体労働と比べると需要があるかなと将来のことを考えたうえでIT系に転職しようと決意しました。あとは母が病気にかかってしまって、手に職を付けようと思ったのもきっかけの一つです。
ーなぜエンジニアになる道を選んだんですか?
エンジニアになろうと思った理由としては、知り合いのフルートをやっている先生が起業してて、スプレッドシートを使って作業してるときに「これをアプリ化できたら楽だな」と思ったのがきっかけです。僕は音大を出て、フルートの演奏者をやりながらバイトをしてて、IT業界とはかけ離れてると思っていたんですけど、パソコンを使って楽譜を打っていることもあり、音を紡ぐのはプログラミングと似ていると思う部分がありました。あとはプログラマーの先輩が二人いて、その話を聞いて興味を持ったこともきっかけのひとつです。それ以外にも僕は高2の時の姉の友達がパソコンに詳しく、色々教えてくれていていたりと、周りにIT系の人がいる環境でした。音大じゃなくてITの専門学校に行こうと思っていた時期もあったくらいだったので、もともとITに興味がありましたね。
ー転職活動時に不安だったことは?
結構不安は多かったですね、それこそ選考に落ちて自信を無くしてしまったり…。ただ、落ちてもキャリアアドバイザーの橋本さんが元気づけてくれました。
自分的に一番不安だったのは面接がうまくいくのかなというところだったので、何が聞かれるかとかをキャリアアドバイザーの橋本さんとしっかり面談しました。
あとは、やっぱり未経験からITエンジニアになる不安も大きかったです。
業界知識もあまりなく、ITエンジニア自体分からなかったので、キャリアアドバイザーの橋本さんがしっかりと教えてくれて助かりました。
正直、知識がないまま自分で就職先を探すとブラックな企業に行く可能性があるので、エージェントを介した方が安心です。ユニゾンキャリアさんはIT特化なのでエンジニアを目指している自分にはぴったりだと感じたし、特化型というのは強みでもあると思いました。
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7-2.キャリアアップのエンジニア転職成功例体験談

成功者インタビューより
ー転職しようと思ったきっかけを教えてください!
前職で入っていた案件の終了が分かったタイミングで転職を決意しました…!
次の案件に参画できないまま待期期間が発生すると「月給が6割に減額される」ことについて、このとき前職の営業からはじめて知らされたんです。
こんな大事なこと、入社前に教えてくれない企業だと分かって、不信感を抱きました…。
不信感のある企業で働き続けられないので、すぐ転職活動を始めたんです。
ー今回の転職で叶えたかったことは何ですか?
給与面は絶対に外せない条件でした!
待機期間も給与を満額支払ってくれる企業に入りたかったんです。
給与がないと生活できないだけじゃなく、心の余裕もなくなって資格の勉強もできなくなるので、特に優先したい条件でしたね。
前職は開発案件に強いSES企業だったので、インフラ案件が少なく待機期間が発生しやすい職場でして…。
今回の転職ではインフラ案件に強く、あまり待機期間が発生しないことを条件に企業を見ていました。
ー年収はいくら上がりましたか?
年収は100万円ぐらい上がりました!
前職は賞与がなかったのですが、現職は年2回賞与がある会社で…!
賞与があるのは嬉しいですね。モチベーションにもつながりますし。
今後は、しっかり貯金もできるようにしたいと思ってます笑
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