
最終更新日:2025.07.02
エンジニア3年目の年収相場は?低年収からの脱却と年収アップの方法を解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- エンジニア3年目のみんなは年収いくら?
- エンジニア3年目だと年収は低いまま?
- エンジニア3年目から年収を上げるには?
エンジニアになって3年が経ったので、そろそろ頑張りを給料に反映させてほしいですよね。
最低でもまわりと同じ程度の給料がほしいところですが、エンジニア3年目の年収相場はいくらなのでしょうか?
もし相場よりも年収が低いのであれば、あなたの頑張りが過小評価されているかもしれません。
記事の要約
本記事では、「エンジニア3年目の方」を対象に、SESとSIerに分けて年収の相場をまとめ、年収を上げる方法について解説していきます。

1.エンジニア3年目の年収相場

まずは、エンジニア3年目の年収相場を知って、自身の現在地を把握することが大切です。
ここで提示する年収の相場は、当社が保有する求人や転職支援の結果にもとづき、データを算出しています。
ご自身の年収と相場を照らし合わせ、あなたが適正な評価を受けているのかを確認してください。
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1-1.SESなら相場は年収350~400万円
SES企業に所属するエンジニア3年目の年収は、350~400万円が一相場です。
個人のスキルや経験も影響しますが、給料はSESのビジネスモデルや還元率に左右される部分が大きくなります。
あなたの単価(顧客があなたの会社に支払う金額)が月60万円だとしても、会社の取り分(マージン)を差し引いた金額が、あなたの給与の原資となります。
そのため、本人のスキルに反して、年収が上がりにくい構造になっています。
もしあなたの年収が相場を下回っているなら、エンジニアの給料を低く抑えているかもしれませ。
逆に、年収の相場を上回っているなら、あなたは還元率の高いSES企業に所属している可能性が高いです。
1-2.SIerなら相場は年収450~500万円
SIerに所属するエンジニア3年目の年収は、450~500万円が相場となり、SES企業より高い水準になることがほとんどです。
なぜなら、SIerが顧客から直接、大規模なシステム開発を請け負う「元請け」の立場にあることが多いからです。
商流が浅いため、会社の利益率も高く、その分、社員であるエンジニアに高い給与を支払う体力があります。また、福利厚生や教育制度が充実しているのもSIerの特徴です。
安定した経営基盤のもと、腰を据えてキャリアを築いていきたいと考える方には、魅力的な選択肢です。
その分、入社の難易度も高く、学歴などが選考基準に含まれます。
誰もが簡単に入れるわけではない、という点も理解しておく必要があります。

2.エンジニアの年収相場より低いなら転職

現在の年収が相場よりも低い場合、転職をしないと年収が上がる可能性は低いです。
なぜなら、3年目の社員に相場以下の給料しか支払わない会社は、今後もあなたの評価が上がる可能性は低いからです。
それは、あなたのスキル不足が原因なのではなく、会社の給与テーブルや評価制度、そしてビジネスモデルに原因があると考えられます。そうした会社に長く留まっても、あなたの市場価値に見合った給料を得ることはできません。
「まだ経験3年で、転職できるのだろうか?」そう不安に思う気持ちも分かります。
3年間の実務経験は、転職市場において、あなたを「一人前のエンジニア」として証明するのに十分な武器です。
今の会社で不満を抱え続けるよりも、あなたの経験を高く評価してくれる会社に転職したほうが早く年収が上がります。
ただ、3年以上の経験のあるエンジニアの人手不足が深刻で、転職によって大幅に年収が上がることが珍しくありません。
転職1回で年収が50万円以上も上がる方が多く、年収が100万円以上も上がった方もたくさん存在します。
まずは、エンジニア専門の転職支援サービスを使って、あなたの年収がいくら上がるのかを確認してみませんか?
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3.【社内編】エンジニア3年目から年収を上げる方法
まずは今の会社で年収を上げるための行動を起こすことも必要です。
現在の会社に所属しながら、自身の評価と年収を高めるための4つの方法を解説します。
- 上流工程に携わって年収アップ
- インフラ職なら資格取得で年収アップ
- 幅広い技術に身に付け実務経験を積む
- マネジメント経験を積んでPMを目指す
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3-1.上流工程に携わって年収アップ
年収を上げるのなら上流工程の経験を積むのが最も王道の方法です。
下流工程である運用やテスト、実装に比べて高いスキルと責任が問われる分、上流工程を担当するエンジニアの単価も高く設定されています。
まずは、上司や営業との面談の機会に、「上流工程の業務に挑戦したい」という意欲を明確に伝えてみてください。
すぐに上流工程の業務を任せてもらえなくても、その意欲を伝え続けることが重要です。
設計の打ち合わせに同席させてもらうなど、少しでも上流工程の業務に触れる機会を自ら作っていく姿勢が、あなたの評価を変えるきっかけになります。
3-2.インフラ職なら資格取得で年収アップ
インフラエンジニアであれば、インフラ関連の資格の取得は、年収アップに繋がります。
特に、CCNPやLPIC-2~3、AWSなどのクラウド関連資格は、企業からの評価が高いです。
多くの企業では、特定の資格を持つ社員に対して、「資格手当」を毎月の給与に上乗せする制度があります。会社が公式に、その資格の価値を認めている証拠です。資格を取得するだけで、数万円単位の月収アップが期待できます。
また、資格はあなたのスキルを証明するため、より単価の高い、上流工程の案件を任されるきっかけにもなります。
自身の市場価値を、資格という形で会社にアピールするのです。
3-3.幅広い技術に身に付け実務経験を積む
特定の技術だけでなく、その周辺領域の技術や知識を身に付け、業務の幅を広げることも、年収アップに繋がります。
あなたにしかできない仕事が増えれば、会社はあなたを高く評価せざるを得ません。
例えば、インフラエンジニアであれば、以下のような技術を身に付け、実務経験を積むことが大切です。
- ネットワーク
- サーバー
- クラウド
- セキュリティ
開発エンジニアであれば、以下のような技術を身に付け、実務経験を積むことを意識してください。
- 複数の言語を習得する
- 各フレームワークのメリデメを理解する
- 効率的な開発ができる環境構築ができる
- フロントエンドとバックエンドどちらも扱える
複数の技術領域をカバーできるエンジニアは、市場価値が非常に高いです。
今の業務範囲に満足せず、常に新しい技術を学び、実務で活かせると、あなたの市場価値を高めてくれます。
3-4.マネジメント経験を積んでPMを目指す
技術的なスキルを磨くだけでなく、マネジメントの経験を積むことも、年収を上げるために必要です。
数人規模のチームをまとめる「プロジェクトリーダー(PL)」の経験は、その後のキャリアで高く評価されます。
もし、後輩の指導などを任される機会があれば、それはチャンスです。積極的にその役割を引き受け、チームの成果を最大化するためにどうすれば良いかを考えてください。
ほかのメンバーの進捗を管理したり、技術的なサポートをしたり、といった経験が、マネジメント能力の土台となります。
こうした小さなマネジメント経験を積み重ねることで、将来的にはプロジェクト全体を率いるプロジェクトマネージャー(PM)への道が開かれます。
プロジェクトマネージャーになることができれば、年収が600万円を超えてくる可能性が高いです。
4.【転職編】エンジニア3年目から年収を上げる方法
「今の会社での年収アップが望めない」と感じたなら、迷わず転職活動をはじめてください。
3年間の実務経験を持つあなたは、転職市場において、多くの企業から求められる価値ある人材です。
ここでは、転職によって年収を上げるための4つの方法を解説します。
- SESからSIerにステップアップする
- 高単価SESへの転職で年収アップ
- より商流が浅い会社に転職
- スキルを適正に評価する会社に転職
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4-1.SESからSIerにステップアップする
もしあなたが今、SES企業に所属しているなら、SIerへ転職することで、幅な年収アップが期待できます。
一般的に、SIerはSESに比べて給与水準が高く、福利厚生も充実しているからです。
3年間のSESでの実務経験は、SIerへの転職において有利な武器となります。特に、様々な現場で多様な技術に触れてきた経験は、あなたの対応力の高さを示すうえで、強力なアピールポイントになります。
ただし、SIerは顧客との折衝やドキュメント作成といった、技術以外の能力も問われることが多いです。
SESよりもSIerのほうが上流工程を中心に携わることができ、スキルアップの機会に恵まれています。
4-2.高単価SESへの転職で年収アップ
「SESだから年収が低い」と、一括りにするのは間違いです。
SES企業の中にも、エンジニアへの還元率が高く、高年収を実現できる「高単価SES」と呼ばれる企業が存在します。
これらの企業は、会社の利益を抑え、単価の70%〜80%以上を還元する」という給与体系を特徴としています。会社の営業経費や本社スタッフの人件費などを極限まで削減することで、高い還元率を実現しているのです。
もし今の会社の給料に不満を感じているなら、高単価SESへの転職は、最も手軽に年収を上げるための方法です。
同じ仕事をしていても、所属する会社を変えるだけで、年収が100万円以上アップすることも珍しくありません。

4-3.より商流が浅い会社に転職
年収を上げるために、より商流が浅い会社へ転職するのも選択肢のひとつです。
商流が深くなるほど、中間マージンが抜かれていくため、末端のエンジニアの単価は低くなります。
3次請けや4次請けの会社に所属しているなら、2次請けの会社に転職するだけで、単価と年収は大きく上がります。
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HPの会社概要などに取引先の一覧があり、そこに元請け企業や一次請け企業の名前が直接記載されているかどうかが、商流の浅さを見極めるひとつのポイントです。
できるだけ商流が浅い企業を選んで転職することで、同じような業務であっても年収アップを目指すことができます。
4-4.スキルを適正に評価する会社に転職
あなたの経験とスキルを評価してくれる会社へ転職できると、今後の年収アップも期待できます。
会社によっては、エンジニアのスキルを評価するための、明確な基準や制度が整っていない場合があります。どれだけ頑張っても、それが給与に反映されないのです。
一方で、優良企業は、社員のスキルアップを会社の成長と捉え、それを評価するための仕組みを持っています。
例えば、以下のような仕組みを持つ企業への転職をおすすめします。
- スキルに応じた給与テーブル
- 資格取得に対する手当や報奨金
- 上流工程に携われるキャリアパス
上記のようなエンジニアの成長を応援してくれる会社に転職すると、長期的な年収アップにも繋がります。
エンジニアとして経験が3年あれば、年収が上がる可能性は高いですが、安易な転職は避けたいところです。
なぜなら、年収の高さに惹かれて転職した結果、さらなる年収アップができなければ、また転職が必要になるからです。
ユニゾンキャリアであれば、今後の年収アップやキャリアアップもできる企業の求人を紹介しています。
企業の人事やエンジニアからキャリアについてヒアリングを行っているので、この企業であれば、「上流工程を経験できるのか」「プロジェクトマネージャーになることはできるのか」といった情報も把握しています。
そのため、転職した後も年収が上がる企業の求人がほしいのであれば、ユニゾンキャリアにご相談ください。
5.エンジニアの年収は企業の実力次第で頭打ち
スキルや経験だけでなく、企業の実力によって、年収の上限が決まってしまうのが現実です。
あなたがどれだけスキルを高めても、単価の高い案件を獲得できる実力がなければ、年収が上がることはありません。
例えば、商流の深い案件しか取れない営業力のない会社や、利益率の低い受託開発ばかりを行っている会社では、社員に還元するための原資が、そもそも存在しないのです。
この「会社の限界=あなたの年収の限界」という事実から、目を背けてはいけません。
単価の高い案件がないだけならいいのですが、企業によっては案件そのものがなく、待機期間が発生することがあります。
待機期間が発生すると、給料の60%がカットされ、自宅待機を命じられることも…。
今の会社に所属し続けた場合の、3年後、5年後の自分の年収は、先輩社員の姿を見れば、おおよそ予測がつきます。
もし今の会社に将来性が感じられないのであれば、あなたはより「稼ぐ力のある会社」へ転職するべきなのです。
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6.エンジニア3年目でもロースキル業務なら危機感を!
エンジニアとして3年が経過しても、担当業務がロースキルなものであれば、現状に危機感を持つべきです。
特に以下のような状況が続いている場合は、できるだけは早く転職をしないと、市場価値が下がっていきます。
- インフラの監視・運用だと低年収のまま
- 簡単な改修・保守・テストから脱却
- ロースキル案件のたらい回しを避ける
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インフラの監視・運用だと低年収のまま
3年目になっても、インフラの監視・運用が仕事の中心だと、あなたのキャリアは危険な状態にあります。
監視・運用の仕事は、マニュアル化された定型的な作業が多く、長く続けても、設計や構築といった、より専門性の高いスキルは身に付きにくいのが実情です。
2年目までであれば、監視・運用の経験も高く評価されます。エンジニア3年目になり、いまだに監視・運用しかできないとなると、転職市場からの評価は徐々に厳しくなります。
結果として、年収は低いまま上がらず、いざ転職しようとしても、スキル不足でどこにも行けない状況になる恐れがあります。
監視・運用の仕事は、あくまでキャリアのスタート地点です。そこに安住してはいけません。
6-2.簡単な改修・保守・テストから脱却
開発エンジニアの場合、以下のような業務を長く続けるのは危険です。
- 簡単なバグ修正
- 既存システムの保守
- マニュアル通りのテスト
これらの業務も、もちろん重要ですが、それだけではエンジニアとしての市場価値は低いです。
3年目の開発エンジニアに転職市場が求めているのは、詳細設計や新規機能の開発といった、より高度なスキルと経験です。
簡単な改修やテストの経験だけでは、市場価値は上がりません。年収も、400万円台で頭打ちになることが多いです。
あなたが今、こうした業務を中心に担当しているなら、一刻も早く、詳細設計や新規開発の経験が積める案件へ異動するか、それができないなら転職をするべきです。

6-3.ロースキル案件のたらい回しを避ける
最も避けたいのが、会社都合で、様々なロースキル案件をたらい回しにされることです。
例えば、インフラエンジニアであれば、「3ヶ月間、A社の監視業務」→「半年間、B社のヘルプデスク」→「4ヶ月間、C社のPCキッティング」といったキャリアです。
一見、様々な現場を経験しているように見えますが、その実態は、スキルが何も身に付かない、ただの「作業員」としての経歴です。
こうした働き方を続けていると、職務経歴書には、一貫性のない、スキルの浅い経歴だけが積み重なっていきます。
30代を目前にして、「市場価値が未経験の方とほとんど変わらない」という悲惨な状況にもなりかねません。
会社があなたのキャリアを考えていないと感じたら、すぐに転職することをおすすめします。
7.エンジニア3年目の転職はユニゾンキャリア
エンジニアとして3年目を迎えたのに、年収が上がらず、スキルも身に付かない会社に居続けるのは危険です。
仕事内容によっては時間を無駄にするだけではなく、エンジニアとして成長できません。
そんなときは、ITエンジニア転職のプロ「ユニゾンキャリア」にご相談ください。
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7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
エンジニアとして3年目を迎え、自身の年収や将来のキャリアに、漠然とした不安を感じていませんか?
「周りの同僚と比べて、自分の年収は低い」「このまま今の会社にいて、本当に成長できるのか」など、キャリアを考える方ほど、そうした悩みを抱えるものです。
ユニゾンキャリアであれば、「あなたの年収がもっと上げたい!」「もっとスキルアップできるう会社に転職したい!」という目標を実現できる会社の求人を紹介しています。
さらに、ユニゾンキャリアでは以下のような転職支援を行っています。
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7-2. ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください!
前職で入っていた案件の終了が分かったタイミングで転職を決意しました…!
次の案件に参画できないまま待期期間が発生すると「月給が6割に減額される」ことについて、このとき前職の営業からはじめて知らされたんです。
こんな大事なこと、入社前に教えてくれない企業だと分かって、不信感を抱きました…。
不信感のある企業で働き続けられないので、すぐ転職活動を始めたんです。
年収はいくら上がりましたか?
年収は100万円ぐらい上がりました!
前職は賞与がなかったのですが、現職は年2回賞与がある会社で…!
賞与があるのは嬉しいですね。モチベーションにもつながりますし。
今後は、しっかり貯金もできるようにしたいと思ってます笑
選考を進めるうえで必要だと感じたスキルや資格は何ですか?
インフラ関連の資格をいくつか取得していたのが評価されたんだと思います。
佐瀬さんからも「LPIC-2を取っていたのが評価されましたよ」と教えてくれました。
実際に、資格取得について話したときに面接官から食いつきが良かったんで、資格があるとこんなに評価されるんだと実感しましたね。
エンジニアとして働いた経験があれば、上記の方と同じように年収が100万円上がるのも珍しくありません。
もし年収がいくら上がるのか、今後のキャリアをどうしたらいいか知りたいからは、ユニゾンキャリアにご相談ください。
ユニゾンキャリアでは、転職を急かすといったことは一切ありません。ぜひお気軽にお問い合わせください。