
最終更新日:2025.07.03
エンジニア4年目の年収相場は?年収が低い理由と必要なスキルを解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- もうエンジニア4年目だけど年収が低い!
- エンジニアとして自分の年収が低いのか教えて!
- どうやったら年収を上げることができるの?
エンジニアになって4年目なら年収が500万円あってもいいですよね。
すでに年収500万円を超えているエンジニアも増えていますが、実際なhどのぐらいの年収が相場なのでしょうか?
1~3年目までは年収の差があまり生まれませんでしたが、4年目以降はどんどん年収の差が開いていきます。
今後も年収を上げていくためにも、エンジニア4年目の年収相場を知り、どんなスキルが必要で何が足りないのか確認していくことをおすすめします。
記事の要約
本記事では、「エンジニア4年目の方」を対象に、SESとSIerごとの年収相場や自分の年収が低い理由、年収を上げる方法について解説していきます。

1.エンジニア4年目の年収相場はいくら?

まずは、エンジニア4年目のリアルな年収相場を知り、自身の現在地を確認してください。
ここで提示する年収相場は、当社が保有する求人と転職支援の実績から算出しています。
- SESなら年収相場は400~450万円
- SIerなら年収相場は500~550万円
- 年収相場は勤務地による差がある
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1-1.SESなら年収相場は400~450万円
SESでエンジニア4年目の年収は400~450万円が相場です。
3年目までと比較して、一人で業務を完遂できる中堅エンジニアとして、明確に評価が上がる時期です。
基本設計や構築といった、より上流の工程を任される機会も増えてきます。ただ、給与は会社の利益構造や還元率に左右される部分が大きくなります。
あなたが携わる案件の単価が高くても、会社の取り分が大きければ、あなたの年収は上がりにくいです。
もしあなたの年収が相場を下回っているなら、会社の還元率に原因がある可能性があります。
1-2.SIerなら年収相場は500~550万円
SIerのエンジニアは4年目の年収相場が500~550万円となり、SESより高い水準になることがほとんどです。
これは、SIerが顧客と直接契約する「元請け」の立場にあり、なおかつ上流工程を担当しているエンジニアだからです。
基本的に上流工程の業務は自社のエンジニアに任せ、下流工程の業務は下請け(SES等)に外注することになります。
4年目になると、プロジェクトのリーダーを任されるなど、責任ある立場になることも多く、それが給与に反映されます。
また、充実した福利厚生や、安定した経営基盤もSIerの魅力です。その分、入社の難易度が高かったり、社内の昇進競争が激しかったり、独自の開発文化があったりもします。
高い年収には、相応の責任が伴うことも理解しておく必要があります。

1-3.年収相場は勤務地による差がある
一般的に、東京や大阪といった都市部は、地方に比べてエンジニアの年収水準が高いです。
なぜなら、都市部には、多くのIT企業の本社や開発拠点が集中しており、エンジニアの需要が高いからです。
企業は、優秀な人材を確保するために、より良い条件を提示する必要があります。また、物価や家賃といった生活コストが高いことも、給与水準に反映されています。
もしあなたが地方で働いていて、年収に不満を感じているのであれば、都市部の企業への転職で年収が数十万円単位でアップする可能性があります。
このように働く場所も年収を決定づける重要な要素のひとつです。

2.年収が相場より低いエンジニアは転職!

エンジニアとしての経験をしっかり積んでいるのに、年収が相場より下回っている場合、転職することをおすすめします。
なぜなら、4年目の社員に相場以下の給与しか支払わない会社は、その先も相場に見合った給与まで上がらないからです。
あなたのスキル不足が原因なのではなく、会社の給与テーブルや評価制度、商流の深さに原因があります。そうした会社に長く留まることは、あなたの市場価値を自ら下げていく行為にほかなりません。
エンジニアとして経験が4年間もあると、あなたの経験やスキルを評価する企業が多く、喉から手が出るほどほしい人材です。
今の会社で不満を抱え続けるより、あなたの経験を高く評価してくれる会社に転職するほうがが、はるかに建設的です。
とはいえ、必ず年収が上がるとは限りません。まずは、ユニゾンキャリアに年収がいくら上がるか聞いてみませんか?
ユニゾンキャリアはエンジニア専門の転職支援サービスのため、今までの転職支援の実績をもとに、あなたの年収がいくら上がるのか高精度でお答えすることができます。
3.エンジニア4年目の年収が相場より低い理由
なぜエンジニアとして4年も経験を積んでいるのに、年収が相場よりも低くなってしまうのでしょうか?
年収が低い原因は、仕事内容にあることがほとんどです。
ここでは、年収が上がりにくいエンジニアが陥りがちな、3つのケースを解説します。
- インフラ職なら監視・運用しかできない
- 開発職なら運用・保守までしか経験ない
- 簡単なヘルプデスクの経験しかない
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3-1.インフラ職なら監視・運用しかできない
もしインフラエンジニア4年目になっても、いまだに監視・運用の業務が中心なら、年収が低いのは当然の結果です。
なぜなら、監視・運用の業務は、ITインフラの仕事の中でも、最も専門性が低いと見なされるからです。
マニュアル化された定型的な作業が多く、数年続けても、市場価値の高い設計や構築のスキルは身に付きません。
企業も、そのことを分かっているため、監視・運用を主に行うエンジニアの単価を、高く設定することはありません。
監視・運用の業務から脱却しないと年収がさらに上がる可能性は低いです。
3-2.開発職なら運用・保守までしか経験ない
開発エンジニア4年目で、既存システムの改修やテストといった簡単な業務の経験だけだと、年収は上がりにくいです。
市場が評価するのは、ゼロから新しいものを作れる開発エンジニア、あるいはシステムを設計できる開発エンジニアです。
運用・保守やテストの経験だけでは、市場価値が低く、すぐに年収の上限に達してしまいます。
しかもどれだけ真面目に目の前の業務をこなしていても、会社があなたにスキルアップの機会を与えていないのです。
「保守の仕事も大事だ」という言葉を信じ、同じ業務を続けていては、いつまでも会社の都合の良いように使われるだけです。

3-3.簡単なヘルプデスクの経験しかない
最も深刻なのが、4年間ずっとヘルプデスクやITサポートといった業務で過ごしてしまったケースです。
これらの業務で身に付くのは、コミュニケーション能力や、特定の製品知識です。エンジニアとしての技術的なスキルは、ほとんど身に付きません。
それにも関わらず、会社はあなたを「エンジニア」という肩書で、顧客先に派遣しているかもしれません。転職市場に出たとき、あなたは「4年の経験を持つエンジニア」ではなく、「ITに少し詳しいだけ」として評価されます。
もし、あなたがこの状況に当てはまるなら、一刻も早く、本当のエンジニアとしての経験が積める会社に転職するべきです。
手遅れになる前に、キャリアをリセットする勇気が必要です。
4.エンジニアの年収アップには転職が必要
エンジニア4年目の方が、自身の年収を大きく上げるためには、多くの場合、転職が必要です。
なぜなら、日本では、同じ会社に留まるよりも、転職したほうがが、年収が上がりやすい構造になっているからです。
日本企業が採用している給与テーブルでは、一度決まった給与からの昇給額には、上限があることがほとんどです。どれだけあなたがスキルアップしても、会社のルールを理由に大幅な年収アップは期待できません。
しかし、転職市場はまったく違います。IT業界は深刻な人手不足であり、4年の経験を持つエンジニアは、多くの企業が欲しがる、価値の高い人材です。
企業は、そうした人材を獲得するために、現年収より高い金額を提示します。
転職活動を行うことで、今の会社の中での評価ではなく、転職市場から見た、自身の本当の年収を知ることができるのです。
年収アップを本気で考えるなら、転職は避けて通れない選択肢です。
ただ、転職先を間違えると、本来なら年収500万円で内定をもらえるはずが、年収450万円と過小評価されることもあります。
ユニゾンキャリアであれば、あなたの経験を最も評価してくれる会社の求人を紹介するだけではなく、年収交渉も行います。
会社選びで50万円も損するのはもったいないので、まずはユニゾンキャリアに年収が上がる会社を聞いてみませんか?
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5.エンジニアが年収500万円を超える方法

では、エンジニアが年収500万円の壁を超えるためには、どのようなスキルや経験が必要なのでしょうか?
ここでは、市場価値を高め、年収を上げるための7つの方法を解説します。
- 上流工程の実務経験が必須
- 上流工程に必要なスキルを習得
- 資格取得で足りない知識を習得
- 上流工程に携われる企業へ転職
- スキルアップできる企業へ転職
- 早くロースキル業務からの脱却
- 高還元SESへの転職で年収アップ
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5-1.上流工程の実務経験が必須
年収500万円以上を目指すうえで、要件定義や設計といった「上流工程」の実務経験は必要です。
下流工程である運用・保守やテストの業務だけでは、この年収レベルに到達するのは困難です。
顧客のビジネス課題を直接解決に導き、プロジェクトの成否に大きな影響を与えます。その責任と専門性の高さが、高い年収に反映されます。
まだ上流工程の経験がないなら、まずは上流工程の経験を積める会社に転職するか、社内で上流工程の案件に携わる機会を得なければなりません。
エンジニアとして4年間の経験があれば、十分に知識が身に付いているので、上流工程に挑戦するチャンスはあります。
5-2.上流工程に必要なスキルを習得
上流工程に携わるためには、技術力だけでなく、それ以外のスキルも身に付ける必要があります。
顧客やチームメンバーと、円滑に仕事を進めるための、ビジネススキルです。上流工程で必要スキルは、以下の通りです。
- 顧客の要望を正確に聞き出すヒアリング能力
- 複雑な要件を整理するドキュメント作成能力
- チームをまとめるマネジメント能力
- 交渉や調整を行うコミュニケーション能力
これらのスキルは、4年間の社会人経験で、あなたもある程度は身に付けているはずです。
これらのスキルと技術力があると、上流工程に携わることができ、市場価値の高いエンジニアになることができます。

5-3.資格取得で足りない知識を習得
エンジニアにとって、資格取得は新しい分野へ挑戦する意欲を示すために必要です。
日々の業務で得られる知識は、どうしても担当する範囲に偏りが生まれます。資格の取得によって、そうした知識の抜け漏れをなくし、土台となる知識を固めるのに役立ちます。
実際に資格を取得する際は、以下の点を踏まえて資格を選ぶことが大切です。
- 実務で得た知識の穴を埋める
- 上流工程に必要な知識の補強
- 新分野への挑戦する意欲を証明
4年間の実務経験に、資格の取得が加わることで、より条件の良い企業への転職や、社内での重要な役割を任される可能性が高まります。
5-4.上流工程に携われる企業へ転職
今の会社で上流工程に携わるのが難しい場合、上流工程の案件を豊富に持つ企業への転職をおすすめします。
特に、顧客と直接契約する元請け(プライム)の立場で、プロジェクトを手掛けるSIerだと、上流工程の経験を積みやすいです。
こうした企業では、若手のうちから要件定義や基本設計に携わる機会が多くあります。また、自社サービスを開発している企業も、企画段階から開発、運用まで、幅広い工程を経験できる可能性があります。
あなたの4年間の経験をアピールすれば、こうした企業への転職も可能です。
上流工程に挑戦したいのなら、転職によって実現する必要があります。

5-5.スキルアップできる企業へ転職
結局のところ、将来の年収はスキルと会社の成長環境で決まります。
やる気があっても、そもそも成長できる機会がなければ、新しいスキルは身に付きません。年収500万円以上を目指すなら、エンジニアを育ててくれる会社に転職するのが一番の近道です。
具体的には、下のようなスキルアップできる環境がある会社を探してください。
- スキルアップを前提にした案件の参画
- 市場価値の高い経験がなにか分かっている
- 上流工程を担当できる道筋を示してくれる
こうした制度がある会社は、エンジニアの成長が、会社の成長に繋がることを分かっています。
あなたのスキルアップを支援してくれる会社こそが、あなたが選ぶべき優良企業です。

5-6.早くロースキル業務からの脱却
いまだに監視・運用や簡単なテストといったロースキル業務を担当しているなら、一刻も早く脱却すべきです。
その業務を続けていても、あなたの年収が500万円を超えることは、残念ながらありません。
ロースキル業務は、誰にでもできる仕事として、市場での評価が低いのが現実です。4年間もその業務に留まっていることは、あなたの市場価値を、自分から下げているのと同じことです。
まずは、今の会社で構築や設計といった、よりレベルの高い業務に挑戦できないか確認渉してください。
それが受け入れられないのであれば、転職にためらう必要はありません。
あなたの経験を評価し、より高いレベルの仕事を任せてくれる会社へ、すぐに転職すべきです。

5-7.高還元SESへの転職で年収アップ
一般的なSES企業に所属していて、会社の還元率に不満なら、高還元SES企業への転職も年収アップにつながります。
高還元SESは、エンジニアの単価の70〜80%以上という、高い水準で給与を還元する企業です。
会社の利益を最小限に抑えることで、エンジニアの貢献に報いることを特徴としています。
同じ単価80万円の仕事でも、還元率60%の会社と、80%の会社とでは給料が月々16万円も変わります。
年収に換算すれば、約200万円もの差です。あなたのスキルや経験は同じでも、会社を変えるだけで、年収を大幅にアップさせることが可能なのです。
6.エンジニア4年目の転職はユニゾンキャリア
年収が上がらず、スキルアップもできないなら、できるだけ早く転職することをおすすめします。
そんな会社に居続けると、時間を無駄にするだけではなく、エンジニアとしての成長意欲も削がれますよね。
そんなときは、ITエンジニア転職のプロ「ユニゾンキャリア」にご相談ください。
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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
エンジニアとして4年目を迎えて、今の年収に満足していますか?
こんなに頑張ったのなら年収500万円を超えてもいいはずなのに、まだ400万円台のままだと不満ですよね。
正直なところ、4年もエンジニアとして経験を積んで、年収500万円を超えないのなら、キャリアの見直しが必要です。
ユニゾンキャリアであれば、あなたの経験とスキルを踏まえ、年収が500万円を超える方法をお伝えします。
実際に、以下のように転職で年収が100万円以上アップしているエンジニアがいます。
週4リモート企業に転職➡年収120万円UPの転職事例
上流工程にキャリアアップ転職➡年収100万円UPの転職事例
転職活動の期間16日のみ➡年収100万円UPの転職事例
このようにエンジニアの年収アップにコミットした結果、Googleの口コミ件数は400件を突破、総合評価で★4.8を獲得。
口コミ評価
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6-2. ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください!
前職で入っていた案件の終了が分かったタイミングで転職を決意しました…!
次の案件に参画できないまま待期期間が発生すると「月給が6割に減額される」ことについて、このとき前職の営業からはじめて知らされたんです。
こんな大事なこと、入社前に教えてくれない企業だと分かって、不信感を抱きました…。
不信感のある企業で働き続けられないので、すぐ転職活動を始めたんです。
年収はいくら上がりましたか?
年収は100万円ぐらい上がりました!
前職は賞与がなかったのですが、現職は年2回賞与がある会社で…!
賞与があるのは嬉しいですね。モチベーションにもつながりますし。
今後は、しっかり貯金もできるようにしたいと思ってます笑
選考を進めるうえで必要だと感じたスキルや資格は何ですか?
インフラ関連の資格をいくつか取得していたのが評価されたんだと思います。
佐瀬さんからも「LPIC-2を取っていたのが評価されましたよ」と教えてくれました。
実際に、資格取得について話したときに面接官から食いつきが良かったんで、資格があるとこんなに評価されるんだと実感しましたね。
エンジニアとして働いた経験があれば、上記の方と同じように年収が100万円上がるのも珍しくありません。
もし年収がいくら上がるのか、今後のキャリアをどうしたらいいか知りたいからは、ユニゾンキャリアにご相談ください。
ユニゾンキャリアでは、転職を急かすといったことは一切ありません。ぜひお気軽にお問い合わせください。