
最終更新日:2025.07.23
ITエンジニア未経験の転職活動!自己分析・職種・求人選択・面接対策までロードマップを解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 未経験からエンジニアに転職するためにやることを教えて!
- エンジニアの転職活動は何から始めたらいいの?
- 正直、エンジニアしたいけどよくわかっていない!
手に職を付けたくて、エンジニアに転職しようと思っているんだけど、転職活動ってどうやって進めたらいいの?とお悩みのあなたに朗報です。
この記事で説明している内容をすべてこなせたら内定が取れる可能性が70%。いや、80%アップします!未経験からエンジニアを目指す方のバイブルとして、読む前にブックマークしておいてください。
記事の要約
本記事では、未経験からITエンジニアを目指す方に向けて、転職活動の始め方から内定獲得後の動きまで、具体的なロードマップを徹底解説します。

1.【絶対読んで】転職活動は人生を考えることと等しいって話

転職活動を、次の仕事を見つけるためのものと考えてはいませんか?これはエンジニアに転職する以前に、あなたが本当に未経験でエンジニアに転職する価値があるのかを改めて再考していただきたいと思っています。
もし、単なる職探しと考えているのであれば、転職はできても入社後に失敗する可能性が高いです。
ましてや、未経験から新しい職種にチャレンジするというのは、いままで積み上げた「職能をリセットする行為」といっても過言ではありません。
同じ職種であれば、年収が50万でも上がったかもしれないのに、あえて未知のものにチャレンジするというのは、それ以上に大事にするものがあるということですよね?
前提として未経験から職を変えるというのは、かなり重みがある行為です。
仕事って細かい違いはあるかもしれませんが、構造的には同じようなことを数十年続けなくちゃいけないんです。じゃあ、やってみて合わなければ、辞めればいいやと思うじゃないですか。
実際、そうやって何社も短期離職した方が30代ぐらいになって書類が通りませんってやっているわけです。さらに言えば、40代は新しい職種に就くのは、互換性がなければ、ほぼ無理なんですよね。
転職という選択肢が世の中で当たり前になるにあたって、どんどんと意思決定が軽薄になっているように私は感じます。だから、転職活動は自分の人生を考えることであると定義させていただきました。
多くの転職エージェントが求人の紹介数を目標にする中、我々ユニゾンキャリアが業界の説明や職種の説明をていねいにやっているのは、「俺は/私はエンジニアとしてやっていくんだ!」ってちゃんと納得することが大事だと思っているからです。
もし、いま目指す理由が漠然としている(例えば、将来性があるからや手に職が就くから)ならぜひ、一度ちゃんと業界や職種の説明を受けてから意思決定しませんか?
当社では、無料で業界説明からしているので、お問い合わせしていただきたいです。
2.エンジニアの転職活動を始める前の事前知識
未経験からITエンジニアへの転職を成功させるためには、やみくもに行動するのではなく、まずは業界や職種に関する正しい知識を身につけることが不可欠です。ここでの情報収集が、後の自己分析や企業選びの精度を大きく左右します。
- IT業界(エンジニア業界)の概要を理解する
- エンジニアに転職する長所・短所を理解する
- エンジニアの職種と仕事内容を理解する
- IT企業の種類と働き方や事業を理解する
- エンジニアのスキルとキャリアパスを理解する
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2-1.IT業界(エンジニア業界)の概要を理解する
IT業界と一言で言っても、その領域は非常に広大です。大きく分けると、Web業界、通信業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理サービス業界の5つに分類されます。

それぞれの業界で、開発されるシステムの種類やビジネスモデル、求められる技術が異なります。
例えば、Web業界は変化のスピードが速く、常に新しい技術が求められる一方、通信業界は大規模なインフラを扱い、安定性や信頼性が重視されます。
自分がどの領域に興味があるのか、どのような環境で働きたいのかを考えるためにも、まずは業界全体の地図を頭に入れておくことが重要です。
業界の動向や将来性を知ることで、長期的なキャリアプランも描きやすくなります。
2-2.エンジニアに転職する長所・短所を理解する
エンジニアへの転職には多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。両方を正しく理解し、自分にとって本当に魅力的な選択肢なのかを見極めることが大切です。
エンジニアに転職するメリット
- 将来性と需要の高さ:IT人材は慢性的に不足しており、今後も需要は拡大し続けるため、職に困る可能性が低いです。
- 専門スキルが身につく:一度スキルを身につければ、それは一生ものの財産となり、キャリアの選択肢が広がります。
- 高年収を目指せる:スキルや経験に応じて年収が上がりやすく、実力次第で高収入を実現できます。
- 働き方の自由度:リモートワークやフレックスタイムなど、比較的自由な働き方がしやすい職種です。
エンジニアに転職するデメリット
- 継続的な学習が必要:技術の進歩が速いため、常に新しい知識やスキルを学び続ける必要があります。
- 論理的思考力が求められる:問題解決のために、物事を論理的に考える能力が不可欠です。
- コミュニケーション能力も重要:チームで開発を進めることが多く、円滑なコミュニケーションが求められます。
これらの長所・短所を理解したうえで、エンジニアという仕事が自分の価値観やライフプランに合っているかを判断します。
2-3.エンジニアの職種と仕事内容を理解する
「エンジニア」と一括りにされがちですが、その仕事内容は大きく「開発職」と「インフラ職」の2つに大別されます。開発職はアプリケーションやシステムそのものを作り出す仕事、インフラ職はそれらが動くための土台を支える仕事です。
未経験から目指しやすい代表的な職種と仕事内容は以下の通りです。
大分類 | 職種 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
開発職 | システムエンジニア(SE) | 顧客の要求をヒアリングし、システムの設計(上流工程)を担当する。 |
開発職 | プログラマー | SEの設計書に基づき、プログラミング言語を用いて開発(下流工程)を行う。 |
開発職 | Webエンジニア | WebサイトやWebアプリケーションの設計、開発、運用、保守を行う。 |
開発職 | アプリケーションエンジニア | スマートフォンアプリや業務系アプリケーションなどの設計、開発、運用、保守を行う。 |
開発職 | QAエンジニア | 開発されたシステムやアプリケーションの品質を保証するため、テスト計画の策定や実施を行う。 |
インフラ職 | インフラエンジニア | サーバーやネットワークといった、システムが動くための基盤(インフラ)の設計、構築、運用、保守を行う。 |
インフラ職 | ネットワークエンジニア | コンピュータネットワークの設計、構築、運用、保守を行う。 |
インフラ職 | サーバーエンジニア | サーバー機器の構築、運用、保守を行う。OSのインストールや設定も担当する。 |
自分がどちらの分野に興味があり、どのような形でITの世界に関わっていきたいのかを明確にするためにも、それぞれの役割をしっかりと理解することが大切です。
2-4.IT企業の種類と働き方や事業を理解する
IT企業は、その事業内容によって大きく4つのタイプに分類できます。それぞれ働き方やキャリアの積み方が異なるため、企業選びの重要な判断基準になります。
- SIer(エスアイヤー)企業:顧客からシステム開発を受託する企業です。大規模なプロジェクトが多く、様々な業界のシステム開発に携われます。
- 自社開発企業:自社でWebサービスやソフトウェアなどを企画・開発・運営している企業です。サービスの成長に直接関われるやりがいがあります。
- SES(エスイーエス)企業:エンジニアを他の企業に派遣し、技術力を提供する企業です。様々な企業のプロジェクトに参加できるため、多様な経験を積むことができます。
- 事業会社(社内SE):IT以外の事業を本業とする会社で、自社の情報システム部門のエンジニアとして働きます。専門的なスキルアップはしにくい傾向があるため、最初のキャリアとしては慎重な判断が必要です。
未経験からの転職では、特にSES企業が門戸を広く開いています。どのタイプの企業が自分の目指すキャリアパスに合っているのか、じっくりと検討することが重要です。
2-5.エンジニアのスキルとキャリアパスを理解する
エンジニアとして長期的に活躍するためには、どのようなスキルを身につけ、どのようなキャリアを歩んでいくのかを具体的にイメージすることが不可欠です。
まず、エンジニアにはテクニカルスキル(プログラミング言語、OS、ネットワークなどの専門技術)とヒューマンスキル(コミュニケーション能力、論理的思考力、問題解決能力など)の両方が求められます。
キャリアパスとしては、一つの技術を極めるスペシャリストの道と、プロジェクト全体を管理するマネジメントの道が代表的です。
例えば、プログラマーからスタートし、システムエンジニア(SE)、そしてプロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)へとステップアップしていくのが一般的なマネジメントのキャリアパスです。
自分の興味や適性に合わせて、どのようなエンジニアになりたいのか、将来的なキャリアの目標を定めることで、今何を学ぶべきかが見えてきます。
3.自己分析と転職の軸で方向性を絞り込む
IT業界やエンジニアの職種について知識を深めたら、次に行うべきは「自分自身」を深く理解することです。自己分析を通じて自分の強みや価値観を明確にし、それを基に転職活動の「軸」を定めることで、進むべき方向性が定まります。
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3-1.自己分析で適性や実現可能性を見極める
自己分析は、過去の経験を振り返り、自分の「好き・嫌い」「得意・不得意」「やりたいこと・やりたくないこと」を洗い出す作業です。なぜエンジニアになりたいのか、という根本的な問いに答えるための重要なプロセスです。
例えば、「黙々と作業するのが好きだから」という理由であればプログラマー、「人と話して課題を解決するのが得意だから」であればシステムエンジニアといったように、自分の特性と職種の適性を結びつけて考えます。
また、これまでの経験の中で、論理的に物事を考えて問題を解決した経験や、粘り強く目標を達成した経験などを掘り起こし、エンジニアとして活かせる強みを見つけ出すことも大切です。
自己分析を通じて、エンジニアという仕事への適性や、転職の実現可能性を客観的に見極めることができます。
3-2.転職の軸でキャリアと目的を整理する
自己分析で見えてきた自分の価値観や強みを基に、転職活動における「譲れない条件」を明確にします。これが「転職の軸」です。
転職の軸は、大きく「Will(やりたいこと)」「Can(できること・得意なこと)」「Must(譲れない条件)」の3つの観点から整理すると考えやすくなります。
- Will(やりたいこと):どのような技術を学びたいか、どんなサービス開発に携わりたいか、将来どうなりたいか。
- Can(できること・得意なこと):自己分析で見つけた自分の強みやスキル。
- Must(譲れない条件):勤務地、年収、働き方(リモートワークの可否など)、企業文化など。
これらの軸を明確にすることで、数多くの求人の中から自分に合った企業を効率的に探し出すことができます。
また、面接で「なぜ当社なのですか?」と聞かれた際に、説得力のある回答をするための基盤にもなります。
4.エンジニアの職種を選択して方向性を決定する
自己分析と転職の軸が固まったら、いよいよ具体的にどのエンジニア職種を目指すのかを決定します。年齢やこれまでの経験、学習意欲などを考慮し、最も実現可能性の高い職種を選択することが、転職成功への近道です。
4-1.【年齢別】未経験から目指せるエンジニア職種
未経験からエンジニアを目指す場合、年齢によって選択できる職種の幅や求められるスキルやポテンシャルが異なります。
年齢層 | 目指せる職種とポイント |
---|---|
第二新卒(〜25歳前後) | ポテンシャル採用の可能性が最も高い世代です。システムエンジニア(SE)やプログラマー、インフラエンジニアなど、幅広い職種を目指すことが可能です。 |
20代後半 | 実務経験が重視され始める年齢ですが、学習意欲とポテンシャルをアピールできれば十分に転職可能です。インフラエンジニアは比較的門戸が広く、おすすめです。プログラマーを目指す場合は、質の高いポートフォリオの作成が不可欠になります。 |
30代以降 | ポテンシャル採用は難しくなり、これまでの社会人経験で培ったマネジメント能力やコミュニケーション能力をどう活かせるかが問われます。インフラエンジニア(SES企業)が最も現実的な選択肢となります。資格取得など、客観的なスキルの証明も重要度を増します。 |
この表を見てもらうとわかりますが、年齢を重ねるにつれて選択肢は減少していきます。そのため、早めに転職活動をスタートすることが大切です。
4-2.未経験から目指せるエンジニア職種に必要なスキル
目指す職種によって、習得すべきスキルの優先順位は異なります。
職種 | 必要なスキル |
---|---|
システムエンジニア(SE) | プログラミングの基礎知識に加え、顧客の要望を正確に理解し、設計に落とし込むためのコミュニケーション能力や論理的思考力が非常に重要です。 |
プログラマー | プログラミングスキルが必須です。JavaやPython、PHPなど、Webサービスでよく使われる言語を学び、実際に自分で簡単なアプリケーションを作成できるレベルを目指しましょう。 |
インフラエンジニア | サーバー(Linux)やネットワーク(Cisco機器など)に関する知識が求められます。CCNAやLinuCといった資格の勉強を通じて、体系的な知識を身につけるのが効率的です。 |
どの職種を目指すにしても、ITの基礎知識を証明する基本情報技術者試験やITパスポートの資格は、学習意欲のアピールに繋がります。
開発エンジニアであれば、最低限ポートフォリオを作成できるスキル、インフラエンジニアであれば、資格などの勉強をスタートしていることが最低ラインになります。
5.IT企業タイプから求人選びの方向性を絞り込む
目指す職種が決まったら、次はどのタイプのIT企業に応募するのかを絞り込んでいきます。これも年齢や状況によって、選択肢や戦略が変わってきます。
- 第二新卒で選択できるIT企業のタイプ
- 20代で選択できるIT企業のタイプ
- 30代で選択できるIT企業のタイプ
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5-1.第二新卒で選択できるIT企業のタイプ
第二新卒は、未経験者向けのポテンシャル採用枠が最も多い層です。教育体制が整っている企業を選ぶのが成功のポイントです。
企業タイプ | ポイント |
---|---|
SIer企業 | 研修制度が充実しており、体系的に学べます。 |
自社開発企業 | 高い学習意欲とポートフォリオでポテンシャル採用の可能性があります。 |
SES企業 | 未経験者採用に最も積極的で、実務経験を積む場として最適です。 |
事業会社(社内SE) | 前職の業界知識を活かせる場合に選択肢となります。 |
第二新卒は選び放題ではありますが、スキルがなければ自社開発は難しくなります。また、未経験からエンジニア転職する場合、社内SEは避けたほうがいいです。
というのも未経験から入れる社内SEの求人は、スキルが身に付きににくく、将来的なキャリア形成に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
5-2.20代で選択できるIT企業のタイプ
20代(特に後半)になると、第二新卒に比べて即戦力性が求められ始めます。とはいえ、技術の習得するための努力をしているのかや資格取得などの知識を入れる行動を取っているのかが焦点となります。
企業タイプ | ポイント |
---|---|
SES企業 | 最も現実的な選択肢です。多様なプロジェクトでスキルアップが図れます。 |
自社開発企業 | 質の高いポートフォリオと積極的な学習姿勢が評価されます。 |
SIer企業 | インフラエンジニアなど、比較的門戸の広い職種で挑戦するのが有効です。 |
事業会社(社内SE) | 前職の業界知識を活かせるキャリアチェンジとして可能性があります。 |
20代の場合、ほとんどがSESからのスタートになります。一部、高学歴であったり、職歴がきれいだったりすると、独立系のSIerなどに入れたりします。
5-3.30代で選択できるIT企業のタイプ
30代の未経験転職は、これまでの社会人経験をどう活かすかという視点が不可欠です。
少なくとも、開発ならJava Silver以上、インフラならCCNA以上の資格取得ができていないとなかなか書類通過しにくいので、対策に時間を割くことが必要です。
企業タイプ | ポイント |
---|---|
SES企業 | 未経験からの転職ではほぼ唯一の選択肢です。30代未経験者の採用実績がある企業、特にインフラ系の案件が狙い目です。 |
また、これまでの社会人経験で培ったマネジメント能力などをどう活かすかが鍵となります。
30代未経験であれば、インフラ職でSESを狙うという選択肢が現実的な路線です。一部、小規模のベンチャー企業などで開発職になれたりもしますが、ほぼテスターで使い捨てのような扱いになるのでおすすめしません。
6.未経験のエンジニア転職で求人選びのチェックポイント
求人サイトには「未経験歓迎」の文字が溢れていますが、その言葉を鵜呑みにするのは危険です。中には、スキルが身につかない単純作業ばかりさせられたり、労働環境が悪かったりする、いわゆる「ブラック企業」も紛れています。
- 求人サイトの未経験歓迎はブラックの可能性大
- 求人サイトの研修充実もブラックの可能性大
- 口コミサイトの悪い意見を鵜呑みにしすぎない
- わからなかったらIT専門転職エージェントに聞く
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6-1.求人サイトの未経験歓迎はブラックの可能性大
「学歴・経験不問!」「誰でもなれるITエンジニア!」といった魅力的な言葉が並ぶ求人には、慎重な判断が必要です。これらの求人は、応募のハードルが低い反面、深刻な問題を抱えている可能性があるからです。
本当に誰でもできる仕事というのは、裏を返せば高度な専門性を必要としない単純作業であるケースが多く、テスターやヘルプデスク、PCキッティング作業などが該当します。
長期的に続けても市場価値の高いスキルが身につきにくく、数年後にキャリアアップを目指そうとしても、実務経験として評価されないリスクがあります。
特に、具体的な仕事内容や研修制度、入社後のキャリアパスについての記述が曖昧な求人は危険信号です。
常に人手不足で、大量に採用しては次々と人が辞めていく「使い捨て」の労働力としか見ていないブラック企業の典型的な手口であるため、甘い言葉だけに惑わされず、その裏にある労働環境や将来性まで冷静に見極める必要があります。

6-2.求人サイトの研修充実もブラックの可能性大
「充実した研修制度あり」という言葉も、求人情報を見る上で注意が必要なポイントです。この言葉だけを鵜呑みにすると、入社後に「話が違う」と感じるケースが少なくありません。
問題のある研修の典型例として、ITスキルとは直接関係のないビジネスマナーやExcelの基本操作といった一般的な内容に終始する場合があります。
また、SES(客先常駐)企業の一部では、次の常駐先が決まるまでの待機期間を「研修」と称し、実質的には自習だけで具体的な指導がないまま放置されることもあります。
本来であれば、どのようなプログラミング言語や技術(例:Java, Python, AWSなど)を、どのくらいの期間(例:3ヶ月間)で、どのレベル(例:簡単なアプリケーションを一人で開発できる)まで習得できるのかが明記されていますす。
求人票に詳細がなければ、面接の場で必ず研修のカリキュラムや目標設定について質問し、実態のある育成体制が整っているかを確認することが、後悔しない企業選びの鍵となります。
6-3.口コミサイトの悪い意見を鵜呑みにしすぎない
企業の内部情報を知るために、転職口コミサイトを参考にするのは非常に有効な手段です。しかし、そこに書かれているネガティブな情報をすべて鵜呑みにしてしまうのは危険です。
口コミサイトは、その性質上、在籍中に不満を抱えていた退職者が書き込むケースが多いため、どうしても否定的な意見に偏る傾向があります。満足して円満に退社した人や、現役で活躍している社員がわざわざ書き込むことは稀だからです。
そこで重要になるのが、書かれている内容が「客観的な事実」なのか、それとも「投稿者の主観的な感想」なのかを見極める視点です。
例えば、「残業が多い」という感想だけでは実態が掴めませんが、「残業代は全額支給されるが、月平均の残業時間は80時間を超える」といった具体的な数字があれば、それは事実である可能性が高いと判断できます。人間関係の不満なども、個人の相性の問題である可能性を考慮すべきです。
一つの悪い口コミで判断せず、複数の情報源を比較検討し、多角的な視点から企業を評価することが重要です。
6-4.わからなかったらIT専門転職エージェントに聞く
未経験からIT業界への転職を目指す際、求人票や口コミサイトの情報だけで企業の良し悪しを正確に判断するのは、非常に困難な作業です。情報が溢れている一方で、どれが信頼できる情報かを見極めるのは簡単ではありません。
そんな時に最も頼りになるのが、IT業界に特化した転職エージェントです。
私たちユニゾンキャリアのようなIT専門のエージェントは、一般的な求人サイトには掲載されていない「非公開求人」を多数保有しているだけでなく、企業の内部事情に精通しています。
例えば、部署ごとの雰囲気や残業時間の実態、求められる人物像、過去に入社した人の活躍事例など、個人ではなかなか得られないリアルな情報を提供できます。
これらの情報は、入社後のミスマッチを防ぐ上で極めて重要です。自分一人で不確かな情報に振り回されるよりも、まずはプロに相談することをおすすめします。
7.転職エージェントを利用する場合のチェックポイント
転職エージェントは転職活動の強力なパートナーになり得ますが、残念ながら全てのサービスが質の高いものとは限りません。担当者との相性やサービスの質を見極め、自分に合わないと感じたら早めに切り替える勇気も必要です。
- AIマッチングや大量応募は選択肢がなくなる
- 対面型のエージェントが手厚いのは最初だけ
- 職種説明や企業説明ができなけば即担当変更
- 求人の提案には理由と身に付くスキルを確認
- 面接対策や書類添削を放置されたら必ず進言
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7-1.AIマッチングや大量応募は選択肢がなくなる
効率を重視するあまり、AIによる機械的なマッチングや、数十社への一括応募をする転職エージェントは多いです。
AIマッチングは、あなたの職務経歴やスキルといった表面的な情報と、企業が設定した求人要件を機械的に照合するに過ぎません。結果として、スキルセットは合致していても、社風や働き方が全く合わない企業を提案される可能性があります。
また、大量応募は「数打てば当たる」という考え方に基づきますが、一社ごとに合わせた丁寧な企業研究や志望動機の作成が疎かになりがちです。
本来であれば合格できたはずの優良企業とのご縁まで失ってしまうのです。質の低い応募を繰り返すことは、結果的に自分の選択肢を自ら潰す行為になります。
実際、AIマッチングも大量応募も求人サイトを使うのとほとんど変わりません。貴重なチャンスを不意にするだけでなく、エンジニアの転職を断念せざるを得ないケースは非常に多いです。

7-2.対面型のエージェントが手厚いのは最初だけ
転職エージェントを選ぶ際、「対面での面談があるから手厚いサポートが期待できそう」と考える方は少なくありません。しかし、面談の形式だけでエージェントの質を判断するのは早計です。
注意すべきなのは、最初の対面面談で求職者を安心させ、囲い込みすることだけを目的としているケースです。
非常に親身に話を聞いてくれたにもかかわらず、その後のフォローアップは形式的なメールや電話のみで、徐々に連絡が取りにくくなることがあります。
重要なのは、面談の形式が対面かオンラインかではなく、「継続的に、そして親身にあなたの転職活動に寄り添ってくれるか」というサポートの質そのものです。

7-3.職種説明や企業説明ができなけば即担当変更
担当アドバイザーが、紹介する職種の仕事内容や企業の特徴について、曖昧な説明しかできない場合は危険信号です。すぐに担当者の変更を申し出ることを強くおすすめします。
もし担当アドバイザーが「このインフラエンジニアの仕事は、サーバーを管理するやりがいのある仕事です」といった抽象的な説明しかできないのであれば、そのアドバイザーは業界や企業のことを深く理解していない可能性が高いです。
良いアドバイザーであれば、「この企業のインフラエンジニアは、AWSを用いたクラウド環境の設計・構築がメインで、将来的にはセキュリティ分野にも挑戦できるキャリアパスがあります」というように、具体的な業務内容や使用技術、キャリアの展望まで説明できます。
業界知識のないアドバイザーに任せてしまうと、的外れな求人を紹介されたり、適切なアドバイスがもらえなかったりします。
納得のいく説明ができない担当者であれば、遠慮なく担当変更を申し出るほうがあなたのためです。

7-4.求人の提案には理由と身に付くスキルを確認
優れた転職アドバイザーは、一つひとつの提案に、明確な「根拠」があります。アドバイザーから求人を紹介された際は、必ず「なぜこの求人を私に提案してくれたのか」という理由を尋ねるとその人の真意がわかります。
信頼できるアドバイザーなら、「あなたの〇〇というご経験は、この企業の△△という事業領域で即戦力として活かせると考えました」あるいは「将来的に〇〇を目指したいというキャリアプランに対し、この企業で得られる△△の経験が必ず役立ちます」といったように、あなたの経歴や希望と求人内容を結びつけて具体的に説明してくれるはずです。
さらに、「その企業で働くことで、具体的にどのようなスキルが身に付くのか」という将来的な視点での確認も不可欠です。
3年後、5年後に自分の市場価値を高められる環境なのかを見極めることは、キャリア形成において非常に重要です。
提案の背景と将来性をセットで説明してくれるかどうかは、そのアドバイザーが本当にあなたのキャリアを真剣に考えているかを見極めるための、重要なポイントとなります。

7-5.面接対策や書類添削を放置されたら必ず進言
転職エージェントを利用する大きなメリットの一つが、応募書類の添削や模擬面接といった、選考通過率を高めるための具体的なサポートを受けられる点です。
特に未経験からの転職活動では、職務経歴書でポテンシャルをどう示すか、面接で熱意や学習意欲をどう伝えるかが合否を大きく左右します。にもかかわらず、これらのサポートを疎かにするエージェントも存在します。
書類の添削を依頼しても返信が遅かったり、通り一遍のありきたりなアドバイスしかくれなかったり、面接対策をお願いしても「面接受けて慣れましょう」で終わらせてしまったりするケースです。
もしサポートが不十分だと感じた場合は、「〇日までに書類の添削をお願いできますか」「〇社の面接に向けて、想定される質問への対策を一緒に考えていただけますか」と具体的に進言してください。
改善が見られない場合は、速やかに他のエージェントに切り替えることをおすすめします。
8.未経験のエンジニア転職で注意すべき書類のポイント
書類選考は、転職活動の最初の関門です。ここで採用担当者に「会ってみたい」と思わせることができなければ、面接の機会すら得られません。未経験者だからこそ、ポテンシャルや熱意が伝わるような書類作成を心がける必要があります。
- 履歴書は細かいミスがないかを確認する
- 職務経歴書は過去の経験が伝わるように書く
- ポートフォリオは出す価値があるか確認する
- 資格・言語は勉強中でも自己PRに絶対に記載
- 企業単位で志望動機を書き直して提出する
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8-1.履歴書は細かいミスがないかを確認する
履歴書で確認しているのは、基本的に学歴や職歴などの原点項目です。ミスがあると、雑な仕事だと思われます。
誤字脱字や記入漏れといった基本的なミスは、「仕事でも注意力が散漫なのではないか」というマイナスの印象を与えてしまいます。
特に、学歴や職歴の年号、企業名の正式名称などは、間違いのないように細心の注意を払ってください。
最近はPDFで送るケースが大半ですが、履歴書を持ってくるように言われたら、証明写真の裏側に氏名を記載するなど基本的なビジネスマナーは押さえておく必要があります。
提出前に、必ず第三者にチェックしてもらうことをおすすめします。
8-2.職務経歴書は過去の経験が伝わるように書く
未経験者の場合、職務経歴書にIT関連の実績を書くことはできません。
しかし、そこで諦める必要はなく、これまでの仕事で培ってきたポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)をアピールすることが重要です。
例えば、営業職であれば「顧客の課題をヒアリングし、解決策を提案した経験」はシステムエンジニアの要件定義に、事務職であれば「業務効率化のためにマクロを組んだ経験」はプログラマーの問題解決能力に繋がります。
過去の経験をエンジニアの仕事内容と結びつけ、再現性のあるスキルとして伝えます。
未経験のエンジニアの選考では、基本的に「コミュニケーション能力」「論理的思考力」「忍耐力と継続力」などが見られています。

8-3.ポートフォリオは出す価値があるか確認する
プログラマーを目指す場合、ポートフォリオ(自作のプログラムやWebサイト)の提出は非常に有効なアピールになります。
しかし、ただ作れば良いというものではありません。
チュートリアルをなぞっただけのような、独創性のない作品を提出しても評価されません。なぜその作品を作ったのか、どのような技術を使い、どこに工夫を凝らしたのかを説明できるようにしておくことが重要です。
自信を持って説明できるレベルの作品でなければ、無理に提出する必要はありません。
8-4.資格・言語は勉強中でも自己PRに絶対に記載
CCNAや基本情報技術者試験などの資格は、取得していなくても「現在、○月の取得を目指して勉強中です」と記載することで、学習意欲の高さを示すことができます。
同様に、プログラミング言語も「現在、Javaを学習しており、簡単なWebアプリケーションを作成できます」のように、具体的な学習状況を記載します。
大切なのは、現状のスキルレベルだけでなく、主体的に学び、成長しようとする姿勢を見せることです。勉強しているのに何も記載しないのはシンプルにもったいないです。
8-5.企業単位で志望動機を書き直して提出する
志望動機を使い回すのは絶対にやめてください。
採用担当者は、数多くの応募書類を見ているため、使い回しの文章はすぐに見抜かれます。
「なぜIT業界なのか」「なぜエンジニアなのか」という一般的な理由だけでなく、「なぜ、数ある企業の中で『この会社』でなければならないのか」を具体的に書く必要があります。
企業の事業内容や技術、企業理念などを深く研究し、自分の価値観や目標と結びつけて、その企業でなければならない理由を熱意を持って伝えることが大切です。
9.未経験のエンジニア転職で注意すべき面接のポイント
書類選考を通過したら、次はいよいよ面接です。面接は、書類だけでは伝わらないあなたの人柄やポテンシャルをアピールする絶好の機会です。
- メールのやり取りも評価対象に入っている
- 面接で聞かれる想定質問の回答は文章で準備する
- 質問の回答は深掘り質問やエピソードまで準備
- 髪型・服装・化粧など身だしなみは手を抜かない
- 表情や声量・スピードなどは録音・録音して確認
- 自己満足ではなく第三者の意見を優先する
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9-1.メールのやり取りも評価対象に入っている
面接の日程調整などで採用担当者とメールや電話でやり取りする際、その一つひとつのコミュニケーションが既に選考の一部であると認識することが重要です。
企業側は、あなたの文章や言葉遣いから、ビジネスマナーや人となりを判断しようとしています。というか違和感を感じます。
例えばメールの場合、企業の営業時間内に、遅くとも24時間以内に返信するのが基本です。件名には「【〇〇太郎】面接日程調整のご連絡」のように、誰からの何の連絡かが一目でわかるように配慮します。
正しい敬語を使い、宛名や署名を忘れないことはもちろん、誤字脱字がないか送信前に複数回見直す癖をつけることが大切です。
こうした細やかな配慮ができるかどうかは、入社後に顧客やチームメンバーと円滑なコミュニケーションが取れる人材かどうかを測る指標となります。

9-2.面接で聞かれる想定質問の回答は文章で準備する
面接対策として、よく聞かれる質問への回答を事前に準備することは不可欠ですが、頭で考えるだけでなく「文章に書き出す」ことが重要です。
「自己紹介」「志望動機」「エンジニアを目指す理由」「自身の長所・短所」などの定番の質問に対し、頭の中だけで回答を組み立てようとすると、表現が曖昧になったり、話の筋が通らなくなったりしがちです。
本番の緊張感の中では、さらに言葉に詰まりやすくなります。一度文章として書き出すことで、自分の考えを客観的に見つめ直すことができ、不要な部分を削ぎ落とし、論理的で説得力のある構成に練り上げることが可能です。
ただし、完成した文章を丸暗記して棒読みするのは逆効果です。
不自然な印象を与え、コミュニケーション能力を疑われかねません。作成した文章を何度も音読し、要点(キーワード)を覚える感覚で、自分の言葉として自然に話せるようになるまで練習します。
9-3.質問の回答は深掘り質問やエピソードまで準備
面接官は、あなたの回答の信憑性や思考の深さを確認するために、「なぜそう考えたのですか?」「それについて、具体的に取り組んだ経験を教えてください」といった深掘り質問を必ず投げかけてきます。
この深掘りに対応できるかどうかで、あなたの評価は大きく変わります。
例えば、「私の長所は継続力です」と答えただけでは、何の裏付けもありません。面接官が知りたいのは、その継続力がどのような場面で、どのように発揮されたのかという具体的な事実です。
そのため、「前職で〇〇という課題に対し、毎日1時間の学習を半年間続け、最終的に△△という成果を出しました」といった具体的なエピソードをセットで準備しておく必要があります。
このエピソードを効果的に伝えるためには、「STARメソッド(Situation:状況、Task:課題、Action:行動、Result:結果)」のフレームワークで整理するのが有効です。
どのような状況で、どのような課題に対し、自らがどう行動し、どんな結果につながったのかを順序立てて話すことで、あなたの強みや人柄が具体的に伝わり、回答に圧倒的な説得力が生まれます。
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9-4.髪型・服装・化粧など身だしなみは手を抜かない
IT業界は私服勤務の企業も多く、比較的自由な社風のイメージがありますが、面接はビジネスの場であり、あなたを評価するフォーマルな機会です。
したがって、身だしなみには細心の注意を払う必要があります。最も重要なのは「清潔感」です。
男性であれば、寝癖のない整った髪型、綺麗に剃った髭(または整えられた髭)が基本です。
女性の場合も、清潔感を意識したナチュラルなメイクが好印象です。服装は、企業から指定がない限り、シワのないスーツを着用するのが最も無難です。
Web面接でも背景に物が散乱していないか、部屋の明るさは十分か、カメラの角度は適切かなども事前に確認します。
きちんとした身だしなみは、相手への敬意を示すとともに、自己管理能力の高さをアピールする絶好の機会です。
9-5.表情や声量・スピードなどは録音・録音して確認
面接では、あなたが話す「内容」と同じくらい、あなたの「話し方」が重要視されます。
自信なさげにボソボソと話したり、焦って早口になったりすると、どんなに良い内容を話していても、落とされます。こうした非言語的な要素は、自分ではなかなか気づきにくいものです。
そこでおすすめしたいのが、スマートフォンなどの録画・録音機能を使ったセルフチェックです。面接の練習風景を撮影し、客観的に自分自身の姿を確認してみます。
✅チェックポイント
- 明るい表情で、口角が上がっているか
- 相手の目を見て話せているか(カメラ目線)
- 聞き取りやすい声の大きさ・スピードか
- 背筋が伸びて姿勢は良いか
「思ったより表情が硬い」「声が小さくて聞き取りにくい」「『えーっと』という口癖が多い」など、改善点が見つかるはずです。
自分の癖を認識し、改善を意識しながら練習を繰り返すことで、本番では自信を持って、落ち着いて話せるようになります。

9-6.自己満足ではなく第三者の意見を優先する
面接対策を一人で進めていると、どうしても「自分はうまくできている」という自己満足に陥りがちです。
しかし、結果は選考落ちを大量生産。独りよがりな対策で貴重な面接機会を失わないためには、積極的に第三者の意見を取り入れることが不可欠です。
当社では、これまで数多くの求職者を支援してきた実績と企業の採用担当者から得た豊富な情報を持っています。
どのような人材が評価されるのか、どのようなアピールが響くのか、過去の合格者・不合格者の事例に基づいた、具体的で実践的なアドバイスが可能です。
自分では気づけなかった表情の癖や、回答の論理的な矛盾点を指摘してもらうことで、対策の精度は飛躍的に向上します。
10.エンジニア転職の書類・面接通過率を爆上げする秘策3選
未経験からのエンジニア転職では、多くのライバルとしのぎを削ることになります。
その中で一歩抜きん出て、採用担当者の目に留まるためには、他の応募者とは違う「何か」をアピールする必要があります。ここでは、選考通過率を劇的に上げるための3つの秘策をご紹介します。
- 選択した職種の仕事内容は完璧に準備する
- 選択した職種に合った資格の勉強をする
- 勉強している内容の工夫ややり方を準備する
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10-1.選択した職種の仕事内容は完璧に準備する
「インフラエンジニアになりたいです」とただ言うだけでなく、「具体的にどのような仕事をするのか」を自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めておくことが重要です。
例えば、まずはインフラエンジニアの運用・監視業務からスタートすることになると思いますが、特に障害発生時の迅速な切り分けと復旧対応に興味があります。
具体的には、ZabbixやPrometheusといった監視ツールを用いたノード監視やリソース監視の仕組みについて学習しており、障害を未然に防ぐための予兆検知の方法についても学んでいます。
といったように、具体的な業務内容と、それに対する自身の学習状況を結びつけて話せると、熱意と本気度が伝わります。
実際に、「なぜ○○エンジニアなんですか?」という質問はよく聞かれるので、解像度を上げておいたら面接で褒められること間違いなしです。
10-2.選択した職種に合った資格の勉強をする
資格は、客観的にスキルレベルを証明するための強力な武器になります。
目指す職種に関連する資格の勉強を進めることで、体系的な知識が身につくだけでなく、採用担当者に対して「本気でこの職種を目指している」という強いメッセージを発信することができます。
- インフラエンジニア:CCNA、LinuC
- プログラマー:基本情報技術者試験、JavaSilver/Gold
- 全般:ITパスポート
これらの資格取得に向けて勉強していることをアピールするだけでも、他の応募者と大きな差をつけることができます。
ただ、ちゃんと勉強していないと、面接で「OSI参照モデルとはなんですか?」や「SQLインジェクションとはなんですか?」といった具体的な内容を聞かれたときに答えられなくて爆死するので、ちゃんと回答できるようにしてくださいね。
10-3.勉強している内容の工夫ややり方を準備する
ただ「Javaを勉強しています」と伝えるだけでは不十分です。どのように勉強しているのか、その中でどのような工夫をしているのかを具体的に話せるように準備しておくと評価が高くなります。
例えば、Progateやドットインストールで基礎を学んだ後、現在は自分でECサイトの模写コーディングに挑戦しています。
特に、データベースとの連携部分でエラーが出て苦労しましたが、エラーログを丹念に読み解き、自力で解決できたときには大きな達成感がありました。
といったエピソードは、あなたの問題解決能力や自走力をアピールする絶好の材料になります。
面接官は思考のプロセスを見ていることが多いので、あなたの考え方や工夫はしっかりと言語化しておいてください。
11.内定承諾・辞退をするときのポイント
厳しい選考を乗り越え、無事に内定を獲得したとき、喜びもひとしおです。
しかし、ここで気を抜いてはいけません。内定を承諾するか、あるいは辞退するかの最終決定は、あなたの今後のキャリアを左右する重要な決断です。
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11-1.エージェントに内定企業がブラックか相談していい
内定が出た後で、「この企業、本当に大丈夫だろうか?」と不安になることはよくあります。
そんなときは、遠慮なく転職エージェントに相談してください。
私たちのようなIT専門のエージェントは、企業の内部事情や評判について詳しい情報を持っています。もしその企業に懸念点があれば、正直に伝えてくれます。
あなたのキャリアを長期的な視点で考え、最善の選択ができるようにサポートするのが私たちの役目です。一人で抱え込まず、プロの意見を参考にするのは賢い選択と言えます。

11-2.内定を承諾する前にオファー面談を依頼する
給与や待遇、具体的な業務内容など、内定通知書だけでは不明瞭な点があれば、入社を承諾する前に「オファー面談」を申し込むことをおすすめします。
オファー面談は、配属予定部署の責任者や現場のエンジニアと直接話をし、入社後の働き方を具体的にイメージするための場です。
ここで疑問点をすべて解消し、納得した上で入社を決めることが、入社後のミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。
基本的に面接では聞けなかった研修制度の詳細や給与面での交渉はオファー面談を通して行ったほうが、面接で落とされる危険性を回避することができます。
11-3.IT企業はつながっているので丁寧に対応する
複数の企業から内定をもらい、一社に決めた場合、他の企業には内定を辞退する連絡をしなければなりません。
その際、電話やメールでの対応は、誠意をもって丁寧に行うことを心がけます。IT業界は意外と狭く、どこで誰がつながっているかわかりません。
将来、辞退した企業が取引先になる可能性もゼロではありません。感謝の気持ちを伝え、円満に辞退することが、社会人としてのマナーです。
辞退するのが心苦しい場合は、転職エージェント経由で応募するとすべてやってくれます。
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11-4.気持ちが盛り上がっているときほど冷静に決定を
企業から内定をもらうと、気持ちが舞い上がってしまい、すぐにでも承諾したくなるかもしれません。
しかし、そんなときこそ一呼吸おいて、冷静に判断することが大切です。
本当にこの企業で自分のやりたいことは実現できるのか、転職の軸と照らし合わせて、もう一度客観的に見つめ直します。内定承諾の期限までには少し時間があるはずです。
実際、気持ちだけ盛り上がっているケースは、面接でいいことを言われている場合が多く、こういった企業はブラック企業である可能性が高いです。
とくにアットホームに惹かれたみたいな理由であれば、会社の情報は再度詳しく調べることをおすすめします。
12.疑問点はIT専門のユニゾンキャリアまで
本記事では未経験からエンジニアに転職する際の転職活動の流れを解説しました。転職を成功させるには、キャリアビジョンを設定し、そのビジョンを実現するためのステップを逆算して考えることが重要です。
そして、逆算を高い精度で行うためには、IT業界や転職活動についての正確な情報をできるだけ多く集める必要があります。
12-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ユニゾンキャリアでは、IT業界を知り尽くしたエンジニア転職のプロが、豊富な知識と経験をもとにエンジニア未経験者の転職活動を徹底サポートします。
ありがたいことにGoogleの口コミでは「★4.8」を獲得。未経験者の就業率は驚異の95%超え、経験者の5人に4人が年収アップを実現させています。
口コミ評価
- キャリアビジョンを叶えるためのキャリアプランを一緒に考えてほしい!
- エンジニア未経験なんだけど、書類選考や面接で何をアピールすればいいか教えて!
といったご要望にも専任アドバイザーが丁寧に対応。本音で向き合いながら優良企業への内定までサポートします。
「エンジニアになりたいけど正直内容はあまり理解していない」「エンジニアとして転職しようと思って色々と調べたけど理解できなかった」といったご相談から受け付けています。
ご相談から内定まで「完全無料」で利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
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12-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
─転職活動時に不安だったことはありますか?
不安なことだらけでした。まずIT業界が幅広すぎて全くわかりませんでした。
面接も知識がないため何を話せばいいのか分からなかったですし「今までの仕事の経験を活かせるのか?」「自分をどう売り出そうか…」など転職活動していた時は色々悩んでいましたね。
あと、スキルを身に付けられる企業に入社できるかも不安でした。
ー不安だった部分はどのように拭いましたか?
ユニゾンキャリアさんに相談してから不安だった部分はほとんど解消されて、転職活動もかなり楽になりました。業界理解や仕事の理解を知ることで、自分でもやっていけそうと感じることができました。
─ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
自分が無知だったので、本当にめちゃくちゃ助かりました(笑)。
わからないことがあればすぐに相談できましたし、開発エンジニアとインフラエンジニアの違いや、キャリアプランの説明も丁寧にしていただいて、転職活動中にかなりの知識が付きました。
また、無料のスクールも利用させていただき、資格取得できるところまでサポートしていただけたのも本当によかったです。
ユニゾンキャリアではキャリアプランから企業の選び方、内定後のサポートまで「完全無料」でご利用いただけるので、気軽にお問合せください。