
最終更新日:2025.06.24
ITエンジニアのキャリアパス一覧!1社目の選び方がキャリアを左右

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- ITエンジニアのキャリアを教えて!
- どのキャリアパスの年収が高い?
- キャリアアップするためには何をしたら…
ITエンジニアは、キャリアパス次第で、年収がまったく異なります。
1年目の年収はあまり変わらなくても、3年後に100万円、5年後に300万円の差が生じます。
なぜキャリアの選択次第で、ここまで年収の差が生まれるのかというと、職種ごとに平均年収があるからです。
どの職種も平均年収から大幅に抜け出すことは困難のため、上位職種へのキャリアアップが必要です。
実際に、どのような職種があり、どのようなキャリアパスがあるのかについて知りたい方は、本記事をお読みください。
記事の要約
本記事では、「ITエンジニアのキャリアに悩んでいる方」を対象に、ITエンジニアのキャリアパスを実現する方法から職種ごとの年収がいくらなのかについて解説していきます。

1.キャリアパス実現には1社目の選び方が大事

ITエンジニアとしてのキャリアパスを考えるうえで、特に未経験からの転職の場合、1社目がキャリアを大きく左右します。
なぜなら、1社目でどのような経験を積み、どのようなスキルを身に付けたかが、エンジニアとしての「基礎」となり、次の転職の際の評価基準そのものになるからです。
家づくりで例えるなら、1社目はまさに「土地選び」と「基礎工事」です。最初に軟弱な土地を選んだり、手抜き工事をしたりすれば、そのうえに立派な家を建てることはできません。
1社目から質の高い実務経験を積める会社に入れば、2社目、3社目と、より高いレベルの企業へステップアップしていくことが可能です。
もし1社目の会社選びに失敗し、スキルが身に付かないまま数年を過ごしてしまうと、そこから良い条件の企業へ転職するのは困難になります。
もちろん、後から挽回することは不可能ではありません。ただ、キャリアの初期段階で、方向に合った努力を積み重ねることが、理想のキャリアパスを実現するための最短ルートなのです。
だからこそ、最初の会社選びには、徹底的にこだわってください。
とはいえ、求人サイトを調べても、どこも同じようなことが書かれていて、どの企業がキャリアパス実現に適しているか分かりませんよね。私も求人サイトだけじゃ、絶対に分かりません!
そのため、企業の内情について知っている方に相談する必要があります。知人に志望企業に勤めているエンジニアがいたらベストですが、ほとんどの場合、そんなに都合がいい人は身近にいません。
であれば、企業の人事からITエンジニアのキャリアパスについて直接ヒアリングしている、ユニゾンキャリアの転職アドバイザーに頼ってみるのはいかがでしょうか?
あなたのキャリアパスを実現できるかどうか、専任のアドバイザーがお答えします。
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2.キャリアパスはゴールから逆算して決める

やみくもにキャリアをスタートさせても、どこに向かっているのか分からなくなってしまいます。
大切なのは、まずあなたが目指したい「ゴール」を決め、そこから逆算して、今何をすべきかを考えることです。
ITエンジニアのキャリアのゴールは、主に5つのタイプに分けられます。もちろん、どれが正解というわけではありません。
あなたがどのような働き方をし、どのような人生を送りたいかで、目指すべきゴールは変わります。
キャリアのゴールは、以下の通りです。
- ITアーキテクトを目指す
- フルスタック路線を目指す
- マネジメント職を目指す
- ITコンサルタントを目指す
- フリーランスを目指す
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2-1.ITアーキテクトを目指す
ITアーキテクトとは、特定の技術分野において、高度な専門性を持つエンジニアのことです。
「この技術のことなら、あの人に聞けば間違いない」と、社内外から頼られる存在になります。
例えば、以下のような職種が挙げられます。
- データベースアーキテクト
- ネットワークアーキテクト
- セキュリティアーキテクト
- クラウドアーキテクト
- テックリード
ひとつの技術をとことん探求するのが好きな方や、自分の専門性を武器に、替えの効かない人材になりたい、と考える方に向いています。
常に新しい知識を学びつづけることが必要ですが、その分、高い報酬を得られるキャリアです。

2-2.フルスタック路線を目指す
フルスタックエンジニアとは、特定の分野に特化するのではなく、開発の幅広い工程を一人でこなせる、万能型のエンジニアを指します。
例えば、Webサービス開発において、ユーザーが見る画面(フロントエンド)から、裏側のデータ処理(バックエンド)、そしてその土台となるサーバー(インフラ)まで、すべての領域に精通しているようなイメージです。
幅広い技術に興味があり、全体像を把握しながらものづくりをしたい方や、将来的に自分でサービスを立ち上げたいと考えている方に向いています。
一人で何でもできるため、特に少数精鋭で開発を行うスタートアップ企業などで重宝される存在です。または、アジャイルでソフトウェア開発を行いたい大企業での活躍もできます。
「広く浅く」ではなく、広く深い知識と経験が必要な、挑戦的なキャリアです。

2-3.マネジメント職を目指す
マネジメント職は、自身が手を動かして開発するのではなく、チームを率いてプロジェクトを成功に導く役割を担います。
代表的な職種がは以下の通りです。
- プロジェクトマネージャー(PM)
- プロジェクトリーダー(PL)
技術的な知識をベースに持ちながら、プロジェクトの進捗管理、予算管理、品質管理、そしてメンバーの育成やモチベーション管理まで、幅広い責任を持ちます。
技術力だけでなく、リーダーシップやコミュニケーション能力といった、人を動かす力が不可欠です。
コードを書くことよりも、チームで大きな目標を達成することに喜びを感じる方や、組織の中で影響力を発揮したいと考える方に向いています。
エンジニアとしての経験を活かし、経営視点でプロジェクトに関われるのが魅力です。

2-4.ITコンサルタントを目指す
ITコンサルタントは、企業の経営層が抱える課題に対し、ITを活用した解決策を提案する仕事です。
技術的な視点だけでなく、経営的な視点から、顧客のビジネスを成功に導くパートナーとなります。
例えば、「売上を伸ばしたい」という顧客の要望に対し、適したITシステムを提案したり、「コストを削減したい」という課題に対し、クラウド導入による業務効率化を提案したりします。
高い論理的思考能力や、顧客を納得させるプレゼンテーション能力がカギです。
技術を手段として、企業の経営そのものに深く関わりたい、と考える方に向いています。
エンジニアとしての経験を、ビジネスの最前線で活かすことができる、やりがいの大きい仕事です。

2-5.フリーランスを目指す
フリーランスは、特定の企業に所属せず、個人として独立して、プロジェクト単位で仕事を受ける働き方です。
会社員時代よりも高い収入を得られる可能性がある一方で、すべての責任を自分で負う、実力主義の究極の形です。
技術力と実績があれば、企業に属さずに、複数のプロジェクトを掛け持ちしたり、高単価な案件を選んで契約したりすることができます。働く時間や場所も、自分で自由に決められるのが大きな魅力です。
ただし、案件を獲得するための営業活動や、契約・経理といった事務作業も、すべて自分で行う必要があります。
仕事が途切れるリスクや、福利厚生がなくなるデメリットも考慮しなければなりません。自己管理能力が高く、自分の力で道を切り拓いていきたい、と考える方に向いています。
3.ITエンジニアのキャリアパス別の平均年収ランキング
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キャリアパスを考えるうえで、年収は自身の市場価値を示す重要な指標です。
ここでは代表的なエンジニア職の平均年収をランキング形式で紹介します。
もちろん、年収は個人のスキルや経験、所属する企業によって大きく変動します。あくまでひとつの目安として、自身のキャリアプランを立てる際の参考にしてください。
順位 | 職種 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | ITアーキテクト | 746万円 |
2位 | プロジェクトマネージャー | 643万円 |
3位 | クラウドエンジニア | 580万円 |
4位 | ITスペシャリスト | 559万円 |
5位 | アプリエンジニア | 550万円 |
6位 | セキュリティエンジニア | 549万円 |
7位 | Webエンジニア | 545万円 |
8位 | システムエンジニア | 518万 |
このように、一般的に、より上流の工程や、経営に近い役割を担う職種ほど、年収が高くなることが分かります。
自身の目指す年収と、そのために必要なスキルや経験を照らし合わせて、キャリアの方向性を考えることが大切です。

4.ITエンジニアのキャリアパス例8選

ここでは、あなたの現在の立場から、どのようなキャリアパスが考えられるのか、例を職種別に紹介します。
未経験の方から、すでにある程度の経験を積んだ方まで、それぞれの状況に合わせたキャリアの歩み方を提示します。
各キャリアパスは、あくまで一例です。あなたの興味や適性に合わせて、自分だけのキャリアパスを描いてください。
ITエンジニアのキャリアパス例は、以下の通りです。
- 未経験からのキャリアパス
- 開発エンジニアのキャリアパス
- システムエンジニアのキャリアパス
- Webエンジニアのキャリアパス
- プログラマ―のキャリアパス
- インフラエンジニアのキャリアパス
- 下流工程エンジニアのキャリアパス
- 上流工程エンジニアのキャリアパス
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4-1.未経験からのキャリアパス
まったくの未経験からITエンジニアを目指す場合、まずは実務経験を積める職種を選ぶことが最優先です。
運用・監視やテストといった業務は、未経験者向けの求人も多く、IT業界への入り口として適しています。
職業 | 年収の目安 |
---|---|
監視・運用オペレーター | 300万円~500万円 |
テストエンジニア | 300万円~500万円 |
インフラエンジニア | 300万円~800万円 |
開発エンジニア | 300万円~800万円 |
まずは運用・監視やテストの業務でITの基礎を学び、実務経験を積みます。そのうえで、インフラエンジニアとして構築・設計へ進んだり、開発エンジニアとしてプログラミングスキルを磨いたり、といった次のステップを目指します。
最初の1〜2年で得た経験が、その後のキャリアの土台となります。
4-2.開発エンジニアのキャリアパス
開発エンジニアは、Webサービスや業務システムなど、幅広い領域で活躍します。
以下の表では、開発エンジニアが目指せる代表的なキャリアパスと、それぞれの年収の目安を紹介します。
職業 | 年収の目安 |
---|---|
プログラマー | 300万円~600万円 |
システムエンジニア | 300万円~800万円 |
テックリード | 600万円~1000万円 |
開発エンジニア | 300万円~800万円 |
フルスタックエンジニア | 400万円~900万円 |
開発エンジニアとしてのキャリアは、まずプログラマーとしてコーディングスキルを磨くことから始まります。
そこから、設計を担当するシステムエンジニアや、幅広い技術を扱うフルスタックエンジニアなどへと進む道が一般的です。
最終的には、チームの技術を牽引するテックリードや、プロジェクト全体を管理するPMを目指せます。
4-3.システムエンジニアのキャリアパス
システムエンジニア(SE)として上流工程の経験を積んだ先には、マネジメント職や、より専門的なコンサルタントへの道がへの道が開けています。
顧客との折衝経験が、大きな武器になります。
以下の表では、システムエンジニアが目指せる代表的なキャリアパスと、それぞれの年収の目安を紹介します。
職業 | 年収の目安 |
---|---|
プロジェクトリーダー | 500万円~800万円 |
プロジェクトマネージャー | 600万円~1200万円 |
ITコンサルタント | 600万円~1500万円以上 |
まずは数人規模のチームをまとめるプロジェクトリーダー(PL)として経験を積みます。
その後、プロジェクト全体の責任者であるPMへとステップアップするのが一般的なキャリアパスです。
その先には、ITコンサルタントとして、より経営に近い立場で顧客の課題解決に携わる道もあります。
4-4.Webエンジニアのキャリアパス
Webエンジニアは、技術の流行り廃りが速い世界で、常に新しいスキルを学び続けることが不可欠です。
その分、以下のような多様なキャリアパスを選択できます。
職業 | 年収の目安 |
---|---|
フロントエンドエンジニア | 300万円~700万円 |
バックエンドエンジニア | 300万円~700万円 |
フルスタックエンジニア | 400万円~900万円 |
テックリード | 600万円~1000万円 |
最初は、画面側を担当するフロントエンドか、サーバー側を担当するバックエンド、どちらかの専門性を磨きます。
その後、両方の領域を扱えるフルスタックエンジニアや、技術的なリーダーであるテックリードを目指します。
最終的には、フリーランスとして独立を目指すことも可能です。
4-5.プログラマーのキャリアパス
プログラマーとしてプログラミングスキルを磨いた後は、設計工程へのステップアップが王道です。
そのうえで、技術力を極めていくテックリードやITアーキテクトが主なキャリアパスです。
職業 | 年収の目安 |
---|---|
システムエンジニア | 300万円~800万円 |
ITアーキテクト | 500万円~1000万円 |
テックリード | 600万円~1000万円 |
プログラミングの経験を活かし、システムエンジニアとして設計工程に携わるのが最初のステップです。
詳細設計や基本設計が1人でできない限り、キャリアアップすることはできません。
4-6.インフラエンジニアのキャリアパス
インフラエンジニアは、システムの土台となる基盤を支える、ITに不可欠な存在です。近年では、クラウド技術の習得がキャリアアップのカギとなります。
キャリアの入り口は、システムの運用・監視業務が一般的です。
職業 | 年収の目安 |
---|---|
インフラエンジニア(上流工程) | 450万円~700万円 |
クラウドエンジニア | 500万円~900万円 |
セキュリティエンジニア | 500万円~800万円 |
プロジェクトマネージャー | 600万円~1200万円 |
ここで基礎を学んだ後、サーバーやネットワークの構築、そして設計へと、徐々に上流工程を目指します。
AWSなどのクラウド技術を習得し、クラウドエンジニアへ転身することで、市場価値を大きく高めることが可能です。
4-7.下流工程エンジニアのキャリアパス
「下流工程」を担当しているエンジニアは、まず「上流工程」の経験を積むことが必要です。
下流工程の経験だけでは、年収やキャリアが頭打ちになりがちです。
そのため、開発やインフラの「構築」案件に挑戦し、「作れる」スキルを身に付けることが重要です。
職業 | 年収の目安 |
---|---|
インフラエンジニア(上流工程) | 450万円~700万円 |
開発エンジニア(上流工程) | 500万円~800万円 |
QAエンジニア | 540万円~700万円 |
インフラの構築やシステムの実装を行う経験を積むことで、設計などの上流工程への道が開かれ、キャリアの選択肢が一気に広がります。
また、テストの経験を活かし、品質保証の専門家であるQAエンジニアを目指す道もあります。
4-8.上流工程エンジニアのキャリアパス
要件定義や基本設計といった「上流工程」をすでに経験しているエンジニアは、キャリアの選択肢が豊富です。
マネジメントか、さらなる専門性を追求するかが、主な分岐点となります。具体的には、以下の通りです。
職業 | 年収の目安 |
---|---|
インフラエンジニア(上流工程) | 450万円~700万円 |
開発エンジニア(上流工程) | 500万円~800万円 |
QAエンジニア | 540万円~700万円 |
上流工程の経験を活かし、PL、PMとマネジメントの道に進むのが王道です。
また、技術的な知見とビジネス理解力を武器に、ITコンサルタントとして、より経営に近い立場で活躍することも可能です。
あるいは、企業のIT戦略を支えるITアーキテクトとして、技術者の頂点を目指す道もあります。
5.キャリアパス実現にはキャリアプランが必須

様々なITエンジニアのキャリアパス例を紹介してきましたが、これらのキャリアパスは待っているだけでは実現しません。
理想のキャリアパスを実現するためには、具体的なキャリアプランを立てることが不可欠です。
なぜなら、キャリアプランがないと、日々の業務に追われる中で、自分がどこに向かっているのかを見失ってしまうからです。明確な地図とコンパス(キャリアプラン)があって初めて、あなたはゴールに向かって迷わず進むことができます。
会社があなたのキャリアを考えてくれる、というのは幻想です。あなたの人生のハンドルを握っているのは、あなた自身です。
受け身の姿勢では、会社にとって都合の良いキャリアを歩まされるだけです。
主体的に自身のキャリアプランを設計し、それを実現するために、日々の仕事や学習に取り組んでください。
その姿勢こそが、理想のキャリアを手に入れるための、唯一の方法です。
ただ、自分一人でキャリアプランを考えるのは容易ではありません。机上の空論にではないキャリアプランをつくるには、転職も視野に入れる必要があるからです。
そのため、自分の市場価値を把握し、今の会社のままでキャリアパスを実現できないと判明したとき、すぐに転職できる状態を整えておく必要があります。
とはいえ、自分がいつでも転職できる状態なのか、実際に転職してみないと分かりませんよね。
そんなときは、エンジニア専門の転職支援サービス「ユニゾンキャリア」で、自分の市場価値を図ってみませんか?
6.ITエンジニアのキャリアプランの立て方

ここでは、あなたのキャリアプランを立てるための、5つのステップを紹介します。
キャリアプランの立て方は、以下の通りです。
- まずは10年後に欲しい年収を決める
- 理想の収入を得られる職種を決める
- 希望の職種になれるキャリアプランを作る
- いつでも転職できる状態を作る
- 現役エンジニアか転職のプロに相談
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6-1.まずは10年後に欲しい年収を決める
キャリアプランの第一歩は、「10年後に、自分はどのくらいの年収を得たいか」という具体的な目標を決めることです。
仕事のやりがいも大切ですが、年収は生活や人生の選択肢を広げるための土台です。また、年収は市場価値を示す指標でもあります。
まずは、あなたが10年後、どのような生活を送りたいかを想像してみてください。「都心に住みたい」「家族を不自由なく養いたい」「趣味にお金をかけたい」など、理想のライフスタイルを実現するために必要な年収を設定します。
この年収の目標がキャリアプランのベースとなります。
例えば、10年後に年収1000万円に目指す方と、年収500万円を目指す方では、キャリアプランがまったく異なりますよね。
そのため、まずは10年後に欲しい年収を決めるところからはじめることをおすすめします。

6-2.理想の収入を得られる職種を決める
10年後の目標年収が決まったら、次に、その年収を実現できる可能性のある職種を探します。
本記事の「ITエンジニアのキャリアパス別の平均年収ランキング」などを参考にしてください。
例えば、「10年後に年収1000万円」を目指すのであれば、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーといった、高い専門性やマネジメント能力が問われる職種を目指すことになります。
今の段階では、ひとつの職種に絞る必要はありません。
まずは、自身の興味や適性を考慮しながら、複数の選択肢をリストアップしてみてください。目指すべきゴールが明確になることで、そこに至るまでの道のりが考えやすくなります。
6-3.希望の職種になれるキャリアプランを作る
目指すべき職種(ゴール)が決まったら、いよいよ、その職種になるまでの計画、つまりキャリアプランを作ります。
ゴールから逆算して、どのようなスキルや経験を、どの順番で積んでいくべきかを考えます。
「3年後までには、この会社のこのポジションで、設計の経験を積む」「そのために、来年までにこの資格を取得する」といったように、マイルストーンを置いていくのです。
このような計画があることで、あなたは日々の業務や学習において、「今、自分は全体のどの位置にいて、何のためにこれをやっているのか」について、常に意識することができます。
この意識の差が、数年後の成長の差となって表れます。

6–4.いつでも転職できる状態を作る
キャリアプランを立てるうえで、もうひとつ重要な視点があります。それは、「いつでも転職できる状態を、常に作っておく」ということです。
これは、今の会社に不満があるかどうかとは関係ありません。IT業界は変化が速く、会社の業績や事業方針が、いつ変わるか分かりません。また、あなた自身の興味や目標が、将来的に変わる可能性もあります。
どのような変化にも対応できるよう、常に自身の市場価値を意識し、高め続ける努力が必要です。
自身のスキルや経験をまとめた職務経歴書を定期的に更新したり、外部の勉強会に参加して人脈を作ったり、といった活動が挙げられます。
いつでも転職できる準備をしておくことが、キャリアにおける最大のリスクヘッジとなるのです。

6-5.現役エンジニアか転職のプロに相談
キャリアプランを一人で立てるのが難しいですよね…。
その場合は、一人で抱え込まず、現役のエンジニアや、転職のプロフェッショナルに相談することをおすすめします。
特に、IT業界の転職事情に精通した転職エージェントは、あなたの良き相談相手となります。
彼らは、数多くのエンジニアのキャリア相談に乗ってきた経験から、あなたのスキルや適性に合ったキャリアプランを客観的な視点から提案してくれます。
また、最新の業界動向や、求人市場のリアルな情報も持っています。自分一人では気づけなかった、新しいキャリアの可能性を発見できるかもしれません。
専門家の知見を借りることはキャリアプランをより確かなものにするための手段です。
7.キャリアパス実現に失敗したITエンジニアの末路
理想のキャリアパスを描いてIT業界に飛び込んだものの、数年後に「こんなはずではなかった」と後悔するエンジニアは、残念ながら少なくありません。
キャリアパス実現に失敗したエンジニアの末路は、以下の通りです。
- 経験を積めない企業で長く働き低年収
- 専門性が身に付かず年収が頭打ち
- 年収が低い職種を選び年収が上がらない
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7-1.経験を積めない企業で長く働き低年収
よくある失敗例が、1社目の会社選びを間違え、スキルアップに繋がらない業務を長く続けた結果、低年収から抜け出せなくなるケースです。
「未経験から採用してくれた会社だから」という恩義を感じたり、「今の仕事は楽だから」と変化を恐れたりして、同じ会社に長く留まってしまうのです。
しかし、その会社が下流工程の案件しか扱っていなければ、あなたのスキルは一向に向上しません。
気づけば30歳を過ぎ、周りは設計の経験を積んでいるのに、自分だけが運用・監視業務から抜け出せないこともあります。
いざ転職しようとしても、年齢に見合ったスキルがないため、どこからも内定をもらえない可能性があります。
このような状況に置かれていたら、スキルアップできる企業への転職が必要です。
7-2.専門性が身に付かず年収が頭打ち
明確なキャリアプランを持たずに、会社の指示通り様々な案件を転々とした結果、器用貧乏になってしまうケースもあります。
色々な技術に浅く広く触れたものの、どれも「技術力がある」と自信を持って言えるレベルには達していません。
その結果、「あなたの専門は何ですか?」と問われたときに、何も答えることがことができないのが現実です。
ITエンジニアとして年収アップしていくためには、「これなら誰にも負けない」という、明確な専門性が必要です。
専門性がなければ、あなたの市場価値はなかなか上がらず、年収も一定のラインで頭打ちになってしまいます。
「何でもできます」は、裏を返せば「何もできません」と同じ意味に捉えられかねないのです。

7-3.年収が低い職種を選び年収が上がらない
IT業界のキャリアを理解しないまま、目先のことだけ考え職種を選んでしまい、後から後悔するケースもあります。
例えば、どうしても年収800万円以上を目指したい、という目標があったとします。
しかし、最初に選んだ職種が、キャリアを極めても平均年収が600万円程度の職種だったとしたら、その目標を達成するのは困難です。
自身のキャリアプランにおいて年収を重視するのであれば、どの職種がどのくらいの年収なのかを知っておく必要があります。
職種の選択を間違えると、後から軌道修正をするのは大変です。そのため、最初からキャリアアップを踏まえたうえで、必要なスキルを身に付けられる職種に転職することをおすすめします。
8.ITエンジニアのキャリアはユニゾンキャリアに相談
ITエンジニアの多様なキャリアパスとキャリアプランの重要性について、ご理解いただけたでしょうか?
これだけのキャリアパスの中から、自分に合った職種を見つけ出し、キャリアプランを立てるのは、簡単なことではありません。
そんなときは、ITエンジニア転職のプロ「ユニゾンキャリア」に、お気軽にご相談ください。
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8-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
本記事を読んで、ITエンジニアの多様なキャリアパスをご理解いただけたかと思います。
しかし、選択肢が多ければ多いほど、「じゃあ、自分は一体どうすればいいんだ?」とかえって道に迷うものです。
実際問題、どの職種でどのぐらいの年収なのか、経験やスキルにとって異なるため、ネット情報は当てになりません。
ユニゾンキャリアであれば、企業の人事やエンジニアから聞いた情報をもとに、キャリアや年収についてお伝えしています。
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8-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけは何ですか?
前職ではキャリアアップが難しいと感じ、転職を決意しました。取った資格を活かせる案件に入ってスキルを磨きたかったのに、できなかったんです。
本当はLPICを活かしてLinux環境の案件に入りたかったんですが、セキュリティソフトのオペレーター業務に就くことになりました。このままだと中途半端にスキルを積むことになって、今後のキャリアに悪影響が出るんじゃないかと悩んでいて…。
早くキャリアアップしたいのに、どうしたらいいのかわからなくなっちゃったんです。
キャリア相談ができる相手を探していた時にユニゾンキャリアさんに出会いました!
転職活動で不安だったことは何ですか?
自分自身の市場価値がわからず、不安でした。社内SEとセキュリティソフトのオペレーターの案件に入ってたので経験浅いと思われちゃうんじゃないかと…。
面接で話せる強みが少なく、自分のスキルに自信がなかったんです。
年収はいくら上がりましたか?
年収は40万くらい上がりました。月収だと3~4万は上がってますね。年2回ボーナスもあってありがたいです…!年収が上がったおかげで好きな場所に住めるようになりました!
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