
最終更新日:2025.08.14
ITエンジニアのキャリアパスの描き方と具体例7選!未経験からのキャリアプランも解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- エンジニアのキャリアパスを教えて!
- 未経験からのキャリアパスには何がある?
- キャリアパスはどうやったら実現できるの?
未経験からエンジニアになって活躍するためには、キャリアパスを知っている必要があります。
もしエンジニアのキャリアパスを知らないまま転職してしまうと、会社から「スキルアップにつながるから!」と言われ、実際にはスキルアップにならない業務ばかり任される恐れがあります。
せっかくエンジニアとして働くなら、手に職を身に付け、どこでも働ける人材になりたいですよね。
どのようなキャリアを歩めばいいのか知ることができれば、どんな会社がブラック企業なのかも分かるようになります。
記事の要約
本記事では「未経験からエンジニアを目指している方」を対象に、エンジニアにはどのようなキャリアパスがあるのか、5~10年後を見据えてどのキャリアパスを選んだらいいのか、それぞれ解説していきます。

1.エンジニアのキャリアパスは選び方が大事

エンジニアとしてのキャリアを成功させるには、まずはキャリアパスの選び方が何よりも重要です。
どの山に登るのかを決めなければ、どの装備が必要で、どのルートで行くべきかが見えてきません。
そして、その思い描いたキャリアパスを実現するために、次に重要になるのが「会社選び」です。なぜなら、未経験の場合、最初の会社がキャリアの方向性をほぼ決定づけてしまうからです。
例えば、「クラウドエンジニアになりたい」というキャリアパスを描いても、クラウド案件がまったくない会社に入社してしまっては、目標達成は遠のくばかりです。
その結果、会社選びを間違えると、キャリアパス自体が絵に描いた餅になってしまいます。
まずはどのようなキャリアパスがあるのかを知り、そのうえで会社選びを真剣に行うことが、あなたのエンジニア人生の土台を築くのです。
2.エンジニアにキャリアパスが必要な理由5選

エンジニアがキャリアパスを考えないのは、「変化の激しいIT業界という海を、行き先も決めずに、コンパスも持たずに航海する」ようなものです。
ここでは、キャリアパスが必要な5つの理由を解説します。
- 転職で会社選びに失敗しなくなる
- 面接でキャリアについて話せて高評価
- 5~10年後にキャリアが詰むのを回避
- キャリアパスのトレンド変化に対応
- キャリアアップに必要なスキルが分かる
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2-1.転職で会社選びに失敗しなくなる
自分の中でキャリアパスが明確になっていれば、会社選びの「軸」ができます。
その結果、求人情報に踊らされることなく、自分の目的に合った会社を選ぶことができ、転職の失敗を減らすことが可能です。
例えば、「3年後には、クラウドの設計・構築に携わりたい」というキャリアパスを描いているとします。その場合、いくら給料が高くても、クラウド案件が少ない会社や、保守・運用の仕事しかない会社は、転職の選択肢から外れるはずです。
キャリアパスという物差しを持つことで、「給料が高いから」「大手だから」といった、漠然とした理由で会社を選ばなくなるため、入社後のミスマッチを防ぐことができるのです。

2-2.面接でキャリアについて話せて高評価
面接では、ほぼ間違いなく「将来、どんなエンジニアになりたいですか?」という質問をされます。
これは、あなたのキャリアに対する考え方の深さや、仕事への意欲を測るための、重要な質問です。
このとき、キャリアパスをしっかり描けていると、「まずは〇〇の技術を1年間で習得し、3年後には〇〇の仕事に挑戦し、将来的には〇〇の分野で貢献したい」と、具体的に回答できます。
このような回答ができると、採用担当者に「計画性がある」「成長意欲が高い」という強い印象を与え、高く評価されます。
逆に、面接であやふやな回答をしてしまうと、成長意欲が低いと判断されかねないため、注意が必要です。

2-3.5~10年後にキャリアが詰むのを回避
IT業界は技術の進化が速く、今ある仕事が5年後、10年後にも同じように存在するとは限りません。
キャリアパスを描かずに、目の前の仕事だけをこなしていると、気づいたときには自分のスキルが時代遅れになり、キャリアが「詰む」可能性があります。
例えば、古い技術しか扱ってこなかったエンジニアは、その技術が使われなくなった途端に仕事がなくります。
これは決して大げさな話ではありません。
常に5年後、10年後のIT業界を予測し、自分の市場価値を保つ、あるいは高めるためには、どのようなスキルを身に付けておくべきかを考え、計画的に行動するためにキャリアパスが必要なのです。

2-4.キャリアパスのトレンド変化に対応
キャリアパスは、一度描いたら終わりではありません。IT業界のトレンドに合わせて、定期的に見直す必要があります。
例えば、以前はオンプレミス環境が主流でしたが、現在はAWSなどのクラウド技術が急速に普及しています。
こうした変化に気づき、自分のキャリアパスを「クラウド領域に強いエンジニアになる」という方向へ修正できた方は、市場価値を高めることができました。
変化の激しい業界だからこそ、自分の立ち位置と進むべき方向を常に確認し、柔軟に軌道修正していくための「キャリアの地図」としてキャリアパスは機能するのです。
あなた自身の市場価値を最大化するために、地図のアップデートは欠かせません。

2-5.キャリアアップに必要なスキルが分かる
キャリアパスを描くことで、今の自分に足りないスキルは何かが明確になります。
そして、そのスキルを身に付けるために、次に何をすべきか、という具体的な計画を立てることができます。
例えば、「プロジェクトリーダーになりたい」という目標を立てた場合、今の自分には技術力だけでなく、進捗管理能力や、メンバーとの調整能力が足りない、ということが分かりますよね。
これらのスキルを身に付けるために、まずは小規模なチームのリーダーを経験させてもらう、といった次のアクションが見えてきます。
日々の業務はキャリアアップに必要なスキルを身に付けるためのものだと考えることが大切です。
3.エンジニア未経験からのキャリアパス例
ここでは、未経験からエンジニアになった場合のキャリアパスの7つを紹介します。
- インフラエンジニアのキャリアパス例
- システムエンジニアのキャリアパス例
- プログラマーのキャリアパス例
- Webエンジニアのキャリアパス例
- 組み込みエンジニアのキャリアパス例
- 社内SEのキャリアパス例
- テストエンジニアのキャリアパス例
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3-1.インフラエンジニアのキャリアパス例
インフラエンジニアは、ITシステムの基盤を支える重要な仕事です。
未経験からインフラエンジニアになる場合、一般的には以下のような段階を踏んでキャリアを形成していきます。
具体的に、未経験からのインフラエンジニアのキャリアパスは以下のとおりです。
年次 | 工程 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
0〜2年 | 下流工程 | 監視・運用・保守 |
3〜5年 | 上流工程 | 構築・設計・要件定義 |
5年以上 | 全工程 | PM・コンサルティング |
最初の監視・運用業務でシステムの全体像と障害対応の基礎を学び、その経験を土台に、より専門性の高い設計・構築へとステップアップするのが王道のキャリアパスです。
最終的には、クラウドやセキュリティといった分野の専門家を目指す道や、チーム全体を率いる管理職への道が開かれます。
3-2.システムエンジニアのキャリアパス例
システムエンジニア(SE)は、顧客の要望を形にする仕事です。
未経験からは、まず開発現場の基礎を学ぶために、プログラミングやテストからキャリアがスタートします。
具体的に、未経験からのシステムエンジニアのキャリアパスは以下のとおりです。
年次 | 工程 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
0〜2年 | 下流工程 | プログラミング・テスト・運用・保守 |
3〜5年 | 上流工程 | 詳細設計・基本設計・要件定義 |
5年以上 | 全工程 | PM・PL・コンサルティング |
プログラミングやテストの経験を通じて、システム開発の流れを肌で感じることが、その後のキャリアの土台となります。
徐々に作る側から「どう作るかを決める側」へと役割がシフトしていき、最終的には顧客と直接対話し、システムの根幹を決める最上流の工程を担います。
3-3.プログラマーのキャリアパス例
プログラマーは、実際にコードを書き、システムを形にする専門職です。
まず簡単なテストや修正から担当し、徐々に中心的な機能の開発を任されるようになります。
具体的に、未経験からのプログラマーのキャリアパスは以下のとおりです。
年次 | 工程 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
0〜2年 | 下流工程 | プログラミング・テスト |
3〜5年 | 上流工程 | 詳細設計 |
5年以上 | 上流工程 | 基本設計・要件定義 |
基本設計や要件定義まで関わる場合は、職種はプログラマーではなく、システムエンジニアなどと呼ばれることになります。
チームの主力メンバーとして複雑な開発を経験した後は、特定の技術を極めてチームを牽引するテックリードなどのスペシャリストの道や、より上流の設計を担当するシステムエンジニアに転身するのが王道のキャリアパスです。
3-4.Webエンジニアのキャリアパス例
Webエンジニアは、まず簡単なシステムの改修やAPI開発、テストなどの業務から始まります。
具体的に、未経験からのWebエンジニアのキャリアパスは以下のとおりです。
年次 | 工程 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
0〜2年 | 下流工程 | コーディング・テスト |
3〜5年 | 上流工程 | 詳細設計・機能開発 |
5年以上 | 全工程 | 開発リーダー |
Webエンジニアはフロントエンドとバックエンド、どちらかの技術を身に付けるところがスタート地点です。
そのために、最低でも一人でWebアプリやHPを作れるレベルまで技術力を磨かなければいけません。
その後は、主要機能の開発や設計を担い、最終的にはチームを牽引したり、チーム全体をまとめたりする役割を目指します。
3-5.組み込みエンジニアのキャリアパス例
組み込みエンジニアは、まずテストやデバッグといった、製品の品質を守る仕事からスタートします。
具体的に、未経験からの組み込みエンジニアのキャリアパスは以下のとおりです。
年次 | 工程 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
0〜2年 | 下流工程 | テスト・デバッグ・プログラミング |
3〜5年 | 下流工程 | ファームウェア開発 |
6〜7年 | 上流工程 | 詳細設計・基本設計・要件定義 |
8年以上 | 全工程 | マネジメント |
ハードウェアに近い、独特な開発環境に慣れながらプログラミングの基礎を学び、3年目以降は製品の頭脳にあたる「ファームウェア」の開発など、より専門性の高い領域に進みます。
最終的には、開発チーム全体を率いるプロジェクトリーダーやPMを目指すのが一般的なキャリアパスです。
3-6.社内SEのキャリアパス例
自社のIT環境を守る社内SEは、まず社員からの問い合わせに対応するヘルプデスク業務から始めるのが一般的です。
具体的に、未経験からの社内SEのキャリアパスは以下のとおりです。
年次 | 工程 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
0〜2年 | 下流工程 | ヘルプデスク・運用保守 |
3〜5年 | 上流工程 | システム企画・導入 |
5年以降 | 全工程 | 情報システム部門マネージャー |
自社のシステム構成と業務内容を深く理解することが、その後の仕事の土台になります。
ヘルプデスクで得た現場の知識を活かし、社内業務を効率化するシステムの企画や導入を担い、最終的には会社全体のIT戦略を考えるマネジメントの道に進みます。
ただし、社内SEとしてキャリアアップしていくのは至難の業です。入社時点で幹部候補などが決まっているため、最初にヘルプデスクを任されると、ほかの業務を担当する機会が限られます。
そのため、未経験から社内SEになる場合、面接でキャリアパスについて詳しく聞いておく必要があります。
3-7.テストエンジニアのキャリアパス例
テストエンジニアは、まずテスト項目書に沿ってテストを実行する業務からキャリアが始まります。
テストエンジニアのキャリアパスとしては、プログラミングスキルを身に付けてプログラマーになる道と、品質保証のスキルを身に付けてQAエンジニアになる道に分かれます。
以下の表では、テストエンジニアのキャリアパスについてまとめました。
年次 | 工程 | 主な仕事内容 |
---|---|---|
0〜2年 | 下流工程 | テスト実行 |
3〜5年 | 上流工程 | テスト設計・テスト計画・要件定義 |
5年以降 | 全工程 | マネジメント |
地道な作業を通じて、システムの仕様を隅々まで理解し、品質に対する鋭い視点を養います。その経験を活かし、より効率的に不具合を発見するための「テスト設計」を担うようになります。
最終的には、テストを行うチームのマネジメントを行うPMや、品質保証全体の戦略を考えるコンサルタントなど、より専門性の高いキャリアに進んでいきます。
4.エンジニアのキャリアパスは将来性を考慮!

エンジニアがキャリアパスを描くうえで、将来性を考慮することも重要です。
IT業界のトレンドは目まぐるしく変わるため、以下のようなキャリアを避けることを意識してみてください。
- 未経験からローコード開発は避けたい
- プログラミングはAIに奪われる仕事
- 下流工程の経験もないと市場価値が低い
- 小規模開発の経験だけだと年収頭打ち
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4-1.未経験からローコード開発は避けたい
近年、プログラミングの知識があまりなくても、アプリケーションを開発できるローコード開発が注目されています。
しかし、未経験からエンジニアを目指す方が、最初のキャリアとしてローコード開発を選ぶのは避けるべきです。
なぜなら、ローコード開発では、プログラミングの基礎となる考え方や、コンピュータの仕組みを深く理解するための経験を積めないからです。
最初のキャリアでこの部分が抜け落ちてしまうと、応用が利かず、将来的にローコード開発の仕事がなくなったときに、ほかの開発ができずにキャリアが詰んでしまう恐れがあります。
まずは、しっかりとコードを書く経験を積んでから、上流工程の業務に携わることをおすすめします。

4-2.プログラミングはAIに奪われる仕事
生成AIの進化によってプログラミングは効率化され、以前よりも少人数を行うことができます。
単純なWebサイトの作成や、決まったパターンのコードを書くといった、単純作業に近いプログラミングは、今後AIに代替されていく可能性が高いです。ただし、プログラミングがなくなることを意味するわけではありません。
顧客の曖昧な要望をシステムの仕様に落とし込む「要件定義」や、複雑な問題を解決するためのシステムの「設計」といった、上流工程の価値は、むしろ高まっていきます。
AIに代替されない問題解決能力を磨くことが今後のエンジニアには求められます。
4-3.下流工程の経験もないと市場価値が低い
キャリアアップを目指し、早く上流工程に携わりたいと考えるのは自然なことです。だからといって、コーディングやテストといった「下流工程」の経験を軽視してはいけません。
下流工程の経験がないまま、設計などの上流工程に携わると、市場価値がするに頭打ちになる恐れがあります。
なぜなら、コーディングやテストを行う現場を知らないまま作られた設計書は、机上の空論になりがちだからです。
実際にコードを書いた経験がなければ、どれくらい開発に時間がかかるのか、どのような問題が起きやすいのか、といった想像力が働きません。
その結果、実現不可能な設計をしてしまい、現場を混乱させることになります。下流工程の豊富な経験があってこそ、上流工程の業務を高いレベルで行えるようになります。
4-4.小規模開発の経験だけだと年収頭打ち
小規模な開発経験だけでは、すぐ年収が頭打ちになる恐れがあります。
なぜなら、エンジニアとして年収を上げるためには大規模開発で求められる、厳格な品質管理やセキュリティ、大人数での開発プロセスへの理解が不可欠だからです。小規模開発では、こうした経験を積む機会が限られます。
例えば、金融システムなど絶対に止まらない開発では、個人の技術以上にプロセスが重視されます。
この経験がないと、「責任の大きな開発は任せられない」と見なされ、高年収の求人には手が届きません。
エンジニアとして1~3年までなら小規模開発の経験でも市場価値は高いですが、より年収を上げたいのなら、キャリアのどこかで大規模開発を経験しておくことが重要です。
5.エンジニアのキャリアパスの描き方
エンジニアがキャリアパスを描く手順を間違えると、会社選びの失敗やキャリアアップのスピード鈍化につながります。
そのため、キャリアパスを考える際は、以下の手順で進めていただくと、転職の失敗を防ぐことができます。
- キャリアや年収の目標を決める
- キャリアパスのトレンドを確認
- 必要なスキルや経験を洗い出す
- 転職が必要かどうかを決める
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5-1.キャリアや年収の目標を決める
まずは、あなた自身が将来どうなっていたいのかを決めます。このとき、できるだけ具体的に目標を考えることが大切です。
「すごいエンジニアになりたい」といった漠然としたものではなく、「30歳で年収600万円稼ぐWebエンジニアになりたい」「将来的には、フリーランスとして場所にとらわれずに働きたい」といった、具体的な目標です。
この目標がキャリアパスにおける「ゴール」になります。
この目標から逆算して、今何をすべきかが見えてきます。
どんな技術を学び、どんな会社で、どのような経験を積むべきかを決める判断基準が、この目標になるのです。

5-2.キャリアパスのトレンドを確認
次に、キャリアにおける目標がIT業界の今のトレンドと合っているかを確認します。
例えば、「Flashエンジニアとしてスペシャリストになりたい」という目標を立てても、Flashという技術自体が、現在ほとんど使われていないため、そのキャリアパスを実現するのは非常に困難です。
そのため、自分のやりたい業務と、世の中から求められている業務のすり合わせを行わないと、将来的にキャリアが崩壊するする恐れがあります。
インターネットや技術書、あるいは転職エージェントなどから情報を収集し、数年後も需要があり、成長が見込める分野はどこなのかを日々、情報収集をすることが大切です。
IT業界のトレンド把握を通じて、定期的により現実的で、市場価値の高いキャリアパスへと、目標を軌道修正していきます。

5-3.必要なスキルや経験を洗い出す
キャリアの目標が決まったら、次に行うのは目標達成に必要なスキルや経験を洗い出す作業です。
なぜなら、この洗い出しが具体的であるほど、やるべきことが明確になるからです。
例えば、インフラエンジニアが「3年後にクラウドの設計・構築ができるようになりたい」という目標を立てたとします。その場合、目標を達成するために以下のようなスキルと経験が必要になります。
必要なスキルと経験の具体例
- Linuxの基礎知識
- ネットワークの基礎知識
- AWS SAA資格の取得
- AWSでの構築実務経験
- 仮想化技術の理解
このように必要なスキルと経験をリストアップすることで、ゴールまでの道のりが明確になります。
あとは、これらのスキルを習得できたり、経験を積めたりする会社なのかを確認することが大切です。
5-4.転職が必要かどうかを決める
今の会社で必要なスキルや経験を得ることができるかを確認して、転職の必要があるのかを決めてください。
もし、今の会社で必要なスキルや経験を積めるのであれば、無理に転職する必要はありません。
上司にキャリアの希望を伝え、そのキャリアが社内で実現かのうかを確認したうえで、希望の仕事に就けるように努力することが大切です。
今の会社でどう頑張っても必要な経験が積めない場合は、そこで初めて転職という選択肢が出てきます。
あくまでもキャリアパスを実現するための手段として、必要であれば転職をするようにしてください。
ただ、自分一人でキャリアパスを描くのは大変な作業です。本当にこのキャリアパスで合っているかも分かりませんよね。
そんなときは、エンジニア専門の転職支援を行うユニゾンキャリアに聞いてみると、具体的なキャリアパスを教えてくれます。
IT企業の人事からエンジニアのキャリアパスを確認しているため、あなたに合ったキャリアパスを提案できます。
6.エンジニアはキャリアパスがないと転職失敗

エンジニアがまったくキャリアパスを描かずに転職活動を始めると、会社選びに失敗する可能性高くなります。
ここでは、キャリアパスがないまま転職活動を始めた結果、転職に失敗した3つのケースについて解説します。
- 家電量販店やコールセンターに派遣される
- ヘルプデスクやキッティングだけ任される
- 希望の業務任されずスキルアップできない
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6-1.家電量販店やコールセンターに派遣される
キャリアパスがないまま転職すると、エンジニア採用のはずが、家電量販店やコールセンターへ派遣されることがあります。
なぜなら、エンジニア採用の名目で人を集め、ITと無関係な現場へ派遣して利益を得る会社が存在するからです。
一度配属されると、1年後もエンジニアとしてのスキルは何も身に付きません。再び転職しようとしても、転職市場からは「未経験」としか見なされず、時間を完全に無駄にします。
「エンジニアとして〇〇の仕事がしたい」という明確なキャリアパスを持つと、面接で根掘り葉掘り聞くようになります。
実際の面接で「入社後に何をやるか」を聞き、その内容が自分のキャリアにつながらない場合は転職しないでください。
6-2.ヘルプデスクやキッティングだけ任される
ヘルプデスク(社内からのITに関する問い合わせ対応)や、キッティング(PCの初期設定)も、ITに関わる仕事ではあります。
ただし、これらの仕事だけを何年も続けていても、エンジニアとしての市場価値は上がりません。
自分の中に明確なキャリアパスがあれば、「最初の1年はヘルプデスクを通じてシステムについて学び、2年目からはサーバーの監視・運用を経験したい」といった相談ができます。
より希望の業務に携わるためにも、サーバー関連の資格取得もセットにして相談することがおすすめです。
キャリアパスがなければ、会社から与えられた仕事をただこなすだけになり、いくら努力しても年収が上がりません。
このような状況に落ちっていることに気づいたときには、エンジニアとして転職が難しい年齢になっている可能性があります。
6-3.希望の業務任されずスキルアップできない
せっかくプログラマーになりたいと思って入社したのに、いつまで経ってもテストしかさせてもらえないこともよくある話です。
プログラミングを任せてもらうためには、すでにプログラミングスキルが少しだけでも必要です。この現実を知らずに、勉強をせずプログラマーを目指してしまうと、いつまで経ってもプログラミングに携わりません。
このようなキャリアの失敗を避けるためには、研修でプログラミングをみっちり教えてくれる会社を選ぶ必要があります。
ただし、プログラマーや開発エンジニアに限っていえば、未経験からの転職の難易度が高いため、研修が充実した会社に入るためには努力が必要です。
7.エンジニアの転職は未経験ほど会社選びが大事

未経験からのエンジニア転職は、会社選びでキャリアのほぼ決まるといっても過言ではありません。
それなのに転職サイトに並ぶ「未経験歓迎のエンジニア求人」は、どれも同じようにしか見えないのが現実です。
しかも転職エージェントによっては、「あなたならエンジニアになれます」と雑なアドバイスだけで、あとは大量の求人を紹介してくるようなところもあります。そんな雑な求人紹介では、その会社でキャリアが積めるか分かりませんよね。
求人票の表面的な情報だけでは、本当にあなたをエンジニアとして育ててくれる会社なのか、スキルが身に付かない仕事ばかりを任せる会社なのか、その実態を見抜くことはできません。
そのため、応募する求人の会社1社ずつ、仕事内容やキャリアパスを調べることが大切です。
会社の実態について調べないと、会社選びに失敗したときに後悔することにんあります。
このように、エンジニアのキャリアパスを理解していないと、希望の業務に就けないのが恐れが高くなります。
1社目から会社選びに失敗すると、再び転職しようにも年齢を取った分だけ転職の難易度が上がってしまいます。
会社選びのリスクを抑えたいのなら、ユニゾンキャリアからIT企業の実態を聞いてみませんか?
ユニゾンキャリアでは会社の人事からエンジニアのキャリアパスを聞いているため、会社選びの失敗を防げます。
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8.エンジニアのキャリアプランは定期的に修正
エンジニアのキャリアパスは、一度描いたら終わりではありません。
定期的にキャリアパスを見直し、今の自分とIT業界のトレンドに合わせて、キャリアプランに落とし込むことが大切です。
ここでは、キャリアプランを修正するうえで、特に意識すべき3つの視点を解説します。
- 2020年代からスペシャリストを評価
- AIに代替可能な業務は市場価値が下がる
- AI特需でインフラ構築の需要が増加
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8-1.2020年代からスペシャリストを評価
かつて、エンジニアのキャリアは、最終的にPMのようなマネジメント職を目指すのが一般的でした。日本において、年収を大幅に上げる選択肢がほぼほぼ管理職しかなかったためです。
しかし、2020年代に入り、その風潮は大きく変わりつつあります。
特定の技術を極めたスペシャリストが、管理職と同等、あるいはそれ以上に評価されるようになってきたのです。
なぜなら、技術の専門性が非常に高くなり、一人で幅広い技術をカバーするのが不可能になったからです。
自分のキャリアパスを考える際も、管理職を目指すだけでなく、スペシャリストになる道も視野に入れてください。
給与面でも、高い専門性を持つスペシャリストは管理職を上回ることが珍しくありません。

8-2.AIに代替可能な業務は市場価値が下がる
AIの進化により、エンジニアの仕事の一部は、今後AIに代替されています。
特に、マニュアルに沿って行う単純なテスト作業や、監視・運用業務、簡単なコーディングなどは、その筆頭です。
もし仕事内容に「AIに代替されやすい業務」が含まれているのであれば、キャリアプランを修正する必要があります。
AIにはできない、より創造的な仕事に携わらないと、将来的に仕事がなくなる恐れがあります。
そのため、システム設計や要件定義、最新技術の導入といった、上流工程の仕事へとキャリアの軸足を移すことが大切です。
AIを「仕事を奪う敵」と見るか、「便利な道具」として使いこなす側に回るかで、将来は大きく変わります。

8-3.AI特需でインフラ構築の需要が増加
AIが仕事を奪う、という側面がある一方で、AIの普及は新しい仕事の需要も生み出しています。
その代表格が、「AIを支えるインフラ構築」の仕事です。特に生成AIを動かすためには、膨大な計算能力を持つGPUサーバーや、それらをつなぐためのネットワーク環境が不可欠です。
この「AI特需」により、現在、GPUサーバーの構築や、データセンターのネットワーク設計ができるインフラエンジニアの需要が、世界的に急増しています。
今後、AIの進化に合わせて、この分野の市場価値はますます高まっていくと予測されます。
このようにエンジニアの中でもインフラ領域の需要が高まっているため、インフラエンジニアは将来性が高い職業です。

9.エンジニアのキャリアパス相談はユニゾンキャリア
ネット情報だけで、エンジニアのキャリアパスを調べ切るのは現実的ではありません。
多くの転職エージェントは求人紹介に特化しているため、会社ごとのキャリアパスを把握していないキャリアアドバイザーが多いのが現実です。
ユニゾンキャリアでは、キャリアアドバイザーが会社の人事からキャリアパスを確認しているため、エンジニアとしてスキルを身に付けていきたいなら、どの会社に入るのがおすすめなのかお伝えできます。
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9-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
エンジニアのキャリアパスの重要性は分かっても、「自分にはどんなキャリアが向いているのか」「何から調べたら良いのか分からない」など、いくら自分一人で考えても分からないですよね。
未経験の職種がどのようなキャリアパスになっている方はほとんどいないため、多くの方が1社目の転職で失敗しています。
ユニゾンキャリアでは、あなたの「エンジニアになりたい!」という気持ちを裏切らないために、研修が充実していて、スキルが身に付く会社だけを紹介しています。
誰でも未経験からエンジニアに転職できるようにするために行っている、転職支援は以下のとおりです。
-
研修が充実している会社の紹介
-
入社後まで見据えたキャリア提案
-
未経験からでも内定獲得できる選考対策
上記のほかにも、未経験からエンジニアとして内定を獲得できるように、IT業界の説明から行っています。
この一人ひとりのキャリアに真剣に向き合う姿勢が評価され、、Googleの口コミは400件以上で★4.8を獲得しています。
口コミ評価
「まずは話だけ聞いてみたい」という情報収集の段階でも歓迎です。
ご相談から内定後のサポートまで、すべてのサービスは「完全無料」でご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。
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9-2.未経験からの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
転職活動時は何社に応募されましたか?
ユニゾンキャリアさんを利用して4社応募したところ、3社から内定をいただきました。
担当のキャリアアドバイザーの佐瀬さんに何度も面接対策をしてもらったおかげです。本当にありがたかったです。
ぶっちゃけ、年収は上がりましたか?
だいぶ上がりましたね、100万近く上がってます。もともと稼げる職業に就きたかったのでとても嬉しいです。
現職に決めた理由は何ですか?
研修制度が充実しているというのが大きかったですね。未経験からスタートするので、研修制度はかなり重要視していました。
入社後は、研修にてクラウドの基礎から学び、最終的にはAzure認定資格を取得することができました。
また、給与も良かったので、それも決め手のひとつでしたね。
槇原さんはPC初心者で資格がなくてもエンジニアに転職成功することができました。
未経験からエンジニアになれる会社は山ほどありますが、年収が100万円も上がる会社は多くありません。
ユニゾンキャリアでは、エンジニアのキャリアパスをお伝えするだけではなく、最も条件のいい会社を紹介しています。
エンジニアの転職で失敗したくない方は、ぜひユニゾンキャリアにご相談ください。