
最終更新日:2025.06.20
エンジニアの転職はスキル不足だと厳しい?転職相談する前に判断軸が欲しい…。を解決!

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 未経験からエンジニアに転職するのにスキルは必要?
- いまの会社だとスキルが付かないから転職したいけどできる?
- 自分のスキルは転職市場で評価されるのかな?
スキルはなかなか目に見えるものでもなく、周囲には自分よりできる人がいる…。そんな状態で自分はスキル不足なんじゃないか?という疑問を持つのは当然です。
でも、今の会社だとスキルが身に付かないから抜け出したい…。そんな悪循環を打開するためにこの記事にたどり着いたのではないでしょうか?
結論を言えば、スキル評価や内定が取れない理由などは、IT専門のユニゾンキャリアまでご相談いただけるのが一番早いと思います。
ですが、「でも、まずは自分が転職するかの判断をするための材料が欲しい…」この部分が判断できないとなかなか前に進めませんよね。なので、まずはここを解決していきます。
記事の要約
本記事は、転職エージェントに相談する前に、自分の現在地を客観的に把握し、何が評価され、何が足りないのか?転職に踏み切るための情報を詳しく解説します。

1.エンジニアの転職はスキル不足だと厳しいのか?

結論から言うと、あなたが感じている「スキル不足」は、必ずしも転職市場で「評価されない」というわけではありません。
もちろん、現在の仕事がエンジニア経験として認められないケースも存在します。ですが、多くのエンジニアが自身の経験を過小評価しており、その価値を企業に伝えきれていないケースのほうが圧倒的に多いからです。
ようは、スキルについてのアピール方法の問題であることも多いわけです。
例えば、あなたが「監視業務しかしていない」と思っていても、その中で「特定の監視アラートの傾向を分析し、障害の予兆を検知した」という経験があれば、その業務内容に対するあなたの思考部分を表現すれば、評価はまた違うものになります。
言ってしまえば、転職において究極重要なのは、「レベルの高い経験の有る/無し」ではなく、「経験をどう解釈し、どう言語化するか」です。
逆に言えば、業務レベルが足りないと感じるのであれば、あなたは上を目指しすぎていることになります。
いわゆる、「完璧主義」というやつですね。これ自体はいま抱いている幻想の話なので、現実のキャリアプランにしないと、なかなか転職という行為に移れなくなります。
ここまでの話の中で、言語化が苦手やPR方法がわからない、自分のキャリアプランを作って欲しいという方は、ユニゾンキャリアまでご相談ください。続きは、下のボタンから。
2.エンジニアの転職で必要なスキルは2つある

エンジニアの転職を成功させるためには、実は2種類のスキルが必要です。多くの人が技術的なスキルばかりに目を向けがちですが、それだけでは不十分です。
以下の2つのスキルを両輪として捉えることが、転職成功への最短ルートとなります。
- エンジニアとして評価されるためのスキル
- 転職をうまく成功させるためのスキル
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2-1.エンジニアとして評価されるためのスキル
エンジニアとして評価されるためのスキルは、いわゆる「テクニカルスキル(ハードスキル)」のことです。
プログラミング言語(Java,Pythonなど)や、インフラ技術(AWS,Linux,Ciscoなど)の知識や実務経験がこれにあたり、「どのようなプロジェクトで、どのような役割を担い、どんな技術を使って、何を成し遂げたのか」を語れることが重要です。
例えば、「Java(SpringBoot)を用いて、ECサイトの会員登録機能の実装を担当した」というように、具体的な技術スタックと担当範囲を明確に説明することで解決ができます。
テクニカルスキルについては、日々の業務内容をいかに思考して、主体的に学習をしていたのか?を問われます。
スキル不足の職場から抜け出したい現状なら、いきなりテクニカルスキル部分について大きく進展させるのは厳しいです。なので、次に解説するスキルで脱出を図ります。
\スキル付かない職場からの脱出/
2-2.転職をうまく成功させるためのスキル
ほとんどのエンジニア(のみならず)が見落としがちなのが、転職を成功させるためのスキルです。
実際に、転職市場で強い人は、スキルがなくてもここでカバーして駆け上がっていきます。
わかりやすく言えば、自分のテクニカルスキルや経験、ポテンシャルを採用担当者に正しく伝え、評価してもらうための能力やキャリアプランを構築する能力です。
具体的には、以下の3つの要素に分解できます。
- 自己分析・市場価値の把握:自分の経験を棚卸しし、何が強みで何が足りないのかを客観的に理解する力。
- 書類作成能力:職務経歴書に、採用担当者が「会ってみたい」と思うような魅力的なストーリーを描く力。
- 面接対応力:自分の言葉で、これまでの経験と将来のビジョンを論理的かつ情熱的に語る力
どれだけ優れた技術力を持っていても、転職を成功させるスキルが低いと、書類選考で落ちたり、面接で評価されなかったりします。
特にIT業界は、現在の業務に対しても「次の転職を意識できているか」どうかでとるべき行動も大きく変わるため、ある意味、働くうえでの必須スキルかもしれません。
言い換えると、市場価値を高め、転職で無双するスキルで、ぶっちゃけ、これを知りたくないですか?
ここの部分で勝てるようになるために、ユニゾンキャリアをご活用いただけると幸いです。
3.未経験でも評価されるエンジニアのスキルはどのレベルから?

まずは、未経験の転職でエンジニアとして評価を受けられるスキルから見ていきます。開発職とインフラ職に分けて、転職市場における一つの「基準」をお教えします。
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3-1.開発職種ならパイザのCランク相当から
開発職、特にプログラマーとしてキャリアをスタートしたい場合、プログラミングスキル評価サービス「Paiza(パイザ)」のスキルチェックでCランク相当のスキルが一つの目安になります。
Cランクとは、標準的なライブラリを使い、ループ処理や条件分岐といった基本的なロジックを組み合わせて、簡単なアルゴリズムの問題を解けるレベルです。
これは、「プログラミングの文法を一通り理解し、自力で簡単なコードが書ける」ことの証明になります。企業側から見れば、「入社後の研修で、少し教えればすぐにキャッチアップしてくれるだろう」という期待が持てるレベルです。
もしあなたが実務未経験でも、このレベルに達していれば、ポテンシャル採用の選考で十分に戦えます。逆に、このレベルに達していない場合は、まずプログラミングの基礎学習に集中することをおすすめします。
3-2.インフラエンジニアならスキルレベルは不問
一方で、インフラエンジニアの入り口である「運用・監視」や「ヘルプデスク」といった職種では、採用時点での技術的なスキルレベルは、開発職ほど厳しく問われないことが多いです。
業務がマニュアル化されていることが多く、入社後の研修やOJTでキャッチアップしやすいという背景があります。それよりも重視されるのは、「コミュニケーション能力」「論理的思考力」「ITへの興味関心」といったポテンシャル面です。
例えば、ヘルプデスクなら、相手の困りごとを正確に聞き出す傾聴力。運用・監視なら、手順書を正確に理解し、ミスなく作業を遂行する真面目さや責任感が評価されます。
もちろん、CCNAやLinuCレベル1といった資格があれば、インフラエンジニアへの意欲を示す強力なアピール材料になります。
しかし、資格がなくても、ポテンシャルをアピールできれば、未経験からインフラエンジニアへの扉を開くことは十分に可能です。
4.開発エンジニアの転職で評価されるスキル

ここからは、開発エンジニアの経験年数や業務内容別に、あなたのスキルが市場でどう評価されるのか、具体的な「判断軸」を解説していきます。
自分の経験と照らし合わせながら、「これはアピールできるな」「ここは少し弱いかもしれない」と考えてみてください。
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4-1.上流経験のみの経験でも高く評価される
特に大手SIerの二次請けなどで、上流工程だけを担当してきた方に多い悩みです。ですが、上流経験は市場で高く評価されるので安心してください。
なぜなら、顧客の曖昧な要望を正確に引き出し、システムの仕様に落とし込む上流工程のスキルは、単にコードが書けるだけでは身につかない、高度な能力だからです。
面接で「要件定義で工夫したことは?」と聞かれた際に、「顧客の業務を深く理解するため、実際に現場で業務を見学させてもらい、業務フロー図を自ら作成しました。
その上で、専門用語の定義をまとめた用語集を使い、開発チームと顧客の認識齟齬が生まれないように橋渡し役を徹底しました」などと語れれば、あなたの価値は正しく伝わります。
ただ、プログラミングスキルを身に付けたくて下流工程への転職を考えている場合は、「技術について聞くときに現場にどのように働きかけたのか?」などが聞かれるので対策次第では転職は可能です。
ただ、SIerからSESへ転職する場合は、年収が下がる可能性があることと、自社開発に行くのはちょっと厳しいことは理解しておいてください。細かい対策などについては当社のアドバイザーがしっかりとサポートするのでぜひ、ご相談ください。
\スキルが身に付く転職をしたい/
4-2.20代なら実装経験が2年あれば年収100万上がる
もし、あなたが20代で、ベンチャー系の開発企業やSESなどで2年程度の実装経験があるなら、「年収100万円アップ」を狙える非常に価値のあるスキルです。
2年間の実装経験があれば、あなたはおそらく「一人で担当機能を作りきれる」レベルには達しているのではないでしょうか?
面接官は、あなたの「実装の質」を見ています。「実装する上で、特に意識していたことは何ですか?」という質問が飛んでくる可能性が高いです。
これに対し、「パフォーマンスを意識し、特にN+1問題が発生しないようなデータ取得を心がけました。
また、コードの可読性を高めるため、変数名やメソッド名をチームの規約に沿って分かりやすく命名し、複雑なロジックには必ずコメントを残すようにしていました。
先輩からのレビューで指摘された点は、Notionにまとめて次の実装で同じミスを繰り返さないように工夫しました」などと答えられれば、ばっちり転職できます。
こういった方は、自分で転職活動を進めがちではありますが、実際、評価ポイントは内定が取れるかではなく、年収いくらの提示がもらえるかです。
年収提示額の引き上げをしたい方は、ユニゾンキャリアまでご相談いただけると幸いです。
\大幅な年収アップを狙いたい/
4-3.30代なら基本設計の経験が1年は欲しい
30代のエンジニア転職では、企業側の見る目が少し変わってきます。その基準となるのが「基本設計」の経験です。
20代に求められる「プログラミング能力」に加え、「チームやプロジェクトを牽引する能力」が期待され始めるからです。
「あなたが基本設計を行う上で、最も重要視していたことは何ですか?」これは、30代のエンジニアが必ず聞かれる質問になります。
答えとしては、「機能要件を満たすことはもちろんですが、将来の仕様変更にも柔軟に対応できるような拡張性を意識しました。
具体的には、特定の機能に依存する部分を疎結合になるようにモジュール分割したり、将来追加されうる設定項目を予めマスタテーブルに持たせたりといった工夫です。
また、実装者が迷わないよう、設計の意図や背景を設計書に明記することも徹底しました」といった回答が理想です。
30代の転職では技術のみならず、チームや組織単位で視座の高さが評価を大きく左右します。
もし、ここまでのレベルに達していない場合は、もう一度スキルが磨ける環境への転職をワンクッション挟む必要があります。
\大幅なキャリアアップを狙いたい/
4-4.テスター経験もテスト設計なら年収アップ
「テストしかやったことがない」とキャリアを悲観する必要は全くありません。
もし、あなたが、ただ手順書に沿ってテストを行うだけでなく、「テスト設計」の経験があるなら、年収アップも十分に狙えます。
テスト設計は、「品質」という目に見えないものを、具体的なテストケースに落とし込む高度な設計業務だからです。
面接で「テスト設計で工夫した点は?」と聞かれたらチャンスです。
「デシジョンテーブルや状態遷移テストといった技法を使い、複雑な仕様の組み合わせを網羅的に洗い出しました。これにより、開発者も見落としていた仕様の矛盾点をリリース前に発見し、手戻りを未然に防ぎました。
この経験から、ただバグを見つけるだけでなく、上流工程の品質向上に貢献できるテスト設計の重要性を学びました」などと語ってください。
あなたは優秀なQAエンジニアとして評価され転職でも年収アップが狙えます。
実装にいくか、QAとしてキャリアアップするか悩んでいる場合は業務詳細を確認してから転職する企業の選定が必要です。
\大幅な年収アップを狙いたい/
4-5.テスターで自動化の経験があれば評価が高い
テストの自動化は、実際にコードを書き、課題を解決する重要な技術です。そのため、プログラミングの実務経験として認められます。
「テスト自動化の経験について教えてください」という質問には、「SeleniumやPlaywrightといったツールを使い、リグレッションテストの自動化を推進しました。
最初はログインや画面遷移といった簡単なシナリオから始め、最終的には主要機能の80%を自動化し、テストにかかる工数を月間で40時間削減しました。
自動化スクリプトを作成する際は、メンテナンス性を考慮し、ページオブジェクトモデルの設計パターンを採用しました」などと答えられれば完璧です。
テスターでも自動化の経験があるかないかで転職の結果に大きく影響を与えるため、実装や詳細設計に進みたい場合は、有利に働きます。
もし、あなたがこのような機会をもらえない環境であれば、いまいる企業を見直さないとスキルが上がっていきません。
\キャリアアップして年収を上げたい/
4-6.運用・保守だけならもう一回SESを挟みたい
システムの運用・保守経験は、システムの基礎を学ぶ上で非常に貴重です。
しかし、正直なところ、運用・保守「だけ」の経験では、キャリアアップ転職には少し弱い場合があります。
なぜなら、運用・保守業務は、決められた手順をこなす「受け身」の仕事が中心になりがちで、新しい技術に触れる機会が少ないからです。
おすすめしたいのが、「開発経験を積むため」という明確な目的を持って、もう一度SES企業へ転職することです。
実際、未経験から入れるSESだと扱っている案件のレベルが低いので、途中でスキルの底上げができなくなります。そのため、経験者の案件をメインで扱っているSESに入るだけで状況が一気に好転します。
SESという働き方が嫌だなと感じている方もいると思いますが、市場価値が上がらなかったり、挫折してしまったりする理由はぶっちゃけここです。
一度、騙されたと思って口車に乗ってみて欲しいです。もちろん、あなたの行ける最大限の中で優良企業を探し出して内定が取れるようにします。
\現状を打開して市場価値を高めたい/
4-7.保守で改修やっていると上に行ける
「保守」という言葉の定義は曖昧ですが、もし、あなたの業務に障害対応後の「バグ修正(改修)」や小規模な「機能追加」が含まれているならキャリアアップできます。
改修作業は立派な「開発経験」に含まれます。そのため、自信を持ってアピールすべきです。
面接では、改修経験のレベルを問われます。「どのような改修を担当しましたか?」といった質問ですね。
回答としては、「ユーザーからの問い合わせで発覚した不具合の調査から担当しました。ログを解析して原因を特定し、影響範囲を考慮した上で、〇〇というロジックを修正しました。
修正にあたっては、既存のコードの設計思想を尊重し、デグレードが発生しないよう、修正箇所だけでなく関連機能の単体テストも自ら作成・実施しました」といったレベル感で答えられればうまくいきます。
改修の経験がある方は、開発経験が積めるような企業に転職できるため、積極的に転職活動を行って欲しいです。
ここまで解説した内容はあくまで定性的な話です。
実際にどのレベルで評価されるかは大きく異なるため、当社としてもしっかりと聞いたうえで最大限要望が叶えられるようにサポートしたいと思っております。
もし、企業選びで失敗すると経験した内容を再度やらないといけないという状況になるため、ぜひご相談ください。詳細は下のボタンから。
5.インフラエンジニアの転職で評価されるスキル

インフラエンジニアのスキル評価は、開発エンジニアとは少し異なる独特の判断軸があります。
特に、運用・監視から設計・構築へとステップアップしたいと考えている方は、自分の経験をどうアピールすれば良いか悩むことが多いです。
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5-1.上流経験があるとめちゃくちゃ評価される
インフラの世界でも上流経験は高く評価されますが、注意点があります。それは、構築の現場を知らない「机上の空論」だけの設計は評価されにくいということです。
どれだけ美しい構成図を描けても、「その構成だと、運用時のログ監視が非常に複雑になりますよ」という現場視点がなければ、良い設計とは言えません。
面接官は「設計する上で、運用負荷を軽減するためにどんな工夫をしましたか?」と聞いてきます。
これに対し、「将来の運用を考慮し、サーバーの各種メトリクスやログをDatadogに集約する設計にしました。これにより、障害発生時に複数のサーバーにログインして調査する手間を省き、迅速な原因究明が可能になります。
また、構築手順書だけでなく、運用手順書や障害発生時の切り分け手順書まで作成し、運用チームへの引き継ぎをスムーズに行いました」などと語れれば、あなたの設計が現場に根差したものであることが伝わり、高く評価されます。
これに対し、「将来の運用を考慮し、サーバーの各種メトリクスやログをDatadogに集約する設計にしました。これにより、障害発生時に複数のサーバーにログインして調査する手間を省き、迅速な原因究明が可能になります。
また、構築手順書だけでなく、運用手順書や障害発生時の切り分け手順書まで作成し、運用チームへの引き継ぎをスムーズに行いました」などと語れれば、あなたの設計が現場に根差したものであることが伝わり、高く評価されます。
上流工程の経験があるといっても構築をしたことがあるかが大きな焦点です。
\大幅な年収アップを狙いたい/
5-2.保守・構築の経験があれば上流のみの企業が狙える
もしあなたが、サーバーやネットワークの「構築」経験、あるいは障害発生時の原因調査と復旧を行う「保守」の経験をお持ちなら、次のステップとして、より上流工程(要件定義・設計)を専門に行う企業を狙うことが可能です。
プライムSIerや、事業会社の情報システム部門なども狙えます。
「あなたが構築したサーバーで、特に工夫した点はどこですか?」という質問は、あなたの技術の深さを測るものです。
「ただ手順書通りに構築するのではなく、セキュリティを考慮し、不要なポートは全て閉じ、SSHのパスワード認証を禁止して鍵認証のみに設定しました。
また、Ansibleを用いて構築作業をコード化し、誰がやっても同じ品質のサーバーが、1時間かかっていた作業を10分で構築できるように自動化しました」などと答えれば、バッチリです。
保守と構築をセットで行った経験があれば、大幅にキャリアアップができる可能性が高いので、ぜひ、一度ユニゾンキャリアまでご相談ください。
\大幅なキャリアアップを狙いたい/
5-3.大体の運用・保守はほぼ運用・監視のスキル
ここで一つ、厳しい現実をお伝えしなければなりません。多くの方が「運用・保守の経験があります」と言いますが、業務内容を詳しく聞いてみると、ほとんどが「運用・監視」です。
本来の「保守」には、障害の再発防止策の検討や、システムのパフォーマンス改善といった、より能動的で技術的な要素が含まれます。
想像以上に保守はレベルが高い仕事です。エスカレーションしているなら保守業務の重要部分には関われていません。
しかし、悲観する必要は全くなく、むしろどうやって保守に行くかが重要です。
これは「言語化」次第で、運用・監視の経験は大きな武器に変えられます。
面接で「サーバーを監視していました」と言うのではなく、「Zabbixが出力する数百のアラートの中から、本当に緊急対応が必要なクリティカルなアラートを瞬時に見分けるための判断基準を、自分なりにまとめていました。
その結果、対応の優先順位付けが効率化され、チーム全体の対応時間を15%削減することに貢献しました」のように語るのです。
この「自分なりの判断基準」こそが、あなたの付加価値であり、言語化することで初めて評価されるスキルとなります。
面接で実際に何を話せばいいのか、追従して深掘りされる質問についても対策が必要なので、ぜひユニゾンキャリアまでご相談いただけると幸いです。
\スキルを高められる転職をしたい/
5-4.監視・運用の経験は主体性を表現できれば価値になる
「運用・監視」の経験しかないと、自信をなくしてしまう気持ちはよく分かります。実際、スキル不足に関する質問もここが一番多いです。
しかし、その経験も「主体性」を表現できれば、大きな価値を持つ武器に変わります。受け身の業務の中で、いかに能動的に動いたかを示すのです。
例えば、「監視業務の中で、同じアラートが週に何度も発生していることに気づきました。
根本原因を解決しない限り、無駄な対応はなくならないと考え、アラートの発生パターンとログを分析し、『特定の条件下でメモリリークが発生している可能性がある』という仮説を立てて開発チームに報告しました。
これがきっかけで不具合が修正され、アラート自体が発生しなくなりました」と語ります。
これは単なる監視業務ではなく、「課題発見」「原因分析」「他チームとの連携」という、高度な問題解決のプロセスに早変わりです。
日々の業務を当たり前だと思わず、自分の工夫や貢献を記録しておくことが、転職成功への鍵となります。
面接で通らなかったりするのは主体性の部分をしっかりと話せないことが原因の可能性が高いので当社でばっちり対策しています。
\次のキャリアに進みたい…/
5-5.ヘルプデスクは問い合わせの内容次第
ヘルプデスクの経験も、その「問い合わせ内容」によって評価が大きく変わります。
「パスワードを忘れました」といった定型的な対応が中心であれば、残念ながら高い評価には繋がりにくいです。また、このような場合、エンジニアの経験として認められるケースは少ないです。
しかし、「ネットワークに繋がらない」「特定のアプリケーションがエラーになる」といった、技術的な切り分けが必要な問い合わせ対応の経験は、インフラエンジニアとしての素養を示す貴重な経験となります。
面接では、「対応した中で、最も印象に残っている問い合わせは何ですか?」と聞かれることがあります。
その際に、「ある部署全体で『ネットワークが遅い』という問い合わせがあった際、ただネットワーク機器を疑うだけでなく、ヒアリングを通じて『特定の時間帯に、特定のファイルサーバーへのアクセスが集中している』という事実を突き止めました。
原因を切り分け、開発チームと連携してファイルサーバーの負荷分散設定を見直した結果、問題が解決しました」などと語れば、あなたの高い問題解決能力が伝わります。
このように経験次第で評価が変わってしまう可能性が高いので、一度キャリアを見直すタイミングとして欲しいです。
\キャリアのバグをデバッグしたい/
5-6.CCNA・LPIC-1を取っていれば年収アップが狙える
インフラエンジニアの転職において、資格は強力な武器です。特に、ネットワークの基礎知識を証明する「CCNA」と、Linuxの基本操作・システム管理能力を証明する「LinuCレベル1(LPIC-1)」は、市場で広く認知されています。
これらの資格を持っていることは、2つの意味で価値があります。
一つは、ITインフラの根幹をなす技術について、体系的な知識を持っていることの証明です。実務経験だけでは知識に偏りが生まれがちですが、資格はそれを補い、基礎がしっかりしていることを示します。
面接で「TCP/IPの3ウェイハンドシェイクについて説明してください」といった基礎的な質問をされた際に、自信を持って答えられるようになります。
もう一つは、「学習意欲の高さ」のアピールです。業務時間外に自己投資して学習し、資格という目に見える成果を出したという事実は、あなたの成長ポテンシャルを企業に強く印象付けます。
実務経験が浅くても、これらの資格があれば、書類選考の通過率が上がり、面接でも自信を持って知識を語ることができます。
結果として、年収アップに繋がるケースは非常に多いです。ただ、具体的な資格に関する質問もされる可能性があるので、深堀りされる前提で対策をしていきます。
\自分の市場価値ってホントに高いの?/
5-7.PacketTracerで疑似構築や仮想環境でLinux動かす学習は高評価
実務で構築経験を積む機会がなくても、諦める必要はありません。
自宅のPCに仮想環境(VirtualBoxやVMwareなど)を構築し、Linuxサーバーを立ててみたり、Ciscoが提供するシミュレーター「PacketTracer」でネットワークを組んでみたりといった自主学習は、あなたの意欲とポテンシャルを示す上で非常に高く評価されます。
重要なのは、ただ「やりました」で終わらせないことです。
「自宅の仮想環境に、Webサーバー、APサーバー、DBサーバーの三層構成を構築してみました。
その中で、サーバー間の通信を制御するiptablesの設定に苦労しましたが、試行錯誤の末、必要なポートのみを許可するセキュアな設定を実現できました。
この経験を通じて、ネットワークの基礎とLinuxのコマンド操作への理解が深まりました」と、具体的な取り組みと学びをセットで語ることが大切です。
この「業務外での努力」は、他の候補者との大きな差別化要因になります。
今回、記載した内容以外にも評価されるポイントはいくつも作れるので、現状から何とかしたいという方はぜひ、ユニゾンキャリアまでご相談ください。
6.エンジニア転職で評価されない理由は5つある

「技術スキルはあるのに、なぜか転職がうまくいかない…」そんな悩みを抱えるエンジニアは少なくありません。
その原因は、技術力以外の部分にあることがほとんどです。ここでは、転職で評価されにくい人が陥りがちな5つの理由を解説します。
- 理由①:年齢相応の社会人経験に見合っていない
- 理由②:業務内容の言語化ができていない
- 理由③:職務経歴書の内容に具体性がない
- 理由④:面接での受け答えの練習ができていない
- 理由⑤:面接時のアピール方法がわかっていない
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6-1.理由①:年齢相応の社会人経験に見合っていない
これは特に、30代以降の転職で顕著になる問題です。年齢が上がるにつれて、企業は技術力だけでなく、ヒューマンスキルやビジネススキルも重視するようになります。
例えば、顧客や他部署との円滑なコミュニケーション能力、後輩を指導・育成する能力、プロジェクトの課題を自ら発見し、解決に向けて主体的に動く能力などです。
いくら技術力が高くても、報告・連絡・相談といった基本的なビジネスマナーが欠けていたり、チームワークを乱すような言動があったりすると、採用は見送られる可能性が高いです。
自分のこれまでの社会人経験を振り返り、技術以外の面で、組織にどのように貢献してきたかを語れるように準備しておくことが重要です。
コミュニケーション能力など自分のPRポイントにお悩みの方はユニゾンキャリアまでご相談ください。
\PRポイントを見つけ出したい…/
6-2.理由②:業務内容の言語化ができていない
自分のやってきた業務を、相手に分かりやすく説明する「言語化」の能力は、転職活動で最も重要なスキルの一つです。
これができていないと、どれだけ価値のある経験をしていても、正しく評価されません。
例えば、「サーバーの運用をしていました」という説明では、あなたが何をしていたのか全く伝わりません。
「WindowsServer2019で構築されたActiveDirectory環境の運用を担当し、ユーザーアカウントの作成・棚卸しや、グループポリシーの適用作業を行っていました。
特に、月次で行う棚卸し作業をPowerShellスクリプトで自動化し、作業時間を3時間から10分に短縮しました」のように、具体的な環境、業務内容、そして工夫した点をセットで語る必要があります。
この言語化の解像度が、あなたの市場価値を決定づけます。自分の業務の棚卸しが難しい場合は、ぜひユニゾンキャリアにお任せください。
\上手くまとめられる自信がない…/
6-3.理由③:職務経歴書の内容に具体性がない
職務経歴書は、あなたという商品を企業に売り込むための「カタログ」です。内容が曖昧で、具体性に欠けていては、採用担当者の心には響きません。
よくある失敗例は、「〇〇システム開発プロジェクトに参加」のように、ただプロジェクト名を羅列するだけ、というものです。これでは、あなたがその中で何をしたのか全く伝わりません。
評価される職務経歴書にするには、「どのような課題を持つプロジェクトで」「あなたがどのような役割(リーダー、メンバーなど)を担い」「どんな技術(言語、DB、OSなど)を使い」「具体的に何を行い(担当機能、改善内容など)」「その結果どうなったか(工数削減、パフォーマンス向上など)」を、数字を交えながら具体的に記述する必要があります。
この「具体性」が、書類選考の通過率を大きく左右します。書類通過率が悪い場合は、基本的に職務経歴書が原因です。
当社では5社応募で2~3社程度内定が取れるようなサポートをしているので、上手くいっていない場合はユニゾンキャリアまでご相談ください。
\書類通過率10%程度は嘘です…/
6-4.理由④:面接での受け答えの練習ができていない
面接は、一発勝負のプレゼンテーションの場です。どれだけ素晴らしい経験やスキルを持っていても、それを制限時間内に、相手に分かりやすく伝えられなければ意味がありません。
面接でうまく話せない人の多くは、単純に「練習不足」です。特に、「志望動機」や「自己PR」「転職理由」といった定番の質問に対して、自分の考えを整理し、声に出して話す練習をしていないケースが目立ちます。
頭の中では分かっているつもりでも、いざ話そうとすると言葉に詰まってしまうものです。
最低でも、これらの質問に対する自分なりの回答を1分程度で話せるように、繰り返し練習しておく必要があります。
友人や家族に聞いてもらうのも良いですし、私たちのような転職エージェントを「模擬面接官」として活用するのも非常に有効な手段です。
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6-5.理由⑤:面接時のアピール方法がわかっていない
面接でのアピールは、ただ自分の強みや、やってきた業務の内容を話すだけでは不十分です。
重要なのは、「企業の求める人物像」と「自分の強み」を合致させてアピールすることです。これが分かっていないと、的外れなアピールになってしまいます。
例えば、スピード感のある開発を求めるWeb系企業に対して、ウォーターフォール開発での厳格な品質管理経験を長々と話しても、あまり響きません。
この場合は、むしろ「個人開発で新しい技術をキャッチアップし、素早くサービスを形にするのが得意です」とアピールする方が効果的です。
事前に企業のWebサイトや採用ページを読み込み、どのような人材を求めているのかを徹底的にリサーチすることが不可欠です。
その上で、自分の経験の中から、相手に最も響くであろう要素を選び抜いてアピールする戦略的な視点が求められます。
ユニゾンキャリアでは、あなたのスキルに正当な評価がもらえる転職支援を行っています。もし、現状の不安を解決したい場合は、ぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。続きは下のボタンから。
7.解決するならIT専門のユニゾンキャリアに転職相談!

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その悩み、一人で抱え込む必要はありません。ぜひ、IT専門の転職エージェントである私たちユニゾンキャリアにご相談ください。
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7-1.スキル不足ならキャリアプランで解決できる
あなたが今感じている「スキル不足」は、多くの場合、適切な「キャリアプラン」を描いてから転職することでほとんど解決できます。
あなたの現状のスキルと、目指したい将来像を丁寧にヒアリングして、ギャップを埋めるための、現実的で具体的なステップを一緒に考えます。
例えば、「運用・監視の経験しかないが、将来的にはクラウドエンジニアになりたい」という方には、「まずCCNAとLinuCを取得し、次に小規模なサーバー構築案件に参画できるSES企業に転職しましょう。
そこで1年間経験を積めば、次はAWSの設計・構築案件に挑戦できます」といったように、企業の案件と学習方針を合わせた明確な道筋を紹介できます。
エンジニアは実務経験をしっかりと積んで言えばスキルが身に付き、高年収や働き方の自由度が上がっていく職業ですが、計画性がないとなかなかキャリアアップできないのでここを固めていきます。
\今の業務が役に立つイメージが…/
7-2.入社後の業務内容に詳しいから成長できる
求人票に書かれている情報だけでなく、その企業が本当にエンジニアの成長を考えているのか、「実態」を把握しています。
これまで多くのエンジニアを企業に紹介し、入社後も継続的にコミュニケーションを取っているからです。
「この企業の『若手育成』は本物で、しっかりした研修とOJTがある」「あの企業の『上流工程から』は、実際にはドキュメント整理が中心になる可能性が高い」といった、転職希望者だけでは知り得ない内部情報を提供できます。
あなたが本当の意味で成長できる環境、スキルアップできる企業への転職を、全力でサポートします。
実際、入ってから思っていた業務と違うというのが一番スキル的にも遠回りになるので怖くないですか?
その部分はぜひ、ユニゾンキャリアに頼っていただきたいです。
\やっぱり、入社後の業務が気になる…/
7-3.スキルが正当に評価されるアピール方法を伝授
あなたの持つ経験やスキルの価値を最大化し、企業に正しく評価してもらうための「アピール方法」を伝授します。
これは、先ほど解説した「転職活動スキル」をITエンジニアの転職のプロとして徹底的にサポートするということです。
あなたの職務経歴書を添削し、採用担当者の目に留まるキーワードや具体的なエピソードを深堀りします。模擬面接を通じて、あなたの強みを最も効果的に伝えられる話し方や、想定される質問への最適な回答を一緒に練習します。
あなたのスキルが、面接官に「ぜひ、うちで活躍してほしい」と思わせるレベルで伝わるように、私たちが全力でサポートします。
\キャリアのサポートこそがIT専門!/
7-4.ユニゾンキャリアの転職成功体験談

成功者インタビューより
ー転職しようと思ったきっかけは何ですか?
前職ではキャリアアップが難しいと感じ、転職を決意しました。
取った資格を活かせる案件に入ってスキルを磨きたかったのに、できなかったんです。
本当はLPICを活かしてLinux環境の案件に入りたかったんですが、セキュリティソフトのオペレーター業務に就くことになりました。
このままだと中途半端にスキルを積むことになって、今後のキャリアに悪影響が出るんじゃないかと悩んでいて…。
早くキャリアアップしたいのに、どうしたらいいのかわからなくなっちゃったんです。
キャリア相談ができる相手を探していた時にユニゾンキャリアさんに出会いました!
ー転職活動で不安だったことは何ですか?
自分自身の市場価値がわからず、不安でした。
社内SEとセキュリティソフトのオペレーターの案件に入ってたので経験浅いと思われちゃうんじゃないかと…。
面接で話せる強みが少なく、自分のスキルに自信がなかったんです。
ー面談を通してご自身の市場価値は明確になりましたか?
自分が思っていたよりも市場価値が高いんだなと思いました。
担当キャリアアドバイザーの飯野さんから私の経歴は未経験ではないと教えてもらい、思っていたよりも市場価値が高いんだと気づけました…!
それと、面接官から「1年以内に複数の資格を取っている人はあまりいないですよ」と褒められたんです。
資格の勉強を頑張ってよかったなって思いましたね。
エンジニアの転職におけるスキル不足の不安は市場価値を明確化することでしか解決できます。そのうえで、ユニゾンキャリアならどうやって企業の担当者に選んでもらうかといった踏み込んだ対策をいたします。
現状を打開したいあなたのお気持ちをばっちりアシスタントするので、ぜひお気軽にお問い合わせください。