
最終更新日:2025.04.14
インフラエンジニアのスキルセットとは?キャリアアップの方法を解説!

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- スキルとスキルセットの違いとは?
- インフラエンジニアに必要なソフトスキル・ハードスキルとは?
- スキルセットを習得する具体的な方法とは?
インフラエンジニアとしてキャリアを築くうえで、重要なのがスキルの組み合わせで生まれるスキルセットです。
実際のところ、スキルは単体で効果を発揮するケースは少ないんです。
スキルは組み合わせることで大きな成果を発揮してくれます。今回はインフラエンジニアとして活躍するにあたって重要なスキルをピックアップしました。
記事の要約
本記事では、「インフラエンジニアとしてキャリアアップしたい方」を対象にスキルにおける前提条件から具体的なスキルセットと習得方法、キャリアパスまで解説します。
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1.スキルとスキルセットは別物!
「スキル」と「スキルセット」は一見似た概念ですが、実際には大きく異なる性質を持っています。まずは、スキルとスキルセットの違いについて見ていきます。
1-1.スキル:特定業務を遂行するための能力
スキルは、特定の業務を遂行するために必要な具体的な能力を指します。
もっとわかりやすく言えば、「何ができるか」です。
例えば、プログラミングやデータ分析などの技術的なスキル(ハードスキル)、またはコミュニケーション能力や問題解決能力といった非技術的なスキル(ソフトスキル)が該当します。
ただし、個々のスキルだけでは、より複雑で多面的な業務を遂行するための準備が不十分な場合がある点に注意が必要です。
複数のスキルを組み合わせて活用することが重要となります。
1-2.スキルセット:複数のスキルや経験、知識の組み合わせ
スキルセットとは、個人が持つ複数のスキルや経験、知識を統合し、総合的な能力として活用することを意味します。
例えば、看護師の場合、体力や精神的な強さ、コミュニケーション能力、観察力、医療の専門知識が一体となって、初めて効果的な業務遂行が可能となる点です。
スキルセットの価値は、個々のスキルが提供する以上の成果を生み出す点にあります。
キャリアアップを目指す際には、自身のスキルを単独で評価するのではなく、どのように組み合わせてスキルセットとして発揮できるかを考えることが大切となります。
2.インフラエンジニアのスキルセット「ソフトスキル編」
インフラエンジニアの仕事は、個々の技術力だけでなく、チーム全体としての成果が求められます。
特に、インフラエンジニアは開発エンジニアに比べて、複数のメンバーと協力して業務を進める機会が多く、チームワークが重要です。
ソフトスキル | 説明 |
---|---|
コミュニケーション | チーム内外での円滑な意思疎通を可能にし、プロジェクトの進行をスムーズにする |
協調性 | 異なる意見やバックグラウンドを持つメンバーと効果的に連携する |
マネジメント | プロジェクトの進行状況を把握し、チームの役割分担を調整する |
トラブル対応 | システムの安定性を維持するために、迅速かつ適切な問題解決を行う |
ロジカルシンキング | 問題の原因を的確に分析し、最適な解決策を見つけるための思考力 |
情報収集 | 新しい技術やトラブルシューティングに必要な情報を迅速に収集し、活用する能力 |
時間管理 | 複数のタスクを効率的に処理し、プロジェクトの納期を守る |
ソフトスキルが組み合わさることで、インフラエンジニアとしてのチームワークが強化され、プロジェクトの成功率が向上します。

3.インフラエンジニアのスキルセット「ハードスキル編」
インフラエンジニアとしてキャリアを築くためには、ハードスキルの習得と更新が不可欠です。
技術の進化は目覚ましく、社会のニーズも常に変化しているため、最新の技術に対応する柔軟性を持ち続けることが求められます。
ハードスキル | 必要な知識 | 説明 |
---|---|---|
ネットワーク | LANとVPNの知識 | 社内ネットワークや安全な遠隔接続の構築・管理に不可欠 |
ネットワーク | プロトコルに関する理解 | ネットワーク通信の効率的な設定と管理に重要 |
ネットワーク機器 | ルーターの操作方法 | ネットワークトラフィックの最適化と制御に必要 |
セキュリティ | ファイアウォールの設定方法 | ネットワークの安全性を確保し、不正アクセスを防止 |
クラウド技術 | AWSの知識 | クラウドインフラの設計、運用、最適化に不可欠 |
スクリプト | Bashスクリプトのスキル | システム管理タスクの自動化に役立つ能力 |
OS | Linuxの操作知識 | サーバー管理やシステム運用の基本スキル |
また、企業インフラのクラウド化が進む中、クラウドエンジニアへの需要が急増している点が注目されています。
例えば、ネットワークに関する知識を深めることで、企業内の複雑なインフラを効率的に管理できるようになります。また、クラウド技術の習得は、企業のインフラが物理的なサーバーからクラウドへ移行する現代において、特に重要です。
クラウドエンジニアへの需要に対応するためには、クラウドプラットフォームに関する技術を習得し、クラウド環境の設計、構築、運用に精通することが重要です。
技術の変化が激しい現代において、新しいスキルを常に学び、それを実務に活かす姿勢が求められます。

4.スキルセットを習得するには?
インフラエンジニアとしてのスキルセットを効果的に習得するためには、計画的な準備と適切な学習方法が必要です。
4-1.スキルセット習得前にやっておきたい3つの項目
スキルセットを習得するには、準備段階として3つの重要なステップを踏む必要があります。
自身のスキルを把握する
どのようなスキルを持っているか、どのスキルを今後習得したいのかを明確にすることで、学習の優先順位を決定できます。
また、スキルの棚卸しは自身のキャリアを決めるうえでも重要です。
スキルチェックリストを活用することで、現在のスキルを整理し、必要なスキルを具体的に特定することが可能です。
マインドセットを身につける
スキルセットを効果的に習得するためには、適切なマインドセットを持つことが不可欠です。マインドセットとは、仕事に対する考え方や取り組み方のことを指します。
特に、学習や新しい挑戦に対して前向きな姿勢を持つことが重要です。
失敗を恐れず、成長の機会と捉えることで、学習の効率が格段に向上します。
中でもリフレーミングは効果的で、新しい技術に挑戦する際には、失敗ではなく、学びのチャンスと言い換えるなどが有効です。

効果的な学習方法について把握する
スキルセットを習得する際には、効果的な学習方法を理解し、実践することが重要です。
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した忘却曲線理論によれば、学習後すぐに復習しないと記憶が薄れていくため、定期的な復習が効果的な学習には欠かせません。
また、学習の際には全体像を把握してから詳細に進むアプローチも効果的です。インフラ全体の概念を最初に理解した後、個別の技術を深く学んでいく方法がおすすすめです。
段階的な学習アプローチにより、各技術の位置づけや関連性を理解しやすくなります。
4-2. 具体的なスキルセットの習得方法
インフラエンジニアに求められるスキルセットを効果的に習得するための具体的な方法を紹介します。
書籍やオンラインコースの活用
スキルセットを習得するためには、書籍やオンラインコースの活用が有効です。
特に、体系的な学習が可能なオンラインコースは、自分のペースで学習を進められる点が魅力です。
UdemyやCourseraなどのプラットフォームでは、実践的な教材が豊富に揃っており、特定のスキルを深く学ぶことができます。
例えば、ネットワークの基礎を学びたい場合、CCNAのコースに取り組むことで、ネットワークの設計から運用まで幅広い知識とスキルを身につけることができます。
資格の取得の勉強
ハードスキルの習得には、資格の取得が効果的な手段です。資格取得を通じて、段階的に知識を深め、スキルを確実に習得することができます。
ネットワークエンジニアを目指す場合、「CCNA」などの資格は、ネットワーク技術の基礎から応用までを包括的に学ぶための最適な手段です。
資格取得に向けた学習は、体系的な知識を身につけるだけでなく、自信を持って業務に取り組むための基盤にもなります。
スキルアップできそうな案件への参画
スキルセットを真に身につけるためには、実際の業務を通じた経験が不可欠です。実務の中で得た経験こそが、スキルを確実に自分のものにする最も効果的な方法です。
現在の業務でスキルアップの機会が限られていると感じる場合は、積極的に新しいプロジェクトに挑戦するか、転職を検討することも視野に入れると良いです。
新しいプロジェクトや転職を通じて、最新の技術や知識に触れる機会を積極的に求めることで、キャリアの成長が加速します。
スキルアップできそうな案件がない場合は転職も視野に入れておくとスムーズに動けます。

5. スキルセットでキャリアパスを実現!
スキルセットは、インフラエンジニアとしてキャリアを広げ、成功を収めるために不可欠な要素です。
単なるスキルの習得にとどまらず、スキルセットを意識して身につけることで、将来のキャリアアップに直結する多様な選択肢が広がります。
職種 | 必要なハードスキル | 必要なソフトスキル |
---|---|---|
ネットワークエンジニア | ネットワーク基礎知識、ネットワーク機器の操作知識、ネットワークプロトコルの理解、Linux | コミュニケーション力、トラブル対応力、論理的思考力 |
クラウドエンジニア | クラウド技術、仮想化技術、ネットワーク基礎知識、サーバー管理知識、Linux | コミュニケーション力、企画・提案力、問題解決力、論理的思考力 |
プロジェクトマネージャー(PM) | インフラ技術の総合的知識、プロジェクト管理ツールの活用スキル、予算管理能力 | リーダーシップ、コミュニケーション力、時間管理能力 |
ハードスキルとソフトスキルの両方が相互に補完し合い、職務を円滑に遂行するための基盤となることが明らかです。
例えば、ネットワークエンジニアは、技術的な専門知識とともに、問題が発生した際に冷静かつ迅速に対処するためのトラブル対応力が求められます。
同様に、プロジェクトマネージャーは、技術知識だけでなく、リーダーシップや交渉力といったソフトスキルがプロジェクトの成功に直結するのです。
スキルセットを明確にし、それを意識して習得することで、自分のキャリアパスが具体的に見えてきます。どのスキルが自分の成長に最も効果的かを理解し、計画的に成長を図ることができます。
このように、スキルセットを磨き続けることがキャリアアップを実現するための鍵となるのです。
6. インフラエンジニアの転職はユニゾンキャリア
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6-2. インフラエンジニアの転職成功事例

成功者インタビューより
―転職しようと思ったきっかけを教えてください。
やっぱり給与面ですね。未経験からエンジニアになったので、最初のうちは給与が低いことは覚悟していたんですが…
とはいえ、自分の年齢を考えるとあまりにも低かったので、生活のこともありますし、モチベーションにも関わってくるので、一番のきっかけはそこですね。
ただ、何の考えや準備もなく「年収上げたいから転職しよう!」となったわけではなくて、キャリアアドバイザーの佐瀬さんから、エンジニアのキャリアアップの流れと、年収の上げ方について詳しく説明を受けました。
それを踏まえて、まずはエンジニアとしてしっかりスキルと経験を積むことを優先して、もう大丈夫かな、というタイミングで転職活動をスタートした形です。
―他に転職のきっかけになったことはありますか?
あとは、早く上流工程の業務に携わりたかったのも理由の一つです。
これ言っていいのか分からないんですけど、下流工程の業務って今後どんどんオート化されていって需要も少なくなってくるので、早めに上流の仕事を覚えておかないと、っていうのがあって…
将来的なことを考えて、ずっとここにいてはいけないなと思ったのも転職するきっかけになりました。
―キャリアアップ転職の結果はいかがでしたか?
選考は4社受けて、全ての企業から内定を頂きました。正直たまたまなんじゃないかなと思います(笑)
4社受けたのですが、すべて上流工程の案件がほとんどで、確実に年収の上がる企業ばかりだったので、内定が出た時は素直に嬉しかったですし、自分の市場価値って思ったより高いんだ…と感じました。
また、年収が100万円以上アップしたのは本当に嬉しかったですね。
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