
最終更新日:2025.06.24
あなたがプログラマーになるのに資格は必要?転職に有利な資格だけ紹介

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- プログラマーになるために資格は必須?
- ポートフォリオ制作と資格取得どっちを優先すべき?
- 企業に評価されるおすすめの資格はどれ?
せっかく貴重な時間を使って資格勉強をするなら、転職活動でアピールできる資格を取得したいですよね。
しかし、IT業界に詳しい方が近くにいなかったり、現役プログラマーからアドバイスがもらえなかったりして、企業に評価されない資格を選んでしまう未経験の方は多いです。
記事の要約
本記事では「プログラマーを目指す方」を対象に、資格は本当に必要なのか、企業に評価される資格はどれなのかを解説します。

1.プログラマーになるには資格が必要?
プログラマーになるためには、最低限必要なスキルを持っていることの証明が必要です。スキルを証明する方法としては以下の3つが挙げられます。
- ポートフォリオがあれば資格は不要
- スキルチェックCランクで資格は不要
- 資格取得は最も簡単な未経験転職の武器
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1-1.ポートフォリオがあれば資格は不要
プログラマーを目指すなら、資格よりも「ポートフォリオ」をアピールしたほうが、スキルの証明に役立ちます。
資格は知識の証明になるもので、システムを作れる根拠にはなりません。それより「実際に動作しているアプリケーション」をポートフォリオで提示したほうが、アピールポイントになります。
例えば、家計簿アプリを作成して、ユーザー登録や資産管理、収支グラフなどの機能を実装すれば、IT企業の採用担当者からプログラミングスキルがあると評価されます。
システム開発で欠かせないCRUD処理(登録・表示・編集・削除の処理)やAPI連携、認証機能を実装することで、「入社後も似たようなシステムを作れる」と判断できるのです。
ただし、簡単な静的ページを作成しただけではアピールになりません。あなたが作成したポートフォリオに様々な技術が使われていれば、資格以上の評価が得られます。

1-2.スキルチェックCランクで資格は不要
paizaの「プログラミングスキルチェック」でCランクを取得すれば、資格やポートフォリオがなくてもIT企業から評価されます。
なぜならCランクは、既存コードの改修や簡単なアルゴリズムを実装できる水準であり、先輩や上司のサポートがあれば実務をこなせるレベルとみなされるからです。
実際にCランクでは「じゃんけんの勝敗の判定」や「渋滞距離の計算」などが頻出することから、簡単なシステムを自力で作れる証明になります。
Cランクを取得することで、資格名だけでは判断できない実際にコードを書いて問題を解決する力を証明できます。
そのため、paizaでCランクを取得すると、資格よりもプログラミングスキルをアピールできるため、企業から「この人を採用したい」と思ってもらえます。

1-3.資格取得は最も簡単な未経験転職の武器
ポートフォリオ制作やプログラミングスキルの習得が難しい方は、資格の取得を優先するのがおすすめです。
特に「Java Silver」や「基本情報技術者試験」では、paizaのCランクよりも易しいプログラミングの問題が出題されるため、比較的簡単にアピールポイントが作れます。
例えば、英語が話せない方でも、TOEICで高得点を取得していれば、外資系企業から評価されますよね。
それと同様に、プログラミングを学べる資格を取得することで、「プログラマーとして働くために必要な最低限の知識がある」と評価されます。
もちろん理想は、自力でシステムを作れるスキルを身に付けることです。
しかし、プログラミングスキルの習得に時間がかかり過ぎてしまう方は、資格の取得を優先してください。資格だけでも転職の武器になるので、より早くプログラマーになることが可能です。
ただ、一言で資格といっても、「どの資格を取れば良いの?」と迷ってしまいますよね。そのお悩みをお持ちの方はぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。
IT業界に精通したアドバイザーが、あなたの進みたいキャリアをお聞きしたうえで、最適な資格を紹介します。
2.プログラマーになるための資格取得メリット
資格を取得すべき理由が明らかになれば、モチベーションが上がって勉強を継続できるようになり、合格率が向上します。
プログラマー未経験の方が資格を取得するメリットは、以下の2つです。
- 書類選考の通過率が劇的に改善
- 無資格者より初年度の年収が高い
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2-1.書類選考の通過率が劇的に改善
プログラミングスキルを証明できるポートフォリオがない未経験の方は、資格の有無で企業の評価が大きく変わります。
資格を取得していれば「プログラミングの基礎を理解できる方」と企業に判断されるため、書類選考で落とされにくくなるからです。
正直な話、プログラミングの習得は大変難しいです。
実際に、入社後の研修につまづいて早期退職してしまったり、プログラミングのスキルをほとんど使わないような「ロースキルの業務」ばかりやらされる方もいます。
その点、企業からすると資格を持っているだけで「少なくともプログラミングの学習能力はある」と判断できるのです。
「理系出身」「情報システム部在籍」といった学歴や職歴がない限り、資格やポートフォリオがない状態で応募すると、書類選考を通過するのは難しいです。

2-2.無資格者より初年度の年収が高い
プログラミングが学べる資格を取得している方は、無資格の方と比べて初年度の年収が高いです。
その理由は、システム開発を行っている企業に派遣される際、営業担当が資格を保有するプログラマーを紹介しやすくなるからです。
派遣先の選択肢が増え、報酬が高い企業と業務提携できます。
特に「Java Silver」や「Java Gold」の資格を取得すると、書類選考の通過率が上がるだけでなく、派遣先の企業からも評価されます。
さらに企業によっては、資格の保有状況に応じて手当がもらえたり、1社目からスキルが必要な部署に配属されやすくなることも、年収が高くなる理由のひとつです。
したがって、ポートフォリオを作るのに時間がかかるのであれば、プログラミングが学べる資格の取得を優先したほうが早く年収アップできます。
3.最初に取得した資格次第でキャリアが決まる
未経験の方は、最初に取得する資格でプログラマーのキャリアが決まるため、資格選びは重要です。
実際にプログラミングを学べる資格は、それぞれ以下のような企業から評価されます。
資格名 | 評価する企業 |
---|---|
基本情報技術者試験 | IT企業全般 |
Java Silver | システム開発を行う企業全般 |
C言語プログラミング能力認定試験 | 家電やIoT製品など、組み込み系システムを開発する企業 |
PHP技術者認定試験 | PHPを中心にシステム開発を行う自社開発企業 |
Ruby技術者認定試験 | Rubyを中心にシステム開発を行う自社開発企業 |
あなたが「こういう会社で働きたい」と思い描いている会社があるなら、その企業から評価される資格を取得する必要があります。
どの資格を取得すればいいか迷ってしまう方には、「Java Silver」がおすすめです。Javaは案件数が最も多いうえ、Javaができればほかの言語も短期間で習得できます。
ユニゾンキャリアでは、ITエンジニア専門の転職支援サービスを行っています。求人紹介はもちろん、あなたの転職に役立つ資格についてもお伝えします。
役立つ資格を理解して転職を有利に進めたい方は、ぜひユニゾンキャリアをご利用ください。
4.プログラマーになるのに最も役立つ資格3選
プログラミングが学べる資格が多すぎて、どの資格を取得するか迷っていませんか?
未経験の方なら以下3つの資格を取得すると、プログラマーとして企業から高く評価されます。
- Java Silver
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
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4-1.Java Silver
未経験の方がJava Silverを取得していると、書類選考や面接試験が通過しやすくなります。
なぜならJava Silverは、Javaのシステム開発で必要なスキルを学ぶことができ、「プログラマー1年目と同等の知識がある」と評価されるからです。
イメージとしては、TOEICで高得点を取っている状況と同じです。英会話ができる証明にはならないものの話す練習をすれば、すぐに実務レベルで英語を話せる知識があるといえます。
企業にとっても、Java Silverを持っている方なら入社後の研修が不要になるので、基礎知識が身に付いている人材はありがたい存在です。
Java Silverは、一人で問題なくシステム開発ができるレベルではないものの、先輩や上司のサポートを受けながら実務をこなせる「最低限の知識」が身に付いている証明になります。
4-2.基本情報技術者試験
Java Silverに続いて取得したいのが、国家資格である「基本情報技術者試験」です。
「基本情報」とも呼ばれるこの資格は、プログラミングの基礎知識だけでなく、アルゴリズムやデータベースなど、IT全般の仕組みを体系的に学べます。
IT業界という異世界に入ったとき、はじめて聞く言葉や、たくさんの概念・考え方に触れ、困惑しますよね。しかし、基本情報を取得していれば、学んだ知識が「共通言語」となり、上司や先輩と問題なく会話できるようになります。
基本情報は、IT業界における登竜門的な資格です。業務に必要な知識を入社前に習得できるのは、Java Silverにはないメリットがあります。
4-3.応用情報技術者試験
「応用情報技術者試験」は、基本情報のワンランク上の国家資格です。年齢や経歴にハンデがある方におすすめの資格になります。
特に短期離職が多い方や30代以上の方は、プログラマーになりたいという熱量・本気度が企業に伝わらなければ採用されません。
そのような状況で、難易度が高い応用情報技術者試験の資格を取得していると、企業から「この人は本気でプログラマーを目指している人だ」と高く評価されます。
応用情報技術者試験は「IT業界経験者」を想定して問題が作られていますが、文系の大学生で取得した方がいるので、30代以上の社会人でも取得可能です。
実際に筆者の先輩は、未経験ながら基本情報をスキップして、応用情報技術者試験に合格しています。
本来、未経験の方が取得できるレベルではありませんが、年齢や経歴のハンデを覆したいのなら、難関資格である応用情報技術者試験を取得するべきです。
取得できれば、業務に必要な知識の証明になるだけでなく、プログラマーとしての学習意欲や将来性もアピールできます。
5.プログラマーになるのに役立つ領域別・資格5選
「どの領域のプログラマーを目指すか」によっても、取得すべき資格が大きく変わります。以下から気になる領域とおすすめ資格を見つけると、今後のキャリアのイメージが掴めます。
- 組み込み系プログラマー向け資格
- PHPプログラマー向け資格
- Rubyプログラマー向け資格
- JavaScriptプログラマー向け資格
- Pythonプログラマー向け資格
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5-1.組み込み系プログラマー向け資格
家電製品や、産業用ロボットなどを開発する組み込み系プログラマーを目指すなら、C言語の習得がおすすめです。
中でも「C言語プログラミング能力認定試験」の1級を取得すると、C言語を使ったプログラミングスキルがあると企業から認められます。
「プログラミングやシステム開発に必要な知識を持っている」と判断されるので、入社後の実務研修を通じて即戦力として働けます。
組み込み系といっても使われる言語は様々です。C言語を学ぶ必要があるのかを確認してから勉強をはじめてください。
5-2.PHPプログラマー向け資格
PHPでシステム開発をする企業に転職したい方には、「PHP技術者認定試験」の取得がおすすめです。
試験区分のひとつ「PHP8上級/準上級試験」で準上級試験または上級試験に合格すれば、「PHPでシステム開発ができるレベルにある」と企業に評価されます。
中国で働きたいと思っているなら、英語ではなく中国語を勉強するのと同様、入社したい会社が採用している言語を勉強しておくと、入社後はスムーズに実務に取り組めます。
PHPというプログラミング言語は、ベンチャー企業や規模の小さい受託開発を行っているシステム開発企業で幅広く採用されています。
そのため、資格を取得する前に転職したい企業をピックアップし、未経験の方の採用を実際に行っているかどうかを事前に調べると安心です。
5-3.Rubyプログラマー向け資格
Rubyを中心にシステム開発をしている企業に転職したい方は、「Ruby技術者認定試験」がおすすめです。
Ruby技術者認定試験のGoldを取得すれば、Rubyを用いたシステム設計やプログラミングスキルが身に付きます。
Rubyは人気のある言語ですが、Rubyをメインにシステム開発を行う企業は少なく、ニッチだからこそ習得価値が高い言語です。
特にベンチャーやスタートアップ企業で使われることが多く、Rubyで最も有名なフレームワーク「Ruby on Rails」まで習得していると、さらに評価が高まります。
Rubyは日本発祥のプログラミング言語なので、日本語の資料が非常に多く、未経験の方でも学びやすいです。
5-4.JavaScriptプログラマー向け資格
JavaScriptが学べる資格「CIW JavaScript Specialist」は、Webシステムの画面領域にあたるフロントエンド開発がしたい方におすすめです。
なお、基本的にはポートフォリオを作成したほうが、システム開発ができる人材だと企業に評価されます。
なぜ資格よりもポートフォリオでアピールしたほうがいいのかは、ライターで例えてみると分かりやすいです。
漢検1級を取得してライターを目指すよりも、実際に執筆した記事を見せたほうが、自分のライティングスキルが相手に伝わりやすいですよね。
しかし、ポートフォリオだけでは、学べる領域が限られるのも事実です。
「JavaScriptをマスターしたい」「できることをもっと増やしたい」と考える方には、JavaScriptの知識を網羅的に学べるCIW JavaScript Specialistの取得が有効になります。
特にCIW JavaScript Specialistは企業からあまり認知されていないため、転職目的というよりも、JavaScriptの学習に詰まったときに取得を目指してください。

5-5.Pythonプログラマー向け資格
データ分析・機械学習をやりたい方は、「Python3エンジニア認定実践試験」がおすすめです。
Pythonは未経験でも学びやすく、幅広い分野で使われているため、取得しておくとプログラマーとして活躍の幅が広がります。
Java Silverとセットで取得すると、Pythonを使った開発を行うことが可能です。Python資格があると案件に入りやすくなるため、キャリアの方向性を示す材料にもなります。
ただし、採用の決定打となる資格とはいえないため、優先度としては高くはありません。
6.年収を早く上げるなら最初はJava資格一択
Java開発の経験は、プログラマーとしてのキャリアの土台となり、年収を上げるのに役立ちます。
Javaは大企業を中心に幅広い開発現場で使われ、案件数も豊富です。未経験の方が実務経験を積みやすい特徴があります。
そのため、Java開発の経験者は、転職市場で引っ張りだこの存在です。たとえ1社目で転職に失敗したとしても実務経験を積めれば、次の転職先がすぐに見つかります。
1社目でシステムの運用や保守の業務しか経験できなくても、Java Silverの資格を取得すると、2社目はシステム開発ができる企業に転職できます。
もちろん短期離職は避けたいですが、それでもJava経験者を採用したい企業は多く存在します。
このように、Java開発の経験は、キャリアの土台を固め、次のステップに進みやすくなる市場価値の高いスキルなのです。
7.プログラマーを目指すならユニゾンキャリア
プログラマーへの転職が不安な方は、ユニゾンキャリアをぜひご活用ください。
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7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで読んでいただきありがとうございます。
プログラマーを目指すとき、「結局自分はどの資格が向いているのか…」「どの言語を勉強すべきか…」と迷ってしまいますよね。
どんなプログラマーを目指すべきか迷っているなら、IT業界の専門アドバイザーが在籍するユニゾンキャリアへぜひご相談ください。
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7-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
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部署によっては日をまたぐ勤務もあって、「ワークライフバランスをもっと良くしたいな」と常日頃から思っていました。
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