
最終更新日:2025.09.26
プログラマーに将来性はある?市場価値を高める方法やキャリアパスを分かりやすく解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- プログラマーの将来性ってどうなんだろう?
- AIの進化でプログラマーの仕事がなくなるって本当?
- 将来性のあるプログラマーになる方法はある?
IT未経験からプログラマーを目指す際、将来性に不安を感じる方は多いと思います。
AIの登場や技術の進化によって、未経験者はプログラマーとして安定して働けるのか心配な方もいるのではないでしょうか?
しかし、プログラマーの将来性は依然として高く、IT人材の需要は拡大傾向にあります。
そのため、今からでもしっかり学習すれば、あなたがプログラマーとして活躍できるチャンスは十分にあるのです。
記事の要約
本記事では「IT未経験の方」を対象に、プログラマーの現状や将来性、市場価値を高める方法、キャリアパスについて解説します。

1.【結論】プログラマーの将来性は高い!
AIの普及により、不安を感じている方もいると思いますが、結論としてプログラマーの将来性は高いです。
その理由として、IT業界は慢性的な人手不足であることが挙げられます。
IPAが発表した「DX白書2023」によると、DXを推進する人材の「量」について「大幅に不足している」「やや不足している」と回答した企業は83.5%に達しています。

参照:IPA
IT業界は、多くの企業がデジタル化を推進するために採用を強化しており、プログラマーの需要は非常に高い状態です。
また、多くの企業で古い基幹システムの刷新が急務となっています。同時に、AIやIoTといった先端技術を自社サービスに組み込み、新たな価値を生み出す「攻めの投資」も活発化している状況です。
これは、新しい技術やサービスが次々と生まれる現代において、企業の成長にプログラマーのスキルが不可欠であることを示しています。人材不足は質・量ともに深刻なため、プログラマーの将来は明るいといえます。
ただし、未経験者がプログラマーになるためには、スキルを証明するためのポートフォリオ作成が重要です。
そのため、業界に詳しいキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。
2.プログラマーの将来性が懸念される理由

プログラマーの将来性が高い一方で、いくつかの懸念点が存在するのも事実です。ここでは、プログラマーの将来性が懸念される理由を3つ紹介します。
- AI技術が進化
- オフショア開発が普及
- 自動化技術が進化
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2-1.AI技術が進化
AI技術の急速な進歩により、単純なコード生成やバグの検出といった一部の作業はAIが担うようになりました。
このため、「プログラマーの仕事はAIに奪われるのではないか」という不安の声が聞かれることもあります。
しかし、これはプログラマーの仕事がなくなることを意味しません。むしろ、AIには難しい複雑なシステム設計や、顧客の要望を形にする業務の価値が相対的に高まっています。
つまり、プログラマーの役割は単なる「コードを書く人」から、AIを使いこなして課題を解決する「問題解決の専門家」へと進化しているのです。
AIと協力することで生産性を向上させられるプログラマーは、今後さらに重宝される存在になります。
2-2.オフショア開発が普及
オフショア開発とよばれる海外の企業に開発業務を委託する動きも懸念材料のひとつです。
近年は、人件費の安い海外で単純なプログラミング作業が外注されるケースが増えています。この流れの中でプログラマーとして生き残るためには、海外では代替できない付加価値を提供する必要があります。
例えば、顧客のビジネスを深く理解した上での要件定義や、日本市場特有の文化に根差したUI/UXの設計などです。
なぜなら、これらの業務は単なる技術力だけでなく、言語の壁を超えたコミュニケーション能力と文化的背景への理解が不可欠だからです。
このように、日本の複雑な商習慣を深く理解した上で、顧客の細かな要望に応えるサービスを提供できるプログラマーの価値は、今後も高く評価され続けます。

2-3.自動化技術が進化
コード生成やテスト、インフラ構築などを自動化するツールも進化しています。
例えば、GitHub ActionsのようなCI/CDツールはテストとデプロイを自動化し、TerraformのようなIaC技術はサーバー構築の簡易化を実現しました。
自動化技術の進化によって、プログラマーが行っていた一部の定型的な作業の需要は減少傾向にあります。
しかし、見方を変えれば、これはプログラマーがよりシステムのアーキテクチャ設計や要件定義など付加価値の高い業務に集中できる環境が整ってきたということです。
そのため、自動化ツールそのものを開発したり、ツールを使いこなして開発プロセス全体を効率化したりするスキルを持つプログラマーの需要はむしろ増加しています。
3.将来性のあるプログラマーになる方法
将来性のあるプログラマーとして活躍し続けるためには、市場の需要を意識したスキルアップが不可欠です。ここでは、将来性のあるプログラマーになる方法を3つ解説します。
- 需要が高いプログラミング言語を習得する
- AIやデータサイエンスに関連したスキルを取得する
- セキュリティやクラウド技術の知識を身に付ける
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3-1.需要が高いプログラミング言語を習得する
市場の需要が高いプログラミング言語を習得することは、将来性を高める方法のひとつです。
例えば、AI開発で主流のPython、Web開発で広く使われるJavaScriptやTypeScript、大規模システムで実績のあるJavaなどは、今後も安定した需要が見込めます。
中でもPythonとJavaScriptは、文法が比較的シンプルで学習サイトも豊富なため、最初に学ぶ言語として特におすすめです。
複数の言語を習得すれば、対応できるプロジェクトの幅が広がり、より柔軟なキャリアを築くことが可能です。
そのため、未経験の方は、まずは学びやすい言語からはじめ、段階的にスキルを広げていくことで将来性の高いプログラマーを目指せます。
3-2.AIやデータサイエンスに関連したスキルを取得する
AIやデータサイエンスは、今後も成長が期待される技術分野です。様々な業界でデータにもとづいた意思決定が不可欠となり、AIを活用した業務効率化や新サービスの開発が企業の競争力を左右するようになったためです。
実際に、IDCの調査によると、日本のAI市場は2030年にかけて年平均20%以上の高い成長率が予測されています。
AIやデータサイエンスで活躍するには、Pythonなどのプログラミングスキルに加え、統計学の知識や機械学習の仕組みへの理解が必要となります。
AI開発を効率化するTensorFlowやPyTorchといったライブラリのスキルも重要です。
AIやデータサイエンスは比較的新しい分野であるため、未経験からでも学習次第で最前線で活躍できるチャンスが十分あります。

参照:IDC
3-3.セキュリティやクラウド技術の知識を身に付ける
企業のクラウド利用が当たり前になる中で、クラウド技術と情報セキュリティに精通したプログラマーの価値は高まっています。
AWS、Azure、GCPといった主要なクラウドサービスを扱えるスキルや、サイバー攻撃からシステムを守るためのセキュリティ知識は、もはや必須スキルといっても過言ではありません。
セキュリティやクラウド技術は専門性が高く難しく感じるかもしれませんが、現在は個人でも学習しやすい環境が整っています。
オンラインの学習サイトで基礎を学んだり、各クラウドサービスが提供している無料の範囲で簡単なサーバーを立ててみたりと、低コストで学べる方法が多くあるのです。
このように、アプリケーション開発だけでなくインフラ領域にも知識を広げることで、プログラマーとしての将来性を高められます。
4.プログラマーとしての市場価値を高める方法
プログラマーとしての市場価値を高めるためには、技術力だけでなく、ビジネス全体に貢献できる能力を磨くことが重要です。ここでは、プログラマ―としての市場価値を高める方法を2つ紹介します。
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4-1.プログラミング以外のスキルを身に付ける
単純なコード生成やデバッグなどの作業はAIが行えるようになったため、市場価値を高めるにはプログラミング以外のスキルを身に付ける必要があります。
プログラマーがプログラミング以外で身に付けた方が良いスキルは、以下の通りです。
- コミュニケーション能力
- プロジェクト管理スキル
- 問題解決・分析思考力
- ビジネス理解力
- チームマネジメント力
AIはコードを書けても顧客が抱えるビジネス上の課題や、その裏にあるニーズを理解することはできません。
そのため、顧客の課題やニーズを引き出し、技術的な解決策に結びつけるためコミュニケーション能力や問題解決能力が不可欠となるのです。
また、プロジェクトを計画通りに進行させる管理能力や、どのような技術が事業の成長に貢献するのかを見極めるビジネス理解力もAIでは代替できないスキルです。
プログラミングスキルはもはや前提であり、そのうえでAIに代替できないスキルを多く持つことで、市場価値の高いプログラマーになれます。

4-2.資格の取得で専門性を強化する
特定の技術分野の専門性を証明できる資格を取得することは、あなたの市場価値を引き上げるために役立ちます。
特に、AWS認定やAzure認定といったクラウド関連の資格や、情報処理安全確保支援士などのセキュリティ関連の資格は、市場での評価が高いです。
資格取得の過程で得られる知識は、日々の業務品質を向上させ、より専門性が高い業務を任されるきっかけにもなります。
企業によっては資格手当が支給されたり、昇進の条件になったりする場合もあるのも資格取得のメリットです。
このように、資格の取得はスキル向上と待遇改善につながる、費用対効果の高い自己投資といえます。
5.プログラマーのキャリアパス
プログラマーとして経験を積んだ後には、多様なキャリアパスが広がっています。ここでは、プログラマーの主なキャリアパスを5つ紹介します。
- システムエンジニア
- PM
- AIエンジニア
- データサイエンティスト
- ITコンサルタント
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5-1.システムエンジニア
プログラマーからのキャリアアップとして一般的なのが、システムエンジニアです。
システムエンジニアは、顧客の要望をヒアリングしてシステムの仕様を決める「要件定義」や、システムの全体像を描く「設計」といった上流工程を担当します。
顧客とのコミュニケーション能力も重要になるため、技術力と対人スキルの両方を活かせる職種です。
プログラマーとしての経験は、技術的に実現可能な設計を行ううえで役立ちます。プログラマーとして2〜3年の実務経験を積み、技術力とコミュニケーション能力を高めるとシステムエンジニアへの転身が可能です。
5-2.PM
PMはプロジェクト全体の「計画・実行・管理」を担当するマネジメント職です。技術的な知識はもちろん、チームをまとめるリーダーシップや、予算・スケジュールを管理する能力など、総合的なスキルが必要となります。
プログラマーとしての現場経験は、開発チームとの円滑なコミュニケーションや、現実的なスケジュールを立てる際に役立ちます。
PMになるとリーダーシップを発揮し、大きなプロジェクトを成功に導く醍醐味を味わえるのが魅力です。プロジェクトの成否に直接コミットする責任の重さから年収も高く、年収1000万円を超えることもあります。
このように、プログラマーとしての経験を活かしながら、大きな裁量と責任のもとでキャリアと年収を高められるのが、PMというキャリアパスです。

5-3.AIエンジニア
AIエンジニアは、AI技術を専門に扱い、システムやサービスを開発する職種です。プログラミングスキルに加えて、数学や統計学の知識、機械学習のフレームワークを扱うスキルなどが必要とされます。
プログラマーとしての開発経験を磨けば、AIエンジニアへのキャリアチェンジは十分可能です。
AI分野は技術の進化が速く、常に新しいことを学ぶ意欲が必要となりますが、その分やりがいも大きい職種といえます。
専門性が高く、最先端のスキルを持つ人材は常に不足しているため、高年収と将来性を実現できる、魅力的なキャリアパスです。
5-4.データサイエンティスト
データサイエンティストは、膨大なデータの中からビジネスに役立つ知見を引き出し、企業の意思決定をサポートする専門職です。
プログラミングスキルや統計学の知識に加え、対象となるビジネスへの深い理解が必要です。
プログラマーがSQLやPythonを使ってデータを扱う経験は、データサイエンティストの業務にそのまま活かせます。
ただ、データサイエンティストは高度な分析スキルとビジネス理解の両方が必要なため、ほかのキャリアパスと比べて必要な技術の習得期間は長めになります。
高いスキルレベルが必要となることから転職難易度は高いですが、その分高年収が期待できるキャリアパスです。

5-5.ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業の経営課題をIT技術の力で解決に導く専門職です。顧客企業の経営層と対話し、課題を分析して最適なIT戦略を提案します。
プログラマーとしての実務経験があると、技術的な実現性や開発コストを正確に見積もることができ、より現実的で説得力のある提案が可能です。
ただ、技術とビジネスの両方に対して深い知見が必要となるため、ITコンサルタントは難易度の高いキャリアパスのひとつです。
高い論理的思考力とプレゼンテーション能力を駆使し、顧客の経営層を納得させる高度なコミュニケーション能力が必要とされます。
その分、大きな達成感と高い報酬が期待できるため、プログラマーからのキャリアパスの最終目標のひとつといえます。
6.プログラマーの転職はユニゾンキャリア
プログラマーへの転職を考えている方は、ぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。
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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、ありがとうございました。
IT人材の需要は今後も拡大し続けるため、プログラマーの将来は明るいといえます。
しかし、将来性のあるプログラマーになるためには、常に新しい技術を学び、市場価値を高め続ける努力が不可欠です。
ただ、スキルアップするには闇雲に努力するだけではなく、あなたの現在地を把握し、「今何から取り組んだほうが良いのか」ということを明確にしなくてはなりません。
キャリアアップのための「次の一手」が気になるという方はぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。
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口コミ評価
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えて下さい!
僕は少し特殊で、大学を半年ほど留年してしまったので、新卒の枠がなかったんですよね。
卒業後はたまたま見つけた某大手企業の子会社に契約社員として入ったんですが、そこであまりうまくいかなくて…精神的にしんどくなってしまったのが転職を決めた理由です。
というのも、面接でITエンジニアの仕事ができますよと言われて採用されたはずなのに、実際に業務が始まると事務作業しかさせてもらえなかったんです。
一向にエンジニアの仕事をさせてもらえなくて騙された気持ちになりましたし、そもそも自分のやりたい仕事じゃないことをやり続けるのはとても苦痛で…時間が過ぎるのが遅く感じてきつかったです。
それでも、いつかエンジニアの業務ができるかも…と思って頑張っていたんですが、僕のOJT担当だった先輩が4年間ずっと事務作業しかさせてもらえていなくて、もう無理だなと思い転職を決断しました。
エンジニアとして採用されたはずなのに、事務作業しかさせてもらえなかったことが転職の決め手でした。
転職活動時に不安はありましたか?
あまり綺麗な経歴では無かったので不安は常にありました。
書類が通ったとしても面接にほとんど受からなくて、働きたいなと思っている企業の面接にやる気を持って挑んでも、不採用通知しかもらえず苦労した時期があったので…。
あとは、前職と同じようにエンジニアとは無関係の業務をさせられたらどうしよう…という思いはありましたね。
ただ、キャリアアドバイザーの和田さんが、メリットだけでなくデメリットも含めてとても丁寧に企業の紹介をしてくださったので、以前よりかなり安心して選考に臨めました。
【木村さまのご経歴】
・大学を半年留年し9月に卒業
・2社経験(今回の転職で3社目)
・2~3ヶ月のブランク期間あり
・IT系の資格なし
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
ビジネスのコミュニケーションじゃなくて、普通のコミュニケーションができる人達が多くて良かったですね。
比べるのは良くないかもしれませんが、他のエージェントさんだと簡単な雑談とかしてても、すぐに「その性格は転職にむいてます!」とか「それだとこの業種も挑戦しませんか?」とかなんでもかんでも転職につなげてくるのがすごく苦手だったんです。
ユニゾンキャリアさんは転職を急かすこともなく、本音でしっかりと向き合って最適な求人を紹介してくれて、すごく信頼できるエージェントさんだと思います。
ユニゾンキャリアは求職者一人ひとりに寄り添ったサポートを徹底しています。
そのため、あなたの希望に合わない求人を紹介することは決していたしません。当社のサポートはすべて「完全無料」でご利用いただけますので、ぜひご相談ください。