最終更新日:2025.10.14
【突然のクビ通告⁉】SESは突然契約を切られることがある?原因と対策を徹底解剖!
本音で向き合う「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- SESって突然契約を切られるの…
- 突然契約が切られたらどうなるの?
- 契約を切られないためにはどんなスキルが必要…?
「SESは突然契約を切られる」と聞いたことはありませんか?
結論から申し上げますと、SESは突然契約を切られる(=クビになる)恐れがあります。
記事の要約
本記事では、SESでは契約を急に切られることがある理由や対策・対処法についてわかりやすく解説します。

1.【結論】SESは契約を急に切られることがある
結論からいうと、SESでは契約を急に切られることもあります。この答えを聞いて不安に思う人も多くいるかもしれません。
そこでこの章では、SESで契約を切られる事象をパターンごとに解説して、深掘りしていきます。
- SESの契約を切られるとは?
- 常駐先から契約を切られる場合
- 自社から契約を切られる場合
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1-1.SESの契約を切られるとは?
「SESの契約を切られる」という結果には、以下の2つのケースが存在します。
- 常駐先から契約を切られる
- 自社から契約を切られる
では、上記2つのケースの詳細を見ていきましょう。
常駐先から契約を切られる
このケースは、SES契約契約期間の途中にもかかわらず、客先常駐先の企業からクビにされてしまうことです。
理由としては、以下のものが考えられます。
常駐先から契約を切られる主な理由
- エンジニアのスキルが常駐先の必要とする基準に達していなかった
- 常駐先の業績に変化があって人員整理が行われた
- プロジェクトが途中で終了した
突然契約を切られるのは、SESエンジニア自身に問題がある場合と、常駐先で問題があった場合の2つが考えられます。
次回の契約に活かすためにも、なぜ契約が終了してしまったのかを情報収集することが大切です。
自社から契約を切られる
こちらは、エンジニアとして所属するSES企業から直接、雇用契約を解消される最も深刻なケースです。これには「自主退職の勧奨」と「解雇」の二つがあります。
最も多いのは、客先との契約終了後、次の案件が長期間見つからない場合に、会社側から自主的な退職を促されるパターンです。
待機期間中の給与支払いは企業にとって負担となるため、「紹介できる案件がない」などを理由に、社員都合での退職へと誘導するのです。
一方、普通解雇は法律で厳しく制限されており、会社の信用を著しく傷つけたり、経歴を詐称していたりするなど、よほど正因がない限りいい渡されることはありません。
ほとんどのSESエンジニアにとって、より現実的なリスクは解雇よりも退職勧奨といえます。
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1-2.常駐先から契約を切られる場合
SES契約において、常駐先のクライアントから契約を途中で打ち切られることは、原則として違法ではありません。
その理由は、多くのSES契約が「準委任契約」という法的性質を持つためです。
この準委任契約とは、システム開発といった「成果物の完成」を保証する請負契約とは異なり、「エンジニアの専門的な業務を遂行すること」自体を目的とします。つまり、エンジニアの労働力やスキルを提供することが契約内容となります。
日本の法律では、この準委任契約は各当事者が原則としていつでも解除できると定められています。
そのため、クライアント側の予算削減やプロジェクトの方針変更といった都合で契約が終了しても、法的に問題ないとされているのです。
SES契約は準委任契約

SES契約は準委任契約になります。流れとしては、SES企業とクライアント企業でSES契約を締結した後、SES企業が自社に所属するエンジニアをクライアントに常駐・派遣させる流れです。
準委任契約は「特定の業務を委託、または受託する契約」のことを指し、その中でもSES契約の場合は「クライアント企業にエンジニアの労働力を提供することを目的にした契約」になります。
準委任契約はいつでも契約解除が可能
SES契約をはじめとする準委任契約はいつでも契約解除が可能な契約です。
準委任契約がいつでも契約解除が可能な根拠は、民法に示されています。
民法第651条1項には、「委任は、各当事者がいつでもその解除をすることができる」と定められているため、常駐先からSES契約を切られることは法律的に問題がありません。
そのため、SESエンジニアであればそのような事態も起きる恐れがあることを認識しておく必要があります。

1-3.自社から契約を切られる場合
雇用主であるSES企業から契約を切られること(すなわち解雇されること)は、合理性がある場合には成立する恐れがあります。
しかし、客観的に見て合理的な理由がないにもかかわらず、企業が従業員を不当に解雇することは認められていません。
労働契約法第16条には「解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。」と記載されています。
このように、企業が雇用関係にある従業員をむやみに解雇することは、法律上認められておらず、これはSES企業にも当てはまります。
しかし、中には法律を無視して、正当な理由なくエンジニアを解雇しようとするブラック企業も一部存在します。もし不当な理由で解雇をいい渡された場合は、労働基準監督署に問い合わせてみてください。
従業員を不当に解雇するブラック企業に転職しないためには、企業選びが大切です。
IT業界特化型の転職エージェントなどを活用すると、ブラック企業に転職することを防げるため、SESや他のIT企業への転職を考えている方におすすめです。
2.SESが常駐先から契約を切られる理由5選
SESで常駐先から契約を切られる理由は、主に以下の5つのパターンが多いです。
- スキル不足
- 出勤態度が悪い
- 人間関係の悪化
- プロジェクトの縮小
- 案件のミスマッチ
では、上記の理由5選の詳細に迫っていきます。
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2-1.スキル不足
クライアントがSESエンジニアに支払う料金には、「特定のスキルを持つ即戦力」であることへの期待が込められています。
そのため、エンジニアのスキルが契約内容やクライアントの期待値を明らかに下回る場合、契約終了の直接的な原因となります。
例えば、Javaでの開発案件なのに基本的な構文を理解していなかったり、能動的に課題を調査する自己解決能力が著しく低かったりするケースです。
このようなスキル不足は、単に担当業務の遅延や品質低下を招くだけでなく、クライアントの社員が教育やフォローに時間を割かねばならず、チーム全体の生産性を阻害します。
結果として、クライアントは費用対効果が見合わないと判断し、契約を打ち切るのです。
スキル不足でSESを退場させられてしまう原因や対処法については、「SESエンジニアはスキル不足で退場させられる⁉原因や対処法を解説」で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
2-2.出勤態度が悪い
社会人としての基本的な勤務態度は、技術スキル以前に、プロフェッショナルとしての信頼の基盤です。
度重なる遅刻や突然の無断欠勤、業務中の居眠りや目的のない頻繁な離席は、この信頼を根本から損なう行為です。
クライアントは、エンジニアの労働時間に対して対価を支払っています。これらの行動は、契約した時間分の価値を提供していないことを意味し、費用対効果が著しく悪いと判断されます。
さらに、朝会への遅刻がチーム全体の予定を狂わせたり、自社の社員が真面目に働く中で居眠りする姿が不公平感を生んだりするなど、職場の規律や和を乱す原因にもなります。
このようなエンジニアは、プロジェクトへの貢献度が低いだけでなく、チーム全体へ悪影響を及ぼす存在と見なされ、契約を打ち切られるのです。

2-3.人間関係の悪化
SESエンジニアには、技術力だけでなく高いコミュニケーション能力も必要とされます。クライアントの社員と円滑に連携し、チームの一員として貢献することが期待されるからです。
セクハラやパワハラは論外ですが、それ以外にも「報告・連絡・相談ができない」「チームに協力しない」「他責思考が強い」といった社会人としての基本的な協調性を欠く行動は、チーム全体の生産性を著しく低下させます。
クライアントから見れば、自社の社員の士気を下げ、プロジェクトの進行を妨げる人材を、高い費用を払ってまで常駐させておく理由はありません。
たとえ技術スキルが高くても、コミュニケーションに問題があれば、より円滑に業務を進められる他のエンジニアに交代させられるのは当然といえます。
この理由で契約が終了した場合、まずは自身の言動を客観的に省みる必要があります。

2-4.プロジェクトの縮小
エンジニア個人のスキルや勤務態度に何ら問題がなくても、クライアント側の経営判断によって契約が終了するケースは少なくありません。
例えば、景気の悪化による予算の大幅な削減、プロジェクトの目標達成によるフェーズの終了、あるいは事業戦略の変更でプロジェクト自体が中止になる場合などです。
このような人員整理の際、クライアントは自社の正社員の雇用を守ることを最優先します。そのため、契約の解除が比較的容易な外部人材であるSESエンジニアが、真っ先に人員削減の対象となるのです。
これは、企業がSESを人員の「調整弁」として活用している側面もあり、SESという働き方に内在する構造的なリスクといえます。このケースは防ぎようがないため、日頃から自身の市場価値を高めておくことが重要になります。

2-5.案件のミスマッチ
クライアントがSESエンジニアに必要とするのは、特定の課題を解決できる即戦力としてのスキルです。そのため、必要とされる技術レベルと本人のスキルに大きな乖離があれば、契約を継続する意味がありません。
例えば、「クラウド構築経験5年」という要件に対し、実務経験が1年未満のエンジニアが来た場合、パフォーマンス不足は明らかです。
こうしたミスマッチは、SES企業の営業担当が契約を取りたいがために、エンジニアの経歴を誇張したり、時には詐称したりすることで発生する場合があります。
エンジニア自身は何も知らされずに現場へ常駐させられ、何もできずに困惑し、結果としてクライアントからの信頼を失い契約を打ち切られるという最悪の事態に陥ります。
多くの場合はSES契約を結ぶ前にわかりますが、所属しているSES企業が経歴詐称などを行っていると、このような事態が起きやすいです。

3.SESが自社から契約を切られる理由3選
SES契約で自社から契約を切られる理由としては、主に以下の3つがあげられます。
- 常駐先が決まらない
- 必要とされているスキルを身につけていない
- 年齢が高い
この場合、基本的には解雇ではなく、「退職推奨」という形で自社から退職を促されるケースがほとんどです。それぞれの理由について、詳しく解説していきます。
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3-1.常駐先が決まらない
SESエンジニアの常駐先が決まらないと待期期間となり、その間の給料がまるまる赤字になってしまいます。
経営体力のある企業であれば、この期間を研修などに充ててくれますが、多くの企業、特に体力のない企業にとっては深刻な経営リスクです。
待機期間が1ヶ月、2ヶ月と長引くと、企業側はその赤字を解消するために、対象社員に退職勧奨を行うことがあります。「君のスキルに合う案件が見つからない」といった理由をつけ、自主的な退職へと誘導するのです。
これはエンジニアのスキル不足だけでなく、企業の営業力が弱い場合にも起こりうるため、注意が必要です。
詳しくは「SESで案件がなかなか決まらない原因とは?現状の対処法も解説」で解説しておりますので、そちらをご覧ください。
3-2.必要とされているスキルを身につけていない
IT業界の技術トレンドは凄まじい速さで移り変わり、スキルの陳腐化も激しく起こります。5年前に主流だった技術が、現在ではほとんど需要がないというケースも珍しくありません。
SES企業はクライアントの需要に応える形で事業を行っているため、市場で必要とされるスキルを持たないエンジニアは、必然的に紹介できる案件がなくなってしまいます。
過去の経験や一つの得意技術に固執し、クラウド(AWS、Azure)やコンテナ技術(Docker)、新しい開発言語といったモダンな技術の学習を怠っていると、自身の市場価値は下がり続けます。
その結果、会社にとって「売れない人材」と判断され、契約終了の対象となってしまうのです。
3-3.年齢が高い
SES業界では、年齢そのものよりも「年齢に見合ったスキルと価値を提供できているか」が厳しく問われます。
例えば、プログラミングやテストといった業務は、若手でも対応可能な場合が多いです。
もし40代のエンジニアが20代の若手と同じレベルの仕事しかできない場合、クライアントや自社からは「成長の伸びしろが期待できる若手の方がコストパフォーマンスが良い」と判断されてしまいます。
年齢を重ねたエンジニアには、要件定義や設計といった上流工程のスキル、プロジェクトマネジメント能力、あるいは特定の業務領域に関する深い専門知識といった、経験に裏打ちされた付加価値が必要とされます。
この価値を提供できない場合、会社のお荷物と見なされ、契約終了のリスクが非常に高まります。

4.エンジニア側からSESの契約を切る場合もある
SES契約で契約が切られるケースの中には、常駐先から切られるケースと自社であるSES企業から切られるケースのほかに、エンジニア自らが契約更新を断る場合もあります。
エンジニア側からSESの契約を切る主な理由は、以下の2つです。
エンジニア側から契約を切る理由
- ブラックSES企業だから
- スキルアップをするため
では、それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
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4-1.ブラックな案件から抜けるため
エンジニア側から契約を切る理由の1つ目は、ブラックな案件から抜け出すためです。SESの中には、エンジニアの労働力を不当に搾取する、以下のようなブラックな案件が存在します。
- 経歴詐称を強要する
- 家電量販店やヘルプデスクに派遣させる
では、それぞれのケースの詳細を見ていきましょう。
経歴詐称を強要する
エンジニアに経歴詐称を強要するブラックSES企業から抜けるために、契約を切る人もいます。
ブラック企業が経歴詐称を強要する目的は、社歴やスキルを盛ることで常駐先企業から人材として高く評価されやすくなり、常駐先が決定しやすくなるためです。
しかし経歴詐称をした結果、いざ常駐先で働き始めてからギャップに苦しむのは、SES企業ではなくエンジニアです。
このように、経歴詐称で案件が決まり、スキル不足で仕事についていけない状況から抜け出すために、契約を終了させるエンジニアもいるのです。
SESと経歴詐称の関係性については、「経歴詐称を行うSES企業は絶対にやめとけ!裁判に発展する場合も」で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
家電量販店やヘルプデスクに派遣させる
家電量販店やヘルプデスクなどのエンジニアとは関係のない仕事をさせるSES企業から抜け出すために、契約を終了させる人もいます。
入社前の説明では、エンジニアとしてスキルを積める案件へ携われることを匂わせておいて、いざ入社するとこのようなエンジニアのスキルを磨けない現場に派遣させる企業が存在します。
家電量販店やヘルプデスクのような現場で働いてもITスキルは一切身につかないため、将来的に年収があがることはありません。そのことに嫌気が差してSESの契約を切る人もいるのです。
SESと家電量販店やヘルプデスクの関係については、以下の記事でそれぞれ詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。また、ブラックSES企業の特徴は「SESの闇を赤裸々に解明!SESのブラック企業の特徴も解説」で詳しく説明しています。
4-2.スキルアップのための転職をするため
エンジニア側からSESの契約を切る理由の2つ目は、スキルアップのための転職をするためです。

IT業界は下請け構造になっており、2次請け、3次請け…と下に行くにつれて業務内容がスキルの身につかないものになり、年収が低くなってしまうリスクが高くなります。
そのため、スキルアップや年収アップを目指すために、SESの契約を切るエンジニアがいます。
契約を終了させたあとは、エンド企業に近いSES企業へ転職をしたり、SESでの経験を活かしてSlerや自社開発の企業へ転職をしたりするなどのキャリアアップ方法があります。
私たちは、あなたが本当に成長できる優良企業と出会い、理想のキャリアを歩めるよう最後まで伴走します。
5.突然契約を切るSES企業の特徴
ここからは、自社のエンジニアに対して突然契約を切るSES企業の特徴を紹介していきます。
突然契約を切るSES企業の特徴は、主に以下のとおりです。
突然契約を切るSES企業の特徴
- 未経験エンジニアを大量採用している
- 強制休業をさせる
- 営業力が低い
突然SES契約を切られる状況を避けるためには、上記のような特徴を持つブラック企業への入社をしないことが一番です。では、それぞれのブラック企業の特徴を詳しく見ていきましょう。
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5-1.未経験エンジニアを大量採用している
突然契約を切るSES企業の特徴の1つ目は、未経験エンジニアを大量採用している企業です。
未経験エンジニアはITスキルが低いことが一般的なため、最初は常駐先がなかなか決まらないリスクが高いです。
そのため、未経験エンジニアを大量募集している企業の場合、社員がすぐやめることを見越しているか、クビにすることを見越して多めに採用しているケースがあります。
中には研修を充実させているため未経験エンジニアを採用できている企業もありますが、そういった企業を見分けることは難しいです。
転職エージェントなどの情報を活用しながら、ブラック企業かどうかを見分けることが大切です。

5-2.強制休業をさせる
突然契約を切るSES企業の特徴の2つ目は、常駐先の決まらないエンジニアを強制休業させる企業です。
SESエンジニアは、ひとつの案件が終わって次の常駐先が見つかるまでの期間は待期期間といって自宅や社内に待機させることが一般的です。
会社はその待機期間も給料を払い続ける必要がありますが、中には自宅待機中の社員を休業扱いとすることで給料の支払いを抑えようとするSES企業があります。この手法は違法ではありませんが、優良企業とはいえないです。
待期期間中でも給料の満額を出してくれる企業もあるため、そういった企業を目指すようにしてください。

5-3.営業力が低い
SES企業において、自社の営業力はエンジニアの安定した就業を支える生命線です。
たとえエンジニア個人が市場価値の高いスキルを持っていても、会社の営業担当が新規案件を開拓する力や、既存顧客と強い信頼関係を築けていなければ、そのスキルを活かす機会は得られません。
営業力が低い企業は、取引先の数が少なかったり、業界内での立場が弱く条件の良い案件を獲得できなかったりする傾向があります。その結果、プロジェクトが終了したエンジニアを次の案件に配置できず、社内待機者が増加します。
待機期間中の給与は会社にとって直接的な損失となるため、経営体力のない企業は人件費の削減を迫られ、突然エンジニアに退職勧奨を行うという事態に陥るのです。
これはエンジニアの能力とは無関係に発生する、企業側の都合による契約終了といえます。

6.SESで契約を切られないエンジニアになるために身につけるべきスキル
SESで契約を切られずに、企業から必要とされるエンジニアになるために身につけるべきスキルは、主に以下の3つです。
契約を切られないための必要スキル
- プログラミングの技術
- コミュニケーション能力
- 最新技術を身につける向学心
では、それぞれのスキルについて解説していきます。
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6-1.プログラミングの技術
SESの現場でクライアントがエンジニアに必要とすることは、課題を解決してくれる「即戦力」としての技術力です。
そのため、仕様を正しく理解し、自律的に実装・テストを進められるレベルのプログラミング技術は、契約を継続する上での大前提となります。単に言語の文法を知っているだけでは不十分です。
既存のコードを読み解き、チームの開発ルールに沿って品質の高いコードを書けなければ、プロジェクトの遅延や品質低下の原因と見なされてしまいます。
特に、Java、Python、PHPといった需要の高い言語の中から、ひとつでも実務レベルで扱える軸となるスキルを持つことは、自身の市場価値を証明し、安定した案件獲得につながる不可欠な要素です。

6-2.コミュニケーション能力
SESエンジニアにとってコミュニケーション能力は、技術力と同等、あるいはそれ以上に契約の継続を左右する重要なスキルです。
客先常駐という働き方では、自ら積極的に周囲と関わり、信頼を勝ち取らなければ、チームの一員として認められることはありません。
特に重要なのは、自身の状況を的確に伝える「報告・連絡・相談」です。
黙々と作業を進めるエンジニアは、一見集中しているように見えても、管理者からすれば「順調なのか、問題に詰まっているのか」が分からず、「ブラックボックス」のような不安要素となります。
問題が発生した際にすぐに相談したり、仕様に不明点があれば自ら質問したりすることで、手戻りや大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
このような円滑な意思疎通は、プロジェクトを安定させるだけでなく、あなたを「安心して仕事を任せられる、信頼できるパートナー」としてクライアントに認識させ、契約更新へと繋げるのです。
エンジニアに必要なコミュニケーション能力は、「エンジニアにおけるコミュニケーション能力の重要性」で詳しく説明しています。
6-3.最新技術を身につける向学心
IT業界の技術は日進月歩で進化しており、エンジニアのスキルも同様に「鮮度」が問われます。過去の技術に固執し、自己研鑽を怠れば、自身の市場価値は刻一刻と下落していきます。
SESの案件は、市場の需要と直結しています。現在であればクラウド(AWS、GCP)、コンテナ技術(Docker)、AI・機械学習といった分野の需要が非常に高く、これらのスキルを持つエンジニアは引く手あまたです。
重要なのは、いわれた業務をこなすだけでなく、常に市場のトレンドを把握し、自らの意思で新しい技術を学び続ける「向上心」です。この姿勢は、あなたを「単なる作業者」から「価値を創出する専門家」へと昇華させます。
結果として、より面白く、より単価の高い案件を選ぶ立場になり、SES企業にとっても「手放したくない貴重な人材」となることができるのです。

7.SESで契約を切られる前に…
すべてのSES企業が突然エンジニアの契約を切るわけではありませんが、中には危ない企業があることも事実です。
もし今いる会社が不安という方や、今いるSES企業のままではスキルが付かず将来性がないと感じている方は、転職することも視野にいれましょう。
転職活動を行う際は、ITに特化した転職エージェントサービスを利用するのがおすすめです。
一般の転職エージェントサービスと比べると、SESの闇や契約内容にも詳しいため、同じような企業に入社しないためのアドバイスをすることが可能です。
その他にも転職サイトには載っていない、倍率の高い優良企業を多数持っているため、今以上の企業に入社したいと考えている方にはおすすめのサービスです。
8.まとめ:SES企業選びの際には転職エージェントを活用しよう
この記事では、SESエンジニアが常駐先や自社企業から契約を切られる理由について解説してきました。
SESエンジニアが契約を切られる理由としては、それぞれ以下のようなものがあります。
| 常駐先から契約を切られる理由 | 自社から契約を切られる理由 |
|---|---|
| ・スキル不足 ・出勤態度が悪い ・人間関係の悪化 ・プロジェクトの縮小 ・案件のミスマッチ | ・常駐先が決まらない ・必要とされているスキルを身につけていない ・年齢が高い |
特に、常駐先から契約を切られることは、SESエンジニアであれば経験する方は多いです。
切られる原因には、常駐先の問題とエンジニア自身の問題があるため、もし切られてしまった場合は何が原因なのかを考え、次に活かすことが大切です。
SES企業の中には、突然クビや退職推奨という形で突然契約を切ろうとしてくる企業もあります。そういった企業はブラック企業のリスクが高いため、入社しないために念入りな調査が必要になってきます。
突然契約を切るSES企業の特徴
- 未経験エンジニアを大量採用している
- 強制休業をさせる
- 営業力が低い
SESの優良企業を探す際は、IT業界特化型の転職エージェントを利用することがおすすめです。また、優良企業や優良案件に入るためには、エンジニアとして日々スキルを磨くことも必要とされます。
SESの優良企業であれば、優良案件が揃っているため理不尽な理由で切られることはありません。そのため、スキルを磨いて長期的に契約が続くようにしていきましょう。
9.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
エンジニアの転職するタイミングに迷ったら、ぜひ一度ユニゾンキャリアへご相談ください。
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9-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください!
今まではバイトとフルートの仕事を両立していて、このままでも良いかなとは思っていたんですが、正社員経験が無くて苦労した経験もあり、社会的信用がある社員になろう思ったのがきっかけです。
ただ、自分で転職の準備するのが難しくて…最終面接までは行けたんですけど、すごい圧迫面接でイライラして思わず「は?」と言ってしまい、落ちちゃいました…(笑)
バイト先に居続けてもなんの資格も取れないし、なんのキャリアにもならなくて、人生80年まで現役でいなきゃいけないって考えたときに、家でもできるパソコン系の仕事の方が肉体労働と比べると需要があるかなと将来のことを考えたうえでIT系に転職しようと決意しました。
あとは母が病気にかかってしまって、手に職を付けようと思ったのもきっかけの一つです。
なぜエンジニアになる道を選んだんですか?
エンジニアになろうと思った理由としては、知り合いのフルートをやっている先生が起業してて、スプレッドシートを使って作業してるときに「これをアプリ化できたら楽だな」と思ったのがきっかけです。
僕は音大を出て、フルートの演奏者をやりながらバイトをしてて、IT業界とはかけ離れてると思っていたんですけど、パソコンを使って楽譜を打っていることもあり、音を紡ぐのはプログラミングと似ていると思う部分がありました。
あとはプログラマーの先輩が二人いて、その話を聞いて興味を持ったこともきっかけのひとつです。
それ以外にも僕は高2の時の姉の友達がパソコンに詳しく、色々教えてくれていていたりと、周りにIT系の人がいる環境でした。
音大じゃなくてITの専門学校に行こうと思っていた時期もあったくらいだったので、もともとITに興味がありましたね。
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
特に不満はなかったですね。
全部が順調に進んでいって、予定が空いたらすぐに「面談しますか?」って連絡くれるし、相談したらすぐに答えてくれたりと、すごく寄り添ってくれて安心感もあります。
土日祝日も対応してくれますし、夜遅い時間にLINEした時も、「今帰り道で時間あるんで大丈夫ですよ」と対応してくださり本当に助かりました。
あと、文章力にあまり自信がなかったので、履歴書の添削もしてもらいました。本当に転職活動の全てでお世話になりました。
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9-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
─転職しようと思ったきっかけを教えてください!
インフラエンジニアとして働くことに慣れてきて、改めてインフラ技術が好きだなと思うようになり、今よりもっと仕事の幅を広げたい、スキルが身につく環境で働きたいと考えるようになったからです。
─ユニゾンキャリアの支援内容で良かったポイントはありますか?
私の希望にバッチリ沿った求人のみを紹介してくれたこと、あとは面接に対して具体的なアドバイスをくれたのがありがたかったです。特に面接対策では、こういうことを聞かれますよ、こういう風に伝えた方がいいですよ、と色々細かく教えてもらいました。そこで初めて逆質問の存在と重要性を知ったり…(笑)実は今まで面接で「何か質問はありますか?」と聞かれても「無いです!」って答えてたので、対策してもらえてなかったらどうなってたんだろうって思います。
─転職活動にかかった期間を教えてください!
転職しようと思ったのが12月の最初くらいで、本気で転職活動に取り組み始めたのが1月の上旬、今の会社の内定を承諾したのが2月頭なので、全体を通して2ヶ月くらいですね。ただ、ユニゾンキャリアさんを利用し始めたのは1月の中旬くらいからなので、そこから数えると2〜3週間くらいで内定が出ています!転職活動ってもっと時間がかかると思っていたので、最初の頃は焦りしかなかったんですけど、働きながらでもスムーズに転職できて本当に良かったです。
ユニゾンキャリアでは、あなたの希望と異なる求人に応募させる、転職を急かすといったことは一切ありません。自身のペースで、納得のいく転職ができるように、企業を厳選して紹介します。
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