最終更新日:2025.11.12
Fintech業界のエンジニア転職完全ガイド!成功のポイントや求人の見極め方などを徹底解説!
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- Fintech業界のエンジニア転職がおすすめな理由とは?
- Fintech業界のエンジニア転職を成功させるポイントとは?
- Fintech業界のエンジニア転職で重要な求人の見極め方は?
Fintech業界に興味があるけど、金融業界で働いた経験がないことから、「自分には難しそう」と感じていませんか?
結論からいうと、Fintech業界へのエンジニア転職には必ずしも金融業界の実務経験が必要というわけではありません。
Fintech業界では、金融業界での経験よりも技術スキルが重視されるためです。
しかし、単にスキルをアピールすれば、Fintech業界へ転職できるわけではないというのもまた事実です。
記事の要約
本記事では、Fintech業界への転職をお考えの方を対象に、エンジニア転職を成功させるために不可欠なポイントや、企業選びで後悔しないためのコツを徹底的に解説します。

1.エンジニアの転職ならFintech業界は今が狙い目!
エンジニアとしてのキャリアを考えるうえで、Fintech業界は今、特に注目すべき市場のひとつです。
Fintechとは、金融と技術を組み合わせた造語で、テクノロジーの力で金融サービスを革新する動きを指します。
なぜ今狙い目なのかというと、その市場が驚異的なスピードで成長を続けているためです。
日本のフィンテック市場規模は2024年に92億ドルに達した。今後、IMARCグループは、2033年には302億ドルに達し、2025年から2033年の成長率(CAGR)は14.1%になると予測している。 参照:IMARC Group
この成長の背景には、政府によるキャッシュレス化の推進や、デジタル技術で暮らしを豊かにしようとする社会の動きがあり、社会全体がデジタル金融へとシフトしていることがあげられます。
このような急成長市場に身を置くことは、エンジニアとしての市場価値を大きく高める絶好の機会です。
金融システムが大きく入れ替わる変革期の今こそ、経験豊富なエンジニアの方も、新しい技術を学びたい若手エンジニアも、Fintech業界に挑戦する絶好のタイミングといえます。
2.Fintech業界のエンジニア転職がおすすめな理由

Fintech業界への転職がなぜエンジニアにとって魅力的なのか、その背景にはキャリアアップに直結する3つの明確な理由があります。これらは、エンジニアとしての市場価値を長期的に高める要素ばかりです。
- 「金融xIT」のスキルは希少性が高い
- AI・ブロックチェーンなど最新技術に関われる
- 年収1000万円以上も夢ではない業界
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2-1.「金融xIT」のスキルは希少性が高い
Fintech業界で得られる「金融知識」と「ITスキル」の組み合わせは、転職市場において極めて希少価値が高いです。
金融業界は、その性質上、システムにおける高い信頼性や、非常に強固なセキュリティが必要とされる特殊な分野です。
一方で、IT業界はスピード感を持った開発や最新技術の導入が必要とされるため、Fintechエンジニアは、この両方の特性を理解し、実装できる能力を養うことになります。
例えば、決済システムの開発経験がある方は、大規模なトラフィック処理とセキュリティ要件の両方を満たした設計スキルが身に付きます。
このようなスキルを持つ人材は、他の業界に転職する際も、決済機能やセキュリティ基盤を任せられるエンジニアとして市場価値は高いです。
金融知識を持つエンジニアは数が少ないため、キャリアの選択肢が格段に広がるのです。
2-2.AI・ブロックチェーンなど最新技術に関われる
Fintech業界で働く大きな魅力は、AIやブロックチェーンといった最先端技術に実務で関われる点です。
この業界は、技術革新そのものがサービスの競争力に直結する分野であるためです。
例えば、AIは不正検知システムや個人の信用スコアリング、ロボアドバイザーによる資産運用提案などに活用されています。
また、ブロックチェーン技術も、従来の金融インフラを介さない送金システムや、デジタル資産の管理基盤として実用段階に移りつつあります。
他の業界ではまだ研究開発段階に留まるような最新技術を、「ビジネス課題の解決」という実用的な文脈で深く追求できるため、エンジニアとしての市場価値を高める経験が積めるのです。
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2-3.年収1000万円以上も夢ではない業界
Fintech業界は、エンジニアに対して高い報酬水準を提示していることも大きな魅力です。
この業界の市場自体が急成長しており、優秀なエンジニアの獲得競争が激化しているため、必然的に年収レンジが高くなります。
実際に、大手Fintech企業や成長中のベンチャーでは、テックリードやシニアエンジニアのポジションで年収1000万円を超える求人が数多く存在します。
これは、エンジニアの技術力が直接的にプロダクトの価値や収益性に貢献することを、企業側が正しく評価している証拠です。
技術力で正当な評価と報酬を得たいと考えるエンジニアにとって、非常にやりがいのある環境です。
3.Fintech業界のエンジニア転職で知っておきたい5つの基礎知識

Fintech業界への転職を成功させるためには、その特殊性を理解しておくことが不可欠です。技術的な魅力だけでなく、業界特有の課題や環境についても知っておく必要があります。
- Fintech業界のエンジニアの職種は大きく3つ
- セキュリティ関連の知識は必ず押さえておく
- 金融知識よりも技術スキルが重視される
- 業界トレンドの変動が激しい
- 法規制が開発環境に影響しやすい
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3-1.Fintech業界のエンジニアの職種は大きく3つ
Fintech企業におけるエンジニアの役割は多岐にわたりますが、キャリアを考えるうえでは大きく3つの職種に分類できます。
下記それぞれの職種で必要とされるスキルや役割は異なり、あなたの強みを活かせるポジションを見つけられるはずです。
Fintech業界のエンジニアの主な職種
- アプリケーションエンジニア
- セキュリティエンジニア
- データエンジニア
このように、Fintech業界のエンジニア職は、アプリケーション開発からインフラ、データ分析まで幅広く分かれています。
あなたの経験が、開発職の経験者の方であればサービス開発やテックリードを目指せます。また、インフラエンジニアの経験がある方なら、SREやセキュリティの専門家として活躍する道も、はっきりと見えてくるはずです。
まずはこれらの職種の違いを理解し、あなたの経験がどの分野で価値を発揮できるかを見極めることが重要です。
3-2.セキュリティ関連の知識は必ず押さえておく
Fintech業界への転職では、セキュリティ関連の知識を押さえておく必要があります。
この業界は「お金」という非常にセンシティブな情報を扱うため、セキュリティは最優先課題であるためです。
これはインフラエンジニアだけでなく、開発エンジニアも強く意識すべき点で、例えばSQLインジェクションやXSSの対策といったセキュアコーディングの知識は欠かせません。
また、インフラ設計においても、ネットワークの分離、暗号化、アクセス制御などを厳格に行う必要があります。
実務経験3年未満の方であっても、セキュリティの基礎知識を学んでおくことは、転職活動において有効なアピールポイントです。
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3-3.金融知識よりも技術スキルが重視される
Fintech業界への転職では、「金融の専門知識がないと難しいのでは?」と不安に思うエンジニアの方が多いのではないでしょうか?
ですが、結論からいうと、金融知識よりもまず「技術スキル」が必要とされます。
多くのFintech企業は「金融のプロ」と「ITのプロ」が協働してサービスを作っており、中途採用のエンジニアには「ITのプロ」としての役割が期待されているためです。
もちろん、決済システムや証券取引の仕組みといった金融ドメイン知識は、入社後にキャッチアップする必要がありますし、あるに越したことはありません。
ただし、採用選考の時点では、クラウド環境での設計経験、スケーラブルなシステム開発力、あるいはインフラの構築・運用経験の方が重要視されます。
そのため、あなたの技術的な強みを、自信を持ってアピールすることが重要です。
3-4.業界トレンドの変動が激しい
Fintech業界は、技術革新と市場ニーズの変化のスピードが非常に速いです。
昨日まで主流だった技術が、新しいテクノロジーの登場によって、急速に置き換わっていくことも珍しくありません。
また、競合他社が新しいサービスをリリースすれば、数ヶ月単位で自社のプロダクト戦略を見直す必要に迫られることもあります。
そのため、この業界で従事するエンジニアの方は常に新しい技術やトレンドを学び続ける努力が必要です。
この変化の激しさを「刺激的で面白い」と感じるか、「不安定で疲れる」と感じるかは人によります。
安定した環境でじっくりとひとつの技術を深めたいという志向性の方よりは、変化を楽しみ、新しい課題解決に意欲的に取り組めるエンジニアの方が向いている業界です。
3-5.法規制が開発環境に影響しやすい
Fintechサービスは、金融商品取引法、銀行法、資金決済法など、多くの法律やレギュレーションと密接に関連しています。
こうした法律やルールは、利用者を守り、市場が安全に機能するために、なくてはならないものですが、開発者の方にとっては「制約」となるケースも少なくありません。
例えば、データの保存場所、本人確認(KYC)のプロセス、監査ログの取得方法など、法規制を満たすために技術的な仕様が厳しく制限されることがあります。
そのため、新しい技術を導入しようとしても、法規制の壁にぶつかることもあります。
開発の自由度やスピード感だけを重視すると、こうした「規制」が多い業界ならではの開発プロセスに、想像とのギャップを感じてしまう恐れがある点に注意が必要です。]
4.Fintech業界のエンジニア転職を成功させる5つのポイント

Fintech業界への転職を成功させるためには、技術力の高さを示すだけでは不十分です。業界特有の課題や文化にマッチする人材であることをアピールする必要があります。
- Fintech業界で活かせる経験の棚卸しをする
- 志望先の「技術スタック」と「事業課題」を研究
- ポートフォリオで事業への貢献意欲をアピール
- 最新技術にキャッチアップする姿勢を見せる
- 金融ドメインへの関心をアピール
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4-1.Fintech業界で活かせる経験の棚卸しをする
まずは、あなた自身のこれまでのエンジニア経験を「Fintech業界の視点」で整理し直すことが重要です。
たとえ金融業界の経験がなくても、大規模サービスの開発経験やミッションクリティカルなシステムの運用経験は、Fintech業界で即戦力となるスキルとして高く評価されるためです。
例えば、開発職で基本設計以上の経験がある方なら、単に「どんな機能を作ったか」ではなく、「どの程度のトラフィックを想定して設計したか」「セキュリティ要件をどう満たしたか」を具体的に説明できるように準備します。
インフラ職で設計経験がある方も同様に、クラウド環境で「システムを止めないための工夫」や「障害に強い設計」をどう実現したか、具体的に説明できるように準備します。
これらの経験を棚卸し、Fintech業界のニーズに合わせて言語化することが成功の第一歩です。
4-2.志望先の「技術スタック」と「事業課題」を研究
Fintech業界の転職活動では、志望先の「技術スタック」と「事業課題」を研究することが不可欠です。
Fintechと一口にいっても、決済、資産運用、会計SaaSなど事業領域は様々であり、企業によって採用している技術スタックや直面している課題が異なるためです。
まずは志望先企業がどのような技術スタックを採用しているかをリサーチしてください。
そのうえで、なぜその技術を選定しているのか、そして現在どのような「事業課題」に直面しているのかを考察します。
面接では、その事業課題に対して「あなたの技術をこう活かして貢献できる」と具体的に提案することが重要です。
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4-3.ポートフォリオで事業への貢献意欲をアピール
エンジニア経験者の方の転職活動では、ポートフォリオは必須ではありませんが、用意することをおすすめします。
特に、Fintech業界への転職では、技術力の高さはもちろん、「この事業にどう貢献したいか」や「金融分野への関心」もしっかりと伝えることが効果的です。
例えば、単にデータの読み書きができるだけのアプリではなく、実際に決済機能を付けたネットショップや、仮想通貨の値動きをグラフで見られるツール、あるいはセキュリティ上の弱点がないか試すような内容などが考えられます。
重要なのは、技術的なチャレンジだけでなく、「なぜそれを作ろうと思ったのか」という課題設定の視点を明確に説明することです。
これにより、技術とビジネスを繋げて考えることができる人材だと評価されます。
あなたの課題解決能力と金融分野への関心を具体的に示す手段として、ポートフォリオは役立ちます。
4-4.最新技術にキャッチアップする姿勢を見せる
Fintech業界はトレンドの変動が激しいため、企業は「現時点でのスキル」と同じくらい「継続的に学び続ける姿勢」を重視します。
面接では、現在の業務で使用している技術以外に、自主的にどのような技術を学習しているかを問われることが非常に多いです。
例えば、「AIやブロックチェーンの最新動向を追っている」「OSSの活動に参加している」「SREのベストプラクティスを学んでいる」といった具体的なエピソードを準備してください。
特に経験5年以上の方は、技術的な深掘りだけでなく、新しい技術をどう評価し、既存のシステムやチームにどう導入していくかという視点まで語れると理想的です。
このように、自ら学び続ける姿勢が、変化の速いFintech業界で活躍できる素養として評価されるのです。
4-5.金融ドメインへの関心をアピール
技術スキルが特に重要であることは間違いありませんが、同時に「金融ドメインへの関心」を示すことも重要です。
エンジニアも金融サービスの「当事者」として、ユーザーの資産や生活に直結するプロダクトを作っている意識が必要とされるためです。
例えば、「御社のサービスを実際に使ってみて、この部分のユーザー体験を技術で改善したいと思った」や、「最近読んだ金融関連のニュースで、この技術がどう活かせるか考えた」といった具体的なアピールが有効といえます。
金融知識が今無いとしても気にする必要はありませんが、「入社後に積極的に学んでいく意欲」を見せることは欠かせません。
この姿勢は、Fintech業界への適性を示すことにも繋がるため、技術だけでなく、サービスそのものへの関心が、信頼できるエンジニアとしての評価に結びつくのです。
5.Fintech業界のエンジニア転職では「当事者意識」が重要
Fintech業界で働くエンジニアにとって、技術力以上に重要とみなされる資質が「当事者意識」です。
Fintech業界は、顧客の「お金」という重要な資産を扱っており、強い責任感を持つ必要があるためです。
実際に働くとなると、開発職であれば「このコードが顧客の資産に影響しないか」を常に考え、インフラ職であれば「1秒の停止も許されない」という緊張感を持って業務にあたらなくてはなりません。
さらに、仕様書通りの実装で満足するのではなく、「なぜこの機能が必要なのか」「潜んでいるリスクはないか」を自ら考え、提案できる姿勢も不可欠です。
このように、Fintech業界への転職は、単なる技術の切り売りではなく、社会インフラを支える責任ある仕事への挑戦でもあるのです。
ただ、この「当事者意識」は目に見えるスキルではないため、職務経歴書や面接の場でいかに具体的に伝えるかが合否を分けます。
しかし、「自分の経験をどうアピールすれば、当事者意識が伝わるだろうか」と悩む方も多いのではないでしょうか?
Fintech業界の選考対策に少しでも不安がある方や、効果的な伝え方に自信が無い方は、気軽にユニゾンキャリアまでご相談ください。
6.Fintech業界のエンジニア転職で重要な求人の見極め方
Fintech業界は魅力的な反面、企業によって開発環境や文化が大きく異なるため、求人を見極める「目」が重要です。入社後のミスマッチを防ぐために、以下の4つのポイントを必ず確認してください。
- システムが「レガシー」か「新規」か確認
- 技術スタック・開発プロセスを確認
- 自社サービスか受託開発か確認
- 企業規模がベンチャーか大手かを確認
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6-1.システムが「レガシー」か「新規」か確認
Fintech業界には、最新技術を駆使するスタートアップ企業と、既存の巨大な金融システム(レガシーシステム)を抱える大手企業の双方が存在します。
「Fintech」という言葉の響きからモダンな環境を想像しがちですが、注意が必要です。
特に、大手金融機関から独立した企業や、システム開発の仕事が中心の企業の場合、COBOLや古いJavaで作られた「古いシステム」の維持・手直しがメインの仕事となる恐れがあります。
クラウド技術を使った新しい開発に携わりたいエンジニアにとっては、「思っていた仕事と違う」というミスマッチになるリスクがあります。
求人票の「開発環境」の欄をよく読み、はっきりしない場合は面接で必ず確認するようにしてください。
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6-2.技術スタック・開発プロセスを確認
志望先の技術スタックと開発プロセスが、あなたの目指すキャリアと一致しているかを確認することは重要です。
入社後に「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぎ、あなたのスキルを正しく活かせる環境かを見極めるためです。
例えば、GoやPython、TypeScriptといったモダンな言語で開発したいのに、入社したらJavaやPHPの保守がメインだった、という事態は避けなければなりません。
また、開発プロセスも同様で、Fintech企業はスピード感を重視するためアジャイル開発を採用していることが多いですが、金融機関の厳格な品質管理プロセスと融合させた独自の開発スタイルをとっている場合もあります。
技術ブログや登壇資料、エンジニアのSNSなどもチェックし、あなたのキャリアプランと本当に合致するかを見極めることが重要です。
6-3.自社サービスか受託開発か確認
Fintech企業の中にも、自社で金融サービスを展開している企業と、金融機関からの依頼を受けてシステム開発を行う受託開発企業があります。
両者はエンジニアの働き方やキャリアパスがまったく別ものです。
自社サービス企業では、プロダクトの企画段階から関わり、リリース後のユーザーフィードバックをもとに継続的に改善していく「プロダクト開発」の経験が積めます。
一方、受託開発企業では、様々な金融機関のプロジェクトに携わることで、多様なシステムの設計・開発経験を短期間で積めます。
どちらが良い悪いではなく、あなた自身の志向性に合わせて選択することが重要です。
6-4.企業規模がベンチャーか大手かを確認
企業規模も、働き方や得られる経験に影響します。
ベンチャーやスタートアップは、意思決定のスピードが速く、エンジニアひとりが裁量を持って幅広い業務を担当することが多いです。最新技術を積極的に採用する傾向も強く、短期間で濃密な経験を積みたい方に向いています。
一方、大手企業は、福利厚生や教育体制が充実しており、安定した環境で大規模なシステム開発や高度な専門性を追求したい方に向いています。
あなた自身の経験年数やキャリアプランを踏まえ、どちらの環境が適しているかを判断してください。
7.Fintech業界の転職でかなうエンジニアのキャリアパス
Fintech業界で得られる経験は、エンジニアとして多様なキャリアパスを切り開く強力な武器です。ここでは、代表的な4つのキャリアパスを紹介します。
- 最新技術を極めるテックリード
- プロダクトの価値を最大化するPdM
- ビッグデータを活用するデータサイエンティスト
- 金融機関のDXを推進するITコンサルタント
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7-1.最新技術を極めるテックリード
Fintech業界での開発経験、特に基本設計やインフラ設計をリードした経験は、チームを牽引する技術のスペシャリストとして、高い市場価値を持ちます。
Fintechサービスは、スケーラビリティ、セキュリティ、信頼性といった「止まってはいけない」システムに不可欠な要素が、高いレベルで必要とされるためです。
例えば、マイクロサービスアーキテクチャの導入、SREプラクティスの確立、あるいはAI/ML基盤の構築などを担当します。
これらの業務は、技術的な課題解決を通じてチームを牽引し、プロダクトの古い設計を解消しながらイノベーションを推進する役割です。
そのため、高度な技術力でチームとプロダクトを導く、まさにエンジニアの花形ともいえるキャリアです。
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7-2.プロダクトの価値を最大化するPdM
Fintechエンジニアとして「金融分野への知識」と「ユーザー課題への理解」を深めていくと、プロダクトマネージャー(PdM)へのキャリアチェンジも視野に入ります。
PdMは、エンジニアリングの知識を持ちつつ、営業やマーケティングと開発チームの間に立ち、プロダクトの設計とプロセスを決定し、その価値を最大化する責任者です。
特に金融サービスは法律や規制といった複雑な制約が多いため、技術的な実現可能性と金融分野の要求を両立させるPdMの役割は極めて重要です。
エンジニアとしての設計経験は、プロダクトの仕様を具体化し、開発ロードマップを引くうえで役立ちます。
技術とビジネスの両面を理解するPdMとして、プロダクトの成功に直接貢献できるキャリアです。
7-3.ビッグデータを活用するデータサイエンティスト
Fintechサービスは、決済履歴、取引データ、ユーザーの行動ログといった膨大な「ビッグデータ」の宝庫です。
これらのデータを分析し、ビジネス上の価値を見出す「データサイエンティスト」は、Fintech業界で非常に需要の高いキャリアパスのひとつです。
特に、AIや機械学習のスキルを併せ持つエンジニアは、不正利用検知システムの構築、信用スコアリングモデルの開発、あるいはパーソナライズされた資産運用アドバイスのアルゴリズム開発などで活躍できます。
開発エンジニアやインフラエンジニアとしての経験は、データサイエンティストとしてキャリアを築くうえでアドバンテージとなります。
そのため、データを価値に変える専門職として、高い需要が見込まれるキャリアです。
7-4.金融機関のDXを推進するITコンサルタント
Fintech業界での実務経験、特にレガシーシステムの刷新や新規サービスの立ち上げに関わった経験は、金融機関のDXを支援するITコンサルタントへのキャリアにも繋がります。
今まさに、銀行や証券会社、保険会社といった金融機関も、DXの推進を迫られていますが、社内にはFintechの知見やモダンな開発ノウハウが不足しているケースが少なくありません。
このような企業の課題に対し、Fintech企業で培った技術知見と金融ドメイン知識を活かし、そうした企業の課題を技術的な側面から解決に導く役割です。
将来的には、システム全体の設計図を描いたり、開発チームの作り方そのものを指導したりと、より経営に近い立場で活躍することもできます。
あなたの経験が、日本の金融業界全体の変革をリードする、非常に価値のある仕事に直結するのです。
8.Fintech業界のエンジニア転職はユニゾンキャリア
Fintech業界のエンジニアの転職を考えている方はユニゾンキャリアにご相談ください。
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8-1.ユニゾンキャリアの転職成功事例①

成功者インタビューより
フリーランスから会社員に戻ろうと思った理由はなんですか?
フリーランスをしばらく続けていくうちに、「頭打ち」の感覚があったことがきっかけです。
インフラエンジニアとして10年以上働いてきて、もうこれから新しく担当できる領域はないのかなと。
言語が変わっても書き方やルールが変わるだけで、考え方は一緒なんで、もういいかなって感じでした。
それで、マネジメントスキルを磨きたいなと思ったんですけど、フリーランスだと、「リーダーもどき」をすることがあるぐらいで。だから、フリーランスのままだとPMとかマネージャー職を目指すのはやっぱり難しいなと。
それなら組織に戻って、マネジメントをするほうが良いじゃないかなと思って、フリーランスから会社員に戻ることを決めました!
ちなみにスピード以外でユニゾンキャリアのサポートで良かった点はありますか?
求人紹介だけじゃなくて面接対策もやってもらえたことですね。正直、そういう面接対策をしてもらったのって、僕、初めてで。
今までは特に何も言われず、「行ってきてください」みたいに求人を紹介されるだけだったので、びっくりしました(笑)
面接対策も、面接でよく聞かれる質問をまとめたシートをもらって。それを見ながら面談で、「あ、そこはここを強調して伝えた方がいいですよ」とか指摘してもらえて。
「フリーランスからなぜ会社員に戻ろうと思ったんですか」とか、ちょっと伝え方に困っていたところも、ひと通り喋って修正してもらえて助かりました。
おかげで、初回面談から1ヶ月半ぐらいでしっかり内定をもらえましたし、本当に手厚かったなって思います!
複数の転職エージェントを利用されてきた小池さんに、ユニゾンキャリアの評価をお聞きしたいです!(笑)
そうですね、単純に「使ってよかったな」っていうのが率直な感想です。
一番良かったなと思うのは、やっぱり対応の速さですね。スピード感でいうと、今まで使ったエージェントの中で最速でした。
休みの日とかに連絡しちゃうこともあったんですけど、「月曜日に詳細連絡します!」みたいに返事してくれることもあって。
エージェントさんの対応が遅いと、それだけでどんどん時間が過ぎていって、こっちが焦っちゃうじゃないですか?
求人紹介が遅かったりすると、企業選びに時間をかける余裕がなくなったりしますし。
それと、面接対策があったのも初めてで、本当に珍しいなと。
エンジニアって職務経歴を喋るのは慣れている人も多いと思うんですけど、「転職理由」とか「自分の強み」とか面接で聞かれることを喋り慣れてる人は少ないと思うんで、面接対策はかなり助かると思います!
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8-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例②

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけは何ですか?
直近で入った案件が炎上続きで、しかも今後も炎上案件とまでは言わなくても大変な案件ばかり振られそうだったので、これ以上働くのは限界だなと思って転職するしかないなと思いました。
特に、直近で関わった案件は、要件定義で作る予定がなかった機能を追加したり、後輩のフォローをしたりとやることが多く、周りに頼れる人もいなかったので、精神的に辛い状況が続いてて・・・。
だから、働いているときは「まだ経験も浅いのに、こんなにやらなくちゃいけないの?」と思っていました。
しかもこんな大変な案件が一回だけなら良かったんですけど、今後も同じような案件が続きそうだったんです。
勤務先の規模が小さくて、案件を選択できる余地がほぼなく、改善する見込みがありませんでした。
こういう背景があって、もっとエンジニアのことを考えてくれる会社に入りたいと思い、転職を決意しました。
ユニゾンキャリアを利用した結果、どうなりましたか?
ユニゾンキャリアから紹介してもらった会社のうち、5社の面接を受け、4社から内定をもらえました!
すべて自分の条件に合った企業だったので、評価してもらって嬉しかったです!
内定をもらった会社の中でも、体調不良のときの休みやすさやフルフレックスなど、多様な働き方を認めてくれる会社に入ることを決めました。
この先、結婚や出産だったりでライフステージが変わっていくこともあると思うので、そのうえで長く働ける会社だと思ったんです。
ユニゾンキャリアを使ってみてどう思いましたか?
前職の経験を活かせるだけじゃなくて、より働きやすい会社を紹介してもらって、助かりました。
他の転職エージェントでは良い企業を紹介してくれたんですけど、どういった働き方をする会社なのかは説明してくれなくて、自分が入りたいと思える転職先が見つかりませんでした。
そんな中で、佐瀬さんが私の希望に合う求人を紹介してくれて、ありがたかったです。
IT業界に特化している当社だからこそ、Fintech企業の具体的な開発環境や、そこで必要とされるスキルセットを熟知しています。
あなたのこれまでの経験がFintech業界でどのように活かせるか、一緒にキャリアプランを考えさせていただきますので、ぜひご相談ください。
9.Fintech業界のエンジニア転職でよく寄せられる質問
最後に、Fintech業界への転職に関して、エンジニアの皆様からよくいただく質問にお答えします。ご自身の状況と照らし合わせて、参考にしてください。
- 未経験からでもFintech業界でエンジニアになれますか?
- 金融業界の案件に関わった経験は役に立ちますか?
- Fintech業界の有名企業を教えてください
- Fintech業界に転職するには実務経験はどれくらい必要ですか?
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9-1.未経験からでもFintech業界でエンジニアになれますか?
エンジニア未経験の方がFintech業界に転職するのは、正直なところ非常にハードルが高いです。
金融サービスというミッションクリティカルなシステムを扱うため、新人研修に十分なリソースを割く余裕がない企業が多いためです。
もし、どうしてもFintech業界で働きたい場合は、まずはWeb業界などでエンジニアとしての実務経験を積み、クラウドやアジャイル開発などに慣れることが先決といえます。
そこで詳細設計や運用設計などの経験を積んだうえで、Fintech業界にステップアップするのが現実的なキャリアパスとなります。
そのため、未経験の方がいきなりFintech業界を目指すのは、かなり厳しい道です。
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9-2.金融業界の案件に関わった経験は役に立ちますか?
非常に役立ちます。 たとえそれがSIerでの受託開発で、技術スタックがCOBOLや古いJavaであったとしても、金融分野の知識を持っていることは強みです。
金融業界特有の厳格な品質管理プロセス、セキュリティ要件、あるいは勘定系システムなどの業務知識を理解しているエンジニアは、Fintech企業にとって貴重な存在です。
私の知人でも、レガシーな金融システム開発の経験を武器に、モダンなFintech企業の開発リーダーとして転職を成功させた例があります。
モダンな技術は入社後にキャッチアップする意欲さえあれば習得可能ですが、金融ドメインの深い理解は一朝一夕には身に付きません。
転職活動では、その「ドメイン知識」を、新しい環境でどう活かしていきたいかを具体的にアピールすることが重要です。
9-3.Fintech業界の有名企業を教えてください
Fintech業界には多様な有名企業がありますが、重要なのは「どの企業が有名か」ではなく「どの企業があなたの志向性に合うか」を見極めることです。
ひとくちにFintech企業といっても、成り立ちや事業領域によって、開発文化や必要とされる技術がまったく異なるためです。
例えば、会計SaaS分野で有名な「株式会社マネーフォワード」や「freee株式会社」は、エンジニア組織が強く、技術ブログでの情報発信も活発な傾向があります。
また、決済領域の「PayPay株式会社」や「楽天ペイメント株式会社」のような巨大な経済圏を持つ企業は、大規模なトラフィック処理技術やスピード感を重視する開発文化が特徴です。
このように、知名度だけで選ぶのではなく、あなたが技術者としてどのような環境で成長したいのかを明確にし、その軸に合った企業を選ぶことが重要です。
9-4.Fintech業界に転職するには実務経験はどれくらい必要ですか?
Fintech業界への転職で必要とされる実務経験は、一概に「何年」とはいえず、目指すポジションによって大きく異なります。
企業が採用時に期待する役割が、経験年数によって明確に分かれる傾向があるためです。
一般的に、実務経験「3年」と「5年」が、その役割が変わるひとつの目安です。
実務経験3年未満の方の場合、コーディングスキルやクラウドの基礎知識、そして新しい技術へのキャッチアップ意欲が必要とされます。
一方で、実務経験5年以上の方の場合、特定の技術領域での深い専門性、アーキテクチャ設計能力、あるいはチームをリードした経験が必要とされます。
もちろん、これはあくまで目安です。
当社ユニゾンキャリアでは、あなたの現在のスキルレベルとキャリアプランに最適なFintech企業の求人をご提案します。
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