 
      最終更新日:2025.09.18
LPIC合格に必要な勉強時間の目安まとめ!効率良く勉強する方法も解説
 
            IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- LPICに必要な勉強時間が知りたい
- LPICの勉強時間を減らす方法は?
- 時間がかからないLPIC勉強法は?
LPICに合格するために勉強は必要ですが、具体的な勉強量がわからないと学習計画も立てにくいです。
やみくもにLPICの勉強を始めて、「勉強量が足りずに不合格になった…」という方を何人も見てきました。
「どのぐらい勉強すれば合格できるの?」「勉強時間をかけずに合格できるの?」と悩んでお問い合わせいただく方もいます。
記事の要約
本記事ではLPICにかかる勉強時間の目安を知りたい方を対象に、合格までにかかる勉強時間と、合格までの勉強時間を減らす方法について解説します。

1.勉強時間はあくまで目安で人によって違う「前提」
事前知識や得意不得意といった前提で、LPIC合格までの勉強時間は大きく変わります。
Linuxの基礎知識がある方は短期間で合格可能ですが、Linuxの基礎知識がない方は時間をかけて学ぶ必要があります。特に、エンジニア未経験・経験者問わずコマンド操作に不慣れな方は、基礎理解に時間がかかるといえます。
あくまでも一般的にいわれている勉強時間は目安なので、あなたのペースで勉強することが大切です。さらにいえば、目安の勉強時間を知ることよりも今すぐに勉強を始めることのほうが重要です。
一般的な勉強時間の目安は参考にしつつ、一刻も早く自分自身に合った学習計画を立てて、勉強が始められる状態を作るべきです。
ユニゾンキャリアではLPICの勉強法はもちろん、LPICを取得した後の転職先の紹介まで行っています。
2.LPIC合格に必要な勉強時間
LPICの取得に必要な勉強時間について解説します。
- LPIC-1合格までの勉強時間
- LPIC-2合格までの勉強時間
- LPIC-3合格までの勉強時間
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2-1.LPIC-1合格までの勉強時間
LPIC-1の勉強時間は、インフラエンジニア未経験の方は約200時間、エンジニア経験者の方は約100時間、Linuxに触れているエンジニアは約50時間かかります。
LPIC-1は101試験と102試験の2つの試験に合格する必要があり、それぞれ約25〜75時間の勉強時間が必要です。
エンジニア未経験の方は、ネットワークの基礎知識、スイッチやルーターなど、今までなじみのない専門用語が多く、覚えるのに時間がかかります。
一方で、インフラエンジニア経験者やLinuxに触れていた方であれば、2つの試験の合計50時間程度で合格できます。特にITの知識がない方は、ネットワークの基本中の基本の単語からひとつずつ覚えておくことが大切です。
2-2.LPIC-2合格までの勉強時間
LPIC-1合格直後なら、LPIC-2の勉強時間の目安は約100時間ですが、LPIC-1合格からブランクがあれば勉強時間は100時間以上かかります。
また、LPIC-2はLPIC201とLPIC202の2つの試験に合格する必要があり、それぞれの勉強時間が約50時間必要です。LPIC-2は暗記が必要な専門用語が多いので、LPIC-1の基礎知識がないと覚えるのに、より多くの時間がかかります。
そのため、LPIC-1の有効期限が5年あるからといって、LPIC-2の取得を後回しせずに受けるのがおすすめです。LPIC-1合格直後の事前知識がある状態のまま、LPIC-2の勉強に入るのが一番学習効率が良いといえます。
2-3.LPIC-3合格までの勉強時間
LPIC-3は、4種類ある試験のうち1つ合格できれば合格となります。1つの試験範囲にかかる勉強時間の目安は約60時間です。
LPIC-3の4種類の試験は、それぞれ専門性が高く、特定の分野に特化しています。LPIC-1、LPIC-2に比べると目安の勉強時間が短く感じますが、決して簡単な試験ではありません。
専門分野に特化している分、LPIC-2より出題範囲は狭いですが、より深い知識が必要になるため想定よりも勉強時間がかかる可能性があります。
LPIC-3は、LPIC-2よりも専門的な知識が必要なので、前提知識があるうちに合格してスキルアップに役立ててください。
3.【目的別】LPICの勉強計画の立て方3選
目的別にLPICの勉強計画の立て方について解説します。
- 未経験から転職する場合
- キャリアアップ転職をする場合
- 新しい案件に挑戦したい場合
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3-1.未経験から転職する場合
エンジニア未経験の方がLPICの取得を目指すには、学習時間の確保と習慣化が大切です。LPICは専門用語の暗記だけでなく、実際にコマンドがどのように動作するかを理解することが合格への近道となります。
LPICを取得するためには、まずは無理なく継続できる学習計画を立てることが重要となります。
例えば、「平日は通勤時間などの隙間時間で参考書を読み進め、休日はまとまった時間をとって問題集を解いたり、コマンドの動きを確認したりする」といった、インプ’ットとアウトプットを組み合わせる方法が効果的です。
未経験からの転職では、在職中にいかに計画的に学習を進められるかがLPIC取得の秘訣です。
目標とする転職時期から逆算し、休日や隙間時間を最大限に活用して、着実に知識とスキルを身に付けることを意識してください。
3-2.キャリアアップ転職をする場合
仕事と勉強を両立するため、平日の隙間時間と休日のまとまった時間を組み合わせて計画的に勉強することが大切です。
休日は問題集を使ってアウトプット中心で、平日は隙間時間に参考書を使ってインプット中心で進めるのがおすすめです。
ただ、残業時間が月60時間を超えるようなブラック企業の場合、平日にガッツリ勉強時間を割くことは難しいといえます。
しかし、残業時間が月60時間を超えるブラック企業でも、平日に隙間時間を活用して休日にまとめて勉強するスタイルは有効です。
平日はあまり時間が取れない前提で考えると、LPIC合格後に転職活動を行う流れがベストだといえます。

3-3.新しい案件に挑戦したい場合
監視業務なら夜勤中、待機時間を有効活用して勉強時間を捻出するのがおすすめです。監視業務の夜勤中は、比較的に業務が少なく、問い合わせも少ないため、空いた時間を勉強時間に当てやすいといえます。
また、SESの待機時間には、社内業務が回されるものの、資格勉強等の自習をしながら待機するのが普通です。
LPICに合格することで、監視担当は保守工程以上のチャンスが生まれますし、LPICに合う新たな案件に挑戦するチャンスも生まれます。
業務中に勉強時間が捻出できる環境なら、新しい案件に挑戦するためにLPIC合格を目指すべきです。
4.LPICの勉強を効率良くする方法6選
LPICの勉強を効率良くする方法を6つ解説します。
- 出題範囲を区切って勉強
- アウトプットサイクルを意識
- 毎日15分の勉強を継続
- 知れっと先輩に疑問を質問
- 最新の参考書と問題集を使う
- 実機や仮想環境を使って勉強
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4-1.出題範囲を区切って勉強
各単元ごとに区切って勉強を進めることで、学習効率が上がります。
単元ごとに区切って勉強する理由は、一度にすべての出題範囲を覚えようとすると、かえって勉強時間が延びてしまうからです。
各単元で区切ることで、狭い範囲を何度も繰り返し復習できるので学習効率が良いといえます。
最初に参考書をさらっと読んでインプットしたあとに、各単元ごとにインプットとアウトプットを繰り返す復習を中心に勉強すると学習効率が高まります。
各単元に区切って勉強することで、各単元の理解度も把握しやすく、苦手な単元や得意な単元も把握できるため、覚えていない部分が浮き彫りになって復習しやすい点もおすすめです。

4-2.アウトプットサイクルを意識
おすすめのアウトプットサイクルは、ひとつの単元を暗記したら、次の単元を含めてふたつの単元を暗記して次に行くというサイクルです。
エビングハウスの忘却曲線によれば、1度覚えたものは最初に覚えた時よりも労力が少なく、繰り返し復習することで暗記の労力が減っていくとされています。
そのため、ひとつの単元を暗記したら、次の単元を含めてふたつの単元を暗記する、という流れで覚えられるわけです。また、10分の復習で100%の記憶に戻ると言われている「24時間以内の復習」が最も重要なので意識してください。
ただし、エビングハウスの忘却曲線はあくまでも理想論なので、自分に合ったインプットとアウトプットのサイクルをつくることが大切です。

4-3.毎日15分の勉強を継続
毎日15分の隙間時間で勉強を継続することで、勉強習慣を定着させることが大切です。
1日でもサボると、勉強習慣を戻すのに大きな労力が必要になるため、1日最低15分は勉強することで習慣化できます。
継続のために暗記アプリやWeb問題集を利用するのも効果的です。習慣化のコツは、継続しやすいようにハードルは低めに設定して、勉強しやすいアプリやWeb問題集などを使う工夫をすることです。
勉強の習慣が全くない方は、まず毎日5分の勉強からはじめて、徐々に時間を伸ばしていくことで習慣化できますので、ぜひお試しください。
4-4.しれっと先輩に疑問を質問
参考書を読んでも調べても分からない場合は、職場の先輩に質問するのも選択肢のひとつです。結局、自分で解決するよりも誰かに質問することで瞬時に解決できることは多いといえます。
ただし、先輩に転職を悟られると勉強しにくくなるため、事前に話しておくか、絶対に悟られないように注意してください。
周りに質問できる先輩がいない場合には、ChatGPTを適度に使うのも効果的です。間違った回答もあるので、内容は再確認してください。
自分で悩む時間がもったいないので、分からない場合にはサクッと質問するのがベストな選択肢だといえます。

4-5.最新の参考書と問題集を使う
LPICは試験内容がアップデートされることがあるので、必ず最新バージョンの参考書と問題集を使うことが大切です。
試験内容がアップデートされると、試験範囲が変更されるので、旧バージョンの試験にしか対応していない参考書と問題集を使うのは非効率です。
書店やネットでも旧バージョンが販売されているので、購入するときは最新バージョンの試験に対応しているかを確認する必要があります。
また、参考書だと1冊が4,000円以上するので、旧バージョンを間違えて購入してしまうと、学習効率が悪い上に無駄な出費がかかってしまいます。
無駄なく最短で合格したいなら、最新版のものだけを使うように心がけてください。
4-6.実機や仮想環境を使って勉強
実機や仮想環境を利用することで、記憶に残りやすくなります。座学だけでなく、手を動かして操作することで記憶の定着率が大幅に上がります。
参考書を読んでもコマンド操作を覚えられないなら、実機や仮想環境を構築して手を動かすことでより記憶に定着する工夫がおすすめです。
また、購入が必要な実機(物理サーバー)を用意しなくても、仮想環境を利用することで、PC上にLinux環境を構築できます。
手間はかかりますが、実務のトラブルシューティング経験にもなるので、LPIC取得に留まらないスキルアップを目指すのであればおすすめです。
5.LPICの勉強時間が延びる方の特徴3選
LPICの勉強時間を延ばしてしまう方の特徴を3つ解説します。
- モチベーションで勉強しようとする
- いきなり全部を理解しようとする
- 模擬試験の点数で一喜一憂する
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5-1.モチベーションで勉強しようとする
モチベーションに頼って勉強しようとすると、やる気が出ない日はついサボってしまいがちで、学習を継続するのが難しくなります。
一方で、コンスタントに勉強ができる人は、モチベーションに左右されない「仕組み」、つまり「勉強の習慣」を持っています。習慣化のポイントは、勉強する時間やタイミングを具体的に決めてしまうことです。
例えば、人は「食後に歯を磨く」ように、特定の行動を無意識レベルで習慣にしています。これと同じように、「夕食後からお風呂に入るまでの間は勉強する」といった自分なりのルールを決めることで習慣化できます。
決まったタイミングで勉強する仕組みを作ってしまえば、「やるか、やらないか」と悩む必要がなくなり、スムーズに行動に移せます。
今日からモチベーションに頼るのではなく、継続できる仕組みを作って、LPICの勉強をするようにしてください。

5-2.いきなり全部を理解しようとする
LPICの勉強をする際に、最初からすべてを完璧に理解しようとするのは非効率です。
全てを覚えるのは負担が大きすぎるうえに、多くの時間がかかることで復習する頃にはほぼすべて忘れているからです。
「まず参考書を全て読んでから問題集を解こう」といった完璧主義な考え方だと、記憶が定着することはありません。短期間で何度も同じ箇所を復習するような勉強方法であれば、記憶を定着させることができます。
そのため、全体像をざっくり把握した上で、各単元を何度も復習しながら記憶に定着させることが重要です。
「まずは参考書を1周ざっくり把握した後に、問題集を各単元ごとにクリアする」という流れで進めるのがおすすめです。
5-3.模擬試験の点数で一喜一憂する
模擬試験の点数で一喜一憂するのは意味がありません。
資格勉強における成長曲線には、「成長期」「停滞期」「後退期」「安定期」の4つがあり、良い時もあれば悪い時もあるのは当たり前だからです。
そのため、勉強をはじめたばかりの成長期で点数が伸び、停滞期に入り点数が伸びなくなることを気に病む必要はありません。
この停滞期に勉強が継続できないと、後退期に入って点数が落ちてしまいます。一方で、停滞期でも勉強を継続できると、「成長期」に戻り、模擬試験で高い点数が取れるようになります。
そのまま勉強を継続すれば「安定期」に入り、高い点数を維持できれば試験本番でも無理なく合格できるので、信じて継続することが大切です。
6.LPIC勉強中ならユニゾンキャリア
「LPICを取得したら、転職でキャリアアップしよう」と考えている方は、ぜひユニゾンキャリアにご相談ください。転職活動のプランニングから選考対策まで、全面的にサポートいたします。
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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
本記事を読んでいただきありがとうございました。
今、あなたはこう思っていませんか?「LPICに合格したら転職したいな」と。LPICの資格勉強もこれからで、本腰入れていないというのが本音なはずです。(違ったらごめんなさい)
未経験でもチャレンジできる20代の体感時間は、人生の中でも極めて短く感じる年代です。
「まだ水曜日か…早く土日にならないかな」「あれもう1年経ったの?」週単位で長く感じても、年単位だとあっという間に感じていたら本当に急いでください。LPICの勉強をはじめる前に、ユニゾンキャリアを相談先として選んでいただきたいです。
ユニゾンキャリアはITエンジニア専門の就活・転職支援サービスです。IT業界に精通した転職アドバイザーが、相談から内定後のサポートまで責任を持って対応します。
「LPICは取得すべきですか?」「未経験からエンジニア転職を成功させたい」といった質問やお悩みも大歓迎です。プロの視点から的確にアドバイスします。
おかげさまでサービスはお客様からご支持いただき、Googleの口コミ件数は400件を突破!総合評価は驚異の★4.8です。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください!
そもそも、勉強して資格を取れば自分の市場価値を上げられる、という明確な基準がある業界だったので、IT業界で働こうと思ったんです。
なので、未経験からエンジニアになった時点で終わるつもりは最初から無くて、良いタイミングで転職するつもりでした。
前職で働くなかで「この1年でCCNAというネットワークの資格と、LPICというサーバの資格を取得するぞ!」という目標を立てて、実際に取得できたのでキャリアアップのためにもう一度転職しよう、と思って転職活動を始めました。
年収はどれくらいあがりましたか?
今回の転職で約140万円上がりました。
エンジニアとしての経験は1年ほどしか無いのにかなり年収が上がって、この業界のうま味を感じましたね(笑)
これからもスキルや資格を取得することでどんどん上を目指せると思うので頑張っていきたいです。
転職にかかった期間はどれくらいですか?
ほんとに一瞬で終わりましたね。選考に進んで面接を受けたりしたのが5日間くらいです。
選考に入る前の週に、転職相談や面接対策などをしてもらって、翌週から早速面接みたいな感じでした。なので、全部をあわせて2週間もかかってないですね。
ぶっちゃけこんなに早く決まるとは思っていなかったです。でも、なるべく早く転職活動を終わらせたかったので良かったです!
ユニゾンキャリアでは、あなたの希望と異なる求人に応募させる、転職を急かすといったことは一切ありません。
自身のペースで、納得のいく転職ができるように、企業を厳選してご紹介します。
 
     
         
         
       
       
       
       
       
      