

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- セキュリティエンジニアとインフラエンジニアの違いは?
- セキュリティエンジニアとインフラエンジニアどっちが良い?
- インフラエンジニアからセキュリティエンジニアになるには?
近年、巧妙化するサイバー攻撃や情報漏えいの深刻化により、セキュリティエンジニアの需要が高まっています。
インフラエンジニアの経験を活かし、セキュリティ領域に挑戦したいと考える方も増えてきました。
本記事では、セキュリティエンジニアに興味のある方を対象に、具体的な転職方法やインフラエンジニアとの違いについて解説します。
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1.セカンドキャリアとしてのセキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、インフラエンジニアのセカンドキャリアとしておすすめの職種です。
1-1.未経験からセキュリティエンジニアは難しい
はっきりお伝えすると、エンジニア未経験からセキュリティエンジニアへの転職は厳しいです。
主な理由としては、以下の3つが挙げられます。
- ITインフラの基礎知識が不可欠
- 攻撃手法や脆弱性など学ぶべきセキュリティ知識が膨大
- 深い専門性が必須
ネットワークやサーバーといったITインフラの知識は、セキュリティエンジニアの生命線です。
「守るべきもの」を理解していなければ、攻撃予測やセキュリティ対策すべきポイントの判断ができません。
また、セキュリティ領域は攻撃手法や脆弱性、暗号化技術など学ぶべき内容が多岐にわたります。
未経験では、侵入箇所や脆弱性を判断するのが難しいため、インフラ領域の知識や経験が事前に必要になるのです。
1-2.セキュリティは高度な専門領域である
セキュリティは、幅広い知識と技術を必要とする高度な専門領域です。
インフラ領域においても、セキュリティエンジニアはコア部分に当たるため、資格の取得などでもよく問題として出されます。

企業やプロジェクトによっては、以下の知識も必要となります。
- コンプライアンスや法律に関する知識
- 経営に関する知識
- 規格認証に関する知識
インフラエンジニア経験者であれば、ITインフラの基礎が身に付いているため、セキュリティの学習をスムーズに進めやすいです。
また、アプリケーションからの侵入などもあり、セキュアコーディングといったプログラミングの知識も必要になってきます。
インフラ領域を起点として、開発側の知識が必要になるため、高度な専門領域となっているのです。

2.セキュリティエンジニアとインフラエンジニアの違い
セキュリティエンジニアとインフラエンジニアの違いを解説します。
2-1.インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアは、システムの基盤であるITインフラを設計・構築・運用・保守する仕事です。
サーバーやネットワーク、クラウド環境をゼロから作り、その後の運用・保守を通じてITサービスの安定稼働を支えます。
例えば、ECサイトやキャッシュレス決済といったITサービスをいつでも快適に利用できるようにするのが役割です。
具体的には、以下の業務を行います。
- 顧客の要望をヒアリング
- 技術的・コスト的に実現可能な形で設計
- サーバー・ネットワークの構築
- リソース管理とパフォーマンスチューニング
- バックアップ・リカバリ管理
- 新規プロジェクトやシステム導入時の技術支援
- クラウド環境の構築・運用
- 仮想化技術の導入・運用
インフラエンジニアはセキュリティ対策や災害時のリスクヘッジも行うため、様々な知識が必要とされます。
基本的には、案件単位で動くことが多いため、ネットワークやサーバー、クラウドというような幅広い領域でプロジェクトに参画する機会があるのも特徴の1つです。
2-2.セキュリティエンジニアの仕事内容
セキュリティエンジニアは、マルウェアやDDos攻撃といったサイバー攻撃やウイルス感染から企業の情報資産を守る専門家です。
ネットワークやサーバー、システムの弱点(脆弱性)を見つけ出し、それを補うためのセキュリティシステムを提案・実施します。
具体的な業務は以下のとおりです。
- ネットワークやシステムの脆弱性診断
- 侵入検知システム(IDS)や防御システム(IPS)の管理
- セキュリティインシデントの分析と対策立案
- ペネトレーションテスト(侵入テスト)の実施
- 情報漏えい防止策の設計・実装
- セキュリティ製品の設計・運用
- セキュリティポリシーの策定と運用
- 社内向けセキュリティ教育の実施
セキュリティエンジニアは、高度な専門スキルに加えてリスク管理や迅速な対応力が不可欠です。
1つの領域に囚われるのではなく、システムの全体像から情報資産を守るというのが、セキュリティエンジニアの仕事です。
また、企業の情報資産をどう守るのか?という議題を扱うコンサルティングの仕事も請け負います。
あらためて、インフラエンジニアとセキュリティエンジニアの違いをまとめます。
職種 | 役割 | 仕事内容 |
---|---|---|
インフラエンジニア | ITインフラを作り、安定稼働させること | サーバーやネットワークの設計・構築・運用・保守を行う |
セキュリティエンジニア | 企業や組織の持つ情報資産ををサイバー攻撃やウイルス感染から守ること | セキュリティ機器の導入やサイバー攻撃・ウイルス感染を防ぐための対策を行う |
3.インフラエンジニアからセキュリティエンジニアへの転職
インフラエンジニアからセキュリティエンジニアへ転職する流れを解説します。
3-1.インフラエンジニアとして3年程度の実務経験
セキュリティエンジニアになるための第一歩は、インフラエンジニアとして3年程度の実務経験が必要です。
実務を通じてネットワークやサーバーの構造を理解することで、セキュリティ対策の全体像を把握しやすくなります。
例えば、トラブルシューティングは脆弱性の発見や攻撃予測に役立つ経験です。また、ネットワークやサーバーといった侵入経路になりそうな部分の把握もすることができます。
また、上流工程の経験があると、セキュリティ対策の提案力も身に付けられます。
ITインフラの要件定義で考慮すべき非機能要件のひとつに「セキュリティ」が含まれるのも理由の1つです。

インフラエンジニアの要件定義では、情報資産を保護しセキュリティ事故を防止するために、システムに応じて適切なセキュリティ対策レベルを定めます。
アクセス制御やログ管理、脆弱性対策など様々な要素を組み合わせて考えるため、セキュリティエンジニアに必要な能力を磨くことが可能です。
3-2.インフラエンジニアとしてセキュリティ案件の経験
インフラエンジニアとしてセキュリティ案件で経験を積めているとベストです。
以下のようなセキュリティ関連の実務経験があると、転職時のアピールポイントになります。
- セキュリティの監視・運用業務
- 脆弱性診断
- SOC(セキュリティ・オペレーション・センター)の経験
- セキュリティ製品の導入・運用サポート
実務を通じて得た知識やスキルがあると、即戦力としての可能性が広がります。
特にSOCでの業務経験は、リアルタイムの対応力や多様なセキュリティ脅威への理解が深まるため、評価されやすいです。
SOC業務は未経験で入ると監視・運用しか、させてもらえないケースがあるので、脆弱性診断が経験値としての基準になります。
今の企業でセキュリティ案件に携わる機会がない場合は、セキュリティ領域で実務経験を積める環境への転職も選択肢のひとつです。
3-3.セキュリティ資格による専門性の担保
セキュリティエンジニアへ転職するには、資格を取得してさらに専門性を高めることが重要です。
資格取得は知識やスキルが磨けるだけでなく、実力を客観的にアピールする手段になります。
代表的な資格は以下のとおりです。
- 情報処理安全確保支援士試験(通称:登録セキスペ)
- CISSP
- CEH(認定ホワイトハッカー)
「情報処理安全確保支援士試験」はサイバーセキュリティの国家資格で、合格後にIPAへ申請して「登録セキスペ」になることで、対外的な信頼性が向上します。
「CISSP」と「CEH」は国際的な資格で、グローバル企業に評価されやすいことが特徴です。
CISSPはセキュリティ領域における専門知識と経験の証明として、世界中で高い評価を受けています。
CEHはハッカーの視点から攻撃手法を学び、防御するための実践的な知識を習得できる資格です。
ほかにも、CCNPなどのインフラ系資格でセキュリティに関する内容が多く含まれるものも、高く評価されることが多いです。
3-4.セキュリティエンジニアとして専門の企業へ転職
インフラエンジニアとして以下の実績を作ったら、セキュリティ専門の企業への転職を目指します。

例えば、セキュリティ専業のベンダー企業やコンサルティング企業は専門性を高める環境が整っています。
大手IT企業のセキュリティ部門は充実した研修やチーム体制が整っていることも多く、着実なスキルアップが可能です。
中でもセキュリティ関連の社外向けサービスに携わると幅広い案件で経験が積め、実力をいっそう強化できます。
セキュリティエンジニアは給与が高い傾向にあり、努力次第で年収2,000万円を目指すことも可能です。
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4.未経験からセキュリティエンジニアに転職する危険性
エンジニア未経験からいきなりセキュリティエンジニアへ転職するのはリスクが高いため、おすすめしません。理由は以下の3つです。
- SOCなどの監視・運用業務から抜け出せない
- セキュリティの脆弱性の把握ができずに市場価値が…
- 新卒のセキュリティエンジニアにガンガン抜かれる
4-1.SOCなどの監視・運用業務から抜け出せない
未経験からセキュリティエンジニアへ転職した場合、SOCの監視・運用業務が中心となります。
SOCの監視・運用はアラート対応やモニタリング業務といったルーティンワークが多く、低スキルでも問題ありません。
そのため、深いセキュリティ知識や実践的なスキルを身に付ける機会は限られています。
いつまでも成長できず、監視・運用から抜け出せなくなるケースも少なくありません。
インフラエンジニアとして経験を積んでからのほうが堅実にセキュリティエンジニアのキャリアを築くことが可能です。

4-2.セキュリティの脆弱性の把握ができずに市場価値が…
セキュリティエンジニアには、攻撃パターンやゼロデイ脆弱性への理解が欠かせません。
ゼロデイ脆弱性とは、ソフトウェアに潜む「まだ誰も修正していない危険な穴」を指します。この脆弱性を悪用されると、重大なインシデントにつながる恐れがあります。
攻撃パターンや脆弱性を適切に把握するには、ITインフラやシステムの仕組みに関する深い知識が必要です。
未経験の場合は、基礎知識の不足から高品質なセキュリティ対策の提案やコンサルティング業務で成果を出すのが難しくなります。
結果として、セキュリティエンジニアとしての市場価値が上がらず挫折してしまいます。
4-3.新卒のセキュリティエンジニアにガンガン抜かれる
未経験でいきなりセキュリティエンジニアに転職すると、新卒に先を越される危険性が高いです。
従来では、インフラエンジニアのセカンドキャリアとしての立ち位置であったセキュリティエンジニアですが、吸収力のある新卒を採用しゼロから育成する企業が増えています。
企業は新卒に対して体系的な研修を実施し、緻密なキャリア設計にもとづいて成長をサポートするため、早い段階で高度な業務を任されることが多いです。
転職の場合、OJTを基本としていることが多く、未経験からセキュリティエンジニアになった場合は、簡単な仕事から任されることがほとんどです。
結果として、後から入ってきた新卒に抜かれてしまうケースは珍しくありません。
未経験者がセキュリティエンジニアとして活躍するには、自分でキャリアプランを練り、必要な知識を積極的に習得する姿勢が必要となります。
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5-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございました。
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5-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
ー転職しようと思ったきっかけは何ですか?
引っ越しが1つのきっかけにはなりましたね。元々福岡に住んでて、関東に引っ越すってなった時に、これを機に業種も変えてみようかな~と思ってインフラエンジニアになりました。前の仕事が嫌だったとかではないんですけどね。前職は接客というか販売というかをやってたんですけど、7年ぐらい働いて色んなお客さんを一通り経験して、個人的にはやりきった感があって。で、同じ接客業というよりかはパソコンを扱う仕事がいいかなと思って、最初は事務職も考えたんですけど、まあ将来性とかを考えてエンジニアかなって。わりと軽い感じで決めちゃってます(笑)
ー転職活動にかかった期間を教えてください!
実は転職活動する時、めちゃめちゃさまよってて…。転職するとはいえ、めちゃくちゃやりたい仕事があるっていうわけじゃなかったので、本当なんかひたすらいろんな業種受けて、みたいな感じでした。というのも、転職活動を始める時に、落ちるからとりあえずたくさん受けた方がいいよって言われて、結構な数を申し込んだんです。そしたら何受けてるかだんだんわかんなくなって、面接が始まる1時間前ぐらいに、その会社のこと調べて、「あ、今からこの会社受けるんだ。」みたいな転職活動でしたね…(笑)なのでもうエンジニア以外にも5社ぐらい全然違う業種とか受けました。一応転職活動は3週間ぐらいで全部終わったんですけど、そのなかでエンジニアの転職活動をしていたのは2週間ぐらいだけなんですよね。
ー具体的にエンジニアを魅力に思った点を教えてください!
ありきたりではあるんですけど、今後も見据えるとIT業界って伸びしろがあるというか安定してるかなっていうのはやっぱりあって。あとは、頑張った分だけお金がもらえるところですかね。前職は自分の売上が毎年ちゃんと精査されて年収が上がりますとか、経験者として転職したから年収が上がりますみたいな業界じゃなかったので。エンジニアは経験積んで資格取れば、資格の手当が入ってくるって聞いて。しかもプラスでキャリアアップすればさらに年収があがるっていうところで、やっぱり夢があるというか年収をあげやすいのかなっていうのは思いました。転職する時に事務とかも考えたんですけど、事務とかってたぶん給与の上がり幅でいったらそこまでないなっていうのも思いました。
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