最終更新日:2025.09.24
セキュリティエンジニアに向いている人の特徴7選!どんな方がなれる職業?
            IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 自分はセキュリティエンジニアに向いているのかな?
 - セキュリティエンジニアに向いているのはどんな人?
 - セキュリティエンジニアになるにはどうすれば良い?
 
セキュリティエンジニアに興味はあるものの、「専門用語ばかりで理系じゃないと無理そう」「ひとりで黙々と作業するのが大変そう」といったイメージから、自分にはハードルが高いと感じていませんか?
確かに、セキュリティエンジニアの業務は、常に最新の脅威と向き合う専門性の高さや、地道な調査・分析が必要とされる側面もあります。
そのため、文系出身だったり、ひとりでの作業に苦手意識があったりすると、「本当に自分が活躍できるのだろうか」という不安になるお気持ちはよく分かります。
しかし、ご安心ください。実は、セキュリティエンジニアとして第一線で活躍するために本当に求められるのは、学歴や文系・理系といった経歴以上に大切な「資質」なのです。
記事の要約
本記事では、「自分にセキュリティエンジニア適性があるか知りたい方」を対象に、セキュリティエンジニアに向いている方の特徴について解説します。

1.【前提】インフラエンジニア適正があれば転職できる!
セキュリティエンジニアを目指すなら、まずはインフラエンジニアとしての適正があるのか確認してみることが必要です。
なぜなら、セキュリティエンジニアはネットワークやサーバーといったインフラ領域との共通点が多いからです。では、インフラエンジニアに向いている方の特徴を挙げてみます。
セキュリティエンジニアに向いている人の特徴
- ネットワークやサーバーに興味がある
 - ミスを許さない慎重さがある
 - 論理的思考力がある
 - 学習意欲がある
 - チームで協力できる
 - 責任感がある
 - 物事を整理するのが得意
 - トラブル対応を粘り強く行う
 - 最新技術への好奇心がある
 - コミュニケーション能力がある
 
上記の特徴に多く当てはまる方ほど、インフラエンジニアに向いています。セキュリティエンジニアにはインフラの知識が必要になるため、インフラエンジニアの適正を持っていれば転職できる可能性が高いです。
セキュリティエンジニアへの適性は、インフラエンジニアの素養に隠されています。
もし一つでも特徴に当てはまるなら、ユニゾンキャリアがあなたの可能性を形にするキャリアプランをご提案します。
2.セキュリティエンジニアに向いている人の特徴7選
セキュリティエンジニアとして活躍するために必要な適性を7つ挙げます。
以下の向いている方の特徴に当てはまる数が多いほど、セキュリティエンジニアとしての適性が高いです。
- セキュリティに対する学習意欲
 - 責任感が強く倫理観がある
 - 社会貢献の意欲が強い
 - 忍耐力・粘り強さがある
 - 論理的思考力・問題解決能力がある
 - 細かい点に気づく注意力がある
 - コミュニケーション能力がある
 
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2-1.セキュリティに対する学習意欲
セキュリティエンジニアには、常に最新の脅威や技術動向を学び続ける意欲が必要です。新しい攻撃手法が生まれるたびに情報を収集し、すぐにセキュリティ対策に取り入れないといけません。
実際に私も新しい情報をチームに日々共有したり、分からないことはすぐに先輩に聞いたりといった場面にも数多く遭遇しました。特にセキュリティ分野は変化が速いため、継続的に勉強を惜しまない方ほど評価されます。
そのため、「資格をとって勉強終了」ではなく、常にセキュリティに関する情報収集を続けられる学習意欲を持つことが大切です。また、勉強会やコミュニティに参加し、同業者の知見を得る取り組みも成長を促します。

2-2. 責任感が強く倫理観がある
セキュリティエンジニアの仕事は、情報漏えいや不正アクセスなどの防止・リスク管理が中心です。そのため、緊急時にも落ち着いて対応し、被害を最小限に抑える強い責任感が欠かせません。
企業や利用者の大切なデータを扱ううえで、法令や社内ルールを順守できる倫理観も不可欠です。私自身、所属していた開発チームは、部署全員が規則を遵守するのが当たり前という共通認識を持っていました。
また、セキュリティ部署は他部署よりもよりルールが厳格な職場が多いです。
例えば、職場にスマホや私物が一切持ち込めない、外部ディスクへの保存が認められない、といった職場も多いです。
こうした責任感と倫理観が、セキュリティを守る要となります。

2-3. 社会貢献の意欲が強い
セキュリティエンジニアは、企業や公共機関のシステムを守って社会に貢献する仕事です。サイバー攻撃を防ぐことで、組織の信用だけでなく、利用者たちの安心も支えます。
そのような背景から、技術への興味だけでなく、社会の安全を支えたいという使命感がある方に向いています。
例えば、緊急時に重要なネットワークを守る際に「自分が役立っている」と実感できるのはやりがいです。
ほかのエンジニアは「ひたすらに自分の技術力を磨きたい」という性格の方が多い一方で、セキュリティエンジニアは「みんなの役に立ちたい」という意識も高いです。
攻撃から企業や生活を守りたい、そんな正義感がある方はセキュリティエンジニアに向いています。

2-4. 忍耐力・粘り強さがある
忍耐力や粘り強さも、セキュリティエンジニアには必要です。
セキュリティ分野の業務は、問題解決までに多くの試行錯誤が伴います。脆弱性を特定する過程や原因不明のインシデントを追う作業は、地道で時間がかかります。
困難で時間がかかる状況でも投げ出さず、継続的に検証や対策を続ける忍耐力が必要です。
特に新たな攻撃手法が登場した場合は、深夜に対応が発生するなど負荷が大きくなります。
私の現場でも、時差の関係から、むしろ深夜こそ海外からの攻撃が積極的に仕掛けられ多忙になりました。
困難に直面してもやり抜ける粘り強さがあれば、長期的にセキュリティ対策を実施し、高い成果を得られます。

2-5. 論理的思考力・問題解決能力がある
論理的思考力・問題解決能力は、セキュリティエンジニアに欠かせません。セキュリティエンジニアには、予期せぬ脆弱性やインシデントに直面したとき、原因を分析し、段階的に対処する必要があるからです。
ログを解析して異常を見つけ、システム構成を調べて原因を突き止めるなど、一連のステップをロジックで考えることが重要です。
実務では「どこのフェーズで異常が起きているのか」から調査する必要もあるため、異常の原因をいち早く見つけなければなりません。
原因を突き止めるだけではなく再発防止策まで考えられる方なら、セキュリティエンジニアとして高い適性があります。上層部や顧客への説明にも活きるため、論理的思考力は現場で重宝されるスキルです。

2-6. 細かい点に気づく注意力がある
細かい点に気づく注意力がある方も、セキュリティエンジニアに向いています。セキュリティ対策では、小さな設定ミスや微妙なログの変化が重大なリスクにつながることがあります。
重大インシデントを引き起こす細かい要因
- ファイアウォールのルールが1行抜けている
 - 通信の許可・不可のチェックがひとつ抜けている
 
このような細かい要因が不正アクセスに至るケースも多いため、細部まで確認する注意力は必要です。
日常業務ではヒューマンエラーを防ぎ、微妙な兆候を見逃さないようにします。
わずかな違和感に気づけるかどうかで、重大インシデントを防げるかが左右されます。細かい点への配慮はセキュリティエンジニアの信頼を高める大切なスキルです。

2-7. コミュニケーション能力がある
セキュリティエンジニアの特徴として、ほかのエンジニア職よりもさらにコミュニケーション能力が必要です。
セキュリティエンジニアは、多くの関係者と連携し、迅速かつ正確な情報共有を行うことも大切な仕事です。
コミュニケーションが必要な仕事としては、システム部門、外部ベンダー、経営層との連絡調整や、トラブル発生時の状況報告と的確な指示出しが挙げられます。
顧客向けのプレゼンテーション資料やドキュメント作成により、技術的な内容を分かりやすく伝える能力も重要です。さらに他部署との連携、外部との折衝などでも、コミュニケーション能力が必要とされます。

3.セキュリティエンジニアに向いていない人の特徴
新しい知識を学ぶ意欲が乏しく、業界の変化に合わせてスキルをアップデートできない方は、セキュリティエンジニアとしての適性が低いです。
周囲は学習意欲の高い同僚たちばかりになるため、こうした方は職場の居心地も悪く感じてしまうかもしれません。
細部への注意が不足しており、微細な異常を見逃しがちな性格も、セキュリティ上のリスクとなります。また、自己中心的でチームワークを軽視する方は、必要な情報共有が滞り、迅速なリスク対応ができない恐れがあります。
さらに、責任感や倫理観が欠如していると、危機的状況において適切な判断が下せず、被害拡大の要因となりかねません。このような方は、セキュリティエンジニアに向いていないといえます。
4.セキュリティエンジニアへのキャリアパス
あなたがセキュリティエンジニアを目指すのなら、以下の流れで転職することをおすすめします。
- 未経験者はインフラエンジニアに転職
 - インフラエンジニアとして実務経験3年
 - セキュリティ関連の資格を取得
 - セキュリティエンジニアにキャリアチェンジ
 
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4-1.未経験者はインフラエンジニアに転職
セキュリティエンジニアを目指す場合、最初のステップとしてインフラエンジニアに転職するのが一般的です。セキュリティエンジニアの仕事はインフラ周りの知識が必須であるため、インフラエンジニアの経験が役立ちます。
未経験からセキュリティの監視業務を担当できる企業もありますが、インフラの知識がないとキャリアアップできません。
さらに、インフラエンジニアには未経験から転職しやすい企業が多いのも特徴です。いきなりセキュリティエンジニアになるよりも、まずはインフラエンジニアとして経験を積むほうがキャリアアップできます。
4-2.インフラエンジニアとして実務経験3年
インフラエンジニアとして3年ほど実務を積むと、ネットワークやサーバーのトラブルシューティングを行うためのスキルが身に付きます。
実務経験3年は、企業が必要にしているスキルを有していることを示す目安にもなるため、セキュリティエンジニアになるときの強みになります。
さらに、チームでプロジェクトを進める経験を重ねるうちに、コミュニケーション能力やスケジュール管理能力も高まります。
私の同僚たちも、3年を目安に転職したり、キャリアチェンジしたりといった場合がほとんどでした。
こうした実績があれば、次のステップとしてセキュリティエンジニアに転職するときに選考を有利に進められます。

4-3.セキュリティ関連の資格を取得
IT業界では資格を評価する企業が多いため、セキュリティ関連の資格の取得も必要です。
例えば、以下の資格を取得すると、社内でも評価され、転職の選考を有利に進められます。
セキュリティ関連の資格の例
- CompTIA Security+
 - 情報処理安全確保支援士(通称セキスペ)
 
上記の資格を取得することによって、最新の攻撃手法や防御策を身に付けられます。
社内にセキュリティに詳しい方が多くない場合は、セキュリティに関わる業務に携わる機会が増えます。企業からはセキュリティ知識を備えた人材として評価されるからです。
転職活動を行うときも、書類選考や面接でのアピールポイントとなります。
4-4.セキュリティエンジニアにキャリアチェンジ
インフラエンジニアとしての実務経験や資格がそろった段階で、セキュリティエンジニアにキャリアチェンジするのをおすすめします。
面接ではサーバーやネットワークなど特定の分野だけではなく、クラウドやデータベース、そしてセキュリティの知識があることもアピールすると好印象を与えられます。
転職直後は、インフラの知識を活かしつつ、セキュリティアラートの確認やログ分析などのルーティンワークからはじまることが多いです。
実際の監視業務やインシデント対応を経験しながら、より高度な分析や設計に携わる機会も徐々に増えていきます。業務で成果を出せれば、監視チームを率いるリーダーにキャリアアップすることも可能です。
5.セキュリティエンジニアに必要なスキル・知識
セキュリティエンジニアに必要なスキル・知識としては、以下のようなものが挙げられます。
- インフラ全般に関する基礎知識
 - セキュリティに関する専門知識
 - プログラミング・スクリプトスキル
 - 法律・規約の理解
 
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5-1.インフラ全般に関する基礎知識
セキュリティエンジニアには、ネットワークやサーバーなどインフラ全般の知識が必要です。
サーバーの動作原理を把握していると、脆弱性を見極める際の視点が広がります。インフラの知識はセキュリティ対策の土台となるため、まずはネットワークやサーバーの基礎知識を学ぶことが必要です。
例えば、TCP/IPの仕組みや主要なプロトコルを理解していないと、侵入経路を正しく把握できません。
インフラエンジニアの経験がない方が最初に取得したい資格としては、以下が挙げられます。
インフラ経験がない方が最初に取得したい資格
- CCNA
 - LPIC-1
 - LinuCレベル1
 
上記の資格を取得することで、最低限のインフラ知識が身に付いていることを証明できます。
5-2.セキュリティに関する専門知識
セキュリティの専門知識としては、脆弱性や攻撃手法、暗号技術などが挙げられます。
脆弱性を見つける際には、OSやミドルウェアの特性を理解し、不審な挙動を分析するスキルが必要です。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどの攻撃を理解すると、リスクを予測しやすくなり、実務でも役立ちます。
実際のインシデント対応では理論だけでなく、現場でのケーススタディを通じた経験も欠かせません。
特に近年の攻撃手法は、教科書的な対策だけでは対処しきれない事例も多発しています。
最新のセキュリティ対策を学ぶ際は、勉強会やオンラインコミュニティに参加して情報収集する方法があります。

5-3.プログラミング・スクリプトスキル
セキュリティエンジニアは、はじめは高度なプログラミングスキルが必須でありません。
とはいえ、キャリアアップするにつれてセキュアプログラミングが必要な場面もあります。特にPythonやBashなどのプログラミング言語を習得しておくことがおすすめです。
例えば、Pythonでプログラムを作って、ログの一括処理や脆弱性スキャンの自動化をスクリプトで実行できれば、手動作業の手間を大幅に軽減できます。
さらに脆弱性検出やコードレビューができれば、システムの問題点を迅速に把握し、早期対応が可能となります。
セキュリティエンジニアは、インシデント発生時に必要なツールを自作するなど、柔軟な対応力が評価されるため、プログラミングスキルは役立ちます。

5-4.法律・規約の理解
システムの企画や要件定義に関わりたい場合、法律・規約の理解も重要です。セキュリティ対策では、個人情報保護法やサイバーセキュリティ基本法などの法令理解が不可欠だからです。
違反が起これば企業に大きな損害を与える恐れがあるため、法改正にも注意し、リスクを最小限に抑える必要があります。システム上であってもコンプライアンスが不十分なケースでは社会的信用を失い、業務継続にも影響します。
セキュリティエンジニアは、規約を順守し、企業と自身の安全を守る意識が重要です。
例えば個人情報保護法に違反した場合には、高額な罰則や取引先からの信頼を失ってしまい、自身のキャリアアップにも支障が出ます。
自身の身を守るためにも法律や規約を学んでください。

6.セキュリティエンジニアの転職はユニゾンキャリア
最後に、エンジニアに特化した転職支援サービスを紹介します。
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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございます。
本記事を読んで、「自分にセキュリティエンジニアの適性があるの?」と思った方も多いのではないでしょうか?現状ではスキルも経験もないから転職できないんじゃないかとも思いますよね。
実際、エンジニア未経験の方がいきなりセキュリティエンジニアになるのは難しい、という現実があります。
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
ーエンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください。
エンジニアになろうと思ったきっかけは、手に職をつけたいと思ったからです。コロナで仕事がなくなるのを目の当たりにして、今後もなくならない仕事って何だろうと考えたときに、「エンジニアがあるじゃん!」と思いました。もともと化粧品の容器を製造する会社で働いていたんですが、その容器はプラスチックで作られていて。これからの時代、「プラスチックを減らしていこう!」という流れになっているじゃないですか。だから仕事自体の将来性を感じられなくなったんですよね。エンジニアなら将来性があるし、コロナが再流行してもなくならない仕事でもあるので、どこでも通用するスキルを身につけたくなりました。
ー転職活動をしているときに不安だったことはありますか?
IT業界の知識がなかったので、選考がなかなか通らなくて不安でした…転職サイトでエンジニアの求人を検索したら、「未経験歓迎!」を掲げるものがたくさんあるんですよ。これなら「どこでも入れるんじゃないかな?」と思って応募したんですが、書類選考は通っても面接に落ち続けて…実際に面接を受けたときは、採用担当の人からの質問にうまく答えることができず、冷たい反応をされました。「場違いなことを言っちゃったのかな?」と疑心暗鬼となり、今のままで内定をもらえるのか分からなくなってしまいました。こんな風になるのなら、「未経験歓迎!って求人に書かないでよ笑」って思います!
ー転職活動はどれくらいの期間されてましたか?
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