

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- セキュリティエンジニアってどんな仕事?
- セキュリティエンジニアの働き方はどうなの?
- セキュリティエンジニアを目指すには何が必要?
近年、企業や自治体、病院へのサイバー攻撃や情報漏えいが多発しており、セキュリティ対策の重要性が増しています。
警察・刑事ドラマにおいてセキュリティエンジニアが登場することもあり、ほかのエンジニアの職種より身近な存在といえるのでないでしょうか?
もしセキュリティ対策が万全でなければ、あなたのクレジットカードが勝手に利用され放題となります。
このように、私たちの生活を日々守るのがセキュリティエンジニアの仕事です。
本記事では、「セキュリティエンジニアになろうか悩んでいる方」を対象に、仕事内容や年収、将来性について解説します。
お客様から支持されるエンジニア転職サービス
エンジニア転職の
プロに相談する
Google口コミ総合評価★4.8の安心サポート!
ご相談から内定後のサポートまで「完全無料」
年収アップ率
87 %
Google口コミ
4.8
最短内定
1 週間
1.セキュリティエンジニアとは?
セキュリティエンジニアとは、企業や組織のシステムやネットワークを外部・内部の脅威から守ることを専門とする職種です。
「ホワイトハッカー」と呼ばれることもあるように、ウイルスや不正アクセスなどからインフラシステムを守ることが主な仕事内容です。
具体的には、情報漏えいを防ぐためのルール作りやサービス停止リスクの低減など、経営や事業の視点から安全を支える存在となります。
セキュリティを守るためにはセキュリティの知識だけでは不十分です。
サーバーやネットワーク、クラウドなどのITインフラ領域からアプリケーションの開発知識がないと、適切なセキュリティ対策ができません。
さらに、個人情報を守る必要があるので、法的知識も必要です。
攻撃者視点と防御者視点を同時に持ち、常に高度化するサイバー脅威を察知して対策を打つため、日々勉強が欠かせないことも業務の特徴です。

2.セキュリティエンジニアの仕事内容
セキュリティエンジニアの仕事内容は以下の4つに分けることができます。

2-1.監視・運用・保守
セキュリティエンジニアの基本ともいえる仕事は、サーバーやネットワークの「監視・運用・保守」です。
具体的には、サーバーやネットワークの通信ログを定期的にチェックし、異常なトラフィックが発生していないかを確認します。
IPSやIDSなどのセキュリティツールを最新バージョンに保ち、攻撃手法の流行りに合わせて設定の更新を行うことも大切です。
セキュリティエンジニアの重要な任務は、障害時の一次対応を素早く行い、問題が大きくなる前に対処することです。
日々更新されていく新しい脆弱性情報や脅威情報をキャッチアップし、素早くセキュリティルールを更新していく能力が必要です。
監視・運用・保守は地道で根気のいる業務ではありますが、トラブルを未然に防ぐ“守りの要”として、組織を支える大切な役割といえます。
2-2.設計・構築・テスト
安全性と快適性を両立できるよう、システムを最適化していくのもセキュリティエンジニアの大切な仕事です。
新たなシステムやセキュリティツールを実際に導入する際は、「設計・構築・テスト」が欠かせません。
セキュリティエンジニアには、ネットワークの構成案を作成や、ファイアウォール・WAFのルール設定が任せられます。
VPNの構築などで安全な通信経路を確保するのもセキュリティエンジニアの重要な役割です。
導入後には、ペネトレーションテストや負荷テストを行い、脆弱性や性能面の問題を洗い出す必要もあります。
実務では設計・構築からテストまでを一貫して任され、完璧な状態で担当者へ引き継ぐといった場面も多いため、すべての工程を抜け漏れなく実行できる丁寧さが必要です。

2-3.企画・要件定義
セキュリティエンジニアの仕事は、経営戦略や事業計画と切り離せません。
企業の経営方針や事業目標を把握し、コストやリスクも踏まえたうえで、どんな脅威対策が必要なのか要件をまとめます。
実際の現場では社内外のステークホルダーとの連携も多く、エンジニアとしての技術力だけではない、人間性が発揮される工程でもあります。
ユーザーが使いやすい環境を損なわず、かつ高い安全性も実現するために、場合によってはあえて機能やサービスを制限することも選択肢に挙がります。
エンジニアの枠を超えてビジネス面の視野を持ち、全体を俯瞰したうえで戦略的に提案していくのが、「企画・要件定義」の仕事内容です。
2-4.コンサルティング
セキュリティエンジニアは、専門知識を生かして、クライアント企業に向けて「コンサルティング」を行うケースも多いです。
セキュリティ方針やガイドラインの策定・インシデント発生時の初動対応マニュアルの作成といった、組織全体の安全体制を底上げするなどのコンサルティングが任されます。
教育や研修によって、従業員のセキュリティ意識を向上させるプログラムを構築することも重要な任務です。
セキュリティ上の予防策・救援策を提案するパートナーとして、セキュリティエンジニアがコンサルタント的に活躍する場面は増加しています。
実際に私が働いていた職場の上長も、昇進するほどに外部コンサルタントの機会も多くなっていく印象でした。
将来を見据えてコミュニケーション能力を磨いておいて損はないと思います。

3.セキュリティエンジニアの年収と将来性
セキュリティエンジニアの年収や将来性について解説していきます。
3-1.セキュリティエンジニアの平均年収
未経験からセキュリティエンジニアになった場合の年収は、300~400万円が目安です。
その後数年の経験を積み中堅レベルになると500~700万円、マネージャークラスになれば800万円以上に到達する可能性があります。
セキュリティエンジニアは、保持している資格や担当した案件の実績によって年収が変化しやすい職種です。
会社ごとに「持っている資格によって基本給が上がる」ケースや、「資格取得の度に手当が貰える」ケースなど、優先される資格や待遇も異なります。
また、転職の際には、資格や実務経験など「高度なセキュリティ知識を持っている」ことが明確に証明できるほど、高額なオファーが期待できます。
特に外資系企業や大手ベンダーに転職したり、プロジェクトリーダーとしてチームを率いたりすると場合は高収入につながりやすいです。
参照:厚生労働省-jobtag
3-2.セキュリティエンジニアの将来性と需要
セキュリティエンジニアは将来的にも安定した需要が見込まれている職業です。
近年ではDXの推進やクラウドサービスの普及により、あらゆるデータがオンライン上で扱われるようになり、サイバー攻撃の多様化・高度化が問題となっています。
このような時代の流れから、どの業界でも、セキュリティに精通したエンジニアの存在は重要です。
友達のインフラエンジニアも、将来はセキュリティエンジニアになりたいという声が多かったです。
実際に、官公庁や医療業界、金融機関など社会インフラを支える組織も、セキュリティを強化するために積極的に人材を募集しています。
セキュリティエンジニアは、「常に最新の知識を持っているエンジニア」で居続けられることも、将来性や需要に大きくプラスとなります。

4.セキュリティエンジニアになるのに必要なスキル
セキュリティエンジニアになるのに必要なスキルについて解説します。
4-1.ITインフラ全般における知識
セキュリティエンジニアの仕事には、ネットワークやサーバー、OSなどITインフラ全般に関する知識が必要です。
例えば、各プロトコルレベルでどんな弱点が生じやすいかを理解しておかないと、実際の攻撃経路を想定するのが難しくなります。
未経験でセキュリティエンジニアになった私も、まずはITインフラやTCP/IPの勉強から始まりました。
昨今はAWSやAzureといったクラウド環境が定着してきているため、オンプレミス環境だけでなくクラウドセキュリティにも精通していると強みになります。
インフラの土台を理解してこそ、効果的な対策を立てることができます。未経験の方はまず、ITインフラ全般の知識を習得することが必要です。
4-2.高度なビジネスリテラシー
セキュリティエンジニアは単に技術を突き詰めるだけでなく、ビジネスリテラシーが必要です。
具体的には、顧客や社内メンバーの要望を引き出すコミュニケーション力や、プロジェクトの進行状況を管理するプロジェクトマネジメントスキルなどが挙げられます。
コストとリスクのバランスを考慮し、経営陣に納得してもらうためのプレゼンテーション能力も欠かせません。
提案を通すためには、企業がどのようなビジネスモデルを扱っていて、業務をどう進めているのかといった経営や事業の全体像把握は必須のスキルと言えます。
このように技術力だけでなく「理解して、人に伝える力」がないと、人を動かしてプロジェクトにセキュリティ対策を落とし込めません。
結果として、セキュリティエンジニアには高度なビジネスリテラシーが必要となります。
4-3.個人情報などの法的知識
セキュリティ対策を講じるうえで、「個人情報保護法」や「GDPR(EU一般データ保護規則)」といった法律の理解は不可欠です。
個人情報を取り扱うシステムでは、情報漏えいが起こると重大な経営リスクになります。
標的型攻撃や違法アクセスなどは犯罪行為にも該当するため、どのような行為が違反に当たるのか、どれほど重篤な行為なのかを理解しておくことも重要です。
加えて、契約書の安全面をチェックしたり、インシデント発生時の報告義務を適切に果たしたりするなどの、法律知識を踏まえた対応も必要です。
セキュリティエンジニアは、ITスキルのみならず法律関連の知識も必要な、広範囲の知識が必要な職種です。

5.セキュリティエンジニアに転職するためのキャリアパス
セキュリティエンジニアに転職するためのキャリアパスについて解説します。

5-1.インフラ案件の実務経験約3年
インフラエンジニアの経験を3年ほど積んでおくと、セキュリティエンジニアに転職するときも「土台ができている人材」として評価されやすくなります。
セキュリティの基礎となるのは、サーバーやネットワークの構築・運用経験です。
監視・運用やヘルプデスクの業務を通じてトラブルシュートの経験を積むことで、問題が発生したときの対処法が身に付きます。
また、インフラエンジニアとして働いている時に取得するCCNAやLPICといった資格には、セキュリティに関する項目も含まれます。
このように、インフラエンジニアとして働くことはセキュリティエンジニアとして成長するための地盤が整っていると言えるのです。
ITインフラ全般の知識は効果的なセキュリティ対策を行うのに必要なので、実務経験が3年あると転職市場で評価されます。
さらにAWSやMicrosoft Azureなどクラウド環境に触れるプロジェクトに参加できていれば、市場価値の高い状態で転職が可能です。

5-2.セキュリティ案件の実務経験
インフラエンジニアとしてセキュリティに関わった経験があると、キャリア転換の際の大きなアピールポイントになります。
私自身、エンジニアとして転職する際に面接したときに、「インフラのみを担当していたのか」「直接セキュリティを担当していたのか」といった質問をされ、後者の方がより重宝される、という経験をしました。
例えば、脆弱性診断に携わったり、SOCで監視を担当したりした経験は、転職時に評価されます。
セキュリティ関連のプロジェクトを経験していると「使えるセキュリティエンジニア」として評価されやすくなります。
しかし、「ただ監視・運用をしていた」というだけでは評価されにくく、脆弱性診断の経験が市場価値を分けることは押さえておいて欲しいところです。
※SOCとは、正式名称はSecurity Operation Centerで、サイバー脅威の検出や分析を行って対応策を講じて情報システムなどを守る専門組織のこと。24時間365日体制で監視を行っている。
5-3.セキュリティ関連資格の取得
転職時にセキュリティエンジニアとして働けるポテンシャルがあると証明するために、資格取得は有効な手段です。
「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」は、ITに関する基礎知識が身に付いていることを証明できるため、評価対象になります。
インフラエンジニアの経験者であれば、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)などのセキュリティ関連の難関資格を取得しておけば、企業から高く評価されます。
さらに、CISSPやCEHといったグローバル資格は英語力もアピールできるため、特に外資系企業や海外案件に携わりたい方におすすめの資格です。
資格取得は転職での説得力を上げ、知識の体系化にも役立つためおすすめです。
6.セキュリティエンジニアはセカンドキャリアがおすすめ
セキュリティエンジニアは未経験からいきなり目指すのが難しい職種です。
もちろん、なれないわけではないですが、マニュアル作業や監視してアラートを上げるだけといった市場価値に影響しにくい業務で時間を無駄にすることが大半です。
そのため、インフラエンジニアとして経験を積んでから、専門性を高めるという方向性でセキュリティエンジニアに挑戦するのがおすすめです。
インフラエンジニアとして、監視・運用・保守・構築ぐらいまで経験しており、セキュリティ関連資格を取っておくと、非常に有用なキャリアを歩むことができます。
その目安になるのが、前述したインフラエンジニア経験3年程度です。
セキュリティエンジニアはまさに急がば回れな職業というわけですね。現在、あなたがセキュリティエンジニアを目指しているのであれば、キャリアプランからの構築をおすすめします。

7.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアでは、ITエンジニア専門の転職支援サービスを行っています。キャリアのご相談はユニゾンキャリアにお任せください。
7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただきありがとうございます。
いままでエンジニアの転職に関しては、「誰でもなれる!」「スクール入れば大丈夫」のような広告が盛んに撒かれていました。
その結果、市場価値を上げられないエンジニアが増加して、キャリアで苦しむ方が続出しています。
セキュリティエンジニアの求人も「誰でもなれる」のようなものも少なくありません。当社があなたの転ばぬ先の杖になれたら幸いです。
ユニゾンキャリアは、ITエンジニア専門の就活・転職支援サービスです。
おかげさまでお客様からご支持いただき、Googleの口コミ件数400件を突破!総合評価★4.8をいただいていただいています。
口コミ評価
まずはあなたのキャリアのご相談からスタートしてみませんか?
ご相談から内定後のサポートまで「完全無料」でご利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
\ご相談から内定まで完全無料!/
7-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
ーエンジニアになろうと思ったきっかけを教えてください。
手に職をつけたいと思ったからです!もともとアメリカのディズニーランドで働こうとしていたんですが、コロナが広まった影響で渡航すらできなくなりました…とはいえ、接客が好きだったので、飲食店やドラッグストアで働いていました。仕事の中ではレジ打ちをすることもあったんですけど、そんな中でセルフレジがだんだんと増えていったんです。実際に私のレジ打ちの仕事も徐々に減っていって。セルフレジによって人がいなくても接客できるようになり、ITの力はすごいなと思うようになりました。今思うと、それがエンジニアになろうとしたきっかけです。
ー転職活動をしているときに不安だったことはありますか?
エンジニア未経験だったので、面接の受け答えをうまくできる自信がなかったことですかね。それでも早く転職したかったのですが、面接に必要な知識をどうやって身につけたらいいか分からなくて…今まで自分1人で転職活動を行っていたので、相談できる相手もいなかったんです。このままじゃ内定をもらえるイメージが湧かなくて、どうしようかと悩んでいました。
ー現在の会社に決めた理由を教えてください!
4社に応募して3社から内定をいただいたんですけど、決め手は面接でお話した社員の人柄に惹かれたことです。社内インタビューでも、私と同じように社員の人柄に惹かれて入社した人が他にもいたようで、それだけ雰囲気がいい会社なんだと思いました。最終面接で私の趣味の話になったときに、代表と人事の仲の良さが垣間見れたんです。私の趣味は魚釣りだと伝えたら、代表から「さばかれた魚しか好きじゃない」と言われましたが、人事が代表にツッコミを入れたりして会話が盛り上がったのも印象的でした。そんな人間関係に恵まれた職場で働きたいなと思ったんです。あと、レスポンスの早さも魅力的でした。最終面接が終わってから数時間で内定の連絡をいただけました。しかも月末に内定が出たのに、翌月1日から働けるように手配してくれたんですよね。こんなにスピード感のある対応をしてくれるとは思わなかったので、嬉しかったです!
ユニゾンキャリアでは、IT業界に精通したアドバイザーがご相談から内定まで「完全無料」でサポートします。
まずは、お気軽にお問い合わせ下さい。