IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら！
- サーバーエンジニアにプログラミングスキルは必要？
- サーバーエンジニアはどんなときにプログラミングをするの？
- サーバーエンジニアにおすすめのプログラミング言語は？
インターネットが普及する現代において、サーバーの安定稼働は極めて重要なミッションです。
サーバーエンジニアはサーバーの設計・構築・運用を担う職種で、その需要は年々上昇しています。
そんなサーバーエンジニアへの転職を目指す方から、「サーバーエンジニアにプログラミングスキルは必要ですか？」「プログラミング経験は転職活動で役立ちますか？」と質問されることがあります。
これらの答えはインターネットで調べても情報が少なく、現場でのプログラミングの実施頻度を把握するのは難しい状況です。
本記事ではサーバーエンジニアに興味のある未経験者を対象に、プログラミングスキルの必要性や、サーバーエンジニアがプログラミングを行う場面などについて解説します。
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1．サーバーエンジニアにプログラミングスキルが求められる理由
サーバーエンジニアがプログラミングスキルを習得する必要性と、その理由について解説します。
1-1. ITインフラの仮想化
サーバーエンジニアは従来、プログラミングスキルを重視されていませんでした。ハードウェアの管理や、OSのインストール・設定・管理が主な業務だったためです。
しかし近年は技術の発展に伴い、サーバー管理の方法が変わりつつあります。その影響を受け、サーバーエンジニアにもプログラミングスキルの習得が推奨されるようになりました。
サーバー管理の変革のひとつが仮想化の普及です。「仮想化」とは、ひとつの物理的なコンピューター上で複数の仮想的なコンピューター（仮想マシン）を動かす技術を指します。
サーバーの仮想化によってコスト削減や効率的なリソース管理が実現できるため、近年では多くの企業が仮想サーバーを導入しています。
仮想化環境を効率的に運用するためにはプログラミングスキルが不可欠です。これに伴い、サーバーエンジニアにもプログラミングスキルが求められるようになりました。
1-2. コードによるインフラ環境設定が主流化
サーバー管理の変革としてもうひとつ重要なのが、「IaC（Infrastructure as Code）」の普及です。IaCとは、サーバー環境をコードで管理する技術のことです。
IaCを活用することで、これまで手作業で行っていた設定をコードで自動化できるため、設定ミスを減らすことができます。
また、一度書いたコードを何度も使い回せるため、効率的に作業を進められます。
正確かつ迅速な設定が可能なことから、現在のインフラ環境設定はIaCが主流です。
サーバー管理のコードを書くにはプログラミング言語の知識が不可欠です。そのため、サーバーエンジニアにはプログラミングの学習がますます重要となっています。
1-3. フルスタックエンジニアの需要が高まっている
フルスタックエンジニアの需要が高まっていることも、サーバーエンジニアにプログラミングスキルが求められる理由として挙げられます。
フルスタックエンジニアとは、サーバーの設定・ミドルウェアの構築・アプリケーションの開発・運用保守といった多岐にわたる領域を一人でカバーできるエンジニアのことです。
現在、多くの企業が複数のエンジニアを確保するのが難しい状況にあり、その中でフルスタックエンジニアの需要が特に高まっています。
サーバーエンジニアがフルスタックエンジニアを目指す場合、アプリケーションの開発や自動化スクリプトの作成もこなせる必要があります。
これらの業務はプログラミングスキルが必須となるため、スキルアップに励むサーバーエンジニアはスキルの習得に力を入れています。
2.サーバーエンジニアがプログラミングを行う場面
サーバーエンジニアがプログラミングを行う場面を紹介します。
2-1. サーバー構築・運用を行うとき
サーバーエンジニアは、サーバーの構築や運用の効率化のためにスクリプトを作成します。これらの作業は手動で行うと時間がかかり、ミスが発生しやすいためです。
一度作成したスクリプトは繰り返し使用できるため、複数のサーバーへの同一設定の適用や、定期的なメンテナンス作業も簡単に実行できます。
スクリプトはShellスクリプトをはじめとするスクリプト言語で作成します。
2-2. オンプレミスからクラウドに移行するとき
オンプレミスからクラウドへ移行する際、サーバーエンジニアはプログラミングスキルを活用します。
オンプレミスはサーバーを自社の施設に設置して運用する方法で、クラウドはクラウドベンダーが管理するサーバーをインターネット経由で利用する方法です。
現在は、リソースを必要に応じて使える柔軟性やコスト効率の高さから、クラウドの需要が増加しています。
クラウドに移行するときは、クラウド上で新しいサーバー環境を設定し、自社サーバーに保存されているデータをクラウド環境に移す必要があります。
これらの作業は、クラウド用の移行ツールを使って自動化できます。ただし、自社サーバーとクラウドの環境の仕様が異なると、移行ツールが使えません。
そんなとき、Pythonなどでプログラミングが行えると、オンプレミス用に設計されたサーバー環境をクラウド環境でも動かせるようにできます。
このような事情から、クラウドへの移行を担当するサーバーエンジニアには、プログラミングスキルの習得が必要とされています。
2-3. 面倒な業務を自動化したいとき
サーバーの構築・運用やクラウド移行に限らず、サーバーエンジニアは業務効率化のためにプログラミングスキルを活用できます。
バックアップやリソースの監視は日常的に行う作業です。これらの反復作業は、スクリプトを作成することで自動化できます。
バッチ処理やログの分析も、Pythonなどの言語でプログラムを作成することで定期的に自動実行することが可能です。
このように、プログラミングを使えば、時間と労力を節約し、ミスを大幅に減らすことができます。
サーバーエンジニアとして効率的に仕事をこなし、高い評価を得たいのであれば、プログラミングスキルを身に付けるべきです。
3.サーバーエンジニアが扱うプログラミング言語の種類
サーバーエンジニアが業務でよく扱うのは、スクリプト言語とコンパイラ言語です。
3-1. スクリプト言語
「スクリプト言語」は、簡易的なタスクを自動化するための言語です。代表的なスクリプト言語には、Shell ScriptやPython、Rubyがあります。
私たちが普段使っている言語に近い形式で記述するため、他の言語と比較して習得しやすいのも特徴です。
サーバーエンジニアが行うバックアップ・システム監視・ログ解析などの作業は、スケジュールやルールに基づいて繰り返し実行されるため、スクリプト言語による自動化が効果的です。
また、サーバー環境や運用要件に応じたカスタマイズも、スクリプト言語で行えます。
サーバーエンジニアがスクリプト言語を習得すると、作業の効率化に役立ちます。
3-2. コンパイラ言語
「コンパイラ言語」は、プログラムを一度に機械語に変換（コンパイル）してから実行するプログラミング言語です。
これは一冊の本を一度に翻訳するようなもので、コンパイルが完了するとプログラムは高速で実行されます。
その特徴から、コンパイラ言語は大規模なシステムやアプリケーションの開発で使用されることが多いです。
代表的な言語には、JavaやC言語、Goがあります。
サーバーエンジニアは、高速なデータの送受信が必要なネットワークサーバーを開発する際、C言語などのコンパイラ言語を使用することがあります。
4.サーバーエンジニアにおすすめの言語2選
サーバーエンジニアが習得すべき言語は、以下の2つです。
4-1. 現場で使う可能性が高い「Shell」
サーバーエンジニアが現場で使用する頻度が高い言語のひとつに「Shell」があります。ShellはLinux環境で標準的に使われるスクリプト言語です。
Shellを習得すると、特定の動作を定期的に実行するスクリプトが簡単に作成できます。スクリプトの具体的な使用例は、以下のとおりです。
- バックアップ作業やログファイルの整理を自動化
- システムの状態を定期的にチェックし、問題発生時にアラートを送信
- 大量のファイルを一括で操作
このように、Shellを活用することで様々な作業をミスなく効率的に遂行できます。シンプルな構文で学びやすく、コードを迅速に作成・実行できるのもメリットです。
サーバーエンジニアが優先的に学習すべき言語です。
4-2. 業務効率化に役立つ「Python」
「Python」は構文が簡潔でライブラリも豊富なことから、プログラミングの入門に最適な言語とされています。
サーバーエンジニアのPythonの使用例は、以下のとおりです。
- バックアップやログファイルの解析などの日常的な運用タスクの自動化
- サーバーのパフォーマンスデータやログデータの解析
- クラウドインフラの管理と自動化
Pythonは業務効率化を実現し、幅広い用途で使用できるため、非常に学習価値の高い言語です。
実際、多くのサーバーエンジニアがスキルアップの一環としてPythonを習得しています。
5.プログラミングスキルの高いサーバーエンジニアは需要が高い
プログラミングスキルを習得すると、サーバーエンジニアの多くの業務を自動化できます。これによりミスの防止や業務効率化が図れ、能力に対する評価が高まります。
また、技術の進化に伴うサーバー管理の変革により、サーバーエンジニアがプログラミングを学ぶ重要性は高まる一方です。
その証拠に、ここ数年でプログラミング経験が応募条件に含まれるサーバーエンジニアの求人は増加しました。
つまり、市場価値の高いサーバーエンジニアになるためには、プログラミングスキルは欠かせません。
今後はキャリアアップの一環として、プログラミングスキルを習得してください。
6.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
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6-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
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6-2.ユニゾンキャリアの転職成功インタビュー
成功者インタビューより
ーエンジニアに転職しようと思ったきっかけを教えてください！
ライフステージを考えたときに、長く働ける職業に就きたくて、働き方を変えたいと思ったからです！これまで看護師として3年間、循環器内科で勤務していたんですが、正直将来のことを考えると不安でいっぱいでした。というのも、日々の業務が本当に大変で…1時間も前に出勤して患者さんの情報収集やカルテ確認をしなきゃいけないし、夜勤もあるし残業も当たり前みたいな。体力勝負の毎日で、このまま続けていけるのかな？って思ったんです。特に、もし将来子育てをすることになったら、この働き方では両立が難しいんじゃないかって。それで、「手に職をつけて長く働ける職業」を探していたんです。そんな時にIT業界のことを知って、「これだ！」って思ったんです。「IT業界なら、働き方も改善できて将来的にもキャリアアップできるかも」って。あとは、周りの看護師さんたちも結構転職していたのもきっかけの1つですかね。クリニックに移る人もいれば、全然違う業界に行く人もいて。そういう環境も私の背中を押してくれたかもしれません。
ー転職活動を始めた時に不安だったことは何ですか？
もう、不安だらけでした（笑）まず、経歴のことが心配でしたね。看護学部を卒業してからは2社経験していたんですけど、どちらも1年で辞めてしまい…短期離職を2回も続けてしまったので、履歴書が通るかすごく不安でした。それに、看護師を目指していたこともあり、一般的な転職って全然経験がなくて。エントリーシートの書き方も分からないし、面接対策ってどうすればいいの？って感じで。全然違う職種だったので、何を聞かれるのかも想像つかなくて怖かったです。あと、適性検査やSPIテストがあるって聞いて、それも不安でした。看護師のときにはなかった選考内容なので、どう準備すればいいか分からなくて途方に暮れていました。なので「本当にエンジニアになれるのかな…」って、根本的な不安もありましたね。全然違う業界だし、ついていけるイメージが湧かなかったです。
ー転職活動の結果はいかがでしたか？
結果は本当に予想以上でした！5社面接を受けて、最終的に2社から内定をいただけたんです。担当キャリアアドバイザーの佐瀬さんのサポートのおかげで、思った以上にスムーズに進められました。面接対策もしっかりしてもらえたので、自信を持って臨めたのが大きかったと思います。
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