

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- サーバーエンジニアにプログラミング言語の学習は必要?
- サーバーエンジニアが業務で使う言語を知りたい!
- 言語を習得していればサーバーエンジニア転職で有利になる?
「サーバーエンジニア」と聞くと、サーバーの設計構築や運用保守を担うエンジニアを想像する方が多いかと思います。
そのため、「サーバーエンジニアはプログラミングをしない」「サーバーエンジニアにプログラミング言語の学習は必要ない」と思われがちです。
しかし実際には、サーバーエンジニアは様々な場面でプログラミング言語を駆使し、業務の効率化を図っています。
本記事ではサーバーエンジニアへの転職を目指す方に向けて、サーバーエンジニアがプログラミング言語を使用する場面や、業務で役立つ言語について解説します。
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1.本当に知りたいのはサーバーサイドエンジニアの言語?
本題に入る前に、あなたに確認したいことがあります。それは、調べたいのは「サーバーエンジニア」の情報なのか、「サーバーサイドエンジニア」の情報なのかということです。
実は「サーバーエンジニア 言語」と検索すると、検索結果には「サーバーサイドエンジニア」におすすめのプログラミング言語についての記事が大量に表示されます。
職種名が似ているため、サーバーエンジニア転職を目指す未経験者が、誤ってサーバーサイドエンジニアの情報にアクセスしてしまうことが多いのです。
本記事はサーバーエンジニアにおすすめの言語について解説する記事です。サーバーエンジニアについて知りたい方は、このまま記事を読み進めてください。
2.サーバーエンジニアとサーバーサイドエンジニアの仕事内
混同されやすいサーバーエンジニアとサーバーサイドエンジニアの仕事内容について解説します。
2-1. サーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアとは、名前のとおりサーバーを扱うエンジニアを指します。
サーバーはデータや情報などのコンテンツを格納する機器です。ほかのコンピューターからの要求を受けると、それに応じたコンテンツを提供する役割もあります。
サーバーエンジニアの役割は、サーバーの設計・構築や、安定稼働を維持するための運用を行うことです。
業務では、サーバーを電源やそのほかの機器とケーブルで接続する配線作業など、物理的な作業を伴います。
このように、サーバーエンジニアは、サーバーの安定稼働を担うのが主な業務であるエンジニアです。
2-2. サーバーサイドエンジニアの仕事内容
サーバーサイドエンジニアの仕事は、サーバーの処理に必要なプログラムを開発したり、データベースを管理したりすることです。
サーバーサイドエンジニアの「サーバーサイド」とは、Webサイトやアプリケーション内の、ユーザーに見えない部分のことです。
バックエンドとも呼ばれ、ユーザーに見える部分であるフロントエンドと対の関係にあります。
JavaやPHPなどのプログラミング言語を使用し、サーバー側で動くシステムの開発や管理運用を行うのが主な業務であるエンジニアです。
3.【比較表】サーバーエンジニアとサーバーサイドエンジニアの違い
サーバーエンジニアとサーバーサイドエンジニアの特徴を表にまとめました。
サーバーエンジニア | サーバーサイドエンジニア | |
---|---|---|
大分類 | インフラエンジニア | 開発エンジニア |
主に使う言語 | Shell・PowerShell・Tera Termマクロ | Java・PHP・Rubyなど |
仕事内容 | 物理サーバーの構築・設定~運用 | サーバー側で作動するシステムの開発や管理運用 |
働く場所 | オフィス・自宅・データセンター | オフィス・自宅 |
両職種の最大の違いは、「サーバーエンジニア」はインフラエンジニアの一種であり、「サーバーサイドエンジニア」は開発エンジニアの一種であることです。
この機会に、両職種の違いは明らかにしておいてください。
4.サーバーエンジニアが言語を使う瞬間
サーバーエンジニアが言語を使用する場面を紹介します。
4-1. サーバー構築から運用を行うとき
サーバーエンジニアは、サーバーを構築したり、運用したりするときに言語を使用します。
使用する言語はShell ScriptやPowerShellなどです。これらの言語は作業を自動化・効率化するのに有効です。
スクリプトを作成することで、
- サーバーの設定
- バックアップ
- システム監視
- ソフトウェアの更新
などの日常的なタスクが自動で実行されるようになり、時間と労力を大幅に減らすことができます。また、ミスを最小限に抑えられるのもメリットです。
4-2. オンプレミスからクラウドに移行するとき
オンプレミスからクラウドへ移行する作業でも、サーバーエンジニアは言語を使用します。
オンプレミスはサーバーを自社内に設置して運用する方法で、クラウドはクラウドベンダーが管理するサーバーをネットワーク経由で利用する方法です。
現在はリソースを必要に応じて使える柔軟性やコスト効率の高さから、クラウドの需要が増加しています。
クラウド移行時には、自社内サーバーに保存されている大量のデータをクラウド環境に移したり、クラウド上で新しいネットワークを設定したりする作業が発生します。
クラウド移行時に役立つ言語の代表例がPythonです。Pythonを用いれば、これらの作業を自動化することができます。
クラウド移行の案件は年々増えているため、サーバーエンジニアにとって言語の習得はますます重要になっています。
4-3.面倒な業務を自動化したいとき
サーバーエンジニアは、面倒な繰り返し作業を自動化する際にも言語を活用します。
現在、サーバーを含むインフラの管理は「IaC(Infrastructure as Code)」という手法で行うのが主流です。IaCとは、コードを使用してインフラ管理を行うことを意味します。
これまで人力で行っていた作業をコードで自動化するIaCは、作業時間や人為的ミスを大幅に減らすことができます。
また、一度書いたコードは何度も使い回せるため、効率的に作業を進められるのも大きなメリットです。
コードを書く際には、PythonやJavaScriptなどの言語を使用します。
IaCはコスト削減や人材不足の解消といった企業側のメリットもあるため、プログラミング言語の知識があり、IaCを駆使できるサーバーエンジニアの需要は高いです。
5.サーバーエンジニア未経験者におすすめの言語3選
習得するとサーバーエンジニアの業務に役立つ言語を紹介します。
5-1. Shell Script(シェルスクリプト)
「Shell」はLinuxやUNIXのOSを操作するためのプログラムです。ユーザーの操作を受け付けると、OSにその内容を伝達し、コンピューターが処理した結果をユーザーに表示します。
そして、Shell Scriptとは、Shellの命令をまとめたスクリプトファイルのことです。また、Shell上で記述されるスクリプト言語もShell Scriptと呼びます。
Shell Scriptは繰り返し行う作業を自動化できるのがメリットです。
サーバーエンジニアがShell Scriptを使うことで、システムのバックアップやログファイルの管理といった日常業務を大幅に効率化できます。
サーバーエンジニアとして業務を正確かつスピーディーにこなしたいのであれば、Shell Scriptは積極的に習得すべきです。
5-2. PowerShell(パワーシェル)
「PowerShell」はWindows社が開発したスクリプト言語です。キーボードで直接OSに指示を出せるため、マウスを使わず効率的にシステム管理やタスクの自動化が行えます。
また、複数の命令を組み合わせられる機能が搭載されており、高度な処理が実行できるのもPowerShellの特徴です。
一般的にOSに対する設定や構築は定型の作業が多いです。そのため、一度PowerShellでスクリプトを作成しておくと、多くの日常業務を効率化できます。
PowerShellは主にWindows向けに設計されていますが、最近はWindows・macOS・Linuxなどで使用できるクロスプラットフォーム対応のバージョンが登場しました。
一方、シェルスクリプトはLinuxやUNIXで使用される言語です。
両方を習得することで、どのような環境でも柔軟に対応できるスキルを身に付けることができます。
5-3. Tera Termマクロ(テラタームマクロ)
「Tera Term」はWindows上で動作する、ほかのコンピューターを遠隔操作するためのソフトウェアです。Tera Termマクロを使えば、遠隔操作を自動化することができます。
Tera Termマクロはネットワーク関連業務を効率化するのに最適なツールです。
例えば、スイッチやルーターなどの機器に対する一連の操作を事前にマクロに記述しておけば、ログイン作業をはじめとする定型作業が自動で実行されます。
- 遠隔地にあるサーバーやネットワークデバイスを使用するサーバーエンジニア
- 複数のスイッチやルーターを含む大規模ネットワークを管理するサーバーエンジニア
には特に習得をおすすめします。
6.サーバーエンジニアのスキルアップに役立つ言語4選
サーバーエンジニアのスキルアップに直結する言語を4つ紹介します。
6-1. データベースを扱うなら「SQL(エスキューエル)」
「SQL」はデータベースを操作するための言語です。
データベースとは、データを保存・管理するシステムを指します。サーバーはユーザーからデータの要求を受けると、その内容をデータベースに伝え、データのやり取りを行います。
サーバーとデータベース間で安全で効率的なデータの受け渡しが行えるようにするのも、サーバーエンジニアの重要な役割です。
データベースのパフォーマンスを向上させるには、SQLへの理解が不可欠です。
そのため、データベースを扱うサーバーエンジニアにとって、SQLの習得は欠かせません。
6-2. 業務効率化に役立つ「Python(パイソン)」
「Python」は自動化スクリプトの作成やサーバー管理に役立つ言語です。
Pythonを活用することで、サーバーの監視・システムのバックアップ・ユーザー管理・ログの解析といったサーバーエンジニアの運用タスクの多くを自動化することができます。
また、複数のサーバーやコンピューターを効率的に管理するための構成管理ツール(Ansible・SaltStack)は、Pythonをベースに開発されています。
Pythonを学んでいれば、これらの構成管理ツールをカスタマイズしたり、新しい機能を追加したりすることが可能です。
構文がシンプルなため、未経験者や初心者が最初に学ぶプログラミング言語としてもおすすめです。
6-3. 習得の難易度が低い「Ruby(ルビー)」
「Ruby」はシンプルで読みやすい構文が特徴で、プログラミング初心者でも理解しやすい言語です。
使用することで、ログの解析・バックアップ・ユーザー管理などを自動化することができます。
また、サーバー構成管理ツールのChefはRubyで実装されています。Rubyの知識があればChefをスムーズに操作することが可能です。
サーバー運用の自動化を実践したい未経験者・初心者や、Chefを活用してサーバーの設定や管理を行う方には、Rubyの習得を推奨します。
6-4. サーバー構築に使える「Go(ゴー)」
「Go」はGoogleが開発した言語で、サーバーエンジニアが効率的で信頼性の高いシステムを構築するために欠かせません。
Goは複数のタスクを同時に処理する「並行処理」を得意としています。使用することで、大規模なシステムで多くのリクエストを効率的に処理できるため、パフォーマンスが向上します。
また、構文がシンプルで理解しやすいのもGoの強みです。
大規模なシステムや複雑なプログラムを効率的に管理したいのであれば、Goの習得は必須だといえます。
7.サーバーエンジニアになるなら言語ではなく資格から!
プログラミング言語を学習すれば、サーバーエンジニアの仕事を効率的にこなすことができます。
しかし、これからサーバーエンジニアへの転職を目指すのであれば、言語の学習よりも資格の取得を優先すべきです。
サーバーエンジニアになるうえで重要なのは、サーバーの基礎知識を早期に習得することです。
業務の効率化に役立つ言語を学んでも、サーバーの仕組みや仕事内容を十分に理解していなければ、適切な場面で活用できません。
そして、サーバーの基礎知識を学ぶには、「LinuC」や「LPIC」などの資格取得を目指して学習に取り組むのが最も効率的です。
これらの資格ではShell Scriptについての知識も問われます。つまり、資格の勉強を通してShell Scriptを習得することが可能です。
採用においても、資格取得は言語の習得より高く評価されるため、未経験者は転職活動において資格の勉強を重視するようにしてください。
8.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
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