
最終更新日:2025.07.04
勉強しないITエンジニアの末路は?モチベーションがなくなったら苦痛?文系もできる対策!

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら
- エンジニアに勉強は必要?
- エンジニアは勉強しないとどうなる?
- 勉強のモチベーションを上げるには?
エンジニア業界で働くうえで、「勉強」は多くの方が直面する壁の1つです。
実際、「エンジニアになりたいけど、勉強は必須なの?」「将来は不安だけど、勉強のモチベーションが上がらない」と当社へご相談いただくことがよくあります。
でも、そもそもなぜエンジニアは勉強しないといけないのでしょうか?
記事の要約
本記事では、エンジニアの学習で悩んでいる方を対象に、業務外で勉強しないといけない理由から勉強しないエンジニアの末路やモチベーションが上がらないときの対処法まで、詳しく紹介します。

1.新人エンジニアは勉強が仕事である!

新人エンジニアの皆さんにとって、「勉強すること」は最も重要な仕事です。
学生時代の勉強とは違い、給料をもらいながら実践的なスキルを学ぶこの期間は、会社から皆さんへの「投資」期間でもあります。
なぜなら、会社は皆さんの「今の実力」ではなく、「将来の成長」に大きく期待しているからです。
最初はコードを書く時間より、先輩のコードを読んだり、エラーを調べたり、新しいツールの使い方を学んだりする時間の方が圧倒的に長いのではないでしょうか?
しかし、一見地味に見えるインプットこそが、数ヶ月後、数年後のあなたの仕事の質とスピードを決定づける土台となります。
今は「早く一人前にならなければ」と焦る必要はありません。むしろ、この貴重な学習期間を最大限に活用し、スポンジのように知識と技術を吸収することに集中してください。
学ぶことを仕事と捉え、日々の「分からない」を一つずつ解決していくことが、成長への一番の近道であり、会社からの期待に応える最も誠実な方法なのです。
ある程度知識やスキルが身に付くと、ものすごい時間を投資する必要はなくなります。約2~3年程度の我慢だと思って乗り切れば、未来は明るくなりますよ。
2.新人エンジニアが勉強しないといけない理由3選

IT業界では「エンジニアは勉強が必須」といわれていますが、それは単なる標語ではありません。エンジニアのキャリアを左右する根幹となる理由が存在します。
ここでは、エンジニアが常に学び続けるべき3つの重要な理由を詳しく解説します。
- スキルが仕事の出来に直結する
- いつまで経っても低賃金で働く
- スキル不足だと転職で大苦戦する
2-1.スキルが仕事の出来に直結する
新人エンジニアが勉強を怠れない最も直接的な理由は、自身のスキルレベルがそのまま仕事の成果に反映されるからです。
エンジニアは専門的な知識と技術を駆使して業務を遂行する職種であり、プログラミングの精度、設計の品質、トラブルシューティングの速度など、あらゆる面で個々のスキルが影響します。
例えば、新しい技術を積極的に学び、習得しているエンジニアは、より効率的なアルゴリズムを実装したり、最新のフレームワークを活用して生産性を高めたりすることが可能です。
その結果、プロジェクト全体の品質向上や納期短縮に大きく貢献できます。周囲や企業からの評価も高まり、より責任のある仕事や、自身の興味のある分野に挑戦する機会も増えます。
このような好循環を生み出すためには、最初のうちにしっかりと学習することが不可欠なのです。
逆に、スキルアップを怠ると、時代遅れの技術しか扱えず、仕事の質も効率も低下し、周囲との差は開くばかりです。
2-2.いつまで経っても低賃金で働く
新人エンジニアがスキルや知識のアップデートを怠ると、結果として低賃金で働き続ける可能性が高くなります。
実力主義のIT業界では、エンジニアの価値は保有するスキルと経験によって評価されます。
新しい技術や専門知識を積極的に習得しないエンジニアは、市場価値が低いと判断され、高単価の案件やより良い待遇の企業への転職は難しくなります。
現状維持に甘んじていると、任される仕事も簡単な監視作業やテスト業務などに限定されがちです。
これらの業務は単価が低く、スキルアップにも繋がりにくいため、給与水準が低いまま据え置かれる傾向にあります。
自身の市場価値を高めていく努力を怠ると、将来的に経済的な不安を抱えることになる恐れがあります。
2-3.スキル不足だと転職で大苦戦する
新人エンジニアが最初に知識を学ぶ必要があるもう一つの重要な理由は、IT業界の技術革新のスピードが非常に速いからです。
現在主流となっている技術も、数年後には新しい技術に取って代わられている可能性は十分にあります。そのため、現在の職場で通用しているスキルだけでは、将来的なキャリアの安定は保証されません。
転職市場においては、企業は常に最新の技術に対応できる人材を求めています。
もしあなたが、現在の知識や経験の習得をないがしろにしたり、現状維持でいいやと思っていたりする場合、転職活動は非常に厳しいものになります。
今が良ければ、という考えで努めていると本当に会社の経営が苦しくなったときに抜け出すのが難しくなりますよ。
3.勉強しない新人エンジニアの末路

では、新人エンジニアが勉強しないと、どうなってしまうのでしょうか?勉強しないエンジニアの末路を見ていきます。
- 仕事が苦痛になってしまう
- より勉強が億劫になってしまう
- 時間だけ過ぎて転職が難しくなってしまう
3-1.仕事が苦痛になってしまう
エンジニアが勉強しないリスクの1つは、仕事が辛くなることです。
エンジニアとして働いていると、フレームワークやITツールなどはじめて触れる技術に出会うことがよくあります。
分からない場合はその都度、自分でキャッチアップしなければいけません。にもかかわらず、業務外で学ばなければ仕事についていけなくなり、辛い思いをします。
- チームに迷惑をかける
- 周囲のスピードについていけない
- 先輩・上司へ質問する回数が増えて億劫になる
- 同じようなミスを繰り返す
プレッシャーやストレスから仕事にいくのが苦痛となり、エンジニアを辞めてしまうケースもあります。
仕事は「できるようになった」「誰かの役に立てた」「仕事を任せてもらえた」といった充実感が得られてこそ、楽しくなるものです。そのためには、自分で積極的に学んでスキルアップしていく必要があります。
3-2.より勉強が億劫になってしまう
勉強しないエンジニアは、より勉強のモチベーションがなくなる悪循環に陥りがちです。なぜなら、分からないことがどんどん増えていくからです。
日ごろから勉強する習慣のある人は分からないことをその都度、解決しています。そのため、次にまた壁にぶつかっても、少しの勉強でキャッチアップすることが可能です。
一方で、普段から勉強していない人は分からないことがダルマ式に増えていきます。危機感を感じていざ学習しようと思っても、スムーズに勉強が進められません。
- 何から手をつければ良いか分からない
- 勉強するほど分からないことが増える
- やるべきことが多すぎて諦めてしまう
当社にも、「勉強しはじめたけど、やればやるほど分からないことが増えてどうすれば良いの?」とご相談をいただくことがあります。
勉強の苦手意識をなくすには、分からないことはすぐに解決する習慣を身に付けることが重要です。こまめに解消しておけば今後のキャッチアップがラクになり、勉強に対するハードルも下がります。
3-3.時間だけ過ぎて転職が難しくなってしまう
転職が難しくなることも、勉強しないエンジニアの末路に挙げられます。エンジニアはスキルを磨き市場価値を高めることで、キャリアアップや年収アップにつながる職業です。
わかりやすい例で言えば、ヘルプデスク歴5年、テスター歴5年。語れるスキルはありません。みたいな状況に陥ります。
そのため、勉強しなければ評価されるスキルにならずに転職しづらくなります。特に大手や自社開発など人気のある企業は、高い技術力がなければ内定を勝ち取ることは難しいです。
つまり、新人エンジニアにとって「勉強しない=キャリアの幅を狭める」ことです。日ごろからスキルアップに取り組み、できることを増やさなければ、仕事の選択肢が少なくなってしまいます。
エンジニアとして成功したいなら、自分でスキルを磨きキャリアの幅を広げる努力が必須です。
そして、市場価値の高い人材でいるためには、キャリアプランに必要な技術を積極的に身に付けることが大切です。
4.できるエンジニアは実務経験の積める会社に入る

勉強を続けるモチベーションを保つ秘訣は、実務経験が積める企業に入ることです。理由は大きく3つです。
- 実務で活かせると、自分の成長を感じられる
- 成果が出れば、勉強のモチベーションが上がる
- 学んだことをアウトプットすることで定着率が上がる
勉強は、実践する場があるからこそ継続できるものです。
例えば、英語の勉強をはじめたものの、実際に会話をする機会がなくて挫折したという経験はないでしょうか?仕事も同様に、勉強したものを活かせなければモチベーションが長続きしません。
また、実務経験を積めると、自分が身に付けるべきスキルを把握することも可能です。現場でリアルに必要とされている技術を学習すれば、新しい仕事に挑戦するチャンスもつかめるようになります。
ただし、IT企業の中には実務経験を積めない会社もあるので、企業選びはしっかり行うことが大切です。
確実に実務経験が積める企業を見抜くためには、業界・企業に精通したIT特化型の転職・就活エージェントへ相談することをおすすめします。
ユニゾンキャリアは、IT業界に特化した転職・就職支援サービスです。ご相談から内定まで「完全無料」でご利用いただけますので、エンジニアへの転職で悩んでいる方はお気軽にお問い合わせください。
5.文系もできる勉強のモチベーションが上がらない理由と対処法

現役エンジニアの方から、「将来のために勉強したいけど、モチベーションが上がらない」とご相談いただくことがよくあります。
ここでは、私がエンジニア時代に経験したことをもとに、モチベーションが上がらない理由と対処法を解説します。
5-1.仕事が億劫で勉強のモチベーションが上がらない
勉強のモチベーションが上がらない要因の1つは、仕事でやりがいを感じられていないことです。仕事が楽しくなければ、「できるようになりたい」「成長したい」と思えないため、勉強のモチベーションは上がりません。
では、仕事が楽しくない要因は以下の3つです。
- 分からないことが多すぎる
- 成長が実感できない
- 仕事内容が自分に合わない
能力不足や成長を実感できないことが原因で仕事にやりがいを感じられない場合は、勉強してスキルアップに取り組む必要があります。
足りない知識や苦手な分野のスキルを磨けば結果が出るようになり、仕事を楽しく感じられるケースが多いです。
勉強するときは、まずは今の仕事ですぐに活かせる知識・スキルの習得を目指してみてください。
例えば、開発系エンジニアならプログラミングスキルを磨いたり、インフラ系エンジニアならCCNAやLPICなどの資格を取るのがおすすめです。
ただし、仕事内容があなたに合っていない場合は、異動や転職を検討する必要があります。
5-2.所属している企業に不満がある
勉強のモチベーションが上がらない原因は、所属している企業にあることもあります。
- 成果が給料に反映されない
- できることが増えても、新しい仕事を任せてもらえない
- 新しいことを学んでも、実践する場がない
- 残業が多く、勉強時間を作れない
- そもそも実務経験を積めない
せっかく一生懸命勉強したのに、結果が出なければモチベーションを保つのは難しいですよね。
また、残業の多い企業では勉強時間が取れないだけでなく、激務で体調を崩す恐れもあります。
企業側に原因があり、自分でどうしようもない場合は働く環境を変えるのも1つの手段です。
エンジニアを大事にしている企業へ転職することで、新しい刺激を受け勉強に対するモチベーションが生まれやすくなります。
所属する企業に原因があるなら、手遅れになる前に自分から行動することが大切です。
6.エンジニア転職はユニゾンキャリアに相談を
もし、現役エンジニアで「努力しているのに評価されない」「勉強時間がない」と悩んでいるなら、優良企業への転職を検討してみてください。
転職することで今の悩みを解決でき、仕事や勉強のモチベーションが上がることも多いです。転職する際はしっかり自己分析・企業分析を行い、同じことを繰り返さないことが重要です。
「今の会社じゃなければ良い」という理由だけで、安易に転職すると後悔することになります。とはいえ、自己分析や企業分析を1人で完璧にこなすのは難しいです。
自信を持って企業選びをしたい方は、プロであるIT転職エージェントへ相談してみてください。
ユニゾンキャリアは、IT業界に特化した転職支援サービスです。1人ひとり丁寧にカウンセリングを行い、あなたのキャリアを実現できる優良企業を紹介いたします。
当社サービスを利用し、転職を成功させた方のインタビューを一部抜粋して紹介します。

成功者インタビューより
-転職しようと思ったきっかけを教えてください
自分の仕事の範囲を広げて、新しいことを学び、スキルを身に付けたいと思ったのが転職を考えるようになったきっかけですね。
今の会社に不満があったわけではないんですが、「もっと自分を高めたいなぁ」という気持ちが芽生えてきたんです。現在の職場では得られる知識や経験に限界を感じ始めていて、もっと幅広いスキルを習得したいと考えたのが始まりでした。
それに、同じ思いを共有できる仲間と一緒に仕事をしたいという思いもありました。
-転職活動時に不安だったことはありますか?
転職活動で一番の不安は、自分の経歴の説明と面接のことでしたね。
まず、経歴に関しては、いろんな業界で経験を積んできたから、履歴書を見ると少し複雑に見えるかもしれないんです。これを面接でうまく話せるかどうか、そして、なぜこの転職が自分にとって意味があるのかを納得のいく形で説明できるかがすごく心配でした。それぞれの経験がどうやって今回の転職に繋がるのか、論理的で説得力のあるストーリーを作るのは、正直自信がなかったんです。
次に、面接の不安ですが、これは多くの転職者が共感すると思います。特に私の場合、面接で何を話すべきか、どんな質問がされるのかが予測できなくて、面接練習もしたことがなかったから、どう対応すればいいのかわからなかったんです。正直に答えるのが一番いいとは思うんですが、それが時には自分に不利になるかもしれないっていう心配もありました。
転職活動の進め方、履歴書の書き方、面接のコツなど、具体的なアドバイスが少なくて、どうやって準備を進めればいいのか、どの情報を信じればいいのか判断が難しかったですね。
-現職に決めた理由は?
現職を選んだ理由は、面接の際に人事の方々の優しさや配慮深さに非常に好感を持ったからなんです。この会社の人事の方は特に気を遣ってくれて、学びたい、働きたいという私の意欲を尊重してくれました。
私が求めていたのは、スキルを身につけられる環境で、この会社はまさにそれを提供してくれそうだと感じたんです。彼らのビジョンや人間性に共感して、この人たちのもとでなら頑張れると直感的に感じたんですよね。
以前はSI業界に対してあまりいいイメージを持っていなかったんですが、SESやSIの違いについて土肥さんから詳しく聞いて、自分の適性に気づくことができました。
土肥さんとの面談を通じて、自分自身について深く理解する機会を得られたこと、そしてそれがこの職場選びに大きく貢献したことは、本当に価値のある経験でした。結果として、私の能力を発揮して、成長できる場所を見つけることができたんです。
ユニゾンキャリアは、ご相談から内定まで「完全無料」でご利用いただけます。エンジニア転職や勉強で悩んでいる方は、経験者・未経験者問わずお気軽にご相談ください。