
最終更新日:2025.06.30
エンジニア1年目の年収は低い?転職で年収が上がるか解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリアの編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- エンジニア1年目の年収は低い?
- エンジニア1年目で転職して年収は上がる?
- どうしたら年収が上がるか教えて!
エンジニアとして働きはじめて1年が経ってスキルが身に付いたにも関わらず、年収が上がらないのは悔しくないですか?
少なくてもエンジニア1年目の年収相場と同程度はほしいですよね。
エンジニアとしての経験が浅くても、あなたの市場価値が過小評価されていたら年収があがります。
実際問題、エンジニア1年目の年収相場はいくらで、どのくらい年収が上がる余地があるのでしょうか?
記事の要約
本記事では、「エンジニアとしての経験が浅い方」を対象に、エンジニア1年目の年収相場や、年収を上げる方法、入社1年目だと年収が低い理由について解説していきます。

1.エンジニア1年目の年収相場
エンジニア1年目の年収相場を知ることは、自身の待遇が適正かどうかを判断するための第一歩です。
ここでは、リアルなエンジニア1年目の年収相場について解説します。
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1-1.1年目は年収300~350万円が相場
未経験からエンジニアになった場合、1年目の年収は300~350万円が相場です。
月収に換算すると、おおよそ25万円前後となります。この金額は、あくまで基本的な業務をこなせる段階での評価です。
この年収には、企業があなたの研修にかけた教育コストや、まだ一人前ではないことも反映されています。そのため、最初の1年間は、ほかの業界と比べて特別に高い給与水準とはいえません。
もしあなたの年収が相場の範囲内であれば、現時点では平均的な年収といえます。
問題はここから先、2年目、3年目にどう年収を上げていくかです。
1-2.1年目で年収400万円以上は少数派
未経験から1年目で、年収400万円以上を得ているエンジニアは少数派です。
あなたが、年収400万円以上なら、待遇のいい会社にいるか、あるいは、ずば抜けた成果を出したかのどちらかです。
1年目から年収400万円以上を提示する企業には、いくつかの特徴があります。例えば、以下のようなケースが当てはまります。
- 高い専門性が問われる職種
- 採用競争が激しい人気企業
- 実力主義のベンチャー企業
これらの企業は、未経験採用であっても、入社時点から高いレベルを求める代わりに、高い報酬を用意します。
誰もが入れるわけではありませんが、自身のスキルに自信があるなら、高年収の企業を目指すのもひとつの選択肢です。
ただし、その分、入社後のプレッシャーも大きいことは覚悟しておく必要があります。

2.年収相場より低いなら転職で年収アップ
エンジニア1年目の年収相場が300~350万円であるにも関わらず、あなたの年収が相場を下回っている場合、転職することをおすすめします。
なぜなら、1年目の社員に相場以下の給与しか支払わない企業は、その先の昇給も期待できない可能性が高いからです。会社の給与テーブルや評価制度そのものに、問題があると考えられます。
そうした会社に長く留まっても、あなたの評価が正当に行われることはなく、時間だけが過ぎていくことになります。
「まだ1年しか経験がないのに、転職なんてできるのだろうか?」そう不安に思う気持ちも分かります。
しかし、エンジニアは、わずか1年の実務経験であっても、あなたの市場価値を大きく高めます。
あなたは、もはや「未経験」ではありません。実務経験を持つエンジニアとして、今よりも良い条件の会社に転職することは十分に可能なのです。
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3.エンジニア1年目の年収が低い理由
エンジニアの年収は、高そうなイメージとは裏腹に、1年目の場合は決して高いとはいえません。
その背景には、いくつかの理由があります。エンジニア1年目の年収が低い理由は、以下の通りです。
- 教育コストがかかり年収が低い
- まだ一人前ではなく年収が低い
- 中途未経験だと足元をみられる
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3-1.教育コストがかかり年収が低い
企業が未経験の方を一人前のエンジニアに育てるまでには、多大な教育コストがかかります。
あなたの年収が低い理由のひとつは、このコストが考慮されているためです。
例えば、入社後に行われる数ヶ月間の研修です。その間のあなたの給与はもちろん、研修を担当する講師の人件費や、教材費なども、すべて会社が負担しています。
あなたは給料をもらいながら、無料でITスクールに通っているような状態なのです。
企業は、この初期投資をあなたが将来的に活躍して生み出す利益で回収しようと考えています。
そのため、まだ利益に貢献できていない段階で年収が低めに設定されるのは、ある意味で仕方がない側面もあります。

3-2.まだ一人前ではなく年収が低い
エンジニア1年目は、まだ一人前のプロフェッショナルとは見なされません。先輩の指示のもとで業務を覚え、時にはミスをしながら、仕事を学んでいる「見習い期間」です。
あなたが業務で分からないことがあれば、先輩社員が自分の時間を割いて、あなたに指導します。あなたがミスをすれば、チームのメンバーがそれをカバーします。
このように、1年目のうちは、あなたが会社に貢献する価値以上に、周りの社員があなたにかけるコストの方が大きいのです。
これはすべての新人が通る道です。こうした見えないコストが、年収に反映されているのを知っておく必要があります。
一人で業務を完遂できるようになって初めて一人前のエンジニアとして評価されます。

3-3.中途未経験だと足元をみられる
未経験からの転職の場合、「早くエンジニアになりたい」という弱みにつけこんで、低い年収を提示する企業が存在します。
特に、IT業界の知識が少ない応募者に対して、「未経験なら、このくらいの給与が普通ですよ」と言って、相場よりも低い条件で契約しようとするケースもあります。
これは、完全に「足元を見られている」状態です。
こうした事態を避けるためには、あらかじめエンジニアの年収相場を知っておくことが何よりも重要です。
会社の言いなりになるのではなく、対等な立場で交渉するためにも、まずは相場観を身に付けてください。
4.エンジニアの年収が低い原因は会社?
1年目の年収が低いのは、教育コストなどが理由であり、ある程度は仕方がありません。
しかし、年収が相場より低い原因はあなた個人ではなく、会社にある可能性が高いです。
エンジニアの努力や成長が、年収にまったく反映されない。そうした会社には、構造的な問題が潜んでいます。
例えば、SES企業の場合、多重下請け構造が、あなたの年収を低く抑えている原因です。元請けの企業から、2次請け、3次請けと仕事が流れてくる過程で、各社が中間マージンを抜いていきます。
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あなたがどんなに現場で高く評価されても、所属する会社が下請けの深い階層にいる限り、年収も上がりません。
また、規模の小さい受託開発をメインにしている会社なども、社員に十分な給与を還元する体力がありません。
このように、個人の努力ではどうにもならない会社のビジネスモデルが、あなたの年収を下げている原因となっているケースが非常に多いのです。
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5.エンジニア経験1年でも年収を上げる方法
今の会社で昇給を待つだけだと、いつ年収が上がるのかが分かりません。年収アップを運任せにはしたくないですよね。
ここでは、会社任せではなく、自らの手で年収を上げていく方法を解説していきます。
- 資格取得でポテンシャルを示す
- 上流工程の経験を積む
- 年収が高い企業への転職
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5-1.資格取得でポテンシャルを示す
特に経験が浅いエンジニアが資格を取得すると、年収アップへのインパクトが大きいです。
なぜなら、まだ一人前といえる知識を持っていないため、資格の取得によって必要な知識を身に付けられるからです。
一口にエンジニアといっても、開発エンジニアとインフラエンジニアによって、以下のように取得したい資格が異なります。
職種 | おすすめ資格 |
---|---|
開発エンジニア | ・Java Silver ・Java Gold ・ORACLE MASTER Silver ・Python3エンジニア認定実践試験 |
インフラエンジニア | ・CCNA ・CCNP ・LPIC-1~3 ・LinuCレベル1~3 |
エンジニア1年目で上記の資格を複数取得していると、市場価値は跳ね上がります。
最低でも開発エンジニアならJava GoldやPython3エンジニア認定実践試験、インフラエンジニアならCCNAとLPIC-1を取得していると、2年目に年収を相場より上げられる可能性が高いです。
今の仕事に満足せず、常に新しいスキルを学んでいるあなたの姿勢を評価してくれる企業は多くあります。
そのため、今のあなたの市場価値を高めてくれる資格を取得することが大切です。
5-2.上流工程の経験を積む
年収を上げるためには、運用・監視といった「下流工程」から、構築・設計といった「上流工程」の経験を積むことが必要です。
なぜなら、上流工程のほうが、より高い専門性と責任が問われ、それに伴い、エンジニアの年収も高く設定されるからです。
今の会社で、上流工程の業務に挑戦できるチャンスがあるかを確認してみてください。
例えば、小規模なサーバー構築の案件を手伝わせてもらう、先輩の設計作業に同席させてもらう、といった行動です。すぐに評価に繋がらなくても、その経験は必ずあなたの血肉となります。
もし、今の会社で上流工程に挑戦する機会がないのであれば、それこそが転職を考えるべきサインです。
あなたを成長させてくれない会社に、長く留まる必要はありません。
5-3.年収が高い企業への転職
もし手っ取り早く年収を上げたいのなら、年収水準の高い企業へ転職することです。
今いる会社の給与テーブルが業界水準よりも低い場合、どれだけ頑張っても、大幅な年収アップは期待できません。
会社そのものが、あなたの年収の上限を決めてしまっているのです。しかし、一歩外に目を向ければ、あなたの経験を今よりも高く評価してくれる企業は存在します。
特に、成長中のベンチャー企業や、エンジニアへの還元率が高いSES企業などでは、1年目からでも、あなたのスキルとポテンシャルに見合った、高い年収を提示してくれます。
もし自身の市場価値が分からないのであれば、ユニゾンキャリアにご相談くださいあなたの年収が転職によって上がるのか下がるのかをお伝えできます。
6.エンジニア2年目以降の年収相場
転職によって、あなたの年収は、2年目、3年目と、どのように上がっていくのでしょうか?
ここでは、1社目で基礎を固め、2年目以降にステップアップした場合の、年収相場を紹介します。
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6-1.2年目の年収相場は350~380万円
エンジニア経験が2年目になると、年収相場は350〜380万円に上がります。
1年目の実務経験を通じて、スキルが身に付き、一人で基本的な業務をこなせるようになった、と評価されるためです。
もはや、あなたは「未経験の方」ではありません。「若手のエンジニア」として、転職市場から価値を認められます。この段階で、より良い条件や、上流工程などの新しい業務経験を求めて、最初の転職を経験する方も少なくありません。
1年間の経験は、あなたが思っている以上市場価値が高いです。
自信を持って、自身の市場価値を評価してくれる会社を探すことをおすすめします。
6-2.3年目の年収相場は380~420万円
エンジニア経験が3年目になると、年収相場は380〜420万円、あるいはそれ以上を目指せます。
このレベルになると、若手から「中堅エンジニア」への入り口に立った、と見なされます。
3年目には、上流工程などのより専門性の高い業務を任されるようになります。この上流工程の経験があなたの市場価値をさらに高めます。
また、後輩の指導などを任される機会も出てきます。技術力だけでなく、チームへの貢献も評価されるようになります。
3年間の経験はキャリアの選択肢を大きく広げ、より高い年収を目指すための土台となるのです。
7.エンジニアの転職はユニゾンキャリア
エンジニアとして年収を上げていくために転職をしようにも、転職に失敗する恐れがあるので、一歩を踏み出せないものです。
そんなときは、ITエンジニア転職のプロ「ユニゾンキャリア」に、お気軽にご相談ください。
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7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、誠にありがとうございます。
「自分の市場価値は、もっと高いはずだ!」と感じながらも、エンジニアとしての経験が1年だけだと、転職に踏み切れないでいる方も少なくありません。
その1年という経験を武器に変え、あなたの年収アップ実現をお手伝いをするのがユニゾンキャリアです。
ユニゾンキャリアでは、以下のような転職支援を行っています。
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7-2.エンジニア経験1年からの転職成功事例

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけは何ですか?
年収を上げたかったですし、上流の仕事をしてみたいという思いがあったからです。
また、前職では「もっとスキルを身につけたい」という思いの方が周りにあまりいなくて…自分とのやる気の差を感じて頑張りづらさがあったので、転職してモチベーションの高い人達と働きたい!という気持ちも強かったですね。
年収はいくら上がりましたか?
年収は120万円以上アップしました!前職の年収は大体300万円ほどで、現職の年収は残業代無しで420万円ほどになります。
そして、4月からPL(プロジェクトリーダー)になることが決まっていて、年収は約480万円まで上がる予定です。もちろん残業代は入っていなくてこの年収なので、残業代もプラスされると500万円くらいは行くと思います。
今後の目標やキャリアパスを教えてください!
ネットワークだけでなく、サーバーやクラウドの経験を積み、インフラエンジニアとして関わることができる業務範囲を広げたいと考えています。
あとは、マネジメント能力を身につけるために、PL(プロジェクトマネージャー)の経験を積んでいきたいです。
というのも、スキルを身につけ、マネジメントの経験を積めば、その後は何にでもなれます!と、担当キャリアアドバイザーの佐瀬さんが言っていたので…キャリアの選択肢を増やすために頑張りたいと思っています。
あと、嘘か本当かは分からないですけど、ネットで調べると「SESは終わり」だとか「フリーランスは終わり」だとか色々出てくるじゃないですか。
でもこれから先、何十年とエンジニアをやっていくとなったら、状況もどんどん変わっていくと思うんです。その時に、いつでも柔軟に動けるようになれれば良いな、という感じです。
「何にでもなれる」を目標に、これからもコツコツ頑張っていきます!
ユニゾンキャリアでは、あなたの希望と異なる求人に応募させる、転職を急かすといったことは一切ありません。
自身のペースで、納得のいく転職ができるように、企業を厳選して紹介します。ぜひお気軽にお問い合わせください。