
最終更新日:2025.07.17
運用監視オペレーターが底辺といわれる理由は?経験者の口コミやリアルな給料を紹介

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- 運用監視オペレーターは本当に底辺?
- なぜ運用監視オペレーターは底辺なの?
- 運用監視オペレーターから脱出するには?
ネットやSNSでは「運用監視オペレーターはIT業界の底辺だ」「運用監視オペレーターはやめとけ」という声が挙がっていますが、果たして本当でしょうか?
ネガティブなコメントを見たことで不安が募り、このまま仕事を続けてもいいか迷う方も多いはずです。
記事の要約
本記事では「運用監視オペレーターの仕事が底辺に感じた方」を対象に、本当に底辺なのか、脱出する方法はあるのかを解説します。

1.運用監視オペレーターはIT業界の底辺って本当?
はじめに、SNSに寄せられた運用監視オペレーター経験者のコメントを中心に、底辺と感じてしまう理由を解説します。
- IT業界を知らないと底辺と思いがち
- キャリアを知らないと底辺と思いがち
- 転職先を間違えると底辺と思いがち
- 学習意欲がない方ほど底辺と思いがち
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1-1.IT業界を知らないと底辺と思いがち
運用監視オペレーターは、IT業界の実態や雇用形態を知らない場合、底辺の仕事だと誤解されることがあります。
IT業界ではシステムの稼働が24時間365日体制であることが多く、企業によっては深夜の時間帯や、土日、祝日に勤務しなければなりません。
実際にIT業界に入ったばかりの運用監視オペレーターは、朝5時に出勤したり、祝日に仕事をする働き方に驚いたとコメントしていました。
特にフレックスタイム制やフルリモートの働き方に期待している方は、運用監視オペレーターの現実に苦しみがちです。
中には日勤・土日休みで働く運用監視オペレーターもいますが、シフト制で働くことを想定しておかないと、入社後に後悔してしまいます。

1-2.キャリアを知らないと底辺と思いがち
運用監視オペレーターから年収やキャリアを高める方法を知らないと、「この仕事には未来がない」と感じやすいです。マニュアルに沿って作業を進めることが多い運用監視オペレーターは、スキルや収入が伸びづらい実情があります。
しかし、運用監視オペレーターから保守業務にステップアップする方や、インフラエンジニアとして上流工程に転職した方がいるのも事実です。
実際にSNSでは、運用監視オペレーターからインフラを構築する社内SEに転職し、その後データベースエンジニアにキャリアチェンジした方もいます。
データベースエンジニアへの転職は稀ですが、運用監視オペレーターのキャリアの可能性を知るだけでも、仕事のモチベーションは変わります。

1-3.転職先を間違えると底辺と思いがち
運用監視オペレーターの働き方や給料は、企業ごとに大きな差があります。
実際に筆者の友人は、夜勤ありのオペレーター業務を3年間年収300万円でこなしていましたが、4年目の転職活動では、土日休みの企業に年収550万円で内定しました。
友人の場合、前職でサーバー障害の復旧やログ解析の実務を担当していたため、一度の転職で大幅な年収アップにつながったそうです。
たった一度の転職で年収が2倍近くに上がるのはうれしいですよね。しかし裏を返せば「自分のスキルを企業に安く買い叩かれていた」とも考えられます。
スキルや経験に見合った給料を支払い、日勤・土日休みで働ける企業が一般的ですが、経験を積んでも年収が伸びづらい企業も存在します。

1-4.学習意欲がない方ほど底辺と思いがち
運用監視オペレーターの仕事は、システム障害が発生しなければ業務に余裕が生まれ、スキルアップのための自習や資格勉強の時間を作りやすい特徴があります。
しかし、この時間をスキルアップに使わずサボってしまうと、企業の評価が変わらず、年収アップや保守業務へのステップアップが難しくなります。
SNSでは「運用監視オペレーターは暇」「業務中にアニメ鑑賞ばかりしている」といった声があり、仕事そのものを底辺だと揶揄する投稿が見られました。
学習意欲がなければ、業務内容も評価も変わらず、底辺の仕事のように感じるのは当然です。
もしあなたが運用監視オペレーターの仕事に引け目を感じているのであれば、「業務の隙間時間がキャリアが左右する」と考え直す必要があります。
ただ、どんなキャリアがあるか分からないとなかなか勉強する気も起きませんよね。ユニゾンキャリアでは、IT業界に精通したアドバイザーが、あなたの志向に合うキャリアプランを紹介します。
2.底辺だと感じるのは企業の待遇の悪さが原因
運用監視オペレーターが底辺だと感じる原因には、所属する企業の待遇にあることも少なくありません。
前章で解説した通り、IT業界の中には、スキルを正当に評価しない企業や、夜間・休日問わず勤務させる企業が存在します。
筆者は日勤の土日休みで運用・監視業務をしていたため、SNSに投稿された運用監視オペレーターのコメントに驚きました。
入社する企業によって、働き方や待遇に差があるのはどの職種も同じですが、特に運用監視オペレーターはこの傾向が顕著です。
企業の給与制度や働き方まで含めて判断し、それでも底辺に感じた場合には転職することをおすすめします。
ユニゾンキャリアでは、ITエンジニア専門の転職支援サービスを行っています。
IT業界の転職に精通したキャリアアドバイザーが、求人紹介から内定までマンツーマンでサポートしているので、転職を考えている方はぜひご活用ください。
3.運用監視オペレーターが底辺に感じる瞬間
ここでは、多くの運用監視オペレーターが底辺に感じる瞬間を5つ紹介します。
「運用監視オペレーターの働き方や立場に悩んでいるのは自分だけではない」と知るだけでも、今の気持ちがスッと軽くなるはずですよ。
- マニュアル業務しかやらない
- 社内研修がなくて自習が中心
- ITと無関係の仕事に思える
- 給料が上がらず失敗したと思う
- エンジニアから見下される
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3-1.マニュアル業務しかやらない
運用監視オペレーターはマニュアルに沿って作業を進めることが多いため、誰でもできる仕事だと誤解されやすいです。
実際の業務は、障害の発生状況を確認して関係部署に報告したり、エラーの内容をExcelに集計することが多いですよね。このような業務はスキルアップしづらく、自分の成長を実感しづらいデメリットがあります。
「誰がやっても同じ結果になるのでは…」「いずれAIに仕事を奪われるのでは…」といった不安が、底辺の仕事だと誤解する原因のひとつです。
企業に評価されたり、周りの社員に感謝される機会が減ってしまえば、自己評価が下がるのも無理ありません。

3-2.社内研修がなくて自習が中心
社員がスキルアップできる場を整備する企業があれば、社内研修を一切用意しない企業も存在します。
特に運用監視オペレーターに対して「マニュアル通りに作業ができれば十分」と考える企業は、教育体制が整っておらず、スキルアップを本人任せにすることが多いです。
また、たとえ研修があったとしても、入社直後の基礎研修のみにとどめ、配属後はスキルアップできないケースもあります。
一方、社内研修がある企業は、インフラ構築の基礎や最新の技術が学べるため、保守業務や上流工程にステップアップしやすくなります。
社内研修があれば、教育担当のエンジニアからアドバイスがもらえますが、教育体制を整備しない企業では技術の相談もできず、上流工程へのステップアップが難しくなります。

3-3.ITと無関係の仕事に思える
所属する企業や配属先によっては、運用監視オペレーターの業務がITと無関係に感じることがあります。
日々の仕事は、マニュアル通りに報告書を作成したり、エラー情報をExcelに集計するなど、OAスキルだけで完結できる業務が多くなりがちです。
システムに異常が発生したときには、アラートの内容や時系列を報告書にまとめるだけで、一日のほとんどが終わってしまうこともあります。
顧客のシステム監視を行う現場や、社外の配属先で働く場合には、顧客の問い合わせにも対応するため、ヘルプデスクのように働くことも珍しくありません。
ITとかけ離れた仕事が多くなると、運用監視オペレーターの仕事は底辺だと錯覚してしまいます。

3-4.給料が上がらず失敗したと思う
運用監視オペレーターは、スキルアップして転職しない限り、給料が上がりづらい職種です。特に運用監視オペレーターを軽視する企業の場合、3年、5年と勤務しても給料が全く変わらないこともあります。
零細企業で働く筆者の友人は、シフト制の運用監視オペレーターとして3年間勤務していましたが、年収は300万円台からほぼ変わりませんでした。
社内にスキルアップできる環境がなかったり、運用監視オペレーターを評価しない企業に入ってしまえば、資格を取得して転職しない限り収入アップが実現しづらいです。
運用監視オペレーターが底辺に感じるかどうかは、「昇給の基準が確立されているか」「会社の利益を社員に還元する仕組みがあるか」によって変わります。

3-5.エンジニアから見下される
IT業界では「システムの設計や開発こそが花形」という価値観を持った方が一定数います。
そのため、マウントを取ってくるようなエンジニアが社内にいる企業では、運用監視オペレーターの仕事が見下されると感じることがあります。
実際に未経験からIT企業に転職した友人は、保守業務を担当する中で先輩のエンジニアに「そんなのもできないのか」と嫌味をいわれたことがあるそうです。
社内の人間関係が劣悪な環境では、運用監視オペレーターに対して「誰でもできる仕事」「替えが効く」といった誤解が生まれやすく、肩身が狭くなってしまいます。
運用監視オペレーターはシステム障害に対応するため、誰もがインフラの基礎知識を持っていますが、ルーチンワークが多いことからスキルが評価されづらいです。
上流・下流がはっきり分かれているIT業界では、高慢な態度を取るエンジニアが社内にいる場合、運用監視オペレーターが理不尽な扱いを受けやすくなります。

4.年収が上がる企業なら「底辺」ではない!
運用監視オペレーターを評価する企業ならば、年収が上がりやすく、底辺に感じることはありません。
厚生労働省のjobtagによると、運用監視オペレーターの平均年収は628.9万円であり、国税庁が調査した日本全体の平均年収460万円と比較すると高い水準です。
運用監視オペレーターの平均年収が高い理由は、システム障害の切り分けやログの分析などの業務を通じて、インフラの運用に欠かせない知識が身に付くからです。
運用監視オペレーターの知識を評価する企業や、保守業務にステップアップできる企業なら、スキルも年収も上がりやすくなります。
今の待遇に不満を感じるなら、転職でスキルや知識を正当に評価してくれる企業を探すことからはじめてください。
ユニゾンキャリアでは、ITエンジニア専門の転職支援サービスを行っています。
ユニゾンキャリアには企業の人事担当者とのヒアリングを通じて、評価制度などの内部情報を把握している転職アドバイザーが在籍しています。
あなたのスキルを評価する企業を紹介します。ぜひお気軽にご相談ください。
参照:厚生労働省
参照:国税庁
5.運用監視オペレーターから脱出する方法
もしあなたが底辺に感じる運用監視オペレーターから抜け出したいと考えているなら、以下の3つの方法を試してみてください。企業からの評価が高まり、年収アップが実現するはずです。
- 資格を取得して市場価値を上げる
- 障害対応の二次切り分けを担当する
- 3年以内に転職をして底辺から脱出
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5-1.資格を取得して市場価値を上げる
運用監視オペレーターは、インフラの資格を取得すると企業から評価されます。なぜならマニュアルに沿って作業を進める仕事が多いため、職務経歴書だけでスキルを判断できないからです。
TOEICのスコアが高ければ英語力のポテンシャルを評価できるのと同様に、インフラの資格を持っていれば、企業は一定の知識があると判断できます。
特に運用監視オペレーターは、「CCNA」「LPIC-1」「LinuCレベル1」などの資格を持っていれば、インフラの保守業務に必要な知識が身に付きます。
これらのインフラの資格を取得することで、あなたのスキルが可視化されて企業からの評価につながり、運用監視オペレーターからステップアップできるのです。
5-2.障害対応の二次切り分けを担当する
障害対応の二次切り分けを担当することで、監視業務から運用、保守業務へとステップアップできます。
二次切り分けは、システム障害の根本的な原因を特定する業務であり、インフラの知識や、システムのログからエラーの原因を特定する分析力が必要です。
「エラーの原因を特定して解決策まで提案する」「ログからシステム障害の影響範囲を特定できる」というレベルに達すれば、社内の評価も市場価値も高まります。
上司に相談することで二次切り分けの業務を任せてもらえる可能性もあるので、現場によっては資格を取得して転職するよりも早く保守業務にステップアップできます。

5-3.3年以内に転職をして底辺から脱出
底辺に感じる運用監視オペレーターを脱出するには、3年以内に転職することが重要です。
運用監視オペレーターの仕事は、インフラの基礎知識が身に付く魅力がありますが、3年もすれば一通り学べてしまうのも事実です。
マニュアルに従うだけの業務を長く続けると、スキルアップの機会が減り、企業の評価も上がらなくなってしまいます。だからこそ、一定の知識や経験を積んだタイミングで転職することが、運用監視オペレーターからの脱出で欠かせません。
入社後の3年以内にインフラの基礎知識を身に付けて、運用監視オペレーターを評価する企業や、保守業務にステップアップできる企業に転職してください。早めの行動が、底辺に感じる企業から脱出するカギです。
6.なぜ運用監視オペレーターは底辺と誤解されるのか?
最後に、運用監視オペレーターが底辺と誤解される理由を3つにまとめました。
「運用監視オペレーターは底辺の仕事だ」という自身の誤解を解けば、資格勉強や転職活動に前向きに取り組めるはずですよ。
- エンジニアではなくオペレーターと見られる
- 企業のキャリアアップ支援がない
- 誰でもなれる職業で見下されがち
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6-1.エンジニアではなくオペレーターと見られる
「オペレーター」という名称が、エンジニアとはかけ離れた立場だと誤解される原因のひとつです。
求人票では「オペレーター」「監視要員」と記されることが多く、それだけで「誰でもできる仕事なのでは?」と思われやすくなります。
特にシステム障害が発生したときには、インフラの知識を駆使して業務を遂行しますが、ルーチンワークが多いためヘルプデスクのように扱われることがあります。
「オペレーター」という呼び方が誤解を招き、運用監視オペレーターの仕事を軽視する企業も存在するのです。

6-2.企業のキャリアアップ支援がない
企業の中には「運用監視オペレーターはマニュアル業務ができれば十分」と考え、資格取得やスキルアップを個人に丸投げするケースがあります。
実際に筆者は研修制度があり、資格手当も満額支給される企業に勤めていましたが、友人の運用監視オペレーターは社内研修が一切なく、資格取得もすべて自己負担でした。
もちろん、資格支援の制度がない代わりに年収を高く設定している企業もあるため、制度の有無だけで企業を評価することはできません。
ただし、スキルアップできる制度が整っていない企業では「この先も成長できないのでは」と不安に感じることがあります。
社内研修や資格手当の有無は企業によって異なるため、求人を見るときは、企業の研修制度や福利厚生の有無を確認すると安心です。

6-3.誰でもなれる職業で見下されがち
運用監視オペレーターは未経験から転職できる職種であることから、誰でもできる仕事と思われることがあります。
求人の多くは具体的なスキルや資格を応募条件に明記していないため、エンジニアなどの職種と比べると転職の難易度が低くなりがちです。
業務内容には、システムエラーの集計や障害発生時の関係部署への連絡など、定型的な作業も多く含まれます。
システム障害が起きたときには、インフラの知識を駆使して対応しますが、ルーチンワークが基本なので「スキルは不要な仕事」と誤解されやすいです。
「未経験でも転職できる=価値が低い」というイメージが、運用監視オペレーターの評価を不当に下げている原因になっています。

7.運用監視オペレーターの転職ならユニゾンキャリア
運用監視オペレーターからの転職を考えている方は、ぜひユニゾンキャリアをご活用ください。
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7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。
運用監視オペレーターとして働いている方の中には、「今の仕事が底辺に感じる」「5年後、10年後に年収アップできる見込みがない」と悩む方が多いです。
頑張って働いても評価されず、スキルも身に付かない企業では、年収アップもキャリアアップも叶わなくなります。だからこそ1日でも早く、運用監視オペレーターを評価してくれる企業に転職することが重要です。
とはいえ、どの企業が自分を評価してくれるのか、どの求人を選べば良いかを見極めるのは簡単ではないですよね。ユニゾンキャリアではIT業界に精通した転職アドバイザーが、あなたの経験やスキルに合った求人を紹介しています。
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7-2.運用監視オペレーターの転職成功事例

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください!
前職で入っていた案件の終了が分かったタイミングで転職を決意しました…!
次の案件に参画できないまま待期期間が発生すると「月給が6割に減額される」ことについて、このとき前職の営業からはじめて知らされたんです。
こんな大事なこと、入社前に教えてくれない企業だと分かって、不信感を抱きました…。
不信感のある企業で働き続けられないので、すぐ転職活動を始めたんです。
年収はいくら上がりましたか?
年収は100万円ぐらい上がりました!
前職は賞与がなかったのですが、現職は年2回賞与がある会社で…!
賞与があるのは嬉しいですね。モチベーションにもつながりますし。
今後は、しっかり貯金もできるようにしたいと思ってます笑
選考を進めるうえで必要だと感じたスキルや資格は何ですか?
インフラ関連の資格をいくつか取得していたのが評価されたんだと思います。
佐瀬さんからも「LPIC-2を取っていたのが評価されましたよ」と教えてくれました。
実際に、資格取得について話したときに面接官から食いつきが良かったんで、資格があるとこんなに評価されるんだと実感しましたね。
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