最終更新日:2025.11.14
Healthtech業界のエンジニア転職完全ガイド!今おすすめな理由や成功の秘訣を解説
IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- Healthtech業界がエンジニア転職でおすすめな理由とは?
- Healthtech業界のエンジニア転職を成功させるポイントとは?
- Healthtech業界の転職で重要な企業選びのポイントとは?
Healthtech業界は医療とITという専門性が高そうな分野で、もし転職に失敗したらどうしようと、一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか?
結論からいえば、ITエンジニアとしての経験を持つ方なら、適切な準備をすればヘルステック業界への転職は十分に可能です。
とはいえ、医療分野の専門知識が必要とされているのではないかと、不安を感じるのも無理はありません。
しかし、成長市場だからこそ「どんな企業を選ぶか」「どんなスキルを身に付けるか」という最初の選択が重要です。
記事の要約
本記事では、Healthtech業界への転職をお考えの方を対象に、エンジニア転職を成功させるコツや企業選びで重要なポイントを解説します。

1.Healthtechとは?エンジニア転職で大注目なワケ
Healthtech(ヘルステック)とは、Health(健康・医療)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、IT技術を活用して医療やヘルスケアの課題を解決する分野のことです。
Healthtechが今、エンジニアの転職先として注目を集めている理由は、社会貢献性の高さと市場の成長性にあります。
日本は超高齢化社会に直面しており、医療従事者の不足や医療費の増大は深刻な社会問題となっています。
この大きな課題に対し、技術の力で正面から取り組むのがHealthtechです。
例えば、私の知人エンジニアはHealthtech業界のベンチャーに転職し、遠隔地でも専門医の診断を受けられる「オンライン診療システム」の開発に携わっています。
彼は「自分の作った機能のおかげで、地方に住む高齢者が都市部の専門医にアクセスできるようになった」と、これまでにないやりがいを感じていると話していました。
このように、社会課題の解決に直接貢献できる実感を得やすい点は、Healthtechならではの魅力です。
加えて、日本の高齢化は今後も進むため、Healthtech業界の市場規模が拡大し続けることは間違いありません。
つまり、エンジニアとしてのスキルを社会のために活かしつつ、成長市場でキャリアを築ける絶好の機会がそこにあるのです。
2.Healthtech業界がエンジニア転職でおすすめな理由

Healthtech業界が新たなキャリアを踏むうえで魅力的な理由は、単に市場が伸びている点だけではありません。エンジニア個人の市場価値を高めるための、明確なメリットが揃っています。
- 医療分野における専門的な知見が身に付く
- 高度先端技術のスキルが磨ける
- 需要増加に伴い市場価値を上げやすい
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2-1.医療分野における専門的な知見が身に付く
Healthtech業界で働く大きなメリットは、ITスキルに加えて「医療」という専門性の高い知識が身に付く点です。
医療業界は、専門用語、複雑な業務フロー、人命に関わる法規制など、他分野からの参入障壁が非常に高い領域です。
そのため、エンジニアがこうした専門知識を理解してシステム開発に活かせると、それは市場において「替えがきかない」明確な強みとなります。
単にコードが書けるだけでなく、「医療現場の課題を理解し、技術で解決できるエンジニア」として、あなた自身の価値が上がります。
この「ITスキル」と「医療知識」という掛け算は、あなたの市場価値を高め、将来のキャリアパスを広げてくれるのです。
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2-2.高度先端技術のスキルが磨ける
Healthtech業界に身を置くことで、AI、IoT、ビッグデータ解析といった市場価値の高いスキルを、実務を通じて磨けます。
この業界は新しい技術が次々と実用化され、技術トレンドの最前線にある分野であるためです。
例えば、レントゲン写真やCT画像をAIが解析して病変の早期発見を支援する「AI画像診断」は、急速に実用化が進んでいます。
また、Apple Watchのようなウェアラブルデバイスから取得するデータを活用し、個人の健康増進や遠隔モニタリングを行うサービスも増加しています。
そのため、技術トレンドに敏感で、常に新しいスキルを習得していきたいエンジニアにとって、非常に適した環境です。
2-3.需要増加に伴い市場価値を上げやすい
Healthtech業界での経験は、エンジニアとしての市場価値を高めやすいです。
この分野は需要が供給を大きく上回る状況が続くと予測されており、システム開発の実務経験があるエンジニアは、希少価値が高いためです。
背景として、日本が超高齢化社会に直面し、それに伴い医療従事者の不足が今後さらに深刻化するため、それを補うHealthtech市場が急速に拡大しています。
また、人命に関わるシステム開発の経験や、厳しい品質基準をクリアした経験は、他分野の社会的に重要なシステム開発においても高く評価されます。
このように、一般的なシステム開発経験に加えて「医療」という専門性が加わるため、Healthtech業界でキャリアを積むことが、あなたの市場価値を高めるのです。
3.Healthtech業界にエンジニア転職した後に身に付く知識

Healthtech業界での実務は、ECサイトやSNSの開発などのWeb業界とは異なり、特有の知識が必要です。ここで得られる経験は、エンジニアとしての市場価値を引き上げるものです。
- システムの品質を保つQAの知識
- 薬機法・医師法などの医療関係の知識
- レガシーシステムに関する知識
- 「3省2ガイドライン」を満たすセキュリティ知識
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3-1.システムの品質を保つQAの知識
Healthtech業界でキャリアを積むうえで、システムの品質を保つQAの知識は、重要なスキルです。
Healthtechで開発するシステムは、時として人の健康や生命に直結し、一般的なWeb業界よりも高い品質と信頼性が必要とされるためです。
例えば、ECサイトのバグであれば「売上が立たない」という金銭的な問題で済みますが、医療システムでは「誤った診断や治療」という命に関わる事態を引き起こす恐れがあります。
そのため、開発プロセスにおけるQAの知識や、精密なテスト設計のスキルが不可欠です。
これらのスキルがあれば、金融業界や電気・ガス・水道のような社会インフラなど、重要なシステムを扱う他の分野へ転職する際にも役立ちます。
3-2.薬機法・医師法などの医療関係の知識
Healthtechのプロダクト開発は、常に法律と向き合う必要がある点も大きな特徴です。
医療行為や医薬品に関わるシステムは、薬機法や医師法といった、厳格な法規制の対象となるケースが多いためです。
例えば、診断を支援するAIが医療機器として扱われる場合、薬機法や医師法に配慮した開発プロセスが必要となります。
そのため、エンジニアであってもこれらの法規制を理解し、「何ができて、何ができないのか」を把握したうえで設計や開発を進めなくてはなりません。
このようにHealthtech業界では、厳しい法規制の下でプロダクト開発を進めることもあるため、薬機法や医師法などの知識が身に付きます。
これらの医療関係の知識を身に付けたエンジニアは少ないため、Healthtech業界に転職することで市場価値を高められます。
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3-3.レガシーシステムに関する知識
Healthtech業界では、AIなどの最新技術だけでなく、既存の古いシステムに関する知識も同様に重要です。
Healthtechと聞くと最新技術ばかりを想像するかもしれませんが、実際の医療現場では、古いシステムがいまだに多く稼働しているためです。
例えば、長年にわたり使われてきたオンプレミスの電子カルテや医事会計システムなどが挙げられます。
そのため、モダンな技術を使いつつも、古いデータ形式を扱ったり、古いシステムを新しいものに置き換える知見も必要です。
この新旧両方のシステムを扱えるハイブリッドなスキルは、IT業界全体で重宝されているため、Healthtech業界に転職することで市場価値を高められます。
3-4.「3省2ガイドライン」を満たすセキュリティ知識
Healthtech業界で働くエンジニアには、高いレベルのセキュリティ知識が必要です。
患者の個人情報や診療記録は、個人情報の中でも特にデリケートな「要配慮個人情報」にあたるためです。
もし、これらの情報が外部に漏れてしまえば、患者が就職や保険の加入で不当な扱いを受けたり、悪意ある第三者に悪用されたりするリスクがあります。
そのため、Healthtech業界では厚生労働省などが定める、3省2ガイドラインに従い、厳格なセキュリティ対策が不可欠です。
3省2ガイドラインとは、医療情報を扱う医療機関向けと、医療情報システム・サービスを提供する事業者向けのふたつのガイドラインを総称した呼び名です。
Healthtech業界の厳格な環境で培ったセキュリティスキルは、金融業界など他分野でも広く通用する資産となります。
4.Healthtech業界のエンジニア転職を成功させる4つのポイント

Healthtech業界への転職は、一般的なWeb系企業への転職とは異なり、特有の対策が必要です。人命や健康に関わるという業界の特性上、技術力以外にも評価されるポイントがいくつか存在します。
- 「なぜHealthtech業界か」を実体験で語れるようにする
- あなたの技術スタックが志望先と合っているか確認する
- 品質保証に貢献した経験は積極的にアピール
- 医療ドメインの知識は転職前から学んでおく
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4-1.「なぜHealthtech業界か」を実体験で語れるようにする
面接では「なぜ、数ある業界の中でHealthtechを選んだのか」という志望動機が深く問われます。
この業界は法規制も多く、開発の自由度が低いと感じる場面もあるため、それでもやり遂げたいという「本気度」が試されます。
ここでは、単なる「社会貢献がしたい」といった抽象的な理由だけでは不十分です。
「家族が病気になった際、医療現場の非効率さを目の当たりにした」や「自身の健康管理でITの力をもっと活用できると感じた」など、実体験にもとづいたエピソードを用意することをおすすめします。
その課題を「エンジニアとしてどう解決したいのか」を明確に語ることで、あなたの本気度と業界への理解度の高さが面接官に伝わります。
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4-2.あなたの技術スタックが志望先と合っているか確認する
あなたのこれまでの経験と、志望先が必要とする技術スタックが合っているか、事前の確認が欠かせません。
Healthtechと一口にいっても、企業によって扱う技術スタックは多様であるためです。
例えば、オンライン診療サービスを手掛けるベンチャー企業では、Ruby on RailsやReact/Vue.jsなどの技術が主流です。
一方で、大規模病院向けの電子カルテシステムでは、JavaやC#、あるいはオンプレミス環境のインフラ知識が必要であるケースもあります。
多様な技術スタックに対応できるよう、あなたの経験と、志望先が必要とする技術スタックがかけ離れていないか、事前に確認することがミスマッチを防ぐうえで有効です。
技術的な親和性が高ければ、それは選考において強力なアピールポイントになります。
4-3.品質保証に貢献した経験は積極的にアピール
品質保証に貢献した経験は、Healthtech業界の転職において、重要なアピールポイントのひとつです。
Healthtech業界では、システムの品質が人命に直結するため、他分野とは比べ物にならないほど品質への意識が厳しく問われるためです。
そのため、あなたがこれまでのキャリアで、どのようにシステムの品質担保に貢献してきたかを明確にアピールすることが重要といえます。
例えば、「プログラムの部品ごとに動作確認を行い、テストの漏れがないように努めた」「利用者が実際に操作する流れに沿ったテストを、自動で行う仕組みを導入した」といった経験は、高く評価されます。
QA専門のエンジニアでなくても、開発プロセス全体で品質を意識して行動した経験は、確かな武器となるのです。
4-4.医療ドメインの知識は転職前から学んでおく
Healthtech分野への転職を目指すなら、医療ドメインの知識を事前に学んでおくことをおすすめします。
入社前に完璧な医療知識を持っている必要はありませんが、基本的な知識があるだけで志望度の高さをアピールできるためです。
例えば、電子カルテやオンライン診療、レセプトなどの基本的な用語や、業界の主要なプレイヤーについて調べておくと、志望度の高さをアピールできます。
また、業界特有の「3省2ガイドライン」や「薬機法」といったキーワードの概要だけでも理解しておくと、面接での評価が変わります。
これらの知識は、入社後のキャッチアップをスムーズにするうえでも有効です。
転職意欲の高さを示す「証拠」として、業界ニュースをチェックするなど、自主的な学習の成果をアピールしてください。
5.Healthtech業界の転職で重要な企業選びのポイント

「Healthtech業界」と一括りにしても、その実態は企業によって異なります。あなたがやりたいこと、積みたいキャリアと、企業の特性がマッチしているかを見極めることが重要です。
- 「BtoB(病院向け)」か「BtoC(一般向け)」か
- 収益モデルは「保険適用型」か「自由診療型」か
- 志望先が解決しようとしている医療課題は何か
- 事業フェーズの見極めは導入施設数はどれくらいか
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5-1.「BtoB(病院向け)」か「BtoC(一般向け)」か
あなたがどちらのユーザーに価値を届けたいのかを明確にすることが、企業選びの第一歩です。
Healthtechと一口にいっても、BtoBとBtoCでは、開発するプロダクトが「誰に使われるのか」が明確に異なるためです。
BtoBは、病院や製薬企業向けに電子カルテや業務支援システムを開発し、医療従事者の複雑な業務フローの効率化に貢献します。
一方、BtoCは、一般ユーザー向けのオンライン診療や健康管理アプリを開発し、使いやすいUI/UXを提供して継続利用してもらうことが重要です。
このように、あなたが「医療従事者の業務」を支えたいのか、「一般ユーザーの健康」を支えたいのかを明確にすることが、ミスマッチのない企業選びにつながります。
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5-2.収益モデルは「保険適用型」か「自由診療型」か
「保険適用型」と「自由診療型」のどちらの開発スタイルがあなたの志向に合っているか、事前に確認することが大切です。
Healthtechのサービスは、その収益モデルによって開発スタイルが大きく異なるためです。
「保険適用型」は、病院での治療と同じように国の保険が使えるサービスで、ルール変更に合わせる必要があり、じっくり時間をかけて開発する傾向にあります。
一方、「自由診療型」は、保険がきかない美容医療や健康アプリなど、企業が自由に価格を決められるサービスで、利用者の反応をすぐ反映させるため、スピーディーな開発を必要とする傾向にあります。
安定した環境でじっくり開発したいのか、スピード感を持って市場の反応に応えたいのか、あなたのキャリアプランに合わせて選択することが重要です。
5-3.志望先が解決しようとしている医療課題は何か
あなたの興味・関心が、企業のミッションと一致しているかを確認することが重要です。
Healthtechが取り組む医療課題は、「予防」「診断」「治療」「予後管理・介護」など、非常に多岐にわたるためです。
例えば、「予防」ならウェアラブルデバイスでの健康増進、「診断」ならAI画像診断支援、「治療」ならオンライン診療や治療アプリが挙げられます。
これらの課題の中で、あなたがどのフェーズにやりがいを感じるかを考えることは、企業選びをする際に欠かせません。
医療現場の業務効率化そのものに魅力を感じるのか、それとも新しい診断技術の開発に携わりたいのか、あなたの適性もそこに関わってきます。
あなたが共感できるミッションを持つ企業であれば、入社後も高いモチベーションを維持して働き続けることができます。
5-4.事業フェーズの見極めは導入施設数はどれくらいか
BtoBの病院向けシステムの場合、その事業がどれだけ市場に浸透しているかを見極めるのは重要です。
指標のひとつとして「導入病院数」や「導入クリニック数」といった数字が、企業の採用ページやIR情報に記載されているかを確認します。
この数字が多ければ、すでにプロダクトが市場に受け入れられており、安定した基盤のうえで機能改善や運用保守に携われる場合があります。
逆に、導入実績が少ない、あるいは非公開の場合は、まだ「プロダクトが本当に市場に受け入れられるか」を模索している段階かもしれません。
安定した基盤で働きたいのか、それともゼロからイチを生み出す経験を積みたいのか、どちらがあなたのキャリアプランに合っているかを判断する材料にしてください。
6.Helathtech業界のエンジニア転職では学習状況のアピールが重要
Healthtech業界の転職では学習状況をアピールし、その「継続的な学習意欲」を見せることが重要です。
この業界では、最新IT技術の学習と並行して、医療ドメインの知識や関連法規など、学ぶべきことが多いためです。
もし技術力に自信があっても、医療関連の知識の説明ができないと、Healthtech業界への転職は難しいといえます。
実際、以前サポートした方の中で、技術力は文句なしだったのに、医療ガイドラインの知識がまったく身についておらず、面接で「そのセキュリティ意識では困る」と厳しく指摘されてしまった方がいました。
このように、Healthtech業界への転職では入社後に必要となる知識を学んでいることをアピールする必要があります。ただ、医療関連の知識は幅広く、企業ごとに「何を学んだか」という点が評価されるポイントも異なります。
そのため、せっかくHealthtech業界へ転職するために学習したのに、企業からは全く評価されないという事態もありえます。
このような事態を防ぐため、ぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。
ユニゾンキャリアでは、IT業界に精通したアドバイザーがあなたの学習状況やスキルを丁寧にヒアリングし、企業ごとにアピールポイントを一緒に考えます。
7.Healthtech業界の代表的なおすすめ企業5選

ここまでHealthtech業界の魅力や転職のポイントについて説明してきましたが、実際にどんな企業があるのか分かりにくい部分もあるかと思います。そこで、国内のHealthtech業界を代表する企業を、それぞれの強みとともにご紹介します。
- 富士通:電子カルテの国内トップシェア
- NEC:生体認証やAI技術が強み
- 株式会社メドレー:オンライン診療を展開
- エムスリー株式会社:全国最大の医師プラットフォームを運営
- 株式会社MICIN:治療アプリなどの最先端技術
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7-1.富士通:電子カルテの国内トップシェア
富士通は、日本のIT業界を代表するSIerであり、医療分野においても大きな存在感があります。
その存在感の中核を担っているのが、電子カルテシステム「HOPE」シリーズであり、長年にわたり国内の病院市場でトップシェアを誇ります。
この「HOPE」は、大規模病院からクリニックまで幅広い医療機関に導入されており、日本の医療インフラを支えているシステムです。
富士通で働く魅力は、この社会インフラともいえる大規模な医療システムの開発・運用に携われる点にあります。
安定した経営基盤のもと、医療DXという国家的なプロジェクトに関わることができます。
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7-2.NEC:生体認証やAI技術が強み
NECもまた、富士通と並ぶ日本の大手Slerですが、Healthtech分野では「顔認証技術」や「AI技術」が強みです。
世界トップクラスの精度を誇る顔認証技術は、医療現場での患者取り違え防止や、セキュアなシステムアクセスに活用されています。
また、AIを活用した創薬支援や画像診断支援など、最先端の研究開発にも積極的です。
そのため、NECでは同社が持つ最先端のコア技術を、いかに医療というドメインに応用していくか、というダイナミックな開発に関われます。
AIやセキュリティ技術に強みを持つエンジニアにとっては、その専門性を発揮できる環境といえます。
7-3.株式会社メドレー:オンライン診療を展開
株式会社メドレーは、国内Healthtechベンチャーの代表格であり、オンライン診療システム「CLINICS」で広く知られています。
この企業は、「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、オンライン診療以外にも、医療介護の人材採用支援や電子カルテなど、多角的に事業を展開しています。
それらを開発するための技術スタックとしては、Ruby on RailsやReact、Goなど、Web系の最新技術を積極的に採用しているのが特徴です。
株式会社メドレーで働く魅力は、急成長するベンチャー企業で、最新技術を駆使しながら社会課題の解決に貢献できる点にあります。
このように最新技術を駆使しながら開発を進める環境は、医療ドメインの知識とWeb系技術の両方を高いレベルで身に付けたいエンジニアにとって、魅力的な選択肢です。
7-4.エムスリー株式会社:全国最大の医師プラットフォームを運営
エムスリー株式会社は、国内の医師の約9割以上が登録するとされる医療従事者専門プラットフォーム「m3.com」を運営しています。
このプラットフォームを基盤に、製薬会社向けのマーケティング支援や、臨床研究支援、医療機関の経営支援など、複数の事業を展開中です。
膨大な医療データを保有しており、それを活用した医療AIの開発にも注力しています。
そのため、この企業の強みは、医師との強いネットワークと、そこから得られる膨大なデータを活用できる点です。
勘に頼るのではなく、データを分析して物事を判断する仕事の進め方や、AIを使った開発に興味があるエンジニアには、最適な環境です。
7-5.株式会社MICIN:治療アプリなどの最先端技術
株式会社MICINは、近年急速に注目を集めている「治療アプリ」の分野をリードする企業です。
治療アプリとは、スマートフォンアプリなどを用いて、従来の医薬品では難しかった病気の治療や管理を行う、新しい医療機器のことです。
これに加え、オンライン診療や医療AIなど、医療の「最先端」といえる領域に挑戦しています。
こうした最先端領域で「医療機器」として認められるプロダクトを作るには、薬機法などの厳しい規制をクリアしなければなりません。
この厳しい規制をクリアしながら、前例のないプロダクトを開発していくプロセスは、非常に難易度が高い一方で、やりがいも大きい仕事です。
最先端の技術領域で、法律などのルールとも向き合いながら新しい価値を生み出すことに、やりがいを感じるエンジニアにとって、魅力的な環境です。
8.Healthtech業界のエンジニア転職はユニゾンキャリア
Healthtech業界のエンジニアの転職を考えている方はユニゾンキャリアにご相談ください。
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8-1.ユニゾンキャリアの転職成功事例①

成功者インタビューより
まずはこれまでのご経歴を教えてください!
大学を卒業して、社内のヘルプデスクからエンジニアのキャリアをスタートしました。
社内のWi-Fi整備とか、県庁に常駐してトラブルの解決なんかもやってましたね。ただ、週の半分は電気工事とか光ファイバーの敷設とかもしてたんで、エンジニアらしくないというか(笑)
それで、もっとエンジニアの仕事がしたいと思って、25歳の時に東京に出て、そこで初めてエンジニアとしてのちゃんとしたスタートが切れました。
最初の案件が法人向けのパブリッククラウドの構築で、クラウドスタックやオープンスタックとかにも触れて。とにかく色々経験させてもらいました。月300時間働いたりもしましたけど(笑)
その後、転職もしながら3年ほど働いて、ライフイベントで福岡に転職したんですけど、入社してすぐ「案件がなくなりました」って言われて、働き口がなくなってしまって。
上司に「起業するからウチに来る?」って言われましたけど、もう十分経験積んだし、いけるだろうと思ってフリーランスになりました。
そこからフリーランスをスタートして、東京に戻ったりもしながら、今に至るっていう感じです。
ちなみにスピード以外でユニゾンキャリアのサポートで良かった点はありますか?
求人紹介だけじゃなくて面接対策もやってもらえたことですね。正直、そういう面接対策をしてもらったのって、僕、初めてで。
今までは特に何も言われず、「行ってきてください」みたいに求人を紹介されるだけだったので、びっくりしました(笑)
面接対策も、面接でよく聞かれる質問をまとめたシートをもらって。それを見ながら面談で、「あ、そこはここを強調して伝えた方がいいですよ」とか指摘してもらえて。
「フリーランスからなぜ会社員に戻ろうと思ったんですか」とか、ちょっと伝え方に困っていたところも、ひと通り喋って修正してもらえて助かりました。
おかげで、初回面談から1ヶ月半ぐらいでしっかり内定をもらえましたし、本当に手厚かったなって思います!
複数の転職エージェントを利用されてきた小池さんに、ユニゾンキャリアの評価をお聞きしたいです!(笑)
そうですね、単純に「使ってよかったな」っていうのが率直な感想です。
一番良かったなと思うのは、やっぱり対応の速さですね。スピード感でいうと、今まで使ったエージェントの中で最速でした。
休みの日とかに連絡しちゃうこともあったんですけど、「月曜日に詳細連絡します!」みたいに返事してくれることもあって。
エージェントさんの対応が遅いと、それだけでどんどん時間が過ぎていって、こっちが焦っちゃうじゃないですか?
求人紹介が遅かったりすると、企業選びに時間をかける余裕がなくなったりしますし。
それと、面接対策があったのも初めてで、本当に珍しいなと。
エンジニアって職務経歴を喋るのは慣れている人も多いと思うんですけど、「転職理由」とか「自分の強み」とか面接で聞かれることを喋り慣れてる人は少ないと思うんで、面接対策はかなり助かると思います!
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8-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例②

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけは何ですか?
スキルと年収を上げたいと思ったのがきっかけです。
もともとクラウドの案件に入ってたんですが、人員コストの削減でクラウドとは関係ない案件に入ることになったんです。
自分のキャリアを考えた時に、今のままじゃスキルも年収も上げられないと思って転職を決意しました。
あと、前職は未経験から入社した企業ということもあり、基本給が低くて…。
入社年数やポジションに応じて給料が変わる仕組みで、あまり昇給できない会社だったんですよね。
スキルや経験を評価してくれて、昇給できる企業に転職したいと思っていました。
何社に応募して、何社から内定をもらいましたか?
2社に応募して、2社から内定をもらいました。
どちらの会社も内定後に年収を提示いただいて、2社とも前職より年収が上がってたので嬉しかったですね。
こんなに自分が評価されるとは思いませんでした!
ユニゾンキャリアを利用してどう思いましたか?
信頼できるキャリアアドバイザーがいたのがよかったです。
佐瀬さんは業界知識が豊富で、私が希望する条件に合った求人を選んでくれました。
企業ごとの面接対策を教えてくれたので、仕事で忙しくても面接対策できましたし、短期間で転職活動を終えられたんだと思います。
転職活動中は年収が上がるか不安でしたが、佐瀬さんが「上原さんなら絶対いけますよ!」と背中を押してくれたので、仕事と転職活動を両立できたんだと思います。
IT業界未経験の方であっても、専門知識が必要なHealthtech業界への転職は夢ではありません。
私たちは、あなたのポテンシャルを最大限に引き出し、業界特有の選考対策まで丁寧にサポートします。
9.Healthtech業界のエンジニア転職でよくある質問

最後に、Healthtech業界への転職をお考えのエンジニアの皆様から、当社によく寄せられる質問にお答えします。業界への理解を深めるためにも、ぜひ参考にしてください。
- Healthtechと医療テックの違いはなんですか?
- Healthtech業界の平均年収はどれくらいですか?
- Healthtech業界のエンジニアにはどんな種類がありますか?
- Healthtech業界ではどんなキャリアパスがありますか?
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9-1.Healthtechと医療テックの違いはなんですか?
結論からいうと、「Healthtech」と「医療テック」は、ほぼ同義の言葉として使われることが多いです。
どちらも、IT技術を活用して医療やヘルスケア分野の課題を解決する取り組みです。
あえてニュアンスの違いを挙げるならば、「Healthtech」は「Health」という言葉が含まれるため、予防医療や健康増進、フィットネスといった、広義のヘルスケア領域まで含みます。
一方で「医療テック」は、より病院内での診断や治療、業務効率化など、狭義の医療にフォーカスしたニュアンスで使われます。
しかし、現状では両者を厳密に使い分けているケースは稀であり、どちらも「医療やヘルスケア分野のIT化」を指す言葉と理解して問題ありません。
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9-2.Healthtech業界の平均年収はどれくらいですか?
Healthtech業界のエンジニアの平均年収は、他分野のIT業界と比較しても同等程度あるいは高い傾向にあります。
これは、「ITスキル」に加えて「医療ドメインの専門性」や、薬機法などの「法知識」といった高度な専門性が必要であることから、エンジニアの希少価値が高くなりやすいためです。
特に、AIやデータサイエンス、あるいは治療アプリのような最先端領域の専門性を持つエンジニアは、非常に高い年収でオファーされるケースも少なくありません。
具体的な金額は、大手Slerやスタートアップといった企業のフェーズや、エンジニアの経験年数などによって変動します。
専門性が高まるにつれて年収も上がりやすい構造になっている点は、キャリアを築くうえで大きな魅力です。
9-3.Healthtech業界のエンジニアにはどんな種類がありますか?
Healthtech業界でも、エンジニアの職種自体は他分野のIT業界と変わりません。
Web/モバイルアプリを開発する「アプリケーションエンジニア」、サーバーやネットワークを構築・運用する「インフラエンジニア」、AIモデルを開発する「AIエンジニア/データサイエンティスト」などが存在します。
また、人命に関わる特性上、「QAエンジニア」の役割が非常に重要視されるのも特徴です。
そのため、あなたの現在の職種が何であれ、これまでの経験を活かせるポジションが見つかります。
現在のスキルをどう医療ドメインに活かしていくかという視点が重要になる一方、未経験の方でも学習次第でこれらの職種に挑戦できます。
9-4.Healthtech業界ではどんなキャリアパスがありますか?
Healthtech業界でのキャリアパスは非常に多様です。
技術を極めたい方は、特定の技術のスペシャリストや、アーキテクトとして、専門性の高い医療システムの設計を担う道があります。一方で、身に付けた医療ドメイン知識を活かし、PdMやPMとして、開発チームを率いるキャリアも一般的です。
医療機関や規制当局との調整役、あるいは医療×ITのコンサルタントとして活躍する道も開かれています。
「IT×医療」という希少なスキルセットを活かして、CIOやCTOを目指すことも現実的です。この専門性は、あなたのキャリアにおいて長期的な資産となります。