
最終更新日:2025.09.04
クラウドエンジニアに向いている人と向いていない人の特徴は?向き不向きから適性を解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- クラウドエンジニアにはどのような人が向いているの?
- クラウドエンジニアに向いていない人の特徴は?
- 自分がクラウドエンジニアに向いているかどうか知りたい!
クラウドエンジニアは、人によって向き不向きが分かれやすい職業です。新しい技術への対応力や、幅広い関係者とのコミュニケーション能力など、必要なスキルが多岐にわたることが理由として挙げられます。
ただ、スキルよりも重要なのは、あなたがクラウドエンジニアに適性があるかどうかです。
どれだけ高いスキルを持っていても、クラウドの世界の目まぐるしい変化を「面白い」と感じられなければ、長く活躍し続けるのは難しいからです。
記事の要約
本記事では、クラウドエンジニアに興味関心のある方へ、向き不向きや、市場価値の高いエンジニアになるための戦略まで、体系的に解説します。

1.クラウドエンジニアに向いている人の特徴
ここでは、クラウドエンジニアに向いている人の特徴を5つ解説します。
- ITのトレンドを追うことが好きな人
- 困難な課題の解決でやりがいを感じる人
- チームで働くのが好きな人
- 作業の効率化が得意な人
- リモートで多数の仕事をさばける人
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1-1. ITのトレンドを追うことが好きな人
日々進化を続けるIT技術の最新動向を追うのが好きな方は、クラウドエンジニアに向いています。技術の進化が早い分野なので、新しいサービスや機能が次々と実装されるからです。
主要クラウドサービスは、毎月のように新機能やアップデートをリリースしています。そのため、新しい技術やサービスに関する情報を自発的に収集し、学習することが必要となります。
特に重要なのは、アップデート情報を把握するだけでなく、それをビジネスにどう活用できるかを考える視点です。
例えば、新しいセキュリティ機能が追加された際に、既存のシステムへの実装方法を検討したり、コスト最適化につながる新サービスが登場した際に、移行計画を立案したりする必要があります。
このように、IT業界の動向に関心があり、新しい知識を吸収することに意欲的な方は、クラウドエンジニアに向いています。

1-2. 困難な課題の解決でやりがいを感じる人
複雑な問題を解決することで達成感を得られる方は、クラウドエンジニアの適性があります。
クラウドエンジニアの業務では、インフラの複数領域をまたぐ様々な場面で、課題に直面することが多いからです。
例えば、急激なアクセス増加によるパフォーマンス低下、セキュリティインシデントへの対応、複数のサービスを連携させる際の整合性確保などがあります。
これらの課題に対して、原因を特定し、最適な解決策を見出すプロセスを楽しめる方には、クラウドエンジニアが向いているといえます。
また、問題解決の過程で新しい知識や技術を習得する機会も多くあります。
困難な状況を回避するのではなく、むしろ成長の機会として捉え、解決に向けて積極的に取り組める方は、クラウドエンジニアに向いているのです。

1-3. チームで働くのが好きな人
チームメンバーと関わり合い、仕事を進めるのが好きな方は、クラウドエンジニアに向いているといえます。
クラウドエンジニアの仕事は、単独で完結することはほとんどありません。開発エンジニアやインフラエンジニア、セキュリティ専門家など、様々な専門性を持つメンバーとチームを組んでプロジェクトを進めます。
そのため、円滑なコミュニケーション能力と協調性が不可欠です。要件定義から運用に至るまで、多くの関係者と密に連携する必要があります。また、問題が発生した際には、関連部署と協力して迅速な解決を図ることも必要です。
このように、多様な価値観や考え方を持つメンバーと協力しながら、共通の目標に向かって取り組める方は、クラウドエンジニアとして成功する可能性が高いです。
1-4. 作業の効率化が得意な人
常に作業の最大効率化を図って仕事に取り組める方は、クラウドエンジニアに向いているといえます。
そもそもクラウドサービスの本質は、リソースの効率的な活用です。そのため、クラウドエンジニアには常に自動化・効率化を意識した業務遂行が必要となります。
Infrastructure as Code(IaC)を活用したインフラ構築の自動化、監視・運用の効率化、コスト最適化など、様々な場面で改善の余地を見出し、実装する能力が重要です。
効率化によって浮いた時間は、より付加価値の高い業務に充てることができます。自動化されたプロセスは人為的ミスを減らし、サービス品質の向上にもつながります。
常により良い方法を探求し、業務プロセスを改善できる人は、クラウドエンジニアとして高い適性があるのです。

1-5. リモートで多数の仕事をさばける人
リモート環境でマルチタスクをこなせる方は、クラウドエンジニアの適性があります。
クラウドエンジニアの業務は、遠隔での作業や複数のプロジェクト管理が一般的です。そのため、自己管理能力が高く、複数のタスクを並行して進められる人が向いています。
オンライン会議やチャットツールを活用したコミュニケーション、タスク管理ツールによる進捗の可視化など、デジタルツールを効果的に使いこなすスキルも重要です。
自律的に働き、効率的にタスクを管理できる方は、クラウドエンジニアとして活躍できる素質があります。
なお、ユニゾンキャリアではITエンジニア専門の就活・転職支援サービスを行っています。ご相談から内定まで「完全無料」で利用できますので、お気軽にお問い合わせください。
2. クラウドエンジニアに向いていない人の特徴
ここからは、クラウドエンジニアに向いていない人の3つの特徴を解説します。
- 実はクラウドに興味がない人
- 現場で少人数で仕事するのが好きな人
- 変化に対応するのが難しい人
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2-1. 実はクラウドに興味がない人
前提として、クラウド技術に興味のない方は、クラウドエンジニアに向いていません。
クラウド技術は確かに注目を集めているトレンド技術ですが、単にそれだけの理由でキャリアを選択するのは危険です。クラウドエンジニアとして成長するためには、技術への純粋な興味と学習意欲が不可欠だからです。
例えば、新しいクラウドサービスがリリースされた際、その仕組みや活用方法について自発的に学ばなければ、業務で扱えません。
クラウドに興味がない場合、この継続的な学習がストレスとなり、モチベーションの維持が困難です。
もしクラウドへの興味が一時的なものだと感じる場合は、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアなど、他領域のインフラエンジニアへの転職をおすすめします。
2-2. 現場で少人数で仕事するのが好きな人
現場で小規模なチームでの作業を好む方は、クラウドエンジニアに向いていません。一般的にクラウドを扱うプロジェクトは大規模で、多くの関係者が関わるからです。
グローバル企業との協業や、複数の部門をまたぐプロジェクトなど、広範なステークホルダーとの調整が必要になることも多いです。
また、オンラインでのコミュニケーションが中心となるため、対面での密なやり取りを好む人は物足りなさを感じることもあります。
現場主義で少人数での作業を好む方は、オンプレミスのインフラエンジニアなど、より直接的なコミュニケーションが中心となる職種が適しています。

2-3. 変化に対応するのが難しい人
新しい技術や環境の変化に抵抗がある方は、クラウドエンジニアに向いていません。
クラウドの世界では、新しいサービスや機能が次々とリリースされます。このような環境下では、既存の知識や経験に固執せず、柔軟に新しい方法を取り入れる姿勢が重要です。
例えば、使い慣れたサービスが廃止されたり、大幅な仕様変更が行われたりすることもあります。
そのような場合でも、迅速に代替手段を検討し、システムの設計を見直す必要があります。
変化を受け入れ、適応することに抵抗がある方は、クラウドエンジニアとしての業務に苦労する可能性が高いです。適応力・柔軟性が、クラウドエンジニアとしての重要な資質となります。
3.クラウドエンジニアの向き不向きが分かれやすい部分
ここでは、クラウドエンジニアの中で、特に向き不向きがハッキリ分かれやすい部分を2つ解説します。
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3-1. 大人数と広く関わる
クラウドエンジニアの仕事は、多様な専門性を持つ人々と関わり合いながら仕事をするため、関係各所との連携が必須です。
開発チームやインフラチーム、セキュリティチーム、ビジネス部門など、様々な立場の人々と効果的にコミュニケーションを取る必要があります。
例えば、経営層にはシステムのメリットを分かりやすく説明し、開発者には技術的な制約を的確に伝えるといった、「技術とビジネスの翻訳家」としての役割がクラウドエンジニアにはあるのです。
人との関わりを避けたい、または少人数での密なコミュニケーションを好む人は、この環境に馴染めないリスクがあります。
一方で、幅広い関係者との協働にやりがいを感じる人は、クラウドエンジニアとしての適性があるといえます。

3-2. 業務領域が幅広い
クラウドエンジニアの適性は、幅広い業務に対応できるかで決まります。業務の関係上、ネットワークやセキュリティ、データベースなど多岐にわたる知識が必要となるためです。
例えば、オンプレミス環境からクラウドへの移行プロジェクトでは、以下のようなスキルが必要となります。
クラウドエンジニアに必要なスキル
- 主要なクラウドサービスの知識
- ネットワークアーキテクチャの設計能力
- セキュリティポリシーの実装知識
- インフラのコード化(IaC)スキル
- 監視・運用管理の知識
- プロジェクトマネジメントスキル
ただし、いきなりこれら全てを完璧にマスターする必要はありません。クラウドエンジニアの熟練者でも、全てを高水準でこなせる方はごく少数です。
むしろ、特定の分野で深い専門性を持ちながら、ほかの領域については基本的な理解を有することが重要です。以上のことから、業務領域の広さに対応できる人は、クラウドエンジニアとして多方面で活躍できます。
4.クラウドエンジニアとして勝ち残るための差別化戦略
クラウドエンジニアとして長く働くためには、長期的なキャリア戦略を練るのが重要です。
クラウドエンジニアは業務の幅が広いため、「広く浅く」のスキルセットしか持たない量産型エンジニアになってしまうリスクがあります。
未経験からクラウドエンジニアを目指す場合、まずは、インフラエンジニアとしての基礎をしっかりと固めるのがおすすめです。
ネットワーク、セキュリティ、データベースなど、特定の領域で深い専門性を持つことで、ほかのエンジニアと差別化を図ることができます。
「広く浅く、一点で深く」というアプローチが、クラウドエンジニアとして長期的に活躍するためのポイントなのです。自身の適性を見極め、強みを活かせる専門分野を選択することで、市場価値の高いエンジニアとして成長できます。
クラウドエンジニアになるなら、インフラにおける専門スキルを持ち、量産型ではない長期的に活躍できるエンジニアを目指すことが重要です。
ユニゾンキャリアでは、あなたがクラウドエンジニアになるための戦略をIT業界に精通したアドバイザーが一緒にかんがえますので、ぜひお気軽にご相談ください。
5.クラウドエンジニアへの転職はユニゾンキャリア
「まずはインフラエンジニアに転職して基礎を固めたい」「クラウドエンジニアを辞めて他領域のインフラエンジニアに転向したい」とお考えの方は、ユニゾンキャリアにぜひご相談ください。
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5-1.クラウドエンジニアの転職成功事例①

成功者インタビューより
転職しようと思ったきっかけを教えてください!
前職で入っていた案件の終了が分かったタイミングで転職を決意しました…!
次の案件に参画できないまま待期期間が発生すると「月給が6割に減額される」ことについて、このとき前職の営業からはじめて知らされたんです。
こんな大事なこと、入社前に教えてくれない企業だと分かって、不信感を抱きました…。
不信感のある企業で働き続けられないので、すぐ転職活動を始めたんです。
年収はいくら上がりましたか?
年収は100万円ぐらい上がりました!
前職は賞与がなかったのですが、現職は年2回賞与がある会社で…!
賞与があるのは嬉しいですね。モチベーションにもつながりますし。
今後は、しっかり貯金もできるようにしたいと思ってます笑
選考を進めるうえで必要だと感じたスキルや資格は何ですか?
インフラ関連の資格をいくつか取得していたのが評価されたんだと思います。
佐瀬さんからも「LPIC-2を取っていたのが評価されましたよ」と教えてくれました。
実際に、資格取得について話したときに面接官から食いつきが良かったんで、資格があるとこんなに評価されるんだと実感しましたね。
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5-2. クラウドエンジニアの転職成功事例

成功者インタビューより
ー転職活動をはじめる前はどんなお仕事をされていましたか?
高校卒業後、整備士の仕事をしておりました。その後、飲食店でホールスタッフを務めた後に、ITエンジニアになりました。今まで、ITエンジニアになるということは自分の選択肢になかったので、まったくの未経験からのスタートなんです。
ー転職活動時に不安だったことはありますか?
IT業界は完全未経験で、PCすら全く触ったことがなかったので、不安しかなかったです。開発とかインフラも何が何だか分からない状態で、そもそも何が分からないのかも分からない状態でした。そんな状態だったので、どんな企業を選べばいいのか判断もつかず…ユニゾンさんに教えてもらってはじめて、IT業界のことを知りました。あのまま何も知らずに転職活動を続けていたら、ITエンジニアになれていなかったかもしれません…。
ー今後の目標(キャリアパス)は何ですか?
同期や先輩社員に頼ることなく、自己完結型で仕事ができるようになりたいですね。そのためにはもっともっと知識を身につけていく必要があると思っています。あとは、やっぱりお金を稼ぎたいですね(笑)さらにスキルを身につけて、より良い条件で働けるようにキャリアアップしたいです。
ユニゾンキャリアでは、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、一人ひとりの状況や目標に合わせて、きめ細やかな転職支援を提供します。
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