
最終更新日:2025.10.14
プログラマーが多すぎるって本当?今後の需要や必要なスキルなどを分かりやすく解説

IT業界を本音で語る「ユニゾンキャリア編集部」の真心です。
本記事のトピックスはこちら!
- プログラマーが多すぎるって本当?
- 今の時代のプログラマーに必要なスキルはある?
- AIが出てきてプログラマーの需要は変わる?
「プログラマーは多すぎるから、未経験ではもう無理だ」。プログラマーへの転職を考えたとき、こんな言葉を目にして一歩踏み出せずにいませんか?
確かに、プログラマーの数が多すぎる現状があるのなら、「スキルがない自分が転職できるわけない」と思ってしまいますよね。しかし、その情報は本当に正しいのでしょうか?
せっかく目指しているのに、「プログラマーは多すぎ」といった情報の真偽を確かめず、諦めてしまうのはもったいないです。
IT業界で長く働いてきた私が、IT業界の市場のリアルな実態から、未経験でも活躍できるプログラマーになるための具体的な戦略まで詳しく解説します。
読み終える頃には、漠然とした不安がなくなり「自分にもできる」という確信が持てるようになっているはずです。
記事の要約
本記事ではエンジニア未経験の方を対象に、プログラマーが多すぎるといわれる理由、需要と供給の実態や将来性、市場価値を高めるためのスキルについて解説します。

1.【結論】プログラマーが多すぎるということはない!
結論からお伝えすると、プログラマーは「多すぎる」どころか、深刻な人手不足が続いており、需要は増え続けているのが実情です。
以下の図から分かる通り、経済産業省の調査では2030年までに最大で79万人ものIT人材が不足すると予測されています。
参照:経済産業省
この背景には、社会全体のDX化が急速に進み、IT市場そのものが拡大し続けていることがあります。新しいWebサービスやアプリケーションの開発、既存システムの維持・更新など、プログラマーが活躍する場は広がる一方です。
IT市場の急速な拡大に業界人口が追いついておらず、多くの企業がIT人材の確保に課題を抱えています。そのため、プログラマーという職業の将来性は非常に明るいといえます。
技術の進化によって新たな需要が次々と生まれているため、この人手不足の状況は今後も続くと考えられます。ですから、巷でいわれる「プログラマーは多すぎる」という情報は実情とは異なり、今から目指す価値のある職業なのです。
2.プログラマーが多すぎるといわれる理由

依然として需要が高いプログラマーですが、なぜ「多すぎ」といわれるのでしょうか?その背景には、以下のような技術の進歩と開発手法のグローバル化が影響しています。
- オフショア開発の普及
- AI技術の進化
- コード不要な開発ツールの登場
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2-1.オフショア開発の普及
オフショア開発の普及は、国内プログラマーの競争環境を激化させています。システム開発の一部を人件費の安い海外の開発チームに委託する手法が一般的になったためです。
特に、仕様書通りにコードを書くといった定型的な作業は、コストが低い海外のプログラマーに任されるケースが増加しています。
インターネット技術の発達で、海外チームとの共同作業が容易になったことも、この流れを加速させました。その結果、国内のプログラマーには、単にコードが書けるだけではない、より付加価値の高いスキルが必要になったのです。
このように、これまで国内のプログラマーが担っていた定型的な作業が海外に移管されたことで、プログラマーの数が飽和しているかのような印象を与えているのです。
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2-2.AI技術の進化
AI技術の急速な進化は、プログラマーの仕事内容を大きく変えようとしています。GitHub CopilotやChatGPTのようなAIツールは、簡単なプログラムであれば自動で生成することが可能です。
これにより、従来プログラマーが行っていた定型的なコーディングや単純なバグ修正、テストといった作業はAIが代替する場面が増えてきました。
AIは人間よりも高速かつ正確に処理できるため、単純作業におけるプログラマーの必要性は相対的に低下しています。
この技術革新は、プログラマーの役割を単純作業から高度な問題解決へとシフトさせましたが、まずは単純作業が自動化された側面が注目されました。
AIによって単純作業が自動化されたことで、その分野でのプログラマーの必要性が低下し、「プログラマーは飽和状態だ」という声が聞かれるようになったのです。
2-3.コード不要な開発ツールの登場
ノーコード・ローコードツールの普及により、プログラミングの専門知識がない人でも、簡単なアプリケーションを開発できるようになりました。
例えば、WebflowやSTUDIOといったツールを使えば、ドラッグ&ドロップの直感的な操作だけでデザイン性の高いWebサイトを構築できます。
これにより、小規模なプロジェクトやプロトタイプの開発では、必ずしもプログラマーを必要としないケースが増えています。
開発コストの削減や開発スピードの向上というメリットがあるため、プログラマーに依存しない開発体制を築く企業も出てきました。
しかし、これらのツールで対応できるのはあくまで単純な機能に限られるため、複雑なビジネスロジックや大規模なシステムの開発には、依然としてプログラマーの専門的なスキルが不可欠です。
このように簡単な開発がプログラマーなしで可能になったことが、「プログラマーはもういらない」という誤解を生み、「多すぎる」といわれる一因となっているのです。
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3.将来的にプログラマーの需要が減ることはある?

「今は人手不足でも、AIの進化で将来は仕事がなくなるのでは?」と不安に感じるかもしれません。しかし結論からいえば、プログラマーの需要が将来的に減るリスクは低く、むしろスキルのある人材の価値は高まっていきます。
- AIの進化で単純作業しかできないプログラマーの需要は減少
- IT市場の拡大がプログラマー全体の需要を押し上げる
- AIに代替されないスキルを持つプログラマーの需要はむしろ増加
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3-1.AIの進化で単純作業しかできないプログラマーの需要は減少
AI技術の進化によって、将来的には単純なコーディングやテストといった定型作業の需要は減少していくと考えられます。これは、AIが人間よりも高速かつ正確に作業をこなせるようになるためです。
その結果、ただ指示された通りにコードを書くだけの、いわゆる「作業者」としてのプログラマーは淘汰される危険性があります。AIを使いこなせず、付加価値の低い仕事しかできない人材は、より安価な労働力やAI自身に代替されてしまうのです。
AIがもたらした技術革新は、プログラマーという職業が、これまでよりも高い思考力や創造性を必要とする専門職へとシフトしていくことを意味しています。
単純作業から脱却し、AIにはできない価値を提供できるかどうかが、プログラマーとしての将来を左右するのです。

3-2.IT市場の拡大がプログラマー全体の需要を押し上げる
一部の作業の需要が減る一方で、IT市場そのものは今後も拡大を続けるため、プログラマー全体の需要は増加していきます。
AI、IoT、5Gといった革新的な技術が次々と実用化され、これまでにない新しいビジネスやサービスが生まれているからです。
また、DXの流れはあらゆる産業に広がっており、製造業から金融、医療に至るまで、業界を問わずプログラマーの技術が必要とされています。
プログラマーが開発したシステムは、社会インフラを支え、人々の生活を豊かにするうえで欠かせないものです。IT市場が成長し続ける限り、新たなシステムの開発や既存システムの維持・改善といった仕事がなくなることはありません。
市場の拡大によってプログラマーが活躍できる領域は、むしろ今後さらに広がっていくため、プログラマー全体の需要は今後も高いままといえます。

3-3.AIに代替されないスキルを持つプログラマーの需要はむしろ増加
AIに代替されないスキルを持つプログラマーの価値は、今後ますます高まっていきます。
AIにはできない、顧客の曖昧な要望を汲み取って最適なシステムを設計する能力や、チームをまとめてプロジェクトを推進するコミュニケーション能力の重要性が増すからです。
また、AIをうまく活用して、これまでにない革新的なサービスを生み出せる能力も高く評価されます。企業は、こうした高度な問題解決能力を持つ人材を確保するために、より高い報酬を支払うようになることが予想されます。
つまり、プログラマーの仕事がなくなるのではなく、必要とされる役割がより高度なものへと変化し、それに応えられる人材の需要はむしろ増加していくのです。

4.プログラマーは未経験からでも活躍できる?
「これからのプログラマーにはAIに代替されないスキルが必要なら、未経験からだと無理なんじゃないの?」と不安に感じるかもしれません。実際に、スキル不足で早期に辞めてしまう新人がいるのも事実です。
しかし、それは未経験の方はプログラマーに向いていないということではありません。むしろ、IT業界の進化の速さを考えると、未経験であることは強みともいえるのです。
IT業界では、数年もすれば主要な技術が入れ替わることも珍しくなく、ベテランエンジニアでも常に新しい知識の学習が欠かせません。つまり、特定の古い技術に精通していることの価値が、ほかの業界に比べて相対的に低くなりやすいのです。
そのため、企業が欲しているのは、固定観念にとらわれず最新技術を素直に吸収できる人材です。未経験のあなたは、まさにこの「新しいことを学ぶ力」というポテンシャルを最も高く評価される存在といえます。
経験がないことを恐れる必要はまったくありません。むしろ、その柔軟性を武器に、変化の激しいIT業界で活躍できる可能性は高いのです。
5.プログラマーになるために必要なスキル

未経験からでも活躍できるポテンシャルがあるとはいえ、プロとして働くためには最低限のスキルが必要です。ここでは、活躍するプログラマーに共通する3つの重要なスキルを解説します。
- 基礎となるプログラミング知識
- チーム開発で必要なコミュニケーション能力
- 自ら課題を解決する論理的思考力
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5-1.基礎となるプログラミングの技術的知識
プログラマーとして働くうえで、基礎となるプログラミング知識は欠かせません。
言語を学ぶ際は、特定の言語を完璧にマスターするというよりは、まずコンピューターがどのように動くのか、プログラムがどのような仕組みで成り立っているのかといった、根本的な原理を理解することが重要になります。
この土台がしっかりしていれば、新しいプログラミング言語やツールが登場した際にも、既存の知識を応用して素早く習得することが可能です。
まずは、自分が進みたい分野で主流となっている言語をひとつ選び、参考書などで学んでいくことからはじめてください。
このように、技術の流行り廃りが激しいIT業界で長期的に活躍するためには、表面的な知識だけでなく、新たな技術に対応できる基礎力が不可欠なのです。

5-2.チーム開発で必要なコミュニケーション能力
チーム開発が主流の現代において、コミュニケーション能力はプログラマーにとって技術力と同じくらい重要なスキルです。
プロジェクトは、他のエンジニアやデザイナー、企画担当者など、多様な立場の人々と連携しながら進める必要があるからです。
相手の意図を正確に汲み取り、技術的な制約や提案を非エンジニアにも分かりやすく説明する能力が、プロジェクトの成否を分けます。
リモートワークが普及した現代では、チャットやドキュメントを通じたテキストでの円滑なコミュニケーション能力も欠かせません。
あなたの考えを論理的に伝えたり、コードレビューで建設的なフィードバックを行ったりする能力も、チーム全体の生産性を高めるうえで重要です。
このように、様々な立場と連携できるコミュニケーション能力は、プロジェクトを成功に導くための土台となるのです。
5-3.自ら課題を解決する論理的思考力
プログラマーの仕事は、顧客が抱える課題をプログラムによって解決することです。そのためには、与えられた仕様通りにコードを書くだけでなく、自ら課題を発見し、その解決策を筋道立てて考える論理的思考力が不可欠となります。
例えば、顧客からの「こんなことがしたい」という曖昧な要望を、具体的な機能やプログラムの処理手順にまで分解していく作業がこれにあたります。
また、開発中に発生したエラーの原因を特定し、効率的に修正していく上でも、物事を論理的に分析する力は欠かせません。
論理的思考力があれば、未知の問題に直面しても、冷静に状況を分析し、粘り強く解決策を探し出すことができるのです。

6.将来性のあるプログラマーになるためのキャリア戦略

プログラマーとしてキャリアをスタートさせた後、市場価値を高めるためには戦略が必要です。ここでは、将来性のあるプログラマーになるための3つのキャリア戦略を紹介します。
- 市場価値を高めるため最新技術を学ぶ
- 上流工程に携わりシステムエンジニアを目指す
- 専門分野を定めてスペシャリストを目指す
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6-1.市場価値を高めるため最新技術を学ぶ
技術の変化が激しいIT業界において、プログラマーが市場価値を高めつづけるためには、最新技術を学ぶことが重要です。現在の業務で使っている技術に満足するのではなく、常に新しい知識や技術の習得に努める必要があります。
特に、AIやクラウド、セキュリティといった将来性の高い分野へ積極的に挑戦する姿勢が、5年後、10年後のキャリアを大きく左右します。
具体的な学習方法としては、オンラインの学習プラットフォームを活用したり、技術書を読んだりすることが挙げられます。また、プログラミングの勉強会に参加して他のエンジニアと交流することも有効です。
資格取得もあなたのスキルを客観的に証明する手段となり、転職活動においても有利に働きます。このように、変化の速い時代で市場価値の高いプログラマーであり続けるためには、主体的に学び続ける姿勢が不可欠です。

6-2.上流工程に携わりシステムエンジニアを目指す
プログラマーとしての経験を積んだ後のキャリアパスとして、上流工程を担うシステムエンジニアを目指す道があります。
上流工程とは、顧客の要望をヒアリングしてシステムの仕様を決める要件定義や、システムの骨格を作る基本設計といった開発の初期段階です。
プログラマーとして実装経験を積むことで、技術的な観点から実現可能な設計を提案できるようになります。
上流工程で顧客折衝の経験なども積むことで、将来的には、プロジェクト全体を管理するPMへのキャリアアップも視野に入れることができます。
このように、プログラミングスキルを土台に上流工程の経験を積むことは、あなたの役割を「作り手」から「設計者」へと広げ、キャリアの可能性を広げることに役立つのです。
6-3.専門分野を定めてスペシャリストを目指す
特定の技術分野をとことん追求し、その道の第一人者となるスペシャリストを目指すのもプログラマーのキャリア戦略のひとつです。
例えば、AI、サイバーセキュリティ、クラウド技術といった専門性の高い分野で深い知識と経験を積むことで、代替不可能な人材になることができます。
このような人材は市場価値が非常に高く、好待遇で迎えられるケースも少なくありません。
スペシャリストはひとつの技術を極めたいという探求心が強い方や、マネジメントよりも技術の最前線で活躍し続けたいという志向を持つ方に向いています。
あなたの適性を見極めて専門性を磨き上げることは、市場価値が高い「AIに代替されないプログラマー」になるための有力な選択肢です。
「どの専門分野に進めばいいんだろう…」と、将来のキャリアプランに悩んでいませんか?
あなたの適性を見極め、10年後も市場価値の高いスペシャリストとして活躍できる、最初のキャリアを私たちが一緒に見つけます。
7.プログラマーの転職はユニゾンキャリア
プログラマーの転職を考えている方はユニゾンキャリアにご相談ください。
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7-1.ユニゾンキャリアのサービス特徴
ここまで本記事を読んでいただき、ありがとうございました。
「多すぎ」といわれることもあるプログラマーですが、決してそんなことはなく需要が高い職種です。
ただ、AIの台頭により、単純作業しかできないプログラマーの需要は低くなり、これからプログラマーを目指す場合は、スキルアップを見据えた転職活動が必要です。
とはいっても、「未経験のうちからスキルアップのことなんて考えられないよ」というのが本音ですよね。もし「プログラマーに興味があるけど、何からはじめたら良いか分からない」という方は、ぜひユニゾンキャリアまでご相談ください。
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7-2.ユニゾンキャリアの転職成功事例

成功者インタビューより
ITエンジニアに転職しようと思ったきっかけを教えてください!
ITに興味を持ち始めたのはだいたい1年前からなんですけど、転職のきっかけは大きく2つありますね。
1つ目は、前職の公務員の仕事でITシステムを使う機会が増えてきたことです。特に、紙ベースの作業からシステムへの移行を経験して、「ITってすごく便利だな、可能性があるな」って実感したんです。
2つ目は、働き方を変えたかったことですね。公務員の仕事は経済的には安定していましたが、時間的な自由がなくて…
部署によっては日をまたぐ勤務もあって、「ワークライフバランスをもっと良くしたいな」と常日頃から思っていました。
それで、「今このタイミングでエンジニアを目指して転職しちゃおう!」と決心したんです。未経験の職種に挑戦するなら、年齢的にも早い方が選択肢が広いだろうなって考えたこともありますね。
転職活動の結果はいかがでしたか?
全部で4社に応募して、そのうち3社から内定が出ました!
正直、こんなに内定をいただけるとは思っていなかったので、今でもビックリしています(笑)
最後に、ユニゾンキャリアを利用した感想をお聞かせください!
ユニゾンキャリアさんには、転職スタートから内定をいただくところまでフルでサポートしていただき、感謝しかないです!これ以上の言葉は出ないかと。
当初、ITの業界や企業知識がなかった私に対しても、本音ベースで企業の良い点・悪い点などについて教えていただき、とても信頼できそうだなと感じました。
ユニゾンキャリアさんと巡り合えて本当に良かったです!
ユニゾンキャリアは企業の内部情報に熟知しており、どのような企業であれば未経験からでも安心して成長できるのか的確にアドバイスできます。まずはそのスタートラインに立つための最適な一歩を、私たちと一緒に踏み出しませんか?